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April
ナギの王国
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「ナギ、保くん、捕まっちまいましたごめんなさい!!」
「蒼葉くんも逃げ切られへんかったか~。やっぱり2-Aは恐るべし。ね、梶木」
「……うす」
「……なんか、2人ともかなり軽いな。もっと何か言われるものと」
夜の立食パーティー開始直後。2人の元に赴き、勢いよく頭を下げた俺。
だが当人であるナギたちが優雅にワイングラスを傾けながらそう言ったものだから、こちらとしてはかなり拍子抜けだ。
「なぁにゆうてんの。だってこれはゲームやもん。副会長たちの雰囲気に飲まれすぎやよ~。ただの新入生歓迎祭の1ゲームなんやから、そんな責任とか申し訳なさとか感じんでいいんよ?」
「……俺もただ、夕凪さんの命に従っただけっす。まぁ、副会長の言い方とかにはムカついたっすけど……」
「それも向こうの策略のうちやよ。あの人はほんとに、言葉も人も、扱うのが上手いんよねぇ」
くすくすと笑いながら、摘んでいたクッキーを口に放り込むと、ぺろりと舌を出して指先を舐めとるナギ。
何気なく見てるけど、今のナギはいつもと違ってとっても色っぽいから、周りがただではいられないらしい。今のだけで、数人脱落したのが見えた。
にしても、普段制服着ている人がそれ以外の服着ると、どうしてこんなにイメージ変わるんでしょうね? しかもナギの私服って、関西の極道さんだから派手な色の柄物かと思いきや、シンプルでかっこいいし、なんだか大人っぽいんですよ。どう説明したら良いかわからないんだけど、不思議とセクシーなんですよ。ゲームの時ともまた違う服着てて、余計にセクシーになりましたよこれ。
俺でさえそう思うんだから、ナギに侍る獣さんたちにとっちゃ、たまったもんじゃないだろうな。だからと言って、ナギに手を出そうとするような命知らずもいないだろうけど。
こんなに素敵なのに、ナギの想い人さんはなんで靡かないんだか。お家柄の問題なんだろうか。だとしたら、なんて切ない物語……。
「ま、この話はこれでおしまいね。蒼葉くん。ケイドロゲームは残念でした、でもってお疲れ様~!」
「…………」
「蒼葉くん?」
「あ、おう。ナギもお疲れ、保くんも」
「……っす。お疲れっした」
不思議そうに小首を傾げるナギから、手を後ろで組んで姿勢よくナギの傍に控えている保くんに視線を移す。
視線に気づいて彼が軽く頭を下げるのを見ながら、俺は手に持っていたサーモンカナッペを口に放り込んだ。
食べ慣れない美味が、口の中に広がる。
「あ~……うんまあ」
「蒼葉くんは、いつも美味しそうに食べるねぇ」
「そうか? まぁでも美味いからな、お世辞なしに。この学園に来なけりゃ、一生食べることもなかっただろうな」
祭りの夜に必ず行われるこの立食パーティー。
一流料理人が腕によりをかけて作っているため味はピカイチな上にタダで食べ放題なので、いろいろと企画を考えているイベント実行委員には悪いが、祭りの中でこの時間が一番好きだ。
なんて、一般ピープルである俺は思っているのだが、お金持ちの子息が集まる天照学園は、ある意味大人が集う社交界と同じ。将来家を背負って立つのがほぼ決まっている上流階級のおぼっちゃまにとっては、普段の生活よりも気が抜けないかもしれない時間らしい。
特に悠真や里緒が祭り後なんかにボヤいていて、いつも大変そうだなぁなんて他人事のように聞いている。彼らも学園の中では上の方に位置するものの、特に親からの圧力が凄まじいらしい。
とはいえ、そういったことに関係の無い者にとっては、美味しいものをタダで腹いっぱい食べられる夢のような時間。俺たち外部から来た一般人はもちろん、今目の前にいるナギもおうちがアレなので、普通の上流階級とはワケが違うらしい。
今この場にいるのは、3学年全てのDクラスの面子。強面ばかりが集まるここには、他のクラスの生徒は近付きづらいようで、別世界──ナギの王国と化していた。
立食パーティーにも関わらずどこから持ってきたのか肘置き背もたれ付きの玉座のような椅子。そこに鎮座する、美しくて可愛いナギ。
彼の目の前の皿には常に好物の肉料理が盛られ、グラスが空いたら何を言わずともドリンクが注がれる。
これこそまさに、“女王様”。
ドラマでも見るように、ぼんやりと眺めていた俺。
その時、ことは起こった。
「わっ──」
「あ……っ、す、すみませ……っ、すみません……!」
ナギの傍を通り過ぎようとした大人しそうな眼鏡くんが、バランスを崩しナギにぶつかってしまった。そんな光景を前に、ナギより先に周りが動く。
ガタイの大きな強面のお兄さんたちが眼鏡くんを囲み、その胸ぐらを掴みあげる。
「おいテメェ、どこ見て歩いてやがる!!」
「す、すいません……っ、決してわざとじゃ……」
「すいませんで済みゃあ風紀もポリ公も要らねぇんだよ!!!」
「やめろ」
「で、ですが──」
「やめろゆうてんやろ。2回もゆわせんな」
「……っす」
ナギの低い一喝に、深々と頭を下げて下がるお兄さんたち。こんな強面のでかいお兄さん数人を相手に、何てことを……。
本当にナギってヤクザさんなんだなぁ、ってこういう時心から感じる。
「中邨さん、すみません……」
「いいいい、気にしやんといて。こんだけ図体でっかいのがいっぱいおったら、ぶつかりもするよ。それより、迫くんは怪我したりしてない? こけたやろ?」
「だ、大丈夫です……。本当に、すみませんでした……」
どうやらナギと知り合いらしい眼鏡くんこと迫くんは、再度頭を下げると逃げるようにして去っていった。
それを見送ってようやく、ナギに声をかける。
「大丈夫か、ナギ? 彼もDクラスの子?」
「そんなに柔と違うから大丈夫。あの子はそう、1-Dの子なんよ」
「めちゃくちゃビビってたけど」
「ほんまによ……。僕らとは違う理由でDクラスにおる子やからね。全く……。カタギに簡単に手ぇ出すなっていつもゆうてるのになぁ?」
困ったように頭を抱えるナギ。彼の低い声に、周りの空気が凍りつく。
次の瞬間、十数人が一斉に膝に手を当て頭を下げた。まさに圧巻の光景ってやつだこれ。
目が点になっている俺を他所に、ナギは大きなため息を吐く。
「やめ。周りが怖がるだけや。蒼葉くんも、ごめんね」
「あーいや、なんか極道ドラマでも見てるみたいで面白いから問題ない」
「さすが。大物の答えやね」
そう言って、ナギは手に持ったワイングラスをぐいっと煽った。さらに、皿に載っていたタルタルソース付きのエビフライを頬張る。その時、口元にタルタルソースが少しついた。それに気づいていない様子のナギに、俺は自分の口元を指差しながら指摘する。
「ナギ。ここ、タルタルついてる」
「え、ほんと?」
軽く確認した後、ナギは徐に保くんの方に顔を向けた。すると心得ているのか、ナギの前に恭しく跪いた保くんがゆっくりと右手をナギの方へと伸ばす。
「……失礼します」
「ん」
白い布を持った手が、優しげにナギの口元へ当てられる。
「ありがと、梶木」
「……うす」
そんな一連の流れを目の前で見せつけられた俺の思考は、完全に妄想の世界に旅立っていた。
いやね? 正直、やってること自体は口元のソースを拭うってだけで、別になんてことはない。それはわかる。
だけどさ、なんだかちょっとだけ、ちょこっと、萌えなかった?
当たり前のように口元拭ってもらうナギの主人加減とか、心得ている保くんの従者加減とか、俺的にはもう最高すぎて鼻血出そう。だって、何も言わなくても心通じ合ってるわけですよ。なんだよもう最高すぎる。
ナギって、俺と会う時は大抵陽希と一緒にくるんだよな。その時はDクラスの人を連れてくることは一切なくて。
お祭りではいつもこうしてナギを中心にDクラスが固まってるけど、この王国に俺からわざわざ近づくこともなかった。
だから全然知らなかったんだよ。ナギの周りってこんなに観察しがいがあったんだな!
陽希と桜花ちゃん以外との関係性……。好きな人がいるって聞いたとはいえ、どうしても考えちゃうんですよごめんねナギ!
しかもさ、上下どっちでもイケちゃいそうな感じが……あー、もう大好物ですっ!
「蒼葉くんも逃げ切られへんかったか~。やっぱり2-Aは恐るべし。ね、梶木」
「……うす」
「……なんか、2人ともかなり軽いな。もっと何か言われるものと」
夜の立食パーティー開始直後。2人の元に赴き、勢いよく頭を下げた俺。
だが当人であるナギたちが優雅にワイングラスを傾けながらそう言ったものだから、こちらとしてはかなり拍子抜けだ。
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「……俺もただ、夕凪さんの命に従っただけっす。まぁ、副会長の言い方とかにはムカついたっすけど……」
「それも向こうの策略のうちやよ。あの人はほんとに、言葉も人も、扱うのが上手いんよねぇ」
くすくすと笑いながら、摘んでいたクッキーを口に放り込むと、ぺろりと舌を出して指先を舐めとるナギ。
何気なく見てるけど、今のナギはいつもと違ってとっても色っぽいから、周りがただではいられないらしい。今のだけで、数人脱落したのが見えた。
にしても、普段制服着ている人がそれ以外の服着ると、どうしてこんなにイメージ変わるんでしょうね? しかもナギの私服って、関西の極道さんだから派手な色の柄物かと思いきや、シンプルでかっこいいし、なんだか大人っぽいんですよ。どう説明したら良いかわからないんだけど、不思議とセクシーなんですよ。ゲームの時ともまた違う服着てて、余計にセクシーになりましたよこれ。
俺でさえそう思うんだから、ナギに侍る獣さんたちにとっちゃ、たまったもんじゃないだろうな。だからと言って、ナギに手を出そうとするような命知らずもいないだろうけど。
こんなに素敵なのに、ナギの想い人さんはなんで靡かないんだか。お家柄の問題なんだろうか。だとしたら、なんて切ない物語……。
「ま、この話はこれでおしまいね。蒼葉くん。ケイドロゲームは残念でした、でもってお疲れ様~!」
「…………」
「蒼葉くん?」
「あ、おう。ナギもお疲れ、保くんも」
「……っす。お疲れっした」
不思議そうに小首を傾げるナギから、手を後ろで組んで姿勢よくナギの傍に控えている保くんに視線を移す。
視線に気づいて彼が軽く頭を下げるのを見ながら、俺は手に持っていたサーモンカナッペを口に放り込んだ。
食べ慣れない美味が、口の中に広がる。
「あ~……うんまあ」
「蒼葉くんは、いつも美味しそうに食べるねぇ」
「そうか? まぁでも美味いからな、お世辞なしに。この学園に来なけりゃ、一生食べることもなかっただろうな」
祭りの夜に必ず行われるこの立食パーティー。
一流料理人が腕によりをかけて作っているため味はピカイチな上にタダで食べ放題なので、いろいろと企画を考えているイベント実行委員には悪いが、祭りの中でこの時間が一番好きだ。
なんて、一般ピープルである俺は思っているのだが、お金持ちの子息が集まる天照学園は、ある意味大人が集う社交界と同じ。将来家を背負って立つのがほぼ決まっている上流階級のおぼっちゃまにとっては、普段の生活よりも気が抜けないかもしれない時間らしい。
特に悠真や里緒が祭り後なんかにボヤいていて、いつも大変そうだなぁなんて他人事のように聞いている。彼らも学園の中では上の方に位置するものの、特に親からの圧力が凄まじいらしい。
とはいえ、そういったことに関係の無い者にとっては、美味しいものをタダで腹いっぱい食べられる夢のような時間。俺たち外部から来た一般人はもちろん、今目の前にいるナギもおうちがアレなので、普通の上流階級とはワケが違うらしい。
今この場にいるのは、3学年全てのDクラスの面子。強面ばかりが集まるここには、他のクラスの生徒は近付きづらいようで、別世界──ナギの王国と化していた。
立食パーティーにも関わらずどこから持ってきたのか肘置き背もたれ付きの玉座のような椅子。そこに鎮座する、美しくて可愛いナギ。
彼の目の前の皿には常に好物の肉料理が盛られ、グラスが空いたら何を言わずともドリンクが注がれる。
これこそまさに、“女王様”。
ドラマでも見るように、ぼんやりと眺めていた俺。
その時、ことは起こった。
「わっ──」
「あ……っ、す、すみませ……っ、すみません……!」
ナギの傍を通り過ぎようとした大人しそうな眼鏡くんが、バランスを崩しナギにぶつかってしまった。そんな光景を前に、ナギより先に周りが動く。
ガタイの大きな強面のお兄さんたちが眼鏡くんを囲み、その胸ぐらを掴みあげる。
「おいテメェ、どこ見て歩いてやがる!!」
「す、すいません……っ、決してわざとじゃ……」
「すいませんで済みゃあ風紀もポリ公も要らねぇんだよ!!!」
「やめろ」
「で、ですが──」
「やめろゆうてんやろ。2回もゆわせんな」
「……っす」
ナギの低い一喝に、深々と頭を下げて下がるお兄さんたち。こんな強面のでかいお兄さん数人を相手に、何てことを……。
本当にナギってヤクザさんなんだなぁ、ってこういう時心から感じる。
「中邨さん、すみません……」
「いいいい、気にしやんといて。こんだけ図体でっかいのがいっぱいおったら、ぶつかりもするよ。それより、迫くんは怪我したりしてない? こけたやろ?」
「だ、大丈夫です……。本当に、すみませんでした……」
どうやらナギと知り合いらしい眼鏡くんこと迫くんは、再度頭を下げると逃げるようにして去っていった。
それを見送ってようやく、ナギに声をかける。
「大丈夫か、ナギ? 彼もDクラスの子?」
「そんなに柔と違うから大丈夫。あの子はそう、1-Dの子なんよ」
「めちゃくちゃビビってたけど」
「ほんまによ……。僕らとは違う理由でDクラスにおる子やからね。全く……。カタギに簡単に手ぇ出すなっていつもゆうてるのになぁ?」
困ったように頭を抱えるナギ。彼の低い声に、周りの空気が凍りつく。
次の瞬間、十数人が一斉に膝に手を当て頭を下げた。まさに圧巻の光景ってやつだこれ。
目が点になっている俺を他所に、ナギは大きなため息を吐く。
「やめ。周りが怖がるだけや。蒼葉くんも、ごめんね」
「あーいや、なんか極道ドラマでも見てるみたいで面白いから問題ない」
「さすが。大物の答えやね」
そう言って、ナギは手に持ったワイングラスをぐいっと煽った。さらに、皿に載っていたタルタルソース付きのエビフライを頬張る。その時、口元にタルタルソースが少しついた。それに気づいていない様子のナギに、俺は自分の口元を指差しながら指摘する。
「ナギ。ここ、タルタルついてる」
「え、ほんと?」
軽く確認した後、ナギは徐に保くんの方に顔を向けた。すると心得ているのか、ナギの前に恭しく跪いた保くんがゆっくりと右手をナギの方へと伸ばす。
「……失礼します」
「ん」
白い布を持った手が、優しげにナギの口元へ当てられる。
「ありがと、梶木」
「……うす」
そんな一連の流れを目の前で見せつけられた俺の思考は、完全に妄想の世界に旅立っていた。
いやね? 正直、やってること自体は口元のソースを拭うってだけで、別になんてことはない。それはわかる。
だけどさ、なんだかちょっとだけ、ちょこっと、萌えなかった?
当たり前のように口元拭ってもらうナギの主人加減とか、心得ている保くんの従者加減とか、俺的にはもう最高すぎて鼻血出そう。だって、何も言わなくても心通じ合ってるわけですよ。なんだよもう最高すぎる。
ナギって、俺と会う時は大抵陽希と一緒にくるんだよな。その時はDクラスの人を連れてくることは一切なくて。
お祭りではいつもこうしてナギを中心にDクラスが固まってるけど、この王国に俺からわざわざ近づくこともなかった。
だから全然知らなかったんだよ。ナギの周りってこんなに観察しがいがあったんだな!
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