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April
バ会長と喧嘩したことがバレました②
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「そういえば、転入生きたんだって?」
「あぁ、それに触れてくれるな…」
はぁ…とため息をついて、左右に頭を振る。
その瞬間、ドタバタと廊下が騒がしくなった。色々と察することは出来たが、俺は逃げることすらもうやめた。
「おはよおー!!!」
「……きた」
「あ!! 蒼葉おはよう!!! 今日も綺麗だな!!」
そんなこと大声で言うもんじゃありません!
とは思いつつも。やっぱり褒められて悪い気はしない俺がいる。誰だって、こんなにストレートに褒められたら嬉しいでしょーよ。
「どーも」
「今日は体育があるって聞いたから来た!」
「まさに子ども」
「あー! でも今日雨降ってるじゃん!!」
「そりゃあ、体育館になるでしょうな」
「じゃあドッジボールとかか!? それも楽しそうでいいな! ……って、あれ? お前誰だ!?」
一連の流れをまさに鳩が豆鉄砲食ったような表情で眺めていた悠真。
ちなみに里緒は、素知らぬ振りで読書を始めていた。ちょっと里緒さん酷くない?
「オレは、新垣朔! 朔って呼んでくれよな!! 名前なんて言うんだ!?」
「…………あ。俺は、森久保悠真。すっげえ元気だな。ちょっとびっくりした」
「悠真か! よろしくな!! オレは元気が取り柄だからな!」
「まぁ、テンション低いよりずっといいよな。ってか、その頭と眼鏡すげぇな~! どうなってんの?」
お? なんか、結構良い感じに馴染んでいらっしゃるぞ? こりゃあまさかの展開だ。
そうか、悠真はマリモが今どういう立ち位置でいるか知らないから、ただただ元気な転入生に見えるのか。
「おはよう、朔。今日も元気だね」
「あ、颯! おはよう!!」
「はよーっす、颯!」
「あ、悠真。おはよう」
「俺めっちゃついでだな!?」
「朔、やっと教室来た。生徒会室行ったきり、全然戻ってこないんだから。……別に、帰ってこないからって何かあるわけじゃないけど」
「巧! ごめんな! 椛や楓と遊んだ後、そのまま寝ちゃったんだよーっ!」
「別に謝らなくていいし。寂しかったなんて、全く思ってないから」
ちょっと待ってくれ! 何だこのシチュエーションは!?
急にマリモの取り巻き1号・2号に取り囲まれてしまった俺たち。何で!? 急すぎるぞ!? いろんな準備が出来てないぞ!
ってか、柊くん可愛い。ツンデレがツンデレすぎて可愛い。寂しかったんだね。マリモが生徒会にべったりで寂しかったんだねえ!
ほらマリモ! 柊くんの気持ちに早く答えてやれ!!
「っていうか、蒼葉! なんで昨日オレを放って帰っちゃったんだよ!! 秀吉と喧嘩したって聞いたぞ!」
「…………え、ちょっと!?」
なんで急に話を変えるんだよ!? 柊くんに返事してやれよ!
しかも、そんなヤバいことを大声で言うな!
生徒会長様と喧嘩したとか…。正確には喧嘩でもないただの罵りあいだけど。どっちにしろそんなことこんなところで言ったら…!
「えっ、《女神様》が《王様》と喧嘩……?」
「うそ…。あのお優しい《女神様》がそんな……」
「このままだと、《女神様》を巡ってあのお2人が戦争するんじゃ……」
「悠真様と颯様のツーショット、久々で眼福…っ!」
「ってゆうか、まだ学園に来て間もないくせに、当然のように皆様を呼び捨てにしてるアイツ、マジでなんなの?」
「ホントそれ! あのキモオタが当たり前のように神聖な生徒会室に出入りしてるとか、有り得ないんですけど!」
「あの騒がしそうな中で読書できる里緒ちゃん、流石すぎる」
「もしもあのお2人が直接対決したら、もう戦争どころじゃないかもしれない…」
「あのキモオタ、そろそろ制裁しないとねぇ…」
「生徒会と《女神様》が関わりを持ったって本当だったんだ?」
「《王様》と喧嘩しただなんて、《女神様》男前…っ! そんなところも素敵! 一生ついて行きます!!」
「巧ちゃんツンデレ超可愛いっ!!」
「遂にキターーー!! 《女神様》と《王様》が喧嘩したって!! 誰かすぐに裏を取れ!! 次の1面はこれで決まりだ!!」
ほらもうこうなるじゃんか…。
予想通りの観客たちの喜怒哀楽の声に、俺は大きなため息とともに頭を抱えた。
にしても、今日は一段と周りの反応がでかいな。
ま、それもそうか。2-Aのほぼ全ての人気者がこの場所に集結しているわけで。しかもその中にはマリモもいる。となると、やっぱりこの状況も仕方ない。
それに、現在進行形で廊下にもどんどんと人が集まってきている。今いるこの里緒の席は廊下側だから、見物するには絶好の場所だな。
だけど、少しでも視線を抑えたいので、窓閉めてもいいですか?
さてと。そんなことは置いておいて。
なんか今日ちょっと、いつもと比べてかなり物騒な言葉が出てきてない?
“戦争”とか。
“制裁”とか。
しかも“戦争”に関しては俺に関係がありそうな雰囲気だし。
“あのお2人”って誰だよ? 心当たりがない。……うん、ない。多分。
ちょっぴり雅楽代先輩辺りは怪しいけど、あの人は人と争ったりはしないはずだ。となると、いよいよ心当たりがないぞ。
「あぁ、それに触れてくれるな…」
はぁ…とため息をついて、左右に頭を振る。
その瞬間、ドタバタと廊下が騒がしくなった。色々と察することは出来たが、俺は逃げることすらもうやめた。
「おはよおー!!!」
「……きた」
「あ!! 蒼葉おはよう!!! 今日も綺麗だな!!」
そんなこと大声で言うもんじゃありません!
とは思いつつも。やっぱり褒められて悪い気はしない俺がいる。誰だって、こんなにストレートに褒められたら嬉しいでしょーよ。
「どーも」
「今日は体育があるって聞いたから来た!」
「まさに子ども」
「あー! でも今日雨降ってるじゃん!!」
「そりゃあ、体育館になるでしょうな」
「じゃあドッジボールとかか!? それも楽しそうでいいな! ……って、あれ? お前誰だ!?」
一連の流れをまさに鳩が豆鉄砲食ったような表情で眺めていた悠真。
ちなみに里緒は、素知らぬ振りで読書を始めていた。ちょっと里緒さん酷くない?
「オレは、新垣朔! 朔って呼んでくれよな!! 名前なんて言うんだ!?」
「…………あ。俺は、森久保悠真。すっげえ元気だな。ちょっとびっくりした」
「悠真か! よろしくな!! オレは元気が取り柄だからな!」
「まぁ、テンション低いよりずっといいよな。ってか、その頭と眼鏡すげぇな~! どうなってんの?」
お? なんか、結構良い感じに馴染んでいらっしゃるぞ? こりゃあまさかの展開だ。
そうか、悠真はマリモが今どういう立ち位置でいるか知らないから、ただただ元気な転入生に見えるのか。
「おはよう、朔。今日も元気だね」
「あ、颯! おはよう!!」
「はよーっす、颯!」
「あ、悠真。おはよう」
「俺めっちゃついでだな!?」
「朔、やっと教室来た。生徒会室行ったきり、全然戻ってこないんだから。……別に、帰ってこないからって何かあるわけじゃないけど」
「巧! ごめんな! 椛や楓と遊んだ後、そのまま寝ちゃったんだよーっ!」
「別に謝らなくていいし。寂しかったなんて、全く思ってないから」
ちょっと待ってくれ! 何だこのシチュエーションは!?
急にマリモの取り巻き1号・2号に取り囲まれてしまった俺たち。何で!? 急すぎるぞ!? いろんな準備が出来てないぞ!
ってか、柊くん可愛い。ツンデレがツンデレすぎて可愛い。寂しかったんだね。マリモが生徒会にべったりで寂しかったんだねえ!
ほらマリモ! 柊くんの気持ちに早く答えてやれ!!
「っていうか、蒼葉! なんで昨日オレを放って帰っちゃったんだよ!! 秀吉と喧嘩したって聞いたぞ!」
「…………え、ちょっと!?」
なんで急に話を変えるんだよ!? 柊くんに返事してやれよ!
しかも、そんなヤバいことを大声で言うな!
生徒会長様と喧嘩したとか…。正確には喧嘩でもないただの罵りあいだけど。どっちにしろそんなことこんなところで言ったら…!
「えっ、《女神様》が《王様》と喧嘩……?」
「うそ…。あのお優しい《女神様》がそんな……」
「このままだと、《女神様》を巡ってあのお2人が戦争するんじゃ……」
「悠真様と颯様のツーショット、久々で眼福…っ!」
「ってゆうか、まだ学園に来て間もないくせに、当然のように皆様を呼び捨てにしてるアイツ、マジでなんなの?」
「ホントそれ! あのキモオタが当たり前のように神聖な生徒会室に出入りしてるとか、有り得ないんですけど!」
「あの騒がしそうな中で読書できる里緒ちゃん、流石すぎる」
「もしもあのお2人が直接対決したら、もう戦争どころじゃないかもしれない…」
「あのキモオタ、そろそろ制裁しないとねぇ…」
「生徒会と《女神様》が関わりを持ったって本当だったんだ?」
「《王様》と喧嘩しただなんて、《女神様》男前…っ! そんなところも素敵! 一生ついて行きます!!」
「巧ちゃんツンデレ超可愛いっ!!」
「遂にキターーー!! 《女神様》と《王様》が喧嘩したって!! 誰かすぐに裏を取れ!! 次の1面はこれで決まりだ!!」
ほらもうこうなるじゃんか…。
予想通りの観客たちの喜怒哀楽の声に、俺は大きなため息とともに頭を抱えた。
にしても、今日は一段と周りの反応がでかいな。
ま、それもそうか。2-Aのほぼ全ての人気者がこの場所に集結しているわけで。しかもその中にはマリモもいる。となると、やっぱりこの状況も仕方ない。
それに、現在進行形で廊下にもどんどんと人が集まってきている。今いるこの里緒の席は廊下側だから、見物するには絶好の場所だな。
だけど、少しでも視線を抑えたいので、窓閉めてもいいですか?
さてと。そんなことは置いておいて。
なんか今日ちょっと、いつもと比べてかなり物騒な言葉が出てきてない?
“戦争”とか。
“制裁”とか。
しかも“戦争”に関しては俺に関係がありそうな雰囲気だし。
“あのお2人”って誰だよ? 心当たりがない。……うん、ない。多分。
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