アクエリアス(Aquarius)

叶 望

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001 プロローグ

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 アクエリアス美しき緑と水溢れる惑星とも称された星があった。
 その星には4つの陸地と5つの島があった。
 遙か遠い昔話にはその5つの島の内の1つには神の住まう聖域に繋がる不思議な場所が在る。
 しかし、そこに辿り着き帰って来た者は誰一人としていない。ある者は言った。

「昔話になっているという事は、帰って来た者がいるという事だ。」

 そんな昔話にある5つある島の内の島の1つは「はじまりの島」と言われている。
 この星にある4つの大陸には神獣が住むと言われ、その地その地によって守り神として祭られている。
 四神獣として大陸の守護となっている為、人々はそれを称えた。
 5つある島の内の4つにはそれぞれの大陸の守護獣の塔がある。
 しかし、その塔が、誰がいつ、何の為に建てたものなのか、知る者はいない。
 人々は塔の謎を解くよりも、神々のもたらす大いなる力の前にひれ伏し、願い、そして慄いていたのだ。

 誰もその塔の真の意味は知らない。

 そしてそれが由とされてきた。
 神々の恩恵を受けてきたこの星が滅びに向かうようなことは決してない。

 誰もが疑わず永久に平穏な日々が続くと、そう信じてきた。

 あの日、あの時、この星の叫びを聴くまでは…。

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