王道主人公の隣で恋をする

sara

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1章 学校へ行こう

仕事

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バサッ

手には何も掴めていない。
「また、この夢...」
少年は悲しそうにしかし愛しげに呟き、首もとをさわる。
そこにはペンダントがある。
切なげにペンダントを撫で、起き上がる。

少年は準備をし、行き先は王城、執務室。
もう何年目になるだろう扉を開けると

「おはよう、命」「おはようございます、命」

すでに中にいた二人から声がかかる。  
少年は挨拶を返し席に座って仕事に取りかかる。

ゴーン ゴーン ゴーン

集中していた頭に鐘が鳴り響き、手を止める。
もうお昼の時間だ。
二人は執務室にあるソファに座って一休みしていた。

「声をかけてよ、昼の準備も僕がするし。」

「いや、だってお前めちゃくちゃ集中してるんだぞ。」
そう言った男、ゼクスに顔を向ける。
ゼクスは赤髪の男だ、 鮮やかな赤色をもつ堂々たる男だ。
今は顔をしかめているがそんな顔も格好いい。
この国の王である。

「そうですね。心配しないでください。
これくらい私がします。」

こういったのはアランだ 。
爽やかに笑い、青く透き通った髪がきれいだ。
アランと少年命は王ゼクスの側近である。
ゼクスは命にとってお父さん、アランはお兄さんみたいな人だった。
いつもこの三人で仕事をしている。
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