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第一章 幼年期
令嬢たちのお茶会
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その翌日。逗留予定の残りふた家族が立て続けに来訪した。
ガルシア伯爵家が先に到着し、挨拶などをしている最中にフロレンティーノ公爵家の先ぶれの者が来て、フロレンティーノ家の馬車がもう間もなく着くと告げたので、使用人たちは急いでフロレンティーノ家の人々が泊まる部屋のベッドメイクなどの作業を始めなければならず、慌ただしく動き回っていた。
フロレンティーノ公爵家一行の中には、親族の最長老であるマルガリータ様も含まれている。だから家主のロドリゴ夫妻はもとより、ボルハ侯爵や到着したばかりのガルシア伯爵夫妻も身なりを整えてお出迎えをしなければならず、彼らも忙しく準備をしていた。
フロレンティーノ家の到着を待つ間、リディアと客人の娘たちは忙しい大人たちに半ばほったらかしにされるような形で、手持ち無沙汰でリディアの部屋でお茶をしていた。リディアのお付きのメイドであるエレナも、リディアの横に影のように付き従っている。
「リディアお姉様、そうお呼びしてもよろしいかしら。同い年ですけどね」
「え、ええ。光栄です……わ」
ガルシア伯爵令嬢ミランダはどうやらリディアとは初対面のようなのに、リディアをとても慕っている。リディアはそんな彼女に若干戸惑っているように見える。
ガルシア伯爵家から見ると、エチェバルリア公爵家の方が家格が高い。エチェバルリア家の所領は王領を凌ぐ広さだし、保有資産も国内で五本の指に入る程だから当然だ。エチェバルリア家の家格はボルハ侯爵家よりも上だし、フロレンティーノ公爵家にしたところで、マルガリータ個人が最長老ゆえに敬われているだけで、家柄で言えばエチェバルリアよりわずかに下だ。ミランダのリディアに対する思いは、そういう自分より地位の高い裕福な家に生まれた同い年の少女に対するピュアな憧れだろうとエレナは分析した。
フェリシアは無表情で、紅茶を啜っている。
キコが追加のお茶菓子と紅茶のおかわりを運んできた。今回は最初の準備だけはエレナも手伝ったのだが、お茶会が始まってからの給仕はキコ一人でしてくれている。
「わたくし達三人と、もうじきご到着されるフロレンティーノ家のアルフォンソ様も、六年後には揃って学園に入学するのですわね。皆様と過ごす学園生活、今から楽しみですわ」
焼き立てのクッキーを一つつまみながらミランダが言う。この国では魔力を持つ子女は十五歳になると全員が聖地ウルフィラにある学園に入学することになる。平民では魔力を持つ者は稀だが、貴族はほぼ例外なく魔力を持つ。だから、同じ日に堅信礼を迎える同い年の彼女らはいずれ揃って学園に入学することになる。
「ええ、楽しみですわね学園生活。とくに、リディア様がスカートの中でどんな虫をお飼いになるのか」
ガタン、と音を立てて、リディアが立ち上がる。その肩をキコがそっと抑えて制する。さり気なく、あたかも給仕の動作の途中にたまたまリディアの肩があっただけ、といった風を装っている。おかげでリディアが立ち上がったのもフェリシアに怒って詰め寄ろうとしたようには見えず、ミランダは無邪気に「虫ってなんですの? わたくしの知らないお話ですか?」とフェリシアに訊ねている。さすがにフェリシアはリディアが立った理由を理解しているだろうが、素知らぬ顔で紅茶を飲んでいる。
「私はお嬢様がたより一歳年上ですので、皆様が入学する頃には一学年上に在籍しているはずです。皆様の規範となれるような学生となるべく努力したいと思います」
爽やかに微笑みながらキコが話題に入ってきて、虫の話題を強制終了させる。キコくんナイスフォロー、とエレナは心の中でキコに感謝した。
「あの、そちらの方、お名前は何とおっしゃるのですか?」
フェリシアが、給仕するキコに話しかける。
「エチェバルリア家にお使えしておりますフランシスコ・ハビリスです。キコとお呼びください」
「キコ様――」
この世でもっとも甘美な言葉を口に出す、とでもいうような、そんなうっとりとした表情でキコの名をつぶやくフェリシア。「たらし」のフランシスコの色香にやられたらしい。
「よろしければ、キコ様もこちらに座ってお茶しませんこと?」
「え? でも、私は給仕の仕事がありますので……」
フェリシアからのお誘いを辞退しようとするキコを、エレナが遮った。
「お給仕ならわたくしが致します。年齢の近いもの同士の方がお話が弾むでしょうから」
エレナは卓上の空になった皿を重ねると、先ほどキコがお茶菓子とティーポッドを載せてきたカートに置く。空いた椅子をキコに勧めると、自分はカートを押してそそくさと退室した。
(ふう。この方がいい……よね?)
キコが女性をたらし込むのはあまり良くないのだが、フェリシアに限って言えばリディアにことあるごとにマウントを取ろうとするよりは、キコの方に注意を向けていてもらった方がいい。二人の間に何か諍いが起こりかけても、キコの方がエレナより上手く仲裁するだろう。
さらに言えば、給仕はキコの仕事ではない。エレナはスコーンを焼いたことがないし、クッキーなんかも現代日本の便利な材料や道具なしでは作れなかったのでキコにお願いしただけだ。客人であるフェリシアがキコの同席を望んでいるのに、本来給仕すべき人がやらずにぼーっと座っているせいで、キコが給仕に忙しくて同席できないなんてことになったら、ボルハ侯爵親子がエチェバルリア家を非難する格好の的にされてしまいかねない。キコのお茶菓子作りを手伝ったので次からは自分で作れると思う。たぶん。
(まあ、お茶菓子はこれ以上いらないよね)
下げたお皿を洗いながら、エレナは給仕としてすべきことを考える。フロレンティーノ公爵家もそろそろ到着する時間だし、お茶菓子はこれ以上作らなくていいだろう。お皿を洗い終わったら、一旦戻って誰かのティーカップが空になったらおかわりを注いであげればいいだろう。
そう思って洗い物を片付け部屋に戻る途中、正面玄関の近くでメイド長に声を掛けられた。
「エレナちょうど良いところに。たった今フロレンティーノ家の馬車が到着致しました。お嬢様がたを呼んで来てください」
ガルシア伯爵家が先に到着し、挨拶などをしている最中にフロレンティーノ公爵家の先ぶれの者が来て、フロレンティーノ家の馬車がもう間もなく着くと告げたので、使用人たちは急いでフロレンティーノ家の人々が泊まる部屋のベッドメイクなどの作業を始めなければならず、慌ただしく動き回っていた。
フロレンティーノ公爵家一行の中には、親族の最長老であるマルガリータ様も含まれている。だから家主のロドリゴ夫妻はもとより、ボルハ侯爵や到着したばかりのガルシア伯爵夫妻も身なりを整えてお出迎えをしなければならず、彼らも忙しく準備をしていた。
フロレンティーノ家の到着を待つ間、リディアと客人の娘たちは忙しい大人たちに半ばほったらかしにされるような形で、手持ち無沙汰でリディアの部屋でお茶をしていた。リディアのお付きのメイドであるエレナも、リディアの横に影のように付き従っている。
「リディアお姉様、そうお呼びしてもよろしいかしら。同い年ですけどね」
「え、ええ。光栄です……わ」
ガルシア伯爵令嬢ミランダはどうやらリディアとは初対面のようなのに、リディアをとても慕っている。リディアはそんな彼女に若干戸惑っているように見える。
ガルシア伯爵家から見ると、エチェバルリア公爵家の方が家格が高い。エチェバルリア家の所領は王領を凌ぐ広さだし、保有資産も国内で五本の指に入る程だから当然だ。エチェバルリア家の家格はボルハ侯爵家よりも上だし、フロレンティーノ公爵家にしたところで、マルガリータ個人が最長老ゆえに敬われているだけで、家柄で言えばエチェバルリアよりわずかに下だ。ミランダのリディアに対する思いは、そういう自分より地位の高い裕福な家に生まれた同い年の少女に対するピュアな憧れだろうとエレナは分析した。
フェリシアは無表情で、紅茶を啜っている。
キコが追加のお茶菓子と紅茶のおかわりを運んできた。今回は最初の準備だけはエレナも手伝ったのだが、お茶会が始まってからの給仕はキコ一人でしてくれている。
「わたくし達三人と、もうじきご到着されるフロレンティーノ家のアルフォンソ様も、六年後には揃って学園に入学するのですわね。皆様と過ごす学園生活、今から楽しみですわ」
焼き立てのクッキーを一つつまみながらミランダが言う。この国では魔力を持つ子女は十五歳になると全員が聖地ウルフィラにある学園に入学することになる。平民では魔力を持つ者は稀だが、貴族はほぼ例外なく魔力を持つ。だから、同じ日に堅信礼を迎える同い年の彼女らはいずれ揃って学園に入学することになる。
「ええ、楽しみですわね学園生活。とくに、リディア様がスカートの中でどんな虫をお飼いになるのか」
ガタン、と音を立てて、リディアが立ち上がる。その肩をキコがそっと抑えて制する。さり気なく、あたかも給仕の動作の途中にたまたまリディアの肩があっただけ、といった風を装っている。おかげでリディアが立ち上がったのもフェリシアに怒って詰め寄ろうとしたようには見えず、ミランダは無邪気に「虫ってなんですの? わたくしの知らないお話ですか?」とフェリシアに訊ねている。さすがにフェリシアはリディアが立った理由を理解しているだろうが、素知らぬ顔で紅茶を飲んでいる。
「私はお嬢様がたより一歳年上ですので、皆様が入学する頃には一学年上に在籍しているはずです。皆様の規範となれるような学生となるべく努力したいと思います」
爽やかに微笑みながらキコが話題に入ってきて、虫の話題を強制終了させる。キコくんナイスフォロー、とエレナは心の中でキコに感謝した。
「あの、そちらの方、お名前は何とおっしゃるのですか?」
フェリシアが、給仕するキコに話しかける。
「エチェバルリア家にお使えしておりますフランシスコ・ハビリスです。キコとお呼びください」
「キコ様――」
この世でもっとも甘美な言葉を口に出す、とでもいうような、そんなうっとりとした表情でキコの名をつぶやくフェリシア。「たらし」のフランシスコの色香にやられたらしい。
「よろしければ、キコ様もこちらに座ってお茶しませんこと?」
「え? でも、私は給仕の仕事がありますので……」
フェリシアからのお誘いを辞退しようとするキコを、エレナが遮った。
「お給仕ならわたくしが致します。年齢の近いもの同士の方がお話が弾むでしょうから」
エレナは卓上の空になった皿を重ねると、先ほどキコがお茶菓子とティーポッドを載せてきたカートに置く。空いた椅子をキコに勧めると、自分はカートを押してそそくさと退室した。
(ふう。この方がいい……よね?)
キコが女性をたらし込むのはあまり良くないのだが、フェリシアに限って言えばリディアにことあるごとにマウントを取ろうとするよりは、キコの方に注意を向けていてもらった方がいい。二人の間に何か諍いが起こりかけても、キコの方がエレナより上手く仲裁するだろう。
さらに言えば、給仕はキコの仕事ではない。エレナはスコーンを焼いたことがないし、クッキーなんかも現代日本の便利な材料や道具なしでは作れなかったのでキコにお願いしただけだ。客人であるフェリシアがキコの同席を望んでいるのに、本来給仕すべき人がやらずにぼーっと座っているせいで、キコが給仕に忙しくて同席できないなんてことになったら、ボルハ侯爵親子がエチェバルリア家を非難する格好の的にされてしまいかねない。キコのお茶菓子作りを手伝ったので次からは自分で作れると思う。たぶん。
(まあ、お茶菓子はこれ以上いらないよね)
下げたお皿を洗いながら、エレナは給仕としてすべきことを考える。フロレンティーノ公爵家もそろそろ到着する時間だし、お茶菓子はこれ以上作らなくていいだろう。お皿を洗い終わったら、一旦戻って誰かのティーカップが空になったらおかわりを注いであげればいいだろう。
そう思って洗い物を片付け部屋に戻る途中、正面玄関の近くでメイド長に声を掛けられた。
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