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April
双子ちゃんたちの秘密③
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「なぁ椛。これ、楓くんたちが追ってきたら逃げ場なくね?」
しばらく離れたところで立ち止まると、椛に尋ねた。
ここは屋根の上。何の用意もしていないし、さすがに飛び降りれる高さじゃない。
そんな俺の心配の言葉を椛はにっこりと笑い飛ばす。
「大丈夫、まだ来ないよ。楓、高所恐怖症だからね~」
「それ、先に言ってくれよ」
「ごめんごめん。学園じゃ有名な話かなって思っちゃってつい」
眉を下げてごめんと手を合わせる椛。
いやまぁ、逃げ切れたから別にいいんだけどさ。
それにしてもまさか、いつも2人一緒にいる可愛い双子にこんな秘密があったとは。
「楓のこと気にしてる? そんなに深く考えなくて大丈夫だよ~」
俺が黙り込んだからか、椛が困ったように見上げてくる。
「ボクらみたいな家ではよくあることだからね」
「そうなのか?」
「うん」
こくりと頷くと、両手を横に伸ばして楽しそうにぴょんぴょんと屋根から屋根に飛び移っていく。その様子は、本当に気にしていないみたいだ。
おそらく話す気もないんだろう。
そりゃそうだ。まだ出会って間もない人間に話せることなんて限られる。過去に関わるようなこと、話せなくて当然だし、俺だって聞かされても正直困るだろうしな。
「さてさて~。とっても名残惜しいけど、この辺りで別れたほうがいいかな。楓が血眼になって探してると思うから」
「あれ? でも楓くんは登れないんだろ? ここにいれば安全なんじゃないか?」
楓くんは、自分の手で捕まえることに固執していた。だから一緒にいた会計も追ってきていない。
おそらくは、楓くんのお守り役のような形なんだろう。「ついてきただけ」って本人も言ってたし。
なのだとしたら、ここは最も安全な場所なのでは?
と思ったのだが、椛はとんでもないというようにブンブンと首を左右に振る。
「ううん。確かに楓は登れないけど、登れる人なんてたくさんいるもん! 蒼くんもさっき言ったじゃない。囲まれたら逃げ場がないんだよ、ここは」
「それはそうだけど──」
「何より、生徒会のグループのリーダーは貴那りんだよ? 貴那りんに相談とかされちゃったら、いーっぱいの人が動いて一瞬で包囲されて楓の所に連れていかれちゃうよ~。怖い怖いっ」
「あーそれは恐ろしいな……。有り得そうだし」
「有り得そうじゃないよ、有り得るんだよ!」
真剣な表情で詰め寄ってくる椛。
幼馴染みからここまで言われる副会長すごいな。まるで悪の組織のような言いよう。まぁでもそれだけ、お互いをわかってるってことか。
「そういうわけなら、そろそろ別れるか。ちょうどSと──」
TSPが通知を知らせる。
ふと時計を確認すると、正午を回っていた。え? いつの間に。
画面に表示された捕まった生徒の名前を確認していく。するとそこに見知った名前があった。
「あ、ちりちゃん……。捕まったのか」
ちりちゃんも運動部だから体力とかは申し分なかったはずなのに。囲まれたのかな。
そろそろ捕まる人数も増えてきた。警察側の統率も取れてきたってことだろう。
俺も気を引き締めていかないと。これまでみたいなお遊び気分じゃ、下手したら捕まっちまう。
「じゃあ椛。この辺で」
椛に向かってそう言ういうと、踵を返そうとした。そんな俺の左の手を椛が握る。
「蒼くんあのね。さっきも言ったけどボク、もっとお話ししたかったよ」
「おう。俺ももっとゆっくり話したかった」
「本当!? じゃあ、今度ハル兄も交えて3人で思いっきりオタトークしようよ! ね、どう?」
……ジップラインで飛んできてからここまでいろいろとあったわけだけど、これだけは断言できる。
椛は可愛い。とてつもなく可愛い。
見てくれよこの上目遣い。真剣に見つめてくる大きな瞳。最高。可愛い。
「え? なになに、どしたの蒼くん?」
「あ、ごめんつい」
つい、オレンジの髪を撫でてしまった右手を引っ込める。
いやぁ、俺としましたことが。だってあまりに可愛くて、癒しすぎて。思わず撫でたくなることってありません?
その時ふと、左手に柔らかい感触が。
「びっくりしただけだから大丈夫。むしろ嬉しいよ!」
「え?」
「だから、するならもっといっぱいなでなでして?」
「………………………………可愛すぎる!!!」
両手で俺の手を自分の頭に持っていって上目遣いにそんなことを言う椛に俺は完全ノックアウト。瀕死ですよもう!
なんたる可愛さ!!! なんたるあざとさ!!! "なでなで"って言い方の破壊力!!!
これを素でやってるのだとしたら、もう犯罪級ですよ。やばいですよ。死人が出ますよ!?
ああああああ俺にやってくれるのも嬉しい。嬉しいんだけど、ぜひスパダリのお兄さんとかに向かってやってほしい!
「蒼くん?」
生徒会とかにいい感じの人いないんですかね!? あー、スパダリっぽい人はいない……?
琥珀くんとか良さげかもしれないけど、彼はなんというか主従関係ものとして、あのバ会長とどうにかなってたりしてくれちゃったりしてほしいんだよな。うん。完全に俺の願望ですけどね!
「蒼くん」
あー、だったら彼とかどうだろう? 俺はあんまり知らないんだけど、風紀委員の苺愛くん。
あの子、すんごい優等生だって聞くし、1年なのにタチランク入りしちゃうくらいのイケメンだし。
しかも椛も1年ってことは、クラスメートだろ? いいんじゃない? わー、すごい良さそう!!
「ねぇ、蒼くんってば」
あ、でも、楓くんっていう障害があるんだった……。
良い人がいても、なかなかお付き合いまでいかなさそう。残念だけど、楓くんにとっては椛が全てなんだもんな。
……双子か。双子、アリだな。
「蒼くんっ!!!」
「ひゃい!?」
耳元で叫ばれて肩が飛び跳ねた。バランス崩して落ちるかと思った。心臓止まるかと思った。落ちてたら止まってたな。ガチめに。
椛は頬を膨らまして眉根を寄せていた。怒ってらっしゃるみたい。
でもだけど。そんな顔も可愛いだなんて、キミは天使か何かかな。
「天使だなんて、何言ってるのさーっ」
「うわ、口に出してたか」
「バッチリね! もー。《女神様》は蒼くんの方でしょ?」
「それはまた話が別なんだよな」
「って、変なこと言ってないで逃げよ? 向こうのほうが騒がしくなってきたから、そろそろ楓が来たかも」
そう言われて、示された講堂の方に視線を向ける。
そこにいたのは黒い塊。ざっと50人はいそうな大軍だった。
これは、ヤバい。
「ほらほら、早く行って! あの人たちの目的はボクだから、ボクから離れれば安心だよ」
「行ってって言うけど、本当に大丈夫か?」
流石にあの大群に1人で追われるなんて心配だ。見た目はか弱い小さな少年なわけだし。まぁ、この一連の流れを省みると、そう簡単に捕まりそうもないけど。それでも心配は心配。
しかし視界に映ったのは、子どものような生き生きとした表情の椛だった。紫色の大きな瞳がキラキラと輝いている。心からこの状況を楽しんでいた。
なんだか思わず体の力が抜ける。
「なんか、心配は無用みたいだな」
「うんっ! 蒼くん、2-Aの人たちに捕まらないようファイトだよ!」
「椛もな」
「もっちろん! 楓と約束したからね~。怪我しないで、最後まで逃げ切っちゃうよ!」
「楓と約束した」だなんて、ちょっと泣ける。なんだかんだやっぱり、片割れのこと大切に思ってるんだな。
椛が表情を曇らせた詳しい理由は分からないけど、まぁいい。人には秘密の1つや2つ、あるもんだから。
頷きあい、拳を合わせる。いわゆるグータッチってやつ。
「じゃ、頑張ろうぜ」
「おー! あ、さっきの話も忘れないでね!」
「りょーかい!」
俺たちは別々の方向へと走り出した。
目指すは、普段ほとんど入ることの無い聖域。S棟だ。
しばらく離れたところで立ち止まると、椛に尋ねた。
ここは屋根の上。何の用意もしていないし、さすがに飛び降りれる高さじゃない。
そんな俺の心配の言葉を椛はにっこりと笑い飛ばす。
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「ボクらみたいな家ではよくあることだからね」
「そうなのか?」
「うん」
こくりと頷くと、両手を横に伸ばして楽しそうにぴょんぴょんと屋根から屋根に飛び移っていく。その様子は、本当に気にしていないみたいだ。
おそらく話す気もないんだろう。
そりゃそうだ。まだ出会って間もない人間に話せることなんて限られる。過去に関わるようなこと、話せなくて当然だし、俺だって聞かされても正直困るだろうしな。
「さてさて~。とっても名残惜しいけど、この辺りで別れたほうがいいかな。楓が血眼になって探してると思うから」
「あれ? でも楓くんは登れないんだろ? ここにいれば安全なんじゃないか?」
楓くんは、自分の手で捕まえることに固執していた。だから一緒にいた会計も追ってきていない。
おそらくは、楓くんのお守り役のような形なんだろう。「ついてきただけ」って本人も言ってたし。
なのだとしたら、ここは最も安全な場所なのでは?
と思ったのだが、椛はとんでもないというようにブンブンと首を左右に振る。
「ううん。確かに楓は登れないけど、登れる人なんてたくさんいるもん! 蒼くんもさっき言ったじゃない。囲まれたら逃げ場がないんだよ、ここは」
「それはそうだけど──」
「何より、生徒会のグループのリーダーは貴那りんだよ? 貴那りんに相談とかされちゃったら、いーっぱいの人が動いて一瞬で包囲されて楓の所に連れていかれちゃうよ~。怖い怖いっ」
「あーそれは恐ろしいな……。有り得そうだし」
「有り得そうじゃないよ、有り得るんだよ!」
真剣な表情で詰め寄ってくる椛。
幼馴染みからここまで言われる副会長すごいな。まるで悪の組織のような言いよう。まぁでもそれだけ、お互いをわかってるってことか。
「そういうわけなら、そろそろ別れるか。ちょうどSと──」
TSPが通知を知らせる。
ふと時計を確認すると、正午を回っていた。え? いつの間に。
画面に表示された捕まった生徒の名前を確認していく。するとそこに見知った名前があった。
「あ、ちりちゃん……。捕まったのか」
ちりちゃんも運動部だから体力とかは申し分なかったはずなのに。囲まれたのかな。
そろそろ捕まる人数も増えてきた。警察側の統率も取れてきたってことだろう。
俺も気を引き締めていかないと。これまでみたいなお遊び気分じゃ、下手したら捕まっちまう。
「じゃあ椛。この辺で」
椛に向かってそう言ういうと、踵を返そうとした。そんな俺の左の手を椛が握る。
「蒼くんあのね。さっきも言ったけどボク、もっとお話ししたかったよ」
「おう。俺ももっとゆっくり話したかった」
「本当!? じゃあ、今度ハル兄も交えて3人で思いっきりオタトークしようよ! ね、どう?」
……ジップラインで飛んできてからここまでいろいろとあったわけだけど、これだけは断言できる。
椛は可愛い。とてつもなく可愛い。
見てくれよこの上目遣い。真剣に見つめてくる大きな瞳。最高。可愛い。
「え? なになに、どしたの蒼くん?」
「あ、ごめんつい」
つい、オレンジの髪を撫でてしまった右手を引っ込める。
いやぁ、俺としましたことが。だってあまりに可愛くて、癒しすぎて。思わず撫でたくなることってありません?
その時ふと、左手に柔らかい感触が。
「びっくりしただけだから大丈夫。むしろ嬉しいよ!」
「え?」
「だから、するならもっといっぱいなでなでして?」
「………………………………可愛すぎる!!!」
両手で俺の手を自分の頭に持っていって上目遣いにそんなことを言う椛に俺は完全ノックアウト。瀕死ですよもう!
なんたる可愛さ!!! なんたるあざとさ!!! "なでなで"って言い方の破壊力!!!
これを素でやってるのだとしたら、もう犯罪級ですよ。やばいですよ。死人が出ますよ!?
ああああああ俺にやってくれるのも嬉しい。嬉しいんだけど、ぜひスパダリのお兄さんとかに向かってやってほしい!
「蒼くん?」
生徒会とかにいい感じの人いないんですかね!? あー、スパダリっぽい人はいない……?
琥珀くんとか良さげかもしれないけど、彼はなんというか主従関係ものとして、あのバ会長とどうにかなってたりしてくれちゃったりしてほしいんだよな。うん。完全に俺の願望ですけどね!
「蒼くん」
あー、だったら彼とかどうだろう? 俺はあんまり知らないんだけど、風紀委員の苺愛くん。
あの子、すんごい優等生だって聞くし、1年なのにタチランク入りしちゃうくらいのイケメンだし。
しかも椛も1年ってことは、クラスメートだろ? いいんじゃない? わー、すごい良さそう!!
「ねぇ、蒼くんってば」
あ、でも、楓くんっていう障害があるんだった……。
良い人がいても、なかなかお付き合いまでいかなさそう。残念だけど、楓くんにとっては椛が全てなんだもんな。
……双子か。双子、アリだな。
「蒼くんっ!!!」
「ひゃい!?」
耳元で叫ばれて肩が飛び跳ねた。バランス崩して落ちるかと思った。心臓止まるかと思った。落ちてたら止まってたな。ガチめに。
椛は頬を膨らまして眉根を寄せていた。怒ってらっしゃるみたい。
でもだけど。そんな顔も可愛いだなんて、キミは天使か何かかな。
「天使だなんて、何言ってるのさーっ」
「うわ、口に出してたか」
「バッチリね! もー。《女神様》は蒼くんの方でしょ?」
「それはまた話が別なんだよな」
「って、変なこと言ってないで逃げよ? 向こうのほうが騒がしくなってきたから、そろそろ楓が来たかも」
そう言われて、示された講堂の方に視線を向ける。
そこにいたのは黒い塊。ざっと50人はいそうな大軍だった。
これは、ヤバい。
「ほらほら、早く行って! あの人たちの目的はボクだから、ボクから離れれば安心だよ」
「行ってって言うけど、本当に大丈夫か?」
流石にあの大群に1人で追われるなんて心配だ。見た目はか弱い小さな少年なわけだし。まぁ、この一連の流れを省みると、そう簡単に捕まりそうもないけど。それでも心配は心配。
しかし視界に映ったのは、子どものような生き生きとした表情の椛だった。紫色の大きな瞳がキラキラと輝いている。心からこの状況を楽しんでいた。
なんだか思わず体の力が抜ける。
「なんか、心配は無用みたいだな」
「うんっ! 蒼くん、2-Aの人たちに捕まらないようファイトだよ!」
「椛もな」
「もっちろん! 楓と約束したからね~。怪我しないで、最後まで逃げ切っちゃうよ!」
「楓と約束した」だなんて、ちょっと泣ける。なんだかんだやっぱり、片割れのこと大切に思ってるんだな。
椛が表情を曇らせた詳しい理由は分からないけど、まぁいい。人には秘密の1つや2つ、あるもんだから。
頷きあい、拳を合わせる。いわゆるグータッチってやつ。
「じゃ、頑張ろうぜ」
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