お酒に酔って、うっかり幼馴染に告白したら

夏芽玉

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後編

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「功樹、無理っ……!! もうイけない……!!  無理無理無理、ギブ…これ以上ヤったら死んじゃう、ケツが壊れる……!!」

 功樹はセックスが激しいだけじゃなくて、遅漏だった。
 オレはもう何度もイかされているのに、まだ功樹はイってない。
 けど、もう無理だ。オレはもう十分功樹を堪能したからお腹いっぱいだ。というか、キンタマが空っぽだ。

「もう射精ない!! 射精ないからぁ!! ひぃあぁぁぁんっ!!」

 半泣きで叫んでも、功樹の腰は止まらない。しかも体格の良い功樹に押さえつけられると、逃げ出すこともできない。本気で力を入れても適わないのは悔しいはずなのに、なんかすげぇ求められてるみたいで、そんなことにも感じてしまう。
 もうこれ以上感じたくなんてないのに。
 なんか気持ちイイのに、射精せない。射精感じゃない何かが身体の中でグルグルしてる。

「誕生日プレゼント、欲しかったんだろう? 遠慮しなくていーぜ」
「してない!! 遠慮なんてしてないからぁあっ!!」

 なにそれ!? どーゆーこと!?
 酔っぱらったオレは、功樹に何をねだったんだ!?

 思い出そうとしても、功樹のチンポに中を掻き回されてしまうと、思考が乱れる。

「ほら、何も考えずに、快感に浸っとけ」

 その快感がもうキツいんだっつーの!! つーか、オレの中ってそんなに気持ち良くないの? だから、功樹はイけないのか? 何か不安になってしまって、涙目で功樹を見上げたら、ゆっくりと顔が近づいてきた。

 あ、キスされそう。
 普段喋るよりももっと近くまで近づいてくる。
 ああ、功樹って男前で格好いいな。好きな人の顔が至近距離まできたら、ふにゃっと身体から力が抜けた。
 そのまま、唇が重なる。
 功樹の唇がふにふにとオレの唇に押し付けられた。ああ、キスだ。功樹とキスしてるんだ。
 唇で感じる功樹の体温が心地いい。いつまでもこうしていたいな、と思ったら、力の抜けたオレの唇の間から功樹の舌が入り込んできた。

「む……、んむっ……!!」

 功樹の舌は、熱くて柔らかくて。オレは夢中で吸い付いた。
 溢れる唾液も全部啜る。
 ああ、好き。功樹が好きだ。
 キスだけで気持ちを伝えることってできるんだろうか。
 わかんないけれど、オレは功樹の頭に手を添えて、好きという気持ちが伝わるように祈りながらディープキスをした。

「ふぁ……んっ、んんっ……」

 そしたら、また功樹が腰を揺らしてくる。
 オレの感覚が、全部功樹に染まる。
 だけど、功樹がぎゅって抱きしめてくれたから。
 だから今度は、オレは全部を功樹に委ねたんだ。
 しばらくそうやって、自分の境界が曖昧になるような快感に浸っていたら、中から何かがせりあがってくるような感覚がした。

「ふぁっ、あっ、あ……なんかクる……あ、あぁ……!!」

 ぎゅうって功樹に抱きついたら、功樹がぎゅって抱きしめ返してくれた。それだけのことなのに、快感が増幅される。

「だめ、だめだめ……今腰動かしたら、あああっ!! あっ、あっ、あっ、あーーーっ……!!」

 功樹に中から揺すられて、オレは目の前をチカチカされながらイった。

「……っ!!」

 オレの身体をいっそう強く抱きしめた功樹が、息を詰めた。そして、オレの中に熱いものが注がれたような気がした。

「はぁっ……、は……今、功樹……」

 オレの中でイったの?

 顔を見上げたら、抜きあいっこしたときに何度も見た功樹のイってるときの表情が目の前にあった。

 うわあぁぁ……功樹が、オレの中でイったんだ……

 体内に注がれた熱が功樹の精液だっていう実感がじわじわ沸いてきて、オレの尻がキュンって疼いた。そしたら、イったばかりの功樹のチンポがピクッて中で反応した。
 あああ、功樹がオレに反応してくれるのは……嬉しいな。
 ニマニマと頬を緩ませていたら、功樹が頭を撫でてくれた。

「上手に中イキできて、良かったな」
「なかいき……」

 そういえば、さっきイったとき、射精したような感覚はなかった。

「『誕生日プレゼントに、功樹のチンポでナカイキしたい』って言ってただろ」
「……はぁっ!?」

 言ったの!?
 オレ、言っちゃったの、そんなこと!!

 功樹の言葉に、思わずポカンと口を開けてしまった。

「えーっと、それからなんだっけ。『碧斗あおとのケツを、功樹専用のおまんこにしてぇ』だっけ?」
「は、はぁあっ!?」
「あとは、『功樹好き好き。一生離れない。もう功樹以外とは絶対セックスしないから、一生、抱いて』とも言ってたなぁ」

 ……言ったのか?
 本当に言ったのか!?
 全然記憶にねぇんだけど!!
 お酒って怖い……!!

「あの、功樹……オレ、本当にそんなこと……」

 恐る恐る功樹の顔を見たけれど、ほのかに功樹の口の端が上がっている気がする。
 功樹がこんな表情をしているときは……

「……おい、言ったのかよ!! 本当に!!」
「さぁな?」
「なぁ、どっち!! どっちなんだ!? おい、教えろって……!!」

 この表情は、功樹が何か企んでるときの顔だ。
 だけど、功樹とエッチできたら……って、オレだって今まで考えたことがないわけじゃない。だから、どこまでオレが口走っていて、どこまで功樹の作り話なのかは、功樹に聞くしかないわけで……

「でも、碧斗はもうオレ専用になったんだから。他の奴と酒飲んじゃダメだし、こーゆーことするのもオレ限定な」
「他のヤツとなんて絶対ぇーヤんねぇし!! こんなことすんのもこんな姿見せんのも、功樹だけに決まってんだろ!!」
「おー、よしよし。イイコイイコ。それじゃあ、ご褒美セックスしてやるよ」
「ちょ……待て。オレはもう十分!! 十分だから!! つーか、単に、功樹がヤりたいだけじゃねーかよ!! ていうか、なんでおまえのチンポ、復活して……ふぁあん!!」

 中の敏感なところを功樹のチンポでグイグイと押されたら、単純なオレの身体はまたあっさりと昂ってしまった。

「ナカイキが癖になるよう、碧斗の身体に教え込んでやるよ」
「ばっ、……な、なに言って……んぁぁっ!!」

 功樹は昔から何をするにも優秀な男だった。
 だけど、その優秀さをなにも今発揮しなくても……!!

 抗議の言葉を言おうと口を開いたら、オレの口からは嬌声しか出てこなくなった。
 そして、功樹の宣言通り、オレの身体にはその日のうちにしっかりとナカイキと功樹のセックスが叩きこまれたのだった。

 そのせいで、自慰オナニーじゃ満足できない身体になってしまって、功樹に泣きつくようになるのは……そう遠くない未来の話である。


 おわり
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