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007 エピローグ
しおりを挟むアクオスの驚く顔とクアンの微笑みを最後に世界は光に呑み込まれた。
「何が起きたんだ?」
ゆっくりとウィンが目を開くとそこは緑あふれる大地へと変貌していた。先ほどの荒れた大地ではない。仲間達の姿もすでにない。英霊としての役目を果たしたようだ。
「これは……。」
「ウィンやその仲間、世界の願いが一つに集まったのね。」
クアンがそっとウィンに近づく。そして手に持っていたペンダントをそっと手で包み込んだ。
「神の持つペンダントは精霊を生み出すのには媒体として十分だったのよ。皆の願いで精霊が生み出されてこの世界を救ったのね。」
「まさか、こんなことが起こるとはな……。」
アクオスがクアンに向き合う。
「これが、君の言っていた可能性というやつか……。」
クアンはその言葉にただ微笑んだ。アクオスは美しく蘇った世界を見てゆっくりと息を吐きだす。
「では、もう少しその可能性とやらを信じてみるとしよう。」
アクオスは今も始まりの島で修復された世界を見守っている。その傍には水の精霊クアンとその世界を救った勇者の姿があったという。
「帰りたいけど、どうやって帰ったらいいんだ!」
ウィンの叫び声が始まりの島に響き渡った。
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