10 / 40
第二章 双子の聖女
8話 いつか届けたい手紙
しおりを挟む
今後、ローランは「ローラン」とだけ名乗って旅をしていく。
勇者であるエリオット・ローランと誤認させるためであり、都合よく同じだった部分を使い、後に混乱を招かないことも狙ってのことだ。
「勇者ローラン」
口に出してみるも、ローランの胸にはなんの感慨も浮かばない。
いずれなにか感じるようになるのだろうかと、僅かな興味だけがあった。
これからローランは、作成された一覧に載っている優秀な若手の元を回りつつ、各国を訪れながら、困っている人々に手を差し伸べねばならない。
勇者の替え玉である以上、例え勇者だと相手が思わずとも、そういった振る舞いをする必要があった。
元々、作り笑いで歩んできた人生だ。勇者を演じるだけならば難しくない。
問題は、どこまでそれを通せるかにあった。
ローランは勇者のことを詳細に調べたことがあり、どういった人物かという造形も深い。
困っている人がいれば、例え自分の実力では達成できぬ困難であったとしても、必ず手を差し伸べて助ける。
それが、勇者に求められることだとローランは考えていた。
ローランは自分の命を軽んじているし、1年生き延びることも難しいとも考えている。だが、1年は石に齧りついてでも生き延びねばならない。そうしなければ、魔王に真の勇者であるエリオットは殺され、世界は滅び、人類は終わりを迎えるだろう。重責だった。
もちろん、ローランを生き延びさせるための備えはある。
周囲の見えない場所には、いざというときは彼を守るために動く人材が用意されていた。
彼自身の力では解決できない問題も、彼らの補佐があればある程度は達成できる予定となっていた。
ローランは現在、東にある融和教会の管理している街へ向かっている。
その街には聖女と呼ばれる人物がいるのだが、その人物は目的の人物ではない。
彼女の影に埋もれている双子の妹と会うことが、ローランの目的だった。
聖女と呼ばれている姉には劣るが、それなりに優秀だと噂されている妹。
聖女が真の勇者の仲間に相応しいとすれば、双子の妹は替え玉の勇者に相応しい仲間かもしれないと考えてのことだった。
夜。途中で偶然出会った商人やその護衛と一夜を共にする。
もちろん、偶然などではない。数日に1度はこうした時間を取り、ローランの負担を減らすことと、彼自身を鍛える時間を設けようと、パラネスが提案したことだ。
1人旅ではどこかの街へ到着するまで、浅い眠りで一晩を越さなければならない。しかし、こうすることで負担は多少だが軽減されるという算段だった。
ローランは、騎士学院では1年にして準騎士に選ばれただけの実力を持っていたが、まだ正騎士には及ばない。現在の実力は、中の下から下の上といったところか。
よく理解しているからこそ、彼らの手を借りてしっかりと鍛え、汗を流した後は食事を取る。
そして、少しだけだが自分の時間が訪れた。
ローランは街で買った紙を取り出し、手紙をしたためる。
それに気づいた商人に扮した女性が近づいて来た。
「恋人にですか?」
「いえ、借金取りにです」
予想外の答えが返り、女性は目を丸くする。
ローランはクスリと笑う仕草を作った。
「冗談です。金を貸してくれたお人好しに宛てたものです」
からかわれたことを理解し、少し笑いながら女性が聞く。
「お届けしましょうか?」
「いえ、その必要はありません」
女性は不思議に思っていたが、その理由をローランは口にしなかