44 / 100
第二章
第44話『職業』
しおりを挟む
職業が呪い!?呪いだと····!?何で呪いなんかに····!?
困惑する俺の脳内にアンドレアとヘクター兄弟の悲しい事件が浮かび上がる。
嗚呼、確かに─────────職業は呪いだ。
だって、生まれ持った職業で将来が決まるんだから。戦闘系の職業を持っていなければ騎士や兵士にはなれないし、物作り系の職業は専門の職業を持っていなければなれない。店は開けるかもしれないが、売れるかどうかは分からなかった。
この世界の人族は職業という名の色眼鏡を通して、相手の実力や技量を判断する。その人、本来の実力なんて見ようともしない。
これを呪いと呼ばず、なんと言う?
「私達は当初呪われたのは人族だけだし、自分達には直接関係ないから放置でも良いかと考えていた。でも────────現実はいつだって残酷だ」
ルシファーは短い銀髪をサラリと揺らし、そっと目を伏せる。ルシファーの側に座るアスモもどこか気まずそうに····そっと視線を逸らした。
「その呪いの効力は強く、人族を職業で縛ることによって····魔法の使用を制限したんだ。もちろん、職業によっては魔法を使える者も居る。魔法使いはもちろん、固有魔法を持つ忍者などの職業がそうだ。だが····魔法を使えない職業の者が圧倒的に多かった」
あっ····そういえば、魔法が普及している世界にも関わらず、魔法を使える人族に会ったことないな。魔力はある筈なのに魔法が使えなかったのって、職業による呪いのせいだったのか。
ぽんっと手を叩き妙に納得する俺を尻目にルシファーは言葉を続けた。
「この世界に魔素と呼ばれる物質が存在するのは知っているか?」
「あぁ、魔力の元となる物質だろ?」
「そうだ。じゃあ、魔素が溜まると不可思議な現象を起こすことも知っているか?」
「ああ。確かワープゲートとかだよな?」
「そうだな。ワープゲートも魔素溜まりによって引き起こされる現象の一つだ」
いきなり、魔素の話なんかしてどうしたんだ?魔素と人族の呪いに何か関係でもあるんだろうか?
首を傾げる俺にルシファーは衝撃の一言を放つ。
「────────魔素溜まりに関する大きな原因の一つが人族の呪いなんだ」
「はっ····?」
「考えてみてくれ。職業の呪いにより、人族のほとんどが魔法を使うことが出来ない。つまり─────魔素の循環が出来ないってことなんだ」
あっ····!!なるほど!!
空気中の魔素は生物に取り込まれ、魔力となり、魔法として放出されることで一生を終える。つまり、魔法が使えない人族は空気中の魔素を消費することが出来ないのだ。人族が魔素を取り込むことが出来る場面と言えば赤子として生まれた瞬間とレベルアップして保有できる魔力量が増えた時くらい。そんな雀の涙ほどの消費量では空気中の魔素は溜まっていく一方だ。
「この世界に来たばかりのオトハくんは知らないかもしれないが、近年魔素溜まりによる被害が大きくなってきている。ウリエルを襲った迷いの霧も魔素溜まりによって引き起こされた現象だ」
「なっ!?迷いの霧も···!?」
呪いと魔素の関係性····魔素溜まりによる被害の増加····人族が魔素を消費出来ない現状····。
言うまでもなく、この世界はつんでいる。
「オトハくん、ここに来る前に人族の領土内で爆発が起きなかったかい?」
「爆発····?あっ!そういえば、ちょっと寄った朝市で爆発が····!まさか、その爆発も····!?」
「うん、そうだよ。その爆発も魔素溜まりのせいだ」
確かにあの爆発は可笑しいと思っていた。火薬の匂いがしなかったし、何より朝市の会場で爆発騒ぎを起こす意味が分からない。爆発騒ぎを起こしたところで誰も得しないし、何のメリットもない。今考えてみれば、とても可笑しい爆発だった。
そうか····あれは魔素溜まりによって引き起こされた爆発だったのか····。
「今はまだ魔素溜まりによる被害がこの程度で済んでいるけど、今後はどうなるか分からない。魔素の消費が追いついていない今、魔素は年々増加するばかりで減ってくれないんだ。その影響か、次第に魔素溜まりによる被害が大きくなってきている····。最初は直接的な被害のないワープゲートや迷いの霧だったものが生命に関わる爆発に変わり始めているんだ。家一つ吹き飛ばす爆発が今度は首都一つを吹き飛ばす大爆発に変わるかもしれない。更に被害は大きくなって、この世界を滅ぼすほどの大災害に変わるかもしれないんだ。全部憶測に過ぎないけど、実現する可能性は0じゃない。現に被害は年々大きくなって来てるからね」
ルシファーの語る憶測は可能性の域を出ないが、俺はそれを『馬鹿みたいだ』と一蹴する気はなかった。だって、元いた世界の歴史を通して理解出来るものがあるから。
元いた世界は魔法の代わりに科学が発展した世界だ。そして、その科学は発展し過ぎた····。手榴弾だったものが核爆弾となり、核爆弾がやがてミサイルとなる····。戦争を繰り返してきた世界だからこそ、科学は進歩を続けたが、あまりにも武力に科学を行使し過ぎた。今では世界の半分を吹き飛ばす大型ミサイルまで存在する。
そんな世界と歴史を知っている俺だからこそ、ルシファーの憶測を鼻で笑うことなど出来なかった。
「このままでは世界そのものが危ないと判断したセレーネは私達にある希望をくれた。それが──────勇者や聖女だったんだよ····」
えっ····?はっ?この世界の希望が勇者と聖女····?
いや、その考えは理解出来るが、ちょっと待ってくれ!
「勇者と聖女···いや、異世界人って魔王を討伐するために召喚されたんじゃなかったのか!?」
魔王討伐のために勇者として異世界に召喚される設定がテンプレだっただけに俺は気づけなかった。勇者と聖女····いや、召喚そのものの理由と異世界人の意味を····。俺は先入観に捕われ、完全にそこを見落としていた。
頭がこんがらがる俺にルシファーはゆっくりと····でもキッパリ否定する。
「いや、それは違う。勇者と聖女は本来私を討伐するためではなく、呪いを打ち払うために召喚された異世界人だ。人族が勝手に目的を『呪いの打破』から『魔王討伐』に変えただけだ。まあ、今となっては本来の目的を知る人族は居ないかもしれないが···」
俺達····いや、朝日が召喚された目的は魔王討伐じゃなかった!?呪いの打破のためにあいつは召喚されたのか!?
そう────────俺の考えは根本から間違っていたのだ。
異世界召喚はこの世界を救うため──────つまり、呪いを打ち払うのを目的としたものであって、魔王討伐のためじゃない。ラノベのテンプレに捕らわれた結果、俺は大きな勘違いを引き起こしていたのだ。
「異世界人はこちらの世界に召喚される際、必ず天界─────セレーネの元を通る。その時、セレーネに呪いを打ち払うための道具を授けられるんだ。勇者と聖女という名の職業を通してだが····。勇者には全てを切り裂く聖剣を、聖女には全てを封じる力を持った封印の杖を与えた」
「?····剣を与えた···?でも、朝日は何も手に持ってなかったぞ?」
「フッ。それはそうだろう。異世界召喚されて、すぐに剣を手に持っていたら、危ないからな。まあ、勇者や聖女と言う職業は謂わば鍵なんだ。聖剣や封印の杖を呼び出すための鍵。だから、勇者や聖女は召喚系の職業の仲間とでも思っておくと良い」
「な、なるほど····」
全てを切り裂く聖剣と全てを封じる封印の杖を呼び出すための職業····。それが勇者と聖女。
今まで勇者や聖女はそういう職業だからと無理矢理納得していたが、ルシファーに説明されて初めて職業の意味や内容を理解出来た気がする。
「私達はその勇者と聖女を召喚するための魔法陣をセレーネから貰い、これでやっと呪いをどうにか出来ると安心していた····。その安心が隙を作ってしまったんだ。どこから情報を仕入れたのか分からないが、人族がその魔法陣を盗み出したんだ···。ヘラからの恩恵──────職業能力とやらをよっぽど気に入っていたんだろう。その呪いとも言える恩恵のせいで世界が今後どうなるかも知らずに人族は魔法陣を盗み出したんだ。油断していた私達も勿論悪いが、異常なまでにヘラの恩恵に執着する人族は醜いを通り越して、いっそ哀れだったよ」
ハッ!と人族の愚かさを鼻で笑い飛ばしたルシファーの目は深い赤を宿しており、人族を見下すように愉快げに細められていた。
困惑する俺の脳内にアンドレアとヘクター兄弟の悲しい事件が浮かび上がる。
嗚呼、確かに─────────職業は呪いだ。
だって、生まれ持った職業で将来が決まるんだから。戦闘系の職業を持っていなければ騎士や兵士にはなれないし、物作り系の職業は専門の職業を持っていなければなれない。店は開けるかもしれないが、売れるかどうかは分からなかった。
この世界の人族は職業という名の色眼鏡を通して、相手の実力や技量を判断する。その人、本来の実力なんて見ようともしない。
これを呪いと呼ばず、なんと言う?
「私達は当初呪われたのは人族だけだし、自分達には直接関係ないから放置でも良いかと考えていた。でも────────現実はいつだって残酷だ」
ルシファーは短い銀髪をサラリと揺らし、そっと目を伏せる。ルシファーの側に座るアスモもどこか気まずそうに····そっと視線を逸らした。
「その呪いの効力は強く、人族を職業で縛ることによって····魔法の使用を制限したんだ。もちろん、職業によっては魔法を使える者も居る。魔法使いはもちろん、固有魔法を持つ忍者などの職業がそうだ。だが····魔法を使えない職業の者が圧倒的に多かった」
あっ····そういえば、魔法が普及している世界にも関わらず、魔法を使える人族に会ったことないな。魔力はある筈なのに魔法が使えなかったのって、職業による呪いのせいだったのか。
ぽんっと手を叩き妙に納得する俺を尻目にルシファーは言葉を続けた。
「この世界に魔素と呼ばれる物質が存在するのは知っているか?」
「あぁ、魔力の元となる物質だろ?」
「そうだ。じゃあ、魔素が溜まると不可思議な現象を起こすことも知っているか?」
「ああ。確かワープゲートとかだよな?」
「そうだな。ワープゲートも魔素溜まりによって引き起こされる現象の一つだ」
いきなり、魔素の話なんかしてどうしたんだ?魔素と人族の呪いに何か関係でもあるんだろうか?
首を傾げる俺にルシファーは衝撃の一言を放つ。
「────────魔素溜まりに関する大きな原因の一つが人族の呪いなんだ」
「はっ····?」
「考えてみてくれ。職業の呪いにより、人族のほとんどが魔法を使うことが出来ない。つまり─────魔素の循環が出来ないってことなんだ」
あっ····!!なるほど!!
空気中の魔素は生物に取り込まれ、魔力となり、魔法として放出されることで一生を終える。つまり、魔法が使えない人族は空気中の魔素を消費することが出来ないのだ。人族が魔素を取り込むことが出来る場面と言えば赤子として生まれた瞬間とレベルアップして保有できる魔力量が増えた時くらい。そんな雀の涙ほどの消費量では空気中の魔素は溜まっていく一方だ。
「この世界に来たばかりのオトハくんは知らないかもしれないが、近年魔素溜まりによる被害が大きくなってきている。ウリエルを襲った迷いの霧も魔素溜まりによって引き起こされた現象だ」
「なっ!?迷いの霧も···!?」
呪いと魔素の関係性····魔素溜まりによる被害の増加····人族が魔素を消費出来ない現状····。
言うまでもなく、この世界はつんでいる。
「オトハくん、ここに来る前に人族の領土内で爆発が起きなかったかい?」
「爆発····?あっ!そういえば、ちょっと寄った朝市で爆発が····!まさか、その爆発も····!?」
「うん、そうだよ。その爆発も魔素溜まりのせいだ」
確かにあの爆発は可笑しいと思っていた。火薬の匂いがしなかったし、何より朝市の会場で爆発騒ぎを起こす意味が分からない。爆発騒ぎを起こしたところで誰も得しないし、何のメリットもない。今考えてみれば、とても可笑しい爆発だった。
そうか····あれは魔素溜まりによって引き起こされた爆発だったのか····。
「今はまだ魔素溜まりによる被害がこの程度で済んでいるけど、今後はどうなるか分からない。魔素の消費が追いついていない今、魔素は年々増加するばかりで減ってくれないんだ。その影響か、次第に魔素溜まりによる被害が大きくなってきている····。最初は直接的な被害のないワープゲートや迷いの霧だったものが生命に関わる爆発に変わり始めているんだ。家一つ吹き飛ばす爆発が今度は首都一つを吹き飛ばす大爆発に変わるかもしれない。更に被害は大きくなって、この世界を滅ぼすほどの大災害に変わるかもしれないんだ。全部憶測に過ぎないけど、実現する可能性は0じゃない。現に被害は年々大きくなって来てるからね」
ルシファーの語る憶測は可能性の域を出ないが、俺はそれを『馬鹿みたいだ』と一蹴する気はなかった。だって、元いた世界の歴史を通して理解出来るものがあるから。
元いた世界は魔法の代わりに科学が発展した世界だ。そして、その科学は発展し過ぎた····。手榴弾だったものが核爆弾となり、核爆弾がやがてミサイルとなる····。戦争を繰り返してきた世界だからこそ、科学は進歩を続けたが、あまりにも武力に科学を行使し過ぎた。今では世界の半分を吹き飛ばす大型ミサイルまで存在する。
そんな世界と歴史を知っている俺だからこそ、ルシファーの憶測を鼻で笑うことなど出来なかった。
「このままでは世界そのものが危ないと判断したセレーネは私達にある希望をくれた。それが──────勇者や聖女だったんだよ····」
えっ····?はっ?この世界の希望が勇者と聖女····?
いや、その考えは理解出来るが、ちょっと待ってくれ!
「勇者と聖女···いや、異世界人って魔王を討伐するために召喚されたんじゃなかったのか!?」
魔王討伐のために勇者として異世界に召喚される設定がテンプレだっただけに俺は気づけなかった。勇者と聖女····いや、召喚そのものの理由と異世界人の意味を····。俺は先入観に捕われ、完全にそこを見落としていた。
頭がこんがらがる俺にルシファーはゆっくりと····でもキッパリ否定する。
「いや、それは違う。勇者と聖女は本来私を討伐するためではなく、呪いを打ち払うために召喚された異世界人だ。人族が勝手に目的を『呪いの打破』から『魔王討伐』に変えただけだ。まあ、今となっては本来の目的を知る人族は居ないかもしれないが···」
俺達····いや、朝日が召喚された目的は魔王討伐じゃなかった!?呪いの打破のためにあいつは召喚されたのか!?
そう────────俺の考えは根本から間違っていたのだ。
異世界召喚はこの世界を救うため──────つまり、呪いを打ち払うのを目的としたものであって、魔王討伐のためじゃない。ラノベのテンプレに捕らわれた結果、俺は大きな勘違いを引き起こしていたのだ。
「異世界人はこちらの世界に召喚される際、必ず天界─────セレーネの元を通る。その時、セレーネに呪いを打ち払うための道具を授けられるんだ。勇者と聖女という名の職業を通してだが····。勇者には全てを切り裂く聖剣を、聖女には全てを封じる力を持った封印の杖を与えた」
「?····剣を与えた···?でも、朝日は何も手に持ってなかったぞ?」
「フッ。それはそうだろう。異世界召喚されて、すぐに剣を手に持っていたら、危ないからな。まあ、勇者や聖女と言う職業は謂わば鍵なんだ。聖剣や封印の杖を呼び出すための鍵。だから、勇者や聖女は召喚系の職業の仲間とでも思っておくと良い」
「な、なるほど····」
全てを切り裂く聖剣と全てを封じる封印の杖を呼び出すための職業····。それが勇者と聖女。
今まで勇者や聖女はそういう職業だからと無理矢理納得していたが、ルシファーに説明されて初めて職業の意味や内容を理解出来た気がする。
「私達はその勇者と聖女を召喚するための魔法陣をセレーネから貰い、これでやっと呪いをどうにか出来ると安心していた····。その安心が隙を作ってしまったんだ。どこから情報を仕入れたのか分からないが、人族がその魔法陣を盗み出したんだ···。ヘラからの恩恵──────職業能力とやらをよっぽど気に入っていたんだろう。その呪いとも言える恩恵のせいで世界が今後どうなるかも知らずに人族は魔法陣を盗み出したんだ。油断していた私達も勿論悪いが、異常なまでにヘラの恩恵に執着する人族は醜いを通り越して、いっそ哀れだったよ」
ハッ!と人族の愚かさを鼻で笑い飛ばしたルシファーの目は深い赤を宿しており、人族を見下すように愉快げに細められていた。
51
あなたにおすすめの小説
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる