11 / 12
学校
魔力検査
しおりを挟む
朝か…
起きて学校へ行く用意をする
朝食を食べ
のんびり廊下を歩いて教室に向かう
俺は遅い方らしい
皆ほとんどが席についている
ひとつあくびをつきふと隣を見る
バチッ
目が合ってしまった
「…おはようございます、ジュンさん。」
「おはよう、ご、ざいます。エレオノーラ様。」
ヴァネッサ嬢の言葉ひとつひとつにクラスメートが反応する
挨拶をしただけで睨まれるとかどうしろと
本当に俺が来るのが遅かったようで先生はすぐにやって来た
先生は教壇に着くと連絡事項を話し始める
今日は魔力検査をするらしい
まずはクラスの魔力について知ろうということだ
そして優秀な人のを見て意欲を高めようということもある
余計な事を
クラスメート全員に発表されるとか公開処刑同然だ
はぁ、
溜め息ついちゃったじゃん
あれ?今の俺じゃないよ
なら…
ヴァネッサ嬢か
優秀だと聞くけど憂鬱なのかねぇ
名前順に次々と呼ばれ、ヴァネッサ嬢か呼ばれる
魔力検査は教卓にある水晶に手をのせて調べるらしい
魔力検査は属性と魔力量を調べる
属性は基本属性として火、水、風、土、雷
俺が人間として一番使うのは風、その次は水だ
普通、人は1か2属性をもつ
魔力量は成長するにつれて増えていく
増え方は人それぞれ
俺はかなり長い年月生きているからか限界が分からなくなった
15歳現在の平均は三千くらい
ヴァネッサ嬢が水晶に手をのせる
「火属性、風属性
魔力量一万五千」
ワーッ
歓声があがる
一万五千という魔力量はかなりすごい
優秀だねぇ
この年でここまで多いのもなかなかいない
ヴァネッサ嬢はホッと小さく息を吐く
「これなら、認めて貰える。」
ポツリと言った言葉が耳に入った
諦めと希望の入り交じった声だった
皆がうるさい中で何故かその声が俺の耳に残った
俺の番か
呼ばれたので教卓へと歩く
途中足を引っかけられそうになったがさすがにそこまで付き合うのは面倒くさい
さらっと避ける
水晶に手をのせる
「風属性、水属性。
魔力量八千。
さすがギルド推薦者だな。」
ザワザワ
ちっバラされた
あんな奴が? などの嫉妬の視線が強くなる
はぁ、とりあえず席につこう
そして人が呼ばれていってとある令嬢が呼ばれた
アンジェリカ=カース
伯爵家の令嬢
俺に特に視線を送っていた人だ
「水属性
魔力量八千。」
歓声があがるが俺と同じ魔力量だった事が気に入らないのかこっちをきつく睨み付けふんっと鼻を鳴らして席に戻った
あちゃー
完全に敵視されてるよ
「すごいのですね。ギルド推薦者はあなただったのですか。」
ヴァネッサはキラキラした目で見てくる
嫌悪の目ではなく子どもみたいだな、と思った
「エレオノーラ様には敵いませんよ。」
クスリと笑う
「?」
なせ笑われたのか分からないみたいだ
困惑していたがしょんぼりと表情を変えて
「私はまだまだですから…」
悲しみと悔しさが入り交じった目を伏せる
「そうですか、まあ、感じかたは人それぞれですが私は諦めずに努力する人はとても好ましいと思いますよ。」
俺はどうしてかそんな顔をしてほしくなくて
頭をポンボン撫でる
「…はい。ありがとうございます。」
ヴァネッサは頬を薄く染め、その事に気づかれないように下をむく
褒められたせいで2割増しくらいジュンが格好よく見えたのは気のせいか
褒められたのはたくさんあるのにそんなことを言われたのは初めてで心がぽかぽかした
それからも魔力検査は続いて漸く終わりを迎えた頃にはもうお昼の時間になっていた
今日は魔力検査だけらしいので即解散となった
昼飯どうしようかなー
ヴァネッサ嬢はどうするのか気になってそちらをみるとカース嬢が駆けよっていたので一緒に食べるのだろう
荷物を持ってドアに向かうと廊下からガヤガヤと見に覚えのあるうるさい声がしてきた
ガラガラッ!
「ジュン、来てやったわよ!」
「お昼食べに行こーぜ。」
二人が大きい声を出したせいで注目を浴びる
ライはワイルド風なイケメンでリンは可愛らしい見た目なので見とれている人が多い
まあ、見た目と性格は一致しないというし…
見とれている人にはドンマイとでも声をかけたくなった
「うん、今行くよ。」
二人に急いで駆け寄るとヴァネッサ嬢達が近くにいた
彼女は俺の方を見て声を出そうとしていたがはっとカース嬢をチラリと見てスッと何も声をかけずに教室を出た
俺はさようならを言われなかったので少ししょんぼりしながら二人についていった
食堂につき各自がそれぞれ注文をする
ご飯が来てから会話を始めたのはライだった
「エレオノーラ様綺麗だったな、さすが公爵家は品が違うな。ジュンは隣で羨ましいなー。」
「品の違いなんてライに分かるの?」
「なんだとっ、俺にだって少しくらいは分かるは、ずだと思う…」
「そこは最後まで自信持って言いなよ…」
呆れて口を挟む
ライはキッと俺を睨み付け
「じゃあ、お前らにはわかんのかよ。」
「「ライよりかは」」
二人で声を揃えて反論した
うぐっとつぶれたライは目を反らした
食堂を出た俺らは各自自分たちの部屋に戻る
リンに外出に誘われたが部屋の整理があるので断った
二人で遊んで来てよと言うとリンは不服な顔をして、ライは呆れた顔をしていたのが謎だった
「ジュンが居ないと意味ないじゃない、バカ。」
ジュンが部屋に戻った後ライの部屋に愚痴を吐き出しに行った
ライは来ると思ったよと部屋に入れて話を聞く
リンは机に突っ伏してうなだれる
「まあ、ジュンはいつものことだし遊びに行こうぜ。」
「あんたの奢りね。」
ぶすっと頬を膨らませて横目でチラリと見ながら言う
はあっ?とリンを見ると目が悲しそうだったからしょうがねぇなぁと思い、リンの頭をグシャグシャなで回し、
「ほら、行くぞ。」
二人は部屋を出た
俺の幼馴染み達は困ったものでる
本当にそれに尽きる、とライは思った
起きて学校へ行く用意をする
朝食を食べ
のんびり廊下を歩いて教室に向かう
俺は遅い方らしい
皆ほとんどが席についている
ひとつあくびをつきふと隣を見る
バチッ
目が合ってしまった
「…おはようございます、ジュンさん。」
「おはよう、ご、ざいます。エレオノーラ様。」
ヴァネッサ嬢の言葉ひとつひとつにクラスメートが反応する
挨拶をしただけで睨まれるとかどうしろと
本当に俺が来るのが遅かったようで先生はすぐにやって来た
先生は教壇に着くと連絡事項を話し始める
今日は魔力検査をするらしい
まずはクラスの魔力について知ろうということだ
そして優秀な人のを見て意欲を高めようということもある
余計な事を
クラスメート全員に発表されるとか公開処刑同然だ
はぁ、
溜め息ついちゃったじゃん
あれ?今の俺じゃないよ
なら…
ヴァネッサ嬢か
優秀だと聞くけど憂鬱なのかねぇ
名前順に次々と呼ばれ、ヴァネッサ嬢か呼ばれる
魔力検査は教卓にある水晶に手をのせて調べるらしい
魔力検査は属性と魔力量を調べる
属性は基本属性として火、水、風、土、雷
俺が人間として一番使うのは風、その次は水だ
普通、人は1か2属性をもつ
魔力量は成長するにつれて増えていく
増え方は人それぞれ
俺はかなり長い年月生きているからか限界が分からなくなった
15歳現在の平均は三千くらい
ヴァネッサ嬢が水晶に手をのせる
「火属性、風属性
魔力量一万五千」
ワーッ
歓声があがる
一万五千という魔力量はかなりすごい
優秀だねぇ
この年でここまで多いのもなかなかいない
ヴァネッサ嬢はホッと小さく息を吐く
「これなら、認めて貰える。」
ポツリと言った言葉が耳に入った
諦めと希望の入り交じった声だった
皆がうるさい中で何故かその声が俺の耳に残った
俺の番か
呼ばれたので教卓へと歩く
途中足を引っかけられそうになったがさすがにそこまで付き合うのは面倒くさい
さらっと避ける
水晶に手をのせる
「風属性、水属性。
魔力量八千。
さすがギルド推薦者だな。」
ザワザワ
ちっバラされた
あんな奴が? などの嫉妬の視線が強くなる
はぁ、とりあえず席につこう
そして人が呼ばれていってとある令嬢が呼ばれた
アンジェリカ=カース
伯爵家の令嬢
俺に特に視線を送っていた人だ
「水属性
魔力量八千。」
歓声があがるが俺と同じ魔力量だった事が気に入らないのかこっちをきつく睨み付けふんっと鼻を鳴らして席に戻った
あちゃー
完全に敵視されてるよ
「すごいのですね。ギルド推薦者はあなただったのですか。」
ヴァネッサはキラキラした目で見てくる
嫌悪の目ではなく子どもみたいだな、と思った
「エレオノーラ様には敵いませんよ。」
クスリと笑う
「?」
なせ笑われたのか分からないみたいだ
困惑していたがしょんぼりと表情を変えて
「私はまだまだですから…」
悲しみと悔しさが入り交じった目を伏せる
「そうですか、まあ、感じかたは人それぞれですが私は諦めずに努力する人はとても好ましいと思いますよ。」
俺はどうしてかそんな顔をしてほしくなくて
頭をポンボン撫でる
「…はい。ありがとうございます。」
ヴァネッサは頬を薄く染め、その事に気づかれないように下をむく
褒められたせいで2割増しくらいジュンが格好よく見えたのは気のせいか
褒められたのはたくさんあるのにそんなことを言われたのは初めてで心がぽかぽかした
それからも魔力検査は続いて漸く終わりを迎えた頃にはもうお昼の時間になっていた
今日は魔力検査だけらしいので即解散となった
昼飯どうしようかなー
ヴァネッサ嬢はどうするのか気になってそちらをみるとカース嬢が駆けよっていたので一緒に食べるのだろう
荷物を持ってドアに向かうと廊下からガヤガヤと見に覚えのあるうるさい声がしてきた
ガラガラッ!
「ジュン、来てやったわよ!」
「お昼食べに行こーぜ。」
二人が大きい声を出したせいで注目を浴びる
ライはワイルド風なイケメンでリンは可愛らしい見た目なので見とれている人が多い
まあ、見た目と性格は一致しないというし…
見とれている人にはドンマイとでも声をかけたくなった
「うん、今行くよ。」
二人に急いで駆け寄るとヴァネッサ嬢達が近くにいた
彼女は俺の方を見て声を出そうとしていたがはっとカース嬢をチラリと見てスッと何も声をかけずに教室を出た
俺はさようならを言われなかったので少ししょんぼりしながら二人についていった
食堂につき各自がそれぞれ注文をする
ご飯が来てから会話を始めたのはライだった
「エレオノーラ様綺麗だったな、さすが公爵家は品が違うな。ジュンは隣で羨ましいなー。」
「品の違いなんてライに分かるの?」
「なんだとっ、俺にだって少しくらいは分かるは、ずだと思う…」
「そこは最後まで自信持って言いなよ…」
呆れて口を挟む
ライはキッと俺を睨み付け
「じゃあ、お前らにはわかんのかよ。」
「「ライよりかは」」
二人で声を揃えて反論した
うぐっとつぶれたライは目を反らした
食堂を出た俺らは各自自分たちの部屋に戻る
リンに外出に誘われたが部屋の整理があるので断った
二人で遊んで来てよと言うとリンは不服な顔をして、ライは呆れた顔をしていたのが謎だった
「ジュンが居ないと意味ないじゃない、バカ。」
ジュンが部屋に戻った後ライの部屋に愚痴を吐き出しに行った
ライは来ると思ったよと部屋に入れて話を聞く
リンは机に突っ伏してうなだれる
「まあ、ジュンはいつものことだし遊びに行こうぜ。」
「あんたの奢りね。」
ぶすっと頬を膨らませて横目でチラリと見ながら言う
はあっ?とリンを見ると目が悲しそうだったからしょうがねぇなぁと思い、リンの頭をグシャグシャなで回し、
「ほら、行くぞ。」
二人は部屋を出た
俺の幼馴染み達は困ったものでる
本当にそれに尽きる、とライは思った
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
番を辞めますさようなら
京佳
恋愛
番である婚約者に冷遇され続けた私は彼の裏切りを目撃した。心が壊れた私は彼の番で居続ける事を放棄した。私ではなく別の人と幸せになって下さい。さようなら…
愛されなかった番。後悔ざまぁ。すれ違いエンド。ゆるゆる設定。
※沢山のお気に入り&いいねをありがとうございます。感謝感謝♡
見捨ててくれてありがとうございます。あとはご勝手に。
有賀冬馬
恋愛
「君のような女は俺の格を下げる」――そう言って、侯爵家嫡男の婚約者は、わたしを社交界で公然と捨てた。
選んだのは、華やかで高慢な伯爵令嬢。
涙に暮れるわたしを慰めてくれたのは、王国最強の騎士団副団長だった。
彼に守られ、真実の愛を知ったとき、地味で陰気だったわたしは、もういなかった。
やがて、彼は新妻の悪行によって失脚。復縁を求めて縋りつく元婚約者に、わたしは冷たく告げる。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる