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本編
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ダメだ。このままじゃ、ダメだ。
五日目に入った。ずいぶんロイの性欲は落ち着いてきたがなんだか俺たちの感じが変になってきた。
どう変になってきたかというと、俺の股からはロイの愛撫で簡単に愛液が垂れるようになってしまったし、いや、愛撫うんぬんよりロイの顔を見るだけで涎を垂らすようになってしまっていた。時々、キュウんとしてしまって……いわゆるアレだろうか……「入れて欲しい」的な……。
うおおおおおおおおお。俺、男だし、男なんだし、男だってばさ!!!
女の体、恐ろしい。ロイが指で辿るところがすべて気持ちよくて、胸までもが苦しい。今だけのことだからと割り切ってロイに頼むか!?い、イヤイヤイヤ……大事な精通しちゃったんだ。その上男女おとこおんなの俺が童貞もらうなんてダメだろう!!!
落ち着くんだ、落ち着け、俺。今のロイは普通じゃない。超絶色っぽいがそれはそれだ!
シャワーして、頭冷やしてからロイのところに戻らないと。
はあ。
どうしたらいいんだ。
これって欲求不満なのか!?でも、一日中ロイと居るのにセックスだけはどっかで済ますとか有りえないし、治療の一環で俺が勝手に発情してるだけだし。
でもさ、正直興味あるよ。あの長い指が膣なかをかき混ぜるたびに物凄い気持ちよくって、時々平気なふりしてイっちゃうことあるし。ロイのご立派なのここにいれたら最高に気持ちいいんだろうなって……。
あーダメダメ!!命の恩人になに考えてんだ!
頭をブンブン振ってどうにか煩悩を飛ばして俺はロイのいる部屋に戻った。
***
「スウ。お願いがあるんです」
「えあ!?お願い!?」
「私たちエルフの性欲は愛情有きだって前に話したことが有りますよね……。」
「あ、ウン。えと……それは……」
愛情もないのに今まで散々やってきた事怒ってるってこと!?ひーっつ!ご勘弁を!いや、治療だし!悪くないし!
「その……。治療の間だけでいいんです……」
「はえ!?」
「愛してるって言ってくれませんか」
「……」
俺、再び絶句。いや、そうだね。いくらなんでもエルフ的気持ちも大事だよね!はあ、不快になってなくてよかった!
「あ、やはり、その……」
「い、いいよ! ロイの心の負担がないのが一番だから!!」
俺のその言葉にロイが少し照れたように笑った。はあ、なんて良い男なんだ……って、いかん、いかん。見とれてる場合では!しかしどのタイミングで言えばいいやら。俺もかわいこちゃんにねだられてよく言ったものだが俺が言わされてたのは腰振ってる時だったしな。取りあえず、そろそろ始めねえとだからと服を脱ぎだす俺。なんか、いつもよりロイの熱い視線を感じるのだが。やっぱりロイはエルフだから気持ちの持ちようで違うんだろう。
服を畳んでからロイに向き合うとロイが初めて手を伸ばしてきた。まあ、仕方ない治療の一環だと思って女の間はロイの嫁でいよう。
腕を伸ばすとロイはひょいと俺の脇を抱えて自分の膝に乗せる。向かえ合わせになると、うん。恋人っぽいな。だったら言うならここか、と俺は口を開く。
「ロイ」
「はい」
「愛してる」
頼まれて言わされただけというのに何たる破壊力だ!!!思ったよりひどく動揺した俺は心臓がバクバクもので顔も赤面だ。ロイというと俺の言葉で溶けちまうんじゃないかって甘い顔になっている。
「私も、愛してますよ……スウ」
そこからは顎に手をやられてロイと初めてのキスをした。
いやもうね、おれ、悶え死ぬ……口から心臓でそうだし!
こんなオプションは聞いてねーぞー!!
と心の中で叫びながら、たどたどしいロイのキスを上書きするように丁寧に唇を啄み、舌を突いて絡ませ、歯列をなぞりながらロイの唇を堪能した俺だった。……だって、気持ちいいし。
ちゃんと、右手でアレを扱くのは忘れてないからな!
五日目に入った。ずいぶんロイの性欲は落ち着いてきたがなんだか俺たちの感じが変になってきた。
どう変になってきたかというと、俺の股からはロイの愛撫で簡単に愛液が垂れるようになってしまったし、いや、愛撫うんぬんよりロイの顔を見るだけで涎を垂らすようになってしまっていた。時々、キュウんとしてしまって……いわゆるアレだろうか……「入れて欲しい」的な……。
うおおおおおおおおお。俺、男だし、男なんだし、男だってばさ!!!
女の体、恐ろしい。ロイが指で辿るところがすべて気持ちよくて、胸までもが苦しい。今だけのことだからと割り切ってロイに頼むか!?い、イヤイヤイヤ……大事な精通しちゃったんだ。その上男女おとこおんなの俺が童貞もらうなんてダメだろう!!!
落ち着くんだ、落ち着け、俺。今のロイは普通じゃない。超絶色っぽいがそれはそれだ!
シャワーして、頭冷やしてからロイのところに戻らないと。
はあ。
どうしたらいいんだ。
これって欲求不満なのか!?でも、一日中ロイと居るのにセックスだけはどっかで済ますとか有りえないし、治療の一環で俺が勝手に発情してるだけだし。
でもさ、正直興味あるよ。あの長い指が膣なかをかき混ぜるたびに物凄い気持ちよくって、時々平気なふりしてイっちゃうことあるし。ロイのご立派なのここにいれたら最高に気持ちいいんだろうなって……。
あーダメダメ!!命の恩人になに考えてんだ!
頭をブンブン振ってどうにか煩悩を飛ばして俺はロイのいる部屋に戻った。
***
「スウ。お願いがあるんです」
「えあ!?お願い!?」
「私たちエルフの性欲は愛情有きだって前に話したことが有りますよね……。」
「あ、ウン。えと……それは……」
愛情もないのに今まで散々やってきた事怒ってるってこと!?ひーっつ!ご勘弁を!いや、治療だし!悪くないし!
「その……。治療の間だけでいいんです……」
「はえ!?」
「愛してるって言ってくれませんか」
「……」
俺、再び絶句。いや、そうだね。いくらなんでもエルフ的気持ちも大事だよね!はあ、不快になってなくてよかった!
「あ、やはり、その……」
「い、いいよ! ロイの心の負担がないのが一番だから!!」
俺のその言葉にロイが少し照れたように笑った。はあ、なんて良い男なんだ……って、いかん、いかん。見とれてる場合では!しかしどのタイミングで言えばいいやら。俺もかわいこちゃんにねだられてよく言ったものだが俺が言わされてたのは腰振ってる時だったしな。取りあえず、そろそろ始めねえとだからと服を脱ぎだす俺。なんか、いつもよりロイの熱い視線を感じるのだが。やっぱりロイはエルフだから気持ちの持ちようで違うんだろう。
服を畳んでからロイに向き合うとロイが初めて手を伸ばしてきた。まあ、仕方ない治療の一環だと思って女の間はロイの嫁でいよう。
腕を伸ばすとロイはひょいと俺の脇を抱えて自分の膝に乗せる。向かえ合わせになると、うん。恋人っぽいな。だったら言うならここか、と俺は口を開く。
「ロイ」
「はい」
「愛してる」
頼まれて言わされただけというのに何たる破壊力だ!!!思ったよりひどく動揺した俺は心臓がバクバクもので顔も赤面だ。ロイというと俺の言葉で溶けちまうんじゃないかって甘い顔になっている。
「私も、愛してますよ……スウ」
そこからは顎に手をやられてロイと初めてのキスをした。
いやもうね、おれ、悶え死ぬ……口から心臓でそうだし!
こんなオプションは聞いてねーぞー!!
と心の中で叫びながら、たどたどしいロイのキスを上書きするように丁寧に唇を啄み、舌を突いて絡ませ、歯列をなぞりながらロイの唇を堪能した俺だった。……だって、気持ちいいし。
ちゃんと、右手でアレを扱くのは忘れてないからな!
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