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第二章 聖女の秘密
トロフィー
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翌日の夜、学園に戻ったリディアは自室にエウラリアを招いていた。
「――ですので、正しい行いさえしていれば、何も問題ないとおっしゃっていましたわ」
ファティマからの話をエウラリアに伝える。
「ファティマ様はわたくしにも、やはり似たようなことをおっしゃってくださいましたわ」
「やっぱり、エウラリア様の方でもお話していらしたんですね」
ファティマは手伝いに来た女子一人ひとりと話す時間を設けたのだから、当たり前の話ではある。であればリディアは別にいなくても良かったとも言えるのだが、それでもエウラリアは感謝を述べた。
「ええ。でも、ファティマ様とお話する時間をいただけたからと言って、うまく聞きたいことを聞き出せるかどうか自信がありませんでしたから、リディア様の方でもお話してくださったのは保険をかける意味でも良かったですわ。ありがとうございます」
リディアとエウラリアは、いつもお茶会で使う小卓を挟んで座って歓談している。二人の前にはそれぞれ、水の入ったグラスが置かれていて、水差しを持ったエレナが適宜注ぎ足している。夜なのでお茶を飲むと眠れなくなるかもしれないということで水にしたのだ。
「どうですか? エウラリア様のお悩み、ほんの少しだけでも解消されまして?」
「ええ。正直なところ、わたくしが本当に次期聖女にふさわしいのかどうかは、今でも自信がないのですが……、少なくとも、次期聖女にふさわしい人物になりさえすれば何も問題はないのだと分かりましたので。ファティマ様がわたくしを選んだのが間違いではなかったと皆に思っていただけるような、立派な人間になれるように精進いたしますわ」
エウラリアは今でも、ファティマが自分を次期聖女だと宣言したのが嘘である疑念を捨てきれたわけではないという。自分が忌むべき取りかえ児ではないとしても、だからといって次期聖女であるとは言い切れない。あの場にいる人々がエウラリアに向けていた疑いを払拭するために、その場しのぎであんなことを言った可能性だってある。
でも、取りかえ児かどうかという問題において重要なのがその人の行いであるとするならば、同様に次期聖女かどうかという問題についても、やはり重要なのは行いだ。ならば、次期聖女にふさわしい人間になれば良い。そう考えることにしたのだという。
「そうですわね。わたくしから見ればエウラリア様は、今のままでも十分次期聖女様にふさわしいと思いますわ」
お世辞ではなく本心からリディアはそう思う。突然の異世界転生で今までとは全く違う人生を生きなければならなくなった上に、前世の記憶があることがバレたら取りかえ児として火あぶりにされるかもしれないという大変な状況の中で、自分の心配よりもファティマに嘘をつかせてしまったのではないかということの方を憂慮するなんて、その時点ですでに聖女ではないだろうか。
素直にそうエウラリアに言うと、彼女は「そんなことはありませんわ」と謙遜した。
「単に、自分の身に起きていることに実感がなかっただけだと思います。黒鴉智亜にとってはここはゲームの世界ですから、たぶん心のどこかでゲームの攻略をしている気分が抜けていなかったんですわ。ゲームなら、主人公だけじゃなくみんなが幸せになるにはどんな選択肢を選べば良いかって、そう考えながらプレイしますから」
そう言ってエウラリアは、グラスの水をひとくち飲む。減った水を注ぎ足したエレナが、「ゲームといえば」と口を挟む。
「エウラリア様は『チェンジ☆リングス』のシナリオを、どこまで知っていますか? わたくしは各キャラのルートは全部、何度もプレイしてよく知っているんですが、R版で追加されたハーレムルートについては全く知らないので、もしご存知なら教えていただきたいのですが」
「――リニューアル版……? ハーレムルート……?」
エウラリアは、きょとんとした目でエレナを見つめる。
「あの、エウラリア様が地球からこちらに転生なさったのは、地球の日付で何年何月何日でしょうか」
「……二〇△□年二月十四日です」
エレナは、おおう、と呻くような声をあげてがっくりと肩を落とした。
エレナが言うには、リニューアル版の発売は二〇△□年の八月であり、エウラリアが転生してくる半年ほど後だという。リディアとエレナが転生してきたのは、それからさらに八年後のことだ。
「確かに、リニューアル版の制作決定のニュースは、ネットで見ましたけれど……。お役に立てなくてごめんなさいね」
エウラリアが申し訳なさそうに言う。
「いえエウラリア様は悪くありません。というか、誰も悪くありません。わたくしの運が悪いだけです。
……ですがそうすると、そもそもこの世界がリニューアル版の世界なのかどうかも怪しくなってきますね」
「どうしてですの?」
リディアの問いに、エレナは説明する。
「わたくしがこの世界をリニューアル版の世界だと推論したのは、わたくし達が転生した日がちょうどリニューアル版の発売から八年目の記念日だったからです。ですが、リニューアル版と関係ないどころか、発売日前から転生してきたエウラリア様がいるとなると、この世界とリニューアル版の関係性が薄くなります」
「確かに、そうですわね……」
リニューアル版の世界でないとすると、ハーレムルートはそもそも存在しないことになる。ハーレムルート狙いの戦略を見直さなければならない。
「うーん……、エウラリア様にご協力いただけるなら、ジルベルトルート狙いに作戦変更したほうが……」
エレナが今後の方針について頭を悩ませている間、リディアはぼんやりと部屋の中を眺めていた。
「あれ? あんなところに、トロフィーなんかありましたかしら」
部屋の棚の隅に、見慣れない金色のトロフィーがあった。そんなもの、堅信礼の手伝いに行く前はなかったはずだし、リディアは学園に入学してからはもちろん、入学前だって何かのトロフィーをもらったことなんかないのだから、そんなものがあるのは不自然だ。
「トロフィー? 確かに以前はありませんでしたよね」
エレナが棚へ歩み寄ってトロフィーを手に取り、台座の部分に刻印された文字を読む。
「えっと――『聖女の秘密』と書かれています」
エレナの声は、脱力したような響きを帯びていた。
そりゃあそうだ。『チェンジ☆リングスR』でハーレムルートに入る条件として、謎解きに関する選択肢で全て正解を選び、『聖女の秘密』『王子の秘密』『寮長の秘密』『白騎士の秘密』の四つのトロフィーを獲得する必要があるのは知っていたが、トロフィーというのはあくまでゲームシステム上のものだと思っていたのに、まさかの『トロフィー(物理)』。
「ええと、謎解きが成功するとトロフィーが獲得できるということは、ここはリニューアル版の世界ということで間違いないのかしら」
リディアがそう言うと、脱力したままエレナが「そうですね」と答える。
「あの、わたくし、その謎解きとかリニューアル版とかについて、まだ分かっていないのですけど……」
話についていけていないエウラリアに、エレナがかいつまんで説明する。
リディアにとっては既知の内容なので聞き流しながら、トロフィーをぼんやり見つめる。
ここがリニューアル版の世界であるならば、やはり引き続きハーレムルートを目指して攻略を続けることになるのだろう。そのためには、残る三つのトロフィーを獲得するとともに、主人公クロエに対する四人の攻略キャラ全員の好感度パラメータを最高レベルにする必要がある。
それはつまり、フェルナンドがクロエを好きになると言うことで――。
心の中に、なんだか分からないもやもやが溜まっていく。
これからの学園での生活の中で、主人公クロエやライバルキャラたち、それにフェルナンドをはじめとする攻略キャラたちとは、深く関わって行くことになるだろう。そして関わり合う中で、フェルナンドとの関係も否応なく変わっていく。
その過程が平坦な道だとは思えない。たぶん傷つくこともあるだろう。今のまま、少し距離を置いてフェルナンドを見つめるだけで高揚した気分になれるような関係のままでいられたら、その方が気が楽だ。
でも、今のままではいられないのだ。ゲームのシナリオ上、リディアはルートを間違えば火あぶりの刑に処せられてしまうのだから。積極的にクロエや攻略キャラたちに干渉して、目指す結末を迎えられるように努力しなければならない。
不安はあるけれど、エレナとエウラリアが協力してくれれば、頑張っていける。リディアはそう思った。
「――ですので、正しい行いさえしていれば、何も問題ないとおっしゃっていましたわ」
ファティマからの話をエウラリアに伝える。
「ファティマ様はわたくしにも、やはり似たようなことをおっしゃってくださいましたわ」
「やっぱり、エウラリア様の方でもお話していらしたんですね」
ファティマは手伝いに来た女子一人ひとりと話す時間を設けたのだから、当たり前の話ではある。であればリディアは別にいなくても良かったとも言えるのだが、それでもエウラリアは感謝を述べた。
「ええ。でも、ファティマ様とお話する時間をいただけたからと言って、うまく聞きたいことを聞き出せるかどうか自信がありませんでしたから、リディア様の方でもお話してくださったのは保険をかける意味でも良かったですわ。ありがとうございます」
リディアとエウラリアは、いつもお茶会で使う小卓を挟んで座って歓談している。二人の前にはそれぞれ、水の入ったグラスが置かれていて、水差しを持ったエレナが適宜注ぎ足している。夜なのでお茶を飲むと眠れなくなるかもしれないということで水にしたのだ。
「どうですか? エウラリア様のお悩み、ほんの少しだけでも解消されまして?」
「ええ。正直なところ、わたくしが本当に次期聖女にふさわしいのかどうかは、今でも自信がないのですが……、少なくとも、次期聖女にふさわしい人物になりさえすれば何も問題はないのだと分かりましたので。ファティマ様がわたくしを選んだのが間違いではなかったと皆に思っていただけるような、立派な人間になれるように精進いたしますわ」
エウラリアは今でも、ファティマが自分を次期聖女だと宣言したのが嘘である疑念を捨てきれたわけではないという。自分が忌むべき取りかえ児ではないとしても、だからといって次期聖女であるとは言い切れない。あの場にいる人々がエウラリアに向けていた疑いを払拭するために、その場しのぎであんなことを言った可能性だってある。
でも、取りかえ児かどうかという問題において重要なのがその人の行いであるとするならば、同様に次期聖女かどうかという問題についても、やはり重要なのは行いだ。ならば、次期聖女にふさわしい人間になれば良い。そう考えることにしたのだという。
「そうですわね。わたくしから見ればエウラリア様は、今のままでも十分次期聖女様にふさわしいと思いますわ」
お世辞ではなく本心からリディアはそう思う。突然の異世界転生で今までとは全く違う人生を生きなければならなくなった上に、前世の記憶があることがバレたら取りかえ児として火あぶりにされるかもしれないという大変な状況の中で、自分の心配よりもファティマに嘘をつかせてしまったのではないかということの方を憂慮するなんて、その時点ですでに聖女ではないだろうか。
素直にそうエウラリアに言うと、彼女は「そんなことはありませんわ」と謙遜した。
「単に、自分の身に起きていることに実感がなかっただけだと思います。黒鴉智亜にとってはここはゲームの世界ですから、たぶん心のどこかでゲームの攻略をしている気分が抜けていなかったんですわ。ゲームなら、主人公だけじゃなくみんなが幸せになるにはどんな選択肢を選べば良いかって、そう考えながらプレイしますから」
そう言ってエウラリアは、グラスの水をひとくち飲む。減った水を注ぎ足したエレナが、「ゲームといえば」と口を挟む。
「エウラリア様は『チェンジ☆リングス』のシナリオを、どこまで知っていますか? わたくしは各キャラのルートは全部、何度もプレイしてよく知っているんですが、R版で追加されたハーレムルートについては全く知らないので、もしご存知なら教えていただきたいのですが」
「――リニューアル版……? ハーレムルート……?」
エウラリアは、きょとんとした目でエレナを見つめる。
「あの、エウラリア様が地球からこちらに転生なさったのは、地球の日付で何年何月何日でしょうか」
「……二〇△□年二月十四日です」
エレナは、おおう、と呻くような声をあげてがっくりと肩を落とした。
エレナが言うには、リニューアル版の発売は二〇△□年の八月であり、エウラリアが転生してくる半年ほど後だという。リディアとエレナが転生してきたのは、それからさらに八年後のことだ。
「確かに、リニューアル版の制作決定のニュースは、ネットで見ましたけれど……。お役に立てなくてごめんなさいね」
エウラリアが申し訳なさそうに言う。
「いえエウラリア様は悪くありません。というか、誰も悪くありません。わたくしの運が悪いだけです。
……ですがそうすると、そもそもこの世界がリニューアル版の世界なのかどうかも怪しくなってきますね」
「どうしてですの?」
リディアの問いに、エレナは説明する。
「わたくしがこの世界をリニューアル版の世界だと推論したのは、わたくし達が転生した日がちょうどリニューアル版の発売から八年目の記念日だったからです。ですが、リニューアル版と関係ないどころか、発売日前から転生してきたエウラリア様がいるとなると、この世界とリニューアル版の関係性が薄くなります」
「確かに、そうですわね……」
リニューアル版の世界でないとすると、ハーレムルートはそもそも存在しないことになる。ハーレムルート狙いの戦略を見直さなければならない。
「うーん……、エウラリア様にご協力いただけるなら、ジルベルトルート狙いに作戦変更したほうが……」
エレナが今後の方針について頭を悩ませている間、リディアはぼんやりと部屋の中を眺めていた。
「あれ? あんなところに、トロフィーなんかありましたかしら」
部屋の棚の隅に、見慣れない金色のトロフィーがあった。そんなもの、堅信礼の手伝いに行く前はなかったはずだし、リディアは学園に入学してからはもちろん、入学前だって何かのトロフィーをもらったことなんかないのだから、そんなものがあるのは不自然だ。
「トロフィー? 確かに以前はありませんでしたよね」
エレナが棚へ歩み寄ってトロフィーを手に取り、台座の部分に刻印された文字を読む。
「えっと――『聖女の秘密』と書かれています」
エレナの声は、脱力したような響きを帯びていた。
そりゃあそうだ。『チェンジ☆リングスR』でハーレムルートに入る条件として、謎解きに関する選択肢で全て正解を選び、『聖女の秘密』『王子の秘密』『寮長の秘密』『白騎士の秘密』の四つのトロフィーを獲得する必要があるのは知っていたが、トロフィーというのはあくまでゲームシステム上のものだと思っていたのに、まさかの『トロフィー(物理)』。
「ええと、謎解きが成功するとトロフィーが獲得できるということは、ここはリニューアル版の世界ということで間違いないのかしら」
リディアがそう言うと、脱力したままエレナが「そうですね」と答える。
「あの、わたくし、その謎解きとかリニューアル版とかについて、まだ分かっていないのですけど……」
話についていけていないエウラリアに、エレナがかいつまんで説明する。
リディアにとっては既知の内容なので聞き流しながら、トロフィーをぼんやり見つめる。
ここがリニューアル版の世界であるならば、やはり引き続きハーレムルートを目指して攻略を続けることになるのだろう。そのためには、残る三つのトロフィーを獲得するとともに、主人公クロエに対する四人の攻略キャラ全員の好感度パラメータを最高レベルにする必要がある。
それはつまり、フェルナンドがクロエを好きになると言うことで――。
心の中に、なんだか分からないもやもやが溜まっていく。
これからの学園での生活の中で、主人公クロエやライバルキャラたち、それにフェルナンドをはじめとする攻略キャラたちとは、深く関わって行くことになるだろう。そして関わり合う中で、フェルナンドとの関係も否応なく変わっていく。
その過程が平坦な道だとは思えない。たぶん傷つくこともあるだろう。今のまま、少し距離を置いてフェルナンドを見つめるだけで高揚した気分になれるような関係のままでいられたら、その方が気が楽だ。
でも、今のままではいられないのだ。ゲームのシナリオ上、リディアはルートを間違えば火あぶりの刑に処せられてしまうのだから。積極的にクロエや攻略キャラたちに干渉して、目指す結末を迎えられるように努力しなければならない。
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