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第八章.みんな可愛い私の弟妹
96.龍になる
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「わたしのお父さん。木名せなずな。
わたしのお父さんは、お母さんが大すきです。せかいで1ばん大すきなのは、お母さんで、2ばん目にすきなのは、お母さんだそうです。2ばん目は、わたしだと思っていたので、がっかりしました。100ばん目も、1000ばん目も、お母さんでした。お父さんは、わたしのことがすきではないようです。
わたしは、お父さんが1ばんすきだと言ったら、うそつきだと言いました。お父さんくさい、お父さんきらいって言って、わたしは男の子とけっこんするそうです。
お父さんとけっこんすると言ったら、お父さんはお母さんとけっこんしてるから、だめですー、と言われました。お父さんがわたしとけっこんすると、おまわりさんにつかまって、ろうやに入れられてしまいます。
わたしは、お父さんもお母さんも大すきなのに、大人になったら、家をおい出されてしまいます。いもうとと一しょに、ざっ草だましいでがんばればいいそうです」
何て夢だ。お父さんのことなんて、ほぼ覚えていないのに、なんでそれだ。捏造された夢なのか、実際の記憶なのかわからないのが、とてもモヤモヤする。
「シャルル、起きたな? 気分は、どうだ?」
「最悪」
「そうか。俺も似たようなものだ。仲良しだな」
私は、シュバルツに抱かれていた。シュバルツは、薄暗い洞窟? の中で、座っている状態だ。私は、その膝の上に乗っていた。
洞窟の天井が、所々欠けていて明かりが漏れているので、周囲の状況を見ることはできるが、それが私のどの記憶ともリンクしない。今までの記憶は、どこまでが夢で、どこからが現実だったんだろう。今も夢の中かもしれない。
「いい報告と悪い報告がある。どちらを先に聞きたい?」
「どっちも聞きたくない」
「そうだな。そう言うのはわかっていたが、聞いてもらわないと、俺は処分される。無理矢理にでも聞いてもらうぞ」
シュバルツは、珍しく暗い顔でため息をついた。何でも博士の余裕が見られない。
「処分?」
「俺は、招かれざる客だ。強制的に連れて来られたのに、招かれざる客だ。用済みになれば、処分される。役に立たなくても、処分される。八方ふさがりで、困っている最中だ」
「嫌だよ。折角、一緒にいられるようになったのに」
「そうだな。これは、シャルルの所為だ。精々、俺を大切だと訴えて、処分されずに済む様、立ち回って欲しい」
シュバルツは、大事な大事な弟だ。守るのは、姉として当然だ。だが、何をしたらいい? 私が足を引っ張るとか、最悪じゃないか。
「私の所為なの?」
「シャルルが、ドラゴンを怖がって話にならないからと、俺が連れて来られたんだ。見てはいけない物を見た。知ってはならないことを知った。だから、処分対象になった。こんなところに来なくたって、俺は気付いてたのに」
じゃあ、あのドラゴンは、夢じゃないのか。
自分だけじゃなく、シュバルツまで捕まっちゃうとか、本当に最悪だ。シュバルツだけは、守る!
「ごめんなさい」
「今更、謝ったところで何も変わらない。悪いと思うなら、まずはちゃんと話を聞け」
「はい」
「立ち回りに失敗すると俺が処分されるのが、悪い報告だ。良い報告は、お前の親が見つかったことだ。見つかったというか、もう既にお前に会いに来ている。お前が探してると聞いたらしい。そうか。シャルルではなく、あのバカの所為か」
会いに来ている?
「まさか、あの金ピカドラゴン?」
「あれは違う。似たような物かもしれないが、違う」
「似てるの? え? 実の親だよね? 育ての親じゃないよね? シャルルって、人間じゃないの?」
「人間を見て育ったから、人間だと思い込んでいるだけだ、と言っていた。だが、シャルルは俺から見たら、人間だ。心配はいらない。人間じゃなかったとしても、今更だ。シャルルはシャルルだ。大丈夫だ」
いやいや、問題なのは、精神論じゃないだろう。いや、精神も問題だ。私は、シャルルじゃないんだった! 1番の処分対象って、私じゃない? あちらの世界に戻される? 殺される? どっちも困るよ。どうしよう。
「両親ともに、生活に苦労はしていないが、会いたいか? 向こうは、一緒に暮らしても良いと言っていたぞ。別居してるから、両方と暮らすのは無理だが、どちらかとは暮らせる。どちらに行っても、俺はついていくぞ」
どうしよう!
「泣くな。俺が殺される。気合いで、涙を止めてくれ」
「シュバルツを殺すなんて、絶対に許さない。そんな人、私の親じゃない! 一生会わなくていい」
「それも困るな。もうここにいるのに」
「いるの?」
「俺の左斜め前方。なんかモヤモヤしてるだろう? あれが、父親。母親は、今俺が座ってるコレだ。残念ながら、回避魔法が通用しない相手なんだ。どうしたら逃げ切れるだろう」
シュバルツが指さす方を見ると、緑色の霧状の何かが見えた。父親がドラゴンでも驚きだが、気体って、どういうことだ。母親は、岩のような質感の地面だ。岩のような何かではない。平坦な切れ目のない地面だ。シュバルツのおしりの下に、モグラが隠れているとか、そういう話ではないと思う。
「え? モヤモヤが父親って、どういうこと?」
話の流れ的に、ドラゴンの子どもだと言われると思っていたら、煙みたいなモヤモヤがお父さんって。あれ、生き物なの? って、ところから教えて欲しい。モヤモヤと地面の子どもって、何なの?
「風龍ティフォンと地龍ランドワームと呼ばれる存在だ。風属性、大地属性、それぞれ全ての精霊を統べる。自ずとして、シャルルもそれらの親和性が高い。だから、一部魔法が使いたい放題なんだ。回避魔法は風魔法だから、風龍相手に使うのは無駄にしかならない」
「シャルルの本来の姿は、あんな風で、これから変わっちゃったりするのかな?」
「さてな。過去、龍の子であるクロは、何人かいた。途中で姿が変わったとは聞いたことがないが、どちらになっても、俺の姉であり、妻であり、妹であることは変わらないさ」
「モヤモヤしちゃっても、いいってこと?」
「できることなら、このままがいいが、俺だって大きくなった。シャルルは、不満なんだろう? でも、こうしてここにいてくれている。ならば、俺も気にしない」
「そっか。状況は、なんとなくわかった。今度こそ絶対シュバルツを守る」
私は、立ち上がってモヤモヤを睨みつけた。
「お父さんが、なんだって言うのよ。今まで散々困ってたのに、何にもしないで放置して、シャルルがどれだけ追いつめられていたか。何も知らないくせに、何が一緒に暮らすよ。別居だから、どっちか選べ? 何様なのよ。
そんな薄情な龍が本当にいいの? 私の可愛い妹。私の可愛い弟。お姉ちゃんのところに、おいで。一緒に暮らそう」
薄暗かった洞窟に、緑と橙の小さなホタルが浮かんだ。段々と数を増し、色を増し、私の周りをぐるぐる回る。
「そこのクロは、シュバルツ。1番下の弟だよ」
私がそう言うと、ホタルはシュバルツの周りにも飛んで行く。
「行くよ」
私とシュバルツは、消えていなくなった。
わたしのお父さんは、お母さんが大すきです。せかいで1ばん大すきなのは、お母さんで、2ばん目にすきなのは、お母さんだそうです。2ばん目は、わたしだと思っていたので、がっかりしました。100ばん目も、1000ばん目も、お母さんでした。お父さんは、わたしのことがすきではないようです。
わたしは、お父さんが1ばんすきだと言ったら、うそつきだと言いました。お父さんくさい、お父さんきらいって言って、わたしは男の子とけっこんするそうです。
お父さんとけっこんすると言ったら、お父さんはお母さんとけっこんしてるから、だめですー、と言われました。お父さんがわたしとけっこんすると、おまわりさんにつかまって、ろうやに入れられてしまいます。
わたしは、お父さんもお母さんも大すきなのに、大人になったら、家をおい出されてしまいます。いもうとと一しょに、ざっ草だましいでがんばればいいそうです」
何て夢だ。お父さんのことなんて、ほぼ覚えていないのに、なんでそれだ。捏造された夢なのか、実際の記憶なのかわからないのが、とてもモヤモヤする。
「シャルル、起きたな? 気分は、どうだ?」
「最悪」
「そうか。俺も似たようなものだ。仲良しだな」
私は、シュバルツに抱かれていた。シュバルツは、薄暗い洞窟? の中で、座っている状態だ。私は、その膝の上に乗っていた。
洞窟の天井が、所々欠けていて明かりが漏れているので、周囲の状況を見ることはできるが、それが私のどの記憶ともリンクしない。今までの記憶は、どこまでが夢で、どこからが現実だったんだろう。今も夢の中かもしれない。
「いい報告と悪い報告がある。どちらを先に聞きたい?」
「どっちも聞きたくない」
「そうだな。そう言うのはわかっていたが、聞いてもらわないと、俺は処分される。無理矢理にでも聞いてもらうぞ」
シュバルツは、珍しく暗い顔でため息をついた。何でも博士の余裕が見られない。
「処分?」
「俺は、招かれざる客だ。強制的に連れて来られたのに、招かれざる客だ。用済みになれば、処分される。役に立たなくても、処分される。八方ふさがりで、困っている最中だ」
「嫌だよ。折角、一緒にいられるようになったのに」
「そうだな。これは、シャルルの所為だ。精々、俺を大切だと訴えて、処分されずに済む様、立ち回って欲しい」
シュバルツは、大事な大事な弟だ。守るのは、姉として当然だ。だが、何をしたらいい? 私が足を引っ張るとか、最悪じゃないか。
「私の所為なの?」
「シャルルが、ドラゴンを怖がって話にならないからと、俺が連れて来られたんだ。見てはいけない物を見た。知ってはならないことを知った。だから、処分対象になった。こんなところに来なくたって、俺は気付いてたのに」
じゃあ、あのドラゴンは、夢じゃないのか。
自分だけじゃなく、シュバルツまで捕まっちゃうとか、本当に最悪だ。シュバルツだけは、守る!
