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本編
【17】二度目のプレイ
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「……経験がないから、期待はするなよ」
そのCommandを使われた時の自分の様子が想像できずに一瞬固まるが、こいつのGlareに蕩けさせられてる間はただそのCommandに従うだけだと思い直してなんとか言葉を紡いだ。
「有坂さんって、実は童貞処女……?」
「童貞じゃないっ」
久我の反応に思わず声を荒げてしまい、余計なことを言ってしまったと気づいて唇を噛んだ。
「あの……間違ってたら引っ叩いてもらっていいんですけれど……もしかして、有坂さん、オレになら処女捧げても構わないって思ってくれてます?」
自信なさげに、しかし、期待を含んだ視線で久我がオレを見る。
「さっさとGlare使えよ。知りたいなら、Command使って聞き出せばいいだろう?」
ダメだ。これ以上は羞恥に耐えられそうもない。こんなのは、正気でする話じゃない。
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
久我の目がすっと細められた。
あ、くる。と思った途端、久我のGlareに包まれた。
「Glareだけでこんなに蕩けちゃう有坂さん、ほーんと、可愛い」
オレを包んでいたのは、久我のGlareだけではなかった。
崩れ落ちそうになっていたオレを、久我が力強く抱きしめてくれていた。
自力で自分の身体を支えられる程の力が、脚に入っていなかった。
「知ってます? オレ、前回のプレイではものすっごい我慢してたんですよ?」
オレは、目の前のぬくもりに縋りつく。
前回は与えられなかった久我からの抱擁に、オレはうっとりとして息を吐いた。
「……前よりもっと、気持ちよくして」
思った以上に甘えた声が出た。
「もう、我慢も遠慮もしませんけど……いいんですね?」
息を飲んだ久我の顔を近くから見つめると、目に獰猛な色が滲んでいることに気づいた。オレは首を縦に振る。
「ソファがいいですか? ベッドに行きたいですか? どっちで遊びたいか、Say」
「……ベッドがいい……」
素直に言えたRewardには、額に優しいキスが落とされた。
寝室に移動すると、久我はオレとベッドに二人で腰掛けようとしたが、オレは勝手に久我の足元に跪いた。
「まだCommand言ってませんよ?」
「言うのが遅せぇからだろ……」
身体を伸ばして、久我の脚に抱き着き、膝に頬を擦り寄せる。
「そんなに待ちきれない?」
「早く寄越せよ」
最初のGlareで不覚にも軽く欲情してしまった。
そんな顔を見せるのが恥ずかしくて、久我に擦り寄る真似をしながら顔を隠したまま言った。
「うーん……じゃあこっちにSit」
久我に促されて、渋々ベッドの上に腰掛ける。オレが隠したかったものは全て久我の前に晒されてしまった。赤く上気しているであろう頬も、欲に濡れているであろう瞳も。久我に気づかれないことをただ祈りつつ、顔だけは横に逸らす。久我の隣に座ったご褒美には、頭を撫でられた。
「なんで一切の接触NGから、セックスまでOKに変わったんです? この二週間で、いったいどんな心境の変化が……?」
「……これっぽっちのGlareとCommandで言えるか。GlareもCommandもありったけ寄越せよ」
覗き込んで来ようとする顔から逃げるように、さらにそっぽを向いて言ったら、うっかりと押し入り強盗みたいな台詞になってしまった。
「うーん。じゃあ、Kissはできますか?……もし無理そうなら……」
言い終わる前に、久我の頭に抱き着き相手の唇に自分の唇を押し付ける。
隙間から舌を潜り込ませて、久我の舌を引きずり出す。衝動のままに舐めしゃぶって、噛み付くようなキスをしてやった。
久我も少しは興奮しているようで、抑えきれなかったGlareが漏れ出しているのを感じた。
そのCommandを使われた時の自分の様子が想像できずに一瞬固まるが、こいつのGlareに蕩けさせられてる間はただそのCommandに従うだけだと思い直してなんとか言葉を紡いだ。
「有坂さんって、実は童貞処女……?」
「童貞じゃないっ」
久我の反応に思わず声を荒げてしまい、余計なことを言ってしまったと気づいて唇を噛んだ。
「あの……間違ってたら引っ叩いてもらっていいんですけれど……もしかして、有坂さん、オレになら処女捧げても構わないって思ってくれてます?」
自信なさげに、しかし、期待を含んだ視線で久我がオレを見る。
「さっさとGlare使えよ。知りたいなら、Command使って聞き出せばいいだろう?」
ダメだ。これ以上は羞恥に耐えられそうもない。こんなのは、正気でする話じゃない。
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
久我の目がすっと細められた。
あ、くる。と思った途端、久我のGlareに包まれた。
「Glareだけでこんなに蕩けちゃう有坂さん、ほーんと、可愛い」
オレを包んでいたのは、久我のGlareだけではなかった。
崩れ落ちそうになっていたオレを、久我が力強く抱きしめてくれていた。
自力で自分の身体を支えられる程の力が、脚に入っていなかった。
「知ってます? オレ、前回のプレイではものすっごい我慢してたんですよ?」
オレは、目の前のぬくもりに縋りつく。
前回は与えられなかった久我からの抱擁に、オレはうっとりとして息を吐いた。
「……前よりもっと、気持ちよくして」
思った以上に甘えた声が出た。
「もう、我慢も遠慮もしませんけど……いいんですね?」
息を飲んだ久我の顔を近くから見つめると、目に獰猛な色が滲んでいることに気づいた。オレは首を縦に振る。
「ソファがいいですか? ベッドに行きたいですか? どっちで遊びたいか、Say」
「……ベッドがいい……」
素直に言えたRewardには、額に優しいキスが落とされた。
寝室に移動すると、久我はオレとベッドに二人で腰掛けようとしたが、オレは勝手に久我の足元に跪いた。
「まだCommand言ってませんよ?」
「言うのが遅せぇからだろ……」
身体を伸ばして、久我の脚に抱き着き、膝に頬を擦り寄せる。
「そんなに待ちきれない?」
「早く寄越せよ」
最初のGlareで不覚にも軽く欲情してしまった。
そんな顔を見せるのが恥ずかしくて、久我に擦り寄る真似をしながら顔を隠したまま言った。
「うーん……じゃあこっちにSit」
久我に促されて、渋々ベッドの上に腰掛ける。オレが隠したかったものは全て久我の前に晒されてしまった。赤く上気しているであろう頬も、欲に濡れているであろう瞳も。久我に気づかれないことをただ祈りつつ、顔だけは横に逸らす。久我の隣に座ったご褒美には、頭を撫でられた。
「なんで一切の接触NGから、セックスまでOKに変わったんです? この二週間で、いったいどんな心境の変化が……?」
「……これっぽっちのGlareとCommandで言えるか。GlareもCommandもありったけ寄越せよ」
覗き込んで来ようとする顔から逃げるように、さらにそっぽを向いて言ったら、うっかりと押し入り強盗みたいな台詞になってしまった。
「うーん。じゃあ、Kissはできますか?……もし無理そうなら……」
言い終わる前に、久我の頭に抱き着き相手の唇に自分の唇を押し付ける。
隙間から舌を潜り込ませて、久我の舌を引きずり出す。衝動のままに舐めしゃぶって、噛み付くようなキスをしてやった。
久我も少しは興奮しているようで、抑えきれなかったGlareが漏れ出しているのを感じた。
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