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April
アメリカンドッグって、 ちょっとエロくないですか?
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黙々とドーナツを1つ食べ終えたところで、ふと話が続きだったことを思い出した。
「そういや陽希。さっき言ってた最後のグループって一体どんなとこ──」
振り返った俺は、その衝撃の光景に固まった。視界に映るのは、いつの間にか取り出したアメリカンドッグを咥える陽希。
問題は、その咥え方。
あ、ちょっと待って……。それなんかエロい。身長の関係上若干見下ろしてきてるのがちょっと惜しいけど、不思議そうに小首傾げてるのがまたヤバい。
ってかどこから出したんだよそのアメリカンドッグ。そしてなんでここに俺しかいないんだよ…! 惜しい! 俺にしなくていいから、他の誰かに向かってしてくれよ…!!
1人勝手に悶える俺の心中を1ミリも察していない様子の陽希は、アメリカンドッグを咀嚼して飲み込む。
そのまま口を開くのかと思ったら、ぺろりと赤い舌が覗き、唇の上を一周した。ケチャップがついていたらしい。
不意打ちのそれに、俺は軽く目眩を覚える。鼻血でそう。普段から一緒に飯食ってるし、舌を出して舐め取るみたいなことも珍しいわけじゃない。なのに、今日のアメリカンドッグからの流れってところが堪らないのですよ……! 分かりますかねこの気持ち!? 分かるよな、同じ腐男子なら!
「あぁせやせや。忘れとったわ」
ある意味瀕死状態の俺を気に留めることなく、アメリカンドッグ片手に話を再開し出す陽希。
頼むから待ってくれ。気になるって。アメリカンドッグのせいで話が入ってこないって!
そうは思いつつ、指摘することでこのステキな状況が崩れるのも嫌なので、適当に相槌を打ちながら妄想の旅に出ることにした。
あの大きさだとしたら、結構長身のガタイがいい人だな。陽希よりもガタイが良い人か~。やっぱバ会長とか? あのクソバ会長に陽希をやるのは少しばかり勿体無い気はするが、萌えのためだ仕方ない。陽希には我慢してもらうってことで。
……あ、でも世羅先輩もいいな。委員長してるんだったら面識あるんだろうし、芽がないわけでは無い。むしろバ会長より有り得そうだな。鬼畜ドSの世羅先輩に振り回されて身も心も虐められて、でも健気に従順に従う陽希とか。うっわ、すげぇ良さそう!
先に出した2人もいいけど、もう少し身近な相手といったら2-Sだよな。それらしい人がいたっけなー。んー…改めて考えると、2-Sって結構可愛らしい人が多いのでは? タチランク3位の会計が在籍してるクラスだけど、あの人はそんなガタイがいいタイプではない。中性的な魅力の枠で票を集めてるわけで、身長はともかくガタイの良さに関しては、恐らく陽希の方が上だ。あと確か、欧州から来てる留学生の紳士がいた気がする。でも俺の記憶が確かならば、彼もまたスラッとした美少年だったはずだ。
あぁ忘れてた。保健委員長も2-Sだったな。ムキムキってわけではないけど、いわゆる細マッチョってやつだ。まぁ、陽希も似たような感じだから、陽希よりっていう条件はみたせてない。
とはいえ、ガタイがいいかどうかはこの際目を瞑ることにしよう。だとしたら保健委員長が一番良さそうだよな。あー、リアルではなんて呼び合ってんだろ? 同じクラスだし、委員長同士だし、結構仲良かったりしないだろうか? それこそ、名前呼び捨てとか、ニックネームもいいよな。で、保健委員長なんだから保健室でヤってたりしたら最高じゃね?
例えばそう、こんな感じ──。
舞台は、いつ誰が来るかもしれない保健室。
部屋の奥に設置されたベッドに腰掛ける保健委員長。その足の間に座り込み、恥ずかしそうに見上げる陽希。そんな陽希を目を細め愛おしげに見つめながら、促すように優しく頭を撫でる。
恥ずかしげに顔を赤らめ、ぎこちなくズボンのチャックを下げていき、パンツの中から大きなモノを取り出す。またも少し戸惑いを見せる陽希を安心させるように、彼は陽希の額にキスを落とした。
弾かれるように目を丸くして見上げる陽希。そんな陽希に、口パクで言う。
"可愛いよ、陽希"。
羞恥で耳まで紅く染めた陽希は、彼から視線を外して前のものを見据える。
怖い。
でも、薫を喜ばせるためなら……。
意を決して、口を開く。
伸ばした舌を彼のモノに絡ませる。
独特の苦い味に苦戦しながら、ゆっくりと奥まで咥えこんで──。
「あーおーばーっ!!」
「……っ!?」
突然大声で名前を呼ばれて、現実へ引き戻される。
目の前には、真顔の陽希。整った顔立ちの人の真顔って、迫力えげつない。
「おかえり、蒼葉。ところで俺の話、聞いてた?」
「あー聞いてなかった、悪い」
「やろうな。で、何考えてたん?」
「はは。あ、気にしないで?」
「嫌な予感しかせんのやけど」
「大丈夫大丈夫。でもちょっと俺も流石に乙女すぎるなって思った」
「目の前で人の妄想すんのやめてくれるか?」
「だったら、アメリカンドッグなんか咥えるなよな」
「うっわ。これのせいか、なるほど」
もう1/3ほどしか残っていないアメリカンドッグを恨めしそうに見つめると、とうもろこしに齧り付くようにして残りを平らげた。
別に丸ごと咥え込んでくれてもよかったのに。残念。それにしても、淡々と真顔で話す陽希、ちょっと怖かったぞ。
「ま、俺もよぉ蒼葉をいろんな人と掛け合わせてるからしゃあないかぁ」
「そうそう。お互い様ってやつ」
「調子ええやつやな……。ちなみに一応聞いときたいんやけど、相手は誰なん?」
「色々候補はあったんだが、最終保健委員長になったな」
思い出したらにやけてくる。
本当、妄想の中の陽希はすんごい乙女だった。きっと、初夜もまだの乙女。これまで陽希で妄想繰り広げて、ここまで乙女だったのは初めてだ。
いつもは桜花ちゃんとかナギと掛け合わせるから、強気というか、いじられキャラというか、なんともいつも通りな陽希が思い浮かぶ。
もしくは、王子モードを発動している紳士然な陽希×チワワくん。この場合は、今回のとは逆に陽希がスパダリのような形だ。それもまたいいんだけどな。
で。今回そんないじらしい陽希を受け止めていたのは、保健委員長を務めている西門薫くん。実際の彼は、果たしてそんなに優しいスパダリなんだろうか?
なんて、多分違うだろうな。王道通りなら、彼はきっと保健委員を全員食ってる下半身ゆるゆるなバリタチ。聞こえてくる噂もそうだし、間違いないと思われる。
そんなバリタチくんと掛け合わされたということは、自分が受けの妄想をされたということ。"咥えてる"時点でほぼそうなのだけど、流石に自受けBLは嫌がるかもしれないなと考えて若干身構えた俺に対し、陽希は明るく声をあげた。
「あー、薫か。なるほどな~。なんか、そこと掛け合わされるんは珍しい気ぃするわ」
「お前、よく自受け案件をそんな簡単に受け入れられるなぁ?」
「この学園におって、そうゆう話にいちいち反応してたら生きていかれへんで。しかも自分はそうゆうん好きで四六時中考えとるのに、相手には俺と誰かとのCPを考えんな! とか、矛盾してるにも程があるやろ」
それはそうなんだけども。これまで共学で育ってきた人間としては、なかなかそんなふうに割り切りれないんだよな。
それにしても…。
「やっぱり陽希って実はしっかりしてるよな」
「ん? どや? 惚れ直したか?」
「元から惚れてねーし」
「ノリ悪~」
「蓮も同じようなこと言ってたな。やっぱ、慣れなきゃダメか」
「人の頭ん中で考えられてる分には実害ないやろ? せやから、そんなに気にすることもないんやって。郷に入っては郷に従えってこっちゃな!」
その時、TSPが通知を知らせた。開いて見ると、あの定期通知。いつの間にやら、30分も経っていたらしい。
この30分も、特に大きな動きはなかったようだ。
捕まってしまったらしい数人の名前に軽く目を通すと、TSPを腕のポーチに仕舞った。
まだTSPを操作している陽希を横目に、空を見上げる。さっき見た時よりも上へと登っている太陽は、少し分厚めの雲に隠されている。
しばらく眺めていると、雲の隙間から、今の季節にふさわしい朗らかな光が漏れ出る。その眩しさに、俺は少し目を細めた。
今日のこの話は、桜の通学路の先輩たちの物語と一緒に、次の販売会に出せるよう冊子にしよう。
「そういや陽希。さっき言ってた最後のグループって一体どんなとこ──」
振り返った俺は、その衝撃の光景に固まった。視界に映るのは、いつの間にか取り出したアメリカンドッグを咥える陽希。
問題は、その咥え方。
あ、ちょっと待って……。それなんかエロい。身長の関係上若干見下ろしてきてるのがちょっと惜しいけど、不思議そうに小首傾げてるのがまたヤバい。
ってかどこから出したんだよそのアメリカンドッグ。そしてなんでここに俺しかいないんだよ…! 惜しい! 俺にしなくていいから、他の誰かに向かってしてくれよ…!!
1人勝手に悶える俺の心中を1ミリも察していない様子の陽希は、アメリカンドッグを咀嚼して飲み込む。
そのまま口を開くのかと思ったら、ぺろりと赤い舌が覗き、唇の上を一周した。ケチャップがついていたらしい。
不意打ちのそれに、俺は軽く目眩を覚える。鼻血でそう。普段から一緒に飯食ってるし、舌を出して舐め取るみたいなことも珍しいわけじゃない。なのに、今日のアメリカンドッグからの流れってところが堪らないのですよ……! 分かりますかねこの気持ち!? 分かるよな、同じ腐男子なら!
「あぁせやせや。忘れとったわ」
ある意味瀕死状態の俺を気に留めることなく、アメリカンドッグ片手に話を再開し出す陽希。
頼むから待ってくれ。気になるって。アメリカンドッグのせいで話が入ってこないって!
そうは思いつつ、指摘することでこのステキな状況が崩れるのも嫌なので、適当に相槌を打ちながら妄想の旅に出ることにした。
あの大きさだとしたら、結構長身のガタイがいい人だな。陽希よりもガタイが良い人か~。やっぱバ会長とか? あのクソバ会長に陽希をやるのは少しばかり勿体無い気はするが、萌えのためだ仕方ない。陽希には我慢してもらうってことで。
……あ、でも世羅先輩もいいな。委員長してるんだったら面識あるんだろうし、芽がないわけでは無い。むしろバ会長より有り得そうだな。鬼畜ドSの世羅先輩に振り回されて身も心も虐められて、でも健気に従順に従う陽希とか。うっわ、すげぇ良さそう!
先に出した2人もいいけど、もう少し身近な相手といったら2-Sだよな。それらしい人がいたっけなー。んー…改めて考えると、2-Sって結構可愛らしい人が多いのでは? タチランク3位の会計が在籍してるクラスだけど、あの人はそんなガタイがいいタイプではない。中性的な魅力の枠で票を集めてるわけで、身長はともかくガタイの良さに関しては、恐らく陽希の方が上だ。あと確か、欧州から来てる留学生の紳士がいた気がする。でも俺の記憶が確かならば、彼もまたスラッとした美少年だったはずだ。
あぁ忘れてた。保健委員長も2-Sだったな。ムキムキってわけではないけど、いわゆる細マッチョってやつだ。まぁ、陽希も似たような感じだから、陽希よりっていう条件はみたせてない。
とはいえ、ガタイがいいかどうかはこの際目を瞑ることにしよう。だとしたら保健委員長が一番良さそうだよな。あー、リアルではなんて呼び合ってんだろ? 同じクラスだし、委員長同士だし、結構仲良かったりしないだろうか? それこそ、名前呼び捨てとか、ニックネームもいいよな。で、保健委員長なんだから保健室でヤってたりしたら最高じゃね?
例えばそう、こんな感じ──。
舞台は、いつ誰が来るかもしれない保健室。
部屋の奥に設置されたベッドに腰掛ける保健委員長。その足の間に座り込み、恥ずかしそうに見上げる陽希。そんな陽希を目を細め愛おしげに見つめながら、促すように優しく頭を撫でる。
恥ずかしげに顔を赤らめ、ぎこちなくズボンのチャックを下げていき、パンツの中から大きなモノを取り出す。またも少し戸惑いを見せる陽希を安心させるように、彼は陽希の額にキスを落とした。
弾かれるように目を丸くして見上げる陽希。そんな陽希に、口パクで言う。
"可愛いよ、陽希"。
羞恥で耳まで紅く染めた陽希は、彼から視線を外して前のものを見据える。
怖い。
でも、薫を喜ばせるためなら……。
意を決して、口を開く。
伸ばした舌を彼のモノに絡ませる。
独特の苦い味に苦戦しながら、ゆっくりと奥まで咥えこんで──。
「あーおーばーっ!!」
「……っ!?」
突然大声で名前を呼ばれて、現実へ引き戻される。
目の前には、真顔の陽希。整った顔立ちの人の真顔って、迫力えげつない。
「おかえり、蒼葉。ところで俺の話、聞いてた?」
「あー聞いてなかった、悪い」
「やろうな。で、何考えてたん?」
「はは。あ、気にしないで?」
「嫌な予感しかせんのやけど」
「大丈夫大丈夫。でもちょっと俺も流石に乙女すぎるなって思った」
「目の前で人の妄想すんのやめてくれるか?」
「だったら、アメリカンドッグなんか咥えるなよな」
「うっわ。これのせいか、なるほど」
もう1/3ほどしか残っていないアメリカンドッグを恨めしそうに見つめると、とうもろこしに齧り付くようにして残りを平らげた。
別に丸ごと咥え込んでくれてもよかったのに。残念。それにしても、淡々と真顔で話す陽希、ちょっと怖かったぞ。
「ま、俺もよぉ蒼葉をいろんな人と掛け合わせてるからしゃあないかぁ」
「そうそう。お互い様ってやつ」
「調子ええやつやな……。ちなみに一応聞いときたいんやけど、相手は誰なん?」
「色々候補はあったんだが、最終保健委員長になったな」
思い出したらにやけてくる。
本当、妄想の中の陽希はすんごい乙女だった。きっと、初夜もまだの乙女。これまで陽希で妄想繰り広げて、ここまで乙女だったのは初めてだ。
いつもは桜花ちゃんとかナギと掛け合わせるから、強気というか、いじられキャラというか、なんともいつも通りな陽希が思い浮かぶ。
もしくは、王子モードを発動している紳士然な陽希×チワワくん。この場合は、今回のとは逆に陽希がスパダリのような形だ。それもまたいいんだけどな。
で。今回そんないじらしい陽希を受け止めていたのは、保健委員長を務めている西門薫くん。実際の彼は、果たしてそんなに優しいスパダリなんだろうか?
なんて、多分違うだろうな。王道通りなら、彼はきっと保健委員を全員食ってる下半身ゆるゆるなバリタチ。聞こえてくる噂もそうだし、間違いないと思われる。
そんなバリタチくんと掛け合わされたということは、自分が受けの妄想をされたということ。"咥えてる"時点でほぼそうなのだけど、流石に自受けBLは嫌がるかもしれないなと考えて若干身構えた俺に対し、陽希は明るく声をあげた。
「あー、薫か。なるほどな~。なんか、そこと掛け合わされるんは珍しい気ぃするわ」
「お前、よく自受け案件をそんな簡単に受け入れられるなぁ?」
「この学園におって、そうゆう話にいちいち反応してたら生きていかれへんで。しかも自分はそうゆうん好きで四六時中考えとるのに、相手には俺と誰かとのCPを考えんな! とか、矛盾してるにも程があるやろ」
それはそうなんだけども。これまで共学で育ってきた人間としては、なかなかそんなふうに割り切りれないんだよな。
それにしても…。
「やっぱり陽希って実はしっかりしてるよな」
「ん? どや? 惚れ直したか?」
「元から惚れてねーし」
「ノリ悪~」
「蓮も同じようなこと言ってたな。やっぱ、慣れなきゃダメか」
「人の頭ん中で考えられてる分には実害ないやろ? せやから、そんなに気にすることもないんやって。郷に入っては郷に従えってこっちゃな!」
その時、TSPが通知を知らせた。開いて見ると、あの定期通知。いつの間にやら、30分も経っていたらしい。
この30分も、特に大きな動きはなかったようだ。
捕まってしまったらしい数人の名前に軽く目を通すと、TSPを腕のポーチに仕舞った。
まだTSPを操作している陽希を横目に、空を見上げる。さっき見た時よりも上へと登っている太陽は、少し分厚めの雲に隠されている。
しばらく眺めていると、雲の隙間から、今の季節にふさわしい朗らかな光が漏れ出る。その眩しさに、俺は少し目を細めた。
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