「ごめんなさい」
「今更、謝ったところで何も変わらない。悪いと思うなら、まずはちゃんと話を聞け」
「はい」
「立ち回りに失敗すると俺が処分されるのが、悪い報告だ。良い報告は、お前の親が見つかったことだ。見つかったというか、もう既にお前に会いに来ている。お前が探してると聞いたらしい。そうか。シャルルではなく、あのバカの所為か」
会いに来ている?
「まさか、あの金ピカドラゴン?」
「あれは違う。似たような物かもしれないが、違う」
「似てるの? え? 実の親だよね? 育ての親じゃないよね? シャルルって、人間じゃないの?」
「人間を見て育ったから、人間だと思い込んでいるだけだ、と言っていた。だが、シャルルは俺から見たら、人間だ。心配はいらない。人間じゃなかったとしても、今更だ。シャルルはシャルルだ。大丈夫だ」
いやいや、問題なのは、精神論じゃないだろう。いや、精神も問題だ。私は、シャルルじゃないんだった! 1番の処分対象って、私じゃない? あちらの世界に戻される? 殺される? どっちも困るよ。どうしよう。
「両親ともに、生活に苦労はしていないが、会いたいか? 向こうは、一緒に暮らしても良いと言っていたぞ。別居してるから、両方と暮らすのは無理だが、どちらかとは暮らせる。どちらに行っても、俺はついていくぞ」
どうしよう!
「泣くな。俺が殺される。気合いで、涙を止めてくれ」
「シュバルツを殺すなんて、絶対に許さない。そんな人、私の親じゃない! 一生会わなくていい」
「それも困るな。もうここにいるのに」
「いるの?」
「俺の左斜め前方。なんかモヤモヤしてるだろう? あれが、父親。母親は、今俺が座ってるコレだ。残念ながら、回避魔法が通用しない相手なんだ。どうしたら逃げ切れるだろう」
シュバルツが指さす方を見ると、緑色の霧状の何かが見えた。父親がドラゴンでも驚きだが、気体って、どういうことだ。母親は、岩のような質感の地面だ。岩のような何かではない。平坦な切れ目のない地面だ。シュバルツのおしりの下に、モグラが隠れているとか、そういう話ではないと思う。
「え? モヤモヤが父親って、どういうこと?」
話の流れ的に、ドラゴンの子どもだと言われると思っていたら、煙みたいなモヤモヤがお父さんって。あれ、生き物なの? って、ところから教えて欲しい。モヤモヤと地面の子どもって、何なの?
「風龍ティフォンと地龍ランドワームと呼ばれる存在だ。風属性、大地属性、それぞれ全ての精霊を統べる。自ずとして、シャルルもそれらの親和性が高い。だから、一部魔法が使いたい放題なんだ。回避魔法は風魔法だから、風龍相手に使うのは無駄にしかならない」
「シャルルの本来の姿は、あんな風で、これから変わっちゃったりするのかな?」
「さてな。過去、龍の子であるクロは、何人かいた。途中で姿が変わったとは聞いたことがないが、どちらになっても、俺の姉であり、妻であり、妹であることは変わらないさ」
「モヤモヤしちゃっても、いいってこと?」
「できることなら、このままがいいが、俺だって大きくなった。シャルルは、不満なんだろう? でも、こうしてここにいてくれている。ならば、俺も気にしない」
「そっか。状況は、なんとなくわかった。今度こそ絶対シュバルツを守る」
私は、立ち上がってモヤモヤを睨みつけた。
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そんな薄情な龍が本当にいいの? 私の可愛い妹。私の可愛い弟。お姉ちゃんのところに、おいで。一緒に暮らそう」
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