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本編
【19】愛情と欲望と*
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「普通のセックスと、プレイしながらのセックスどっちがいい?」
ベッドの上で裸で向き合う。余裕ぶって聞いてみるけど、本音を言えばGlareでトロットロに蕩けている湊を抱きたくて仕方なかった。
「……どっちも初めてなんで、恭介さんの好きな方でいいです……」
昨夜聞き出した恋愛歴から恐らく経験はないだろうと想像はしていたけれど、本人から直接聞くのはなかなかクるものがある。
「ふーん……湊のこと、オレの好きにしちゃっていいんだ?」
「そ、そんなことは言ってなっ……」
抗議の言葉は最後まで聞かず、唇を塞ぐ。セックスは初めてだという湊のキスはたどたどしかった。もしかしたら、キスすら初めてだったかもしれない。だけど拒まれないのをいいことに、オレは欲望のままに湊の唇を貪った。
「ぷはっ……! 恭介さん、Glare強いです」
「自分じゃ抑えらんねーから、諦めて」
湊が腕の中で苦しそうにもがくので、仕方なく唇を解放した。
Glareに敏感だと聞いていたので、極力Glareを出さないように気をつけたつもりだったけれど、嬉しさと興奮のあまりついつい漏れてしまう。そんなわずかなGlareにも敏感に反応してくれる湊が可愛いすぎる。とろりとした表情で言われると、むしろ煽られているのではないかとすら思えてしまう。
「湊、Come」
湊を膝の上に乗せると、熱っぽい視線を向けられて頬を撫でられた。湊も欲情してくれているようだ。オレは可愛い悪戯をする手を取って、指先にキスを落とす。
「湊の反応してる……可愛い」
「でも、恭介さんのも、おっきくなってると思います……」
湊と肌が触れ合っているだけでオレ自身も反応してしまう。だけど、惚れた相手のハジメテを今から奪おうとしている状況で、興奮するなっていうほうが無理な話だ。
「舐めて欲しい?」
照れ隠しにそう聞いてみたら、湊は赤くなって俯いてしまった。Commandを使って本音を聞き出すと、小さな声で舐めて欲しいと言ってくれた。
「上手に言えたから、いっぱい気持ち良くしてあげる。Roll」
湊はオレのCommandにとても従順だ。それがとても嬉しい。
男のモノを舐めたのなんて初めてだったけれど、湊のだと思うと愛しくてそれを口に含むことに何の抵抗も感じなかった。顎裏と舌全体で包んで扱いてあげると、ビクビクと反応を返してくれる。湊は気持ち良さそうに啼き続けていて、その声がもっと聞きたくてつい夢中になってしゃぶってしまった。
「湊、膝を曲げれる?」
このまま後ろも解してしまおうと思って声を掛けると、湊がゆるゆるとその言葉に従った。Commandではなかったのだけれど、条件反射でオレの言葉に従ってしまったようだ。そんなところも好ましい。秘められた蕾が、オレの眼前に露わになる。
ローションを纏わせた指で入口に触れてみたけれど、その部分はまだ固く閉ざしていた。オレは再び湊のモノを口の中に招き入れて、舌を使ってペニスを扱きながら指先で後ろの蕾を解していく。
湊の口からひっきりなしに嬌声が零れて、腰が揺らめく。
喉の奥にペニスを押し付けようとしたり、慌てて腰を引っこめようとしたりして、快感の逃し方がわからずに戸惑っている様子がよくわかる。
入口を広げながら少しずつ指先を奥へと進めていくと、不意に指先がしこりのようなものに触れた。
「ひぃあああっん……!!」
高い叫び声を上げると同時にぎゅうぅっと湊の後ろが引き絞られて、口の中で湊が爆ぜた。前立腺への直接的な刺激に、堪えきれなかったようだ。
まさか自分がそれを飲むだなんてことは考えたこともなかったけれど、湊の出したものだと思うと考えるより先に飲み干していた。
エグみのある味すら甘露に思えた。
ベッドの上で裸で向き合う。余裕ぶって聞いてみるけど、本音を言えばGlareでトロットロに蕩けている湊を抱きたくて仕方なかった。
「……どっちも初めてなんで、恭介さんの好きな方でいいです……」
昨夜聞き出した恋愛歴から恐らく経験はないだろうと想像はしていたけれど、本人から直接聞くのはなかなかクるものがある。
「ふーん……湊のこと、オレの好きにしちゃっていいんだ?」
「そ、そんなことは言ってなっ……」
抗議の言葉は最後まで聞かず、唇を塞ぐ。セックスは初めてだという湊のキスはたどたどしかった。もしかしたら、キスすら初めてだったかもしれない。だけど拒まれないのをいいことに、オレは欲望のままに湊の唇を貪った。
「ぷはっ……! 恭介さん、Glare強いです」
「自分じゃ抑えらんねーから、諦めて」
湊が腕の中で苦しそうにもがくので、仕方なく唇を解放した。
Glareに敏感だと聞いていたので、極力Glareを出さないように気をつけたつもりだったけれど、嬉しさと興奮のあまりついつい漏れてしまう。そんなわずかなGlareにも敏感に反応してくれる湊が可愛いすぎる。とろりとした表情で言われると、むしろ煽られているのではないかとすら思えてしまう。
「湊、Come」
湊を膝の上に乗せると、熱っぽい視線を向けられて頬を撫でられた。湊も欲情してくれているようだ。オレは可愛い悪戯をする手を取って、指先にキスを落とす。
「湊の反応してる……可愛い」
「でも、恭介さんのも、おっきくなってると思います……」
湊と肌が触れ合っているだけでオレ自身も反応してしまう。だけど、惚れた相手のハジメテを今から奪おうとしている状況で、興奮するなっていうほうが無理な話だ。
「舐めて欲しい?」
照れ隠しにそう聞いてみたら、湊は赤くなって俯いてしまった。Commandを使って本音を聞き出すと、小さな声で舐めて欲しいと言ってくれた。
「上手に言えたから、いっぱい気持ち良くしてあげる。Roll」
湊はオレのCommandにとても従順だ。それがとても嬉しい。
男のモノを舐めたのなんて初めてだったけれど、湊のだと思うと愛しくてそれを口に含むことに何の抵抗も感じなかった。顎裏と舌全体で包んで扱いてあげると、ビクビクと反応を返してくれる。湊は気持ち良さそうに啼き続けていて、その声がもっと聞きたくてつい夢中になってしゃぶってしまった。
「湊、膝を曲げれる?」
このまま後ろも解してしまおうと思って声を掛けると、湊がゆるゆるとその言葉に従った。Commandではなかったのだけれど、条件反射でオレの言葉に従ってしまったようだ。そんなところも好ましい。秘められた蕾が、オレの眼前に露わになる。
ローションを纏わせた指で入口に触れてみたけれど、その部分はまだ固く閉ざしていた。オレは再び湊のモノを口の中に招き入れて、舌を使ってペニスを扱きながら指先で後ろの蕾を解していく。
湊の口からひっきりなしに嬌声が零れて、腰が揺らめく。
喉の奥にペニスを押し付けようとしたり、慌てて腰を引っこめようとしたりして、快感の逃し方がわからずに戸惑っている様子がよくわかる。
入口を広げながら少しずつ指先を奥へと進めていくと、不意に指先がしこりのようなものに触れた。
「ひぃあああっん……!!」
高い叫び声を上げると同時にぎゅうぅっと湊の後ろが引き絞られて、口の中で湊が爆ぜた。前立腺への直接的な刺激に、堪えきれなかったようだ。
まさか自分がそれを飲むだなんてことは考えたこともなかったけれど、湊の出したものだと思うと考えるより先に飲み干していた。
エグみのある味すら甘露に思えた。
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