38 / 63
四章
夏の嵐
しおりを挟む
ちょっと遅くなりそうだから先に出ていいわ。そう美恵に促されて順は呆然としたまま部屋を出た。ふらふらとした足取りでエレベーターホールに辿り着く。時計を見るともう針は朝の十時を回っていた。
この格好で大学に行ったら何事かと思われるな。エレベーターを降り、ホテルを出た辺りでようやく順の頭は回り始めた。慌てて締めたために捩れていたネクタイをきっちり結び直す。半ばやけくそになりながら順はアパートに戻った。
記憶はないが避妊はしていたのだ。精液が直に美恵の体内に入ったのでなければ深刻な事態に陥る可能性は低い。それに今朝見た美恵の様子は普段とそれほど変わらなかった。だから大丈夫だ。そう自分に言い聞かせながら順はアパートの部屋の鍵を開けた。
ドアを開けて玄関で靴を脱ぐ。急いで部屋に向かおうとしていた順は、途中でドアが半開きになっていた和也の部屋を何気なく覗いた。そこで硬直する。
「おー、いっちょまえに朝帰りか。いい度胸だ」
低い低い声がする。順は恐る恐るドアから離れた。慌てて部屋に駆け込む寸前に後ろから腕をつかまれる。腕を背に回されねじ上げられた順は、その痛さに思わず叫んだ。
「痛い! 離せ!」
「しかもまあ、ご丁寧にスーツなんざ着て……おら。どこ行ってたか白状しろ」
不機嫌極まりない声で和也が告げる。順は腕を振り解こうともがきながら和也を肩越しに睨みつけた。
「いいだろう、どこだって!」
自由になる左手を振る。だが順の肘はすぐさま和也の手のひらで受け止められてしまった。そのまま左手首を強く握られる。
「つっ!」
両手をねじ上げられ、順は強引に壁に押さえつけられた。和也は遠慮のない力で順の手ごと背中を押さえる。
「誰に向かってそんな口叩きやがる。てめえ、オレが飼い主様だってこと、まだ判ってねえみてえだな!」
そう叫んだかと思うと和也は片手に順の両手首を握り、余った手で順の喉をつかんだ。そのまま喉が締められる。順は苦しさと痛みに仰け反った。息が出来ない。
「どこで誰と何してやがった! 吐け!」
「く……っ」
ごく僅かだけ首を締める力が緩む。順は懸命に息を吸って何とか拘束を解こうともがいた。だがもがけばもがくほど痛みが酷くなる。
「そ、んな、こと」
途切れ途切れにそこまで言って順はまた懸命に息を吸った。目を閉じて額を壁に強く押し付けて一気に怒鳴る。
「俺の勝手だろう!」
その途端、和也が目を吊り上げる。和也の雰囲気が変わったことを背中越しに感じ取り、順は苦しい呼吸をしながら振り返ろうとした。
不意に身体が浮く。和也は順の身体を横抱きにして部屋に続くドアを蹴飛ばした。嫌がってもがく順をベッドに放り投げる。慌てて身体を起こした順は目にした和也の表情に硬直した。和也は満面に怒りを表している。
何でそこまで怒られなきゃならないんだ。たった一晩、家を空けただけなのに。納得出来ないものを感じつつ順は和也を睨み返した。だが和也は怯むどころかより一層鋭い目で順を睨む。
無言で和也がシャツを脱ぎ捨てる。順はベッドを蹴って飛び降りようとした。身体が宙に浮いた一瞬の隙に和也が音もなくベッドに駆け寄る。浮いたと思った次の瞬間、順は鳩尾に深い衝撃を覚えてベッドに転がった。腹を押さえて激しく咳き込む。殴られたのだと順が理解したのは視界に和也の足が割り込んできた時だった。
「勝手に逃げるんじゃねえ!」
そう叫んで和也が足を払う。わき腹を蹴られた順の身体は壁に叩き付けられた。後頭部を窓枠に打ち付けた瞬間、視界に火花のようなものが散る。倒れた順の背に和也が膝を叩き込む。その途端に息も出来ないほどの衝撃に襲われる。
「こ、の……っ」
身体の中で嫌な音が鳴る。順は歯を食いしばって必死で起き上がろうとした。咳き込んだ拍子に口から血が流れてくる。抵抗しようとする順の背を膝で踏みつけ、和也は低い声で嗤った。
「おら、言えよ。どこで誰と何してた? 素直に言ったら退いてやってもいいぜ」
和也の嘲りに順の中で何かがぷつんと切れる。順はシーツを握りしめて鋭い目をして和也を振り返った。
「誰が言うか!」
渾身の力をこめてベッドを押す。順は強引に身体を起こし、背中に乗っていた和也を払い落とした。
緩やかに空気が流れる。いつの間にか順の周囲には風の流れが生まれていた。だが怒り狂う順には周囲の状況を把握することは出来なかった。ただ、怒りを込めて和也を睨みつける。順に払い落とされてその場に屈んでいた和也が剣呑な表情をして顔を上げる。
黒い瞳から虹彩が消える。
「いい度胸だ! 後悔するなよ!」
「それはこっちの」
順が言い終わる前に和也が動く。え、と息を飲んだ順は次の瞬間、視界を完全に遮られた。和也が順の顔面をつかんでそのまま腕を伸ばす。激しい音を立てて順は壁に頭を打ち付けた。
意味をなさない叫びが順の口から漏れる。和也の手の下で目を見張り、順は呼吸を止めた。何かが身体の中を酷く乱暴な力で這い回っている。経験のない激しい痛みに順は掠れた声を上げた。
「ボケが! 百年はええ!」
勝ち誇った和也の声が遠い。順は顔を押さえている和也の手首を両手で強くつかみ、爪を立てた。歯を食いしばって力をこめる。和也の肌に順の爪が食い込み、幾筋もの血が伝う。だがそれでも和也は手を離そうとはしない。
順は和也の手で壁に押さえつけられていた。ベッドの傍にあった小さな棚が倒れ、中身が床に散乱する。順は視界を塞がれたままで死に物狂いで暴れた。でたらめに振り回した順の足がベッドのパイプを折り曲げ、壁にへこみを作る。
「暴れんなっつってるだろうが! 大人しくしやがれ!」
怒声が間近で響く。順は大きく息を吸って声を張り上げた。その瞬間、順の髪が一気に空色に染まる。それと同時に周囲を取り巻いていた風が急に強さを増した。部屋の中を激しい風が荒れ狂う。風はあたり構わず暴れまわり、あらゆるものをなぎ倒した。
この格好で大学に行ったら何事かと思われるな。エレベーターを降り、ホテルを出た辺りでようやく順の頭は回り始めた。慌てて締めたために捩れていたネクタイをきっちり結び直す。半ばやけくそになりながら順はアパートに戻った。
記憶はないが避妊はしていたのだ。精液が直に美恵の体内に入ったのでなければ深刻な事態に陥る可能性は低い。それに今朝見た美恵の様子は普段とそれほど変わらなかった。だから大丈夫だ。そう自分に言い聞かせながら順はアパートの部屋の鍵を開けた。
ドアを開けて玄関で靴を脱ぐ。急いで部屋に向かおうとしていた順は、途中でドアが半開きになっていた和也の部屋を何気なく覗いた。そこで硬直する。
「おー、いっちょまえに朝帰りか。いい度胸だ」
低い低い声がする。順は恐る恐るドアから離れた。慌てて部屋に駆け込む寸前に後ろから腕をつかまれる。腕を背に回されねじ上げられた順は、その痛さに思わず叫んだ。
「痛い! 離せ!」
「しかもまあ、ご丁寧にスーツなんざ着て……おら。どこ行ってたか白状しろ」
不機嫌極まりない声で和也が告げる。順は腕を振り解こうともがきながら和也を肩越しに睨みつけた。
「いいだろう、どこだって!」
自由になる左手を振る。だが順の肘はすぐさま和也の手のひらで受け止められてしまった。そのまま左手首を強く握られる。
「つっ!」
両手をねじ上げられ、順は強引に壁に押さえつけられた。和也は遠慮のない力で順の手ごと背中を押さえる。
「誰に向かってそんな口叩きやがる。てめえ、オレが飼い主様だってこと、まだ判ってねえみてえだな!」
そう叫んだかと思うと和也は片手に順の両手首を握り、余った手で順の喉をつかんだ。そのまま喉が締められる。順は苦しさと痛みに仰け反った。息が出来ない。
「どこで誰と何してやがった! 吐け!」
「く……っ」
ごく僅かだけ首を締める力が緩む。順は懸命に息を吸って何とか拘束を解こうともがいた。だがもがけばもがくほど痛みが酷くなる。
「そ、んな、こと」
途切れ途切れにそこまで言って順はまた懸命に息を吸った。目を閉じて額を壁に強く押し付けて一気に怒鳴る。
「俺の勝手だろう!」
その途端、和也が目を吊り上げる。和也の雰囲気が変わったことを背中越しに感じ取り、順は苦しい呼吸をしながら振り返ろうとした。
不意に身体が浮く。和也は順の身体を横抱きにして部屋に続くドアを蹴飛ばした。嫌がってもがく順をベッドに放り投げる。慌てて身体を起こした順は目にした和也の表情に硬直した。和也は満面に怒りを表している。
何でそこまで怒られなきゃならないんだ。たった一晩、家を空けただけなのに。納得出来ないものを感じつつ順は和也を睨み返した。だが和也は怯むどころかより一層鋭い目で順を睨む。
無言で和也がシャツを脱ぎ捨てる。順はベッドを蹴って飛び降りようとした。身体が宙に浮いた一瞬の隙に和也が音もなくベッドに駆け寄る。浮いたと思った次の瞬間、順は鳩尾に深い衝撃を覚えてベッドに転がった。腹を押さえて激しく咳き込む。殴られたのだと順が理解したのは視界に和也の足が割り込んできた時だった。
「勝手に逃げるんじゃねえ!」
そう叫んで和也が足を払う。わき腹を蹴られた順の身体は壁に叩き付けられた。後頭部を窓枠に打ち付けた瞬間、視界に火花のようなものが散る。倒れた順の背に和也が膝を叩き込む。その途端に息も出来ないほどの衝撃に襲われる。
「こ、の……っ」
身体の中で嫌な音が鳴る。順は歯を食いしばって必死で起き上がろうとした。咳き込んだ拍子に口から血が流れてくる。抵抗しようとする順の背を膝で踏みつけ、和也は低い声で嗤った。
「おら、言えよ。どこで誰と何してた? 素直に言ったら退いてやってもいいぜ」
和也の嘲りに順の中で何かがぷつんと切れる。順はシーツを握りしめて鋭い目をして和也を振り返った。
「誰が言うか!」
渾身の力をこめてベッドを押す。順は強引に身体を起こし、背中に乗っていた和也を払い落とした。
緩やかに空気が流れる。いつの間にか順の周囲には風の流れが生まれていた。だが怒り狂う順には周囲の状況を把握することは出来なかった。ただ、怒りを込めて和也を睨みつける。順に払い落とされてその場に屈んでいた和也が剣呑な表情をして顔を上げる。
黒い瞳から虹彩が消える。
「いい度胸だ! 後悔するなよ!」
「それはこっちの」
順が言い終わる前に和也が動く。え、と息を飲んだ順は次の瞬間、視界を完全に遮られた。和也が順の顔面をつかんでそのまま腕を伸ばす。激しい音を立てて順は壁に頭を打ち付けた。
意味をなさない叫びが順の口から漏れる。和也の手の下で目を見張り、順は呼吸を止めた。何かが身体の中を酷く乱暴な力で這い回っている。経験のない激しい痛みに順は掠れた声を上げた。
「ボケが! 百年はええ!」
勝ち誇った和也の声が遠い。順は顔を押さえている和也の手首を両手で強くつかみ、爪を立てた。歯を食いしばって力をこめる。和也の肌に順の爪が食い込み、幾筋もの血が伝う。だがそれでも和也は手を離そうとはしない。
順は和也の手で壁に押さえつけられていた。ベッドの傍にあった小さな棚が倒れ、中身が床に散乱する。順は視界を塞がれたままで死に物狂いで暴れた。でたらめに振り回した順の足がベッドのパイプを折り曲げ、壁にへこみを作る。
「暴れんなっつってるだろうが! 大人しくしやがれ!」
怒声が間近で響く。順は大きく息を吸って声を張り上げた。その瞬間、順の髪が一気に空色に染まる。それと同時に周囲を取り巻いていた風が急に強さを増した。部屋の中を激しい風が荒れ狂う。風はあたり構わず暴れまわり、あらゆるものをなぎ倒した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる