空白の場所

多田 えみ

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2日目

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 『何食べたいー?なんでも食べたいの言って!作り置きのやつとかもあるから。』

 「消化のいいやつ…?お粥とか?おうどんとか。」

 『消化のいいやつねー、中華粥、普通の卵粥、参鶏湯、おうどんは出汁あるからパパっと作れるよー。どれがいい?』

(作り置きでそのラインナップ…出汁もきっと一から取ってそう…んー。消化のいいやつがいいけどガッツリとしたのも食べたいんだよなー。よし、決めた!)

 「参鶏湯がいいです!」

 『了解。温め直すからその間これ飲んでて』

 ホットミルクのようなものを差し出され、マグを両手で持ちフーフーと息を吹き冷ましながら飲んでいく。

 「甘くてホッとする味ー。美味しいー」

 『喉キツイでしょ?あと身体も疲れてるだろうし、ゆっくり飲んでね』

 ホットミルクには蜂蜜と生姜が入ってるようで飲み干すと身体中がポカポカしてきたところに1人用の土鍋に入った参鶏湯が出てくる。

 惣一郎にお椀に移してもらい冷ましながら1口食べると鶏と生姜やネギの旨味をギュッと吸った米とスープが疲労してる身体に沁みる。

 「美味しいーー!これも手作りしたの!?」

 『うん。煮込めばいいだけだから簡単だよ。合う味で良かった。』

 「凄いねー。なんでも作れる。参鶏湯なんてコンビニとかスーパーのパックのやつでしか家で食べれないと思ってたー。」

 1口ずつ冷ましながら食べているが美味しくてあっという間になくなってしまう。

 『まだ食べる?1人前は多いかなって思って少なく持ってきたんだけどまだ半分余ってるよ?』

 「まだあるならもう少し食べる…」

(聞くなら食べ終わってからだよね…?でもいざ!ってなると緊張してきた。)

 先程のお椀におかわりを入れてもらいパクパク食べ進める。あっという間におかわり分も無くなってしまう。

 『コーヒー飲める?』

 「飲めるよー。でも少しミルク入れて欲しい!」

 『了解。どうぞー、食べれるならこれも』

 コーヒーと一緒に出てきたのは小さなドーナツだった。

 「ありがとうー。これも?」

 『うん、大抵の食べ物なら一応は作れるし、自分の好みに味が調節出来るから好きなんだ。』

 「あのさ…?質問しても、いい……?」

 意を決して聞いてしまった真綾心臓は行為中より心臓がバクバクしてるかのように思えた。

 『ん?答えられる範囲なら答えるよ』



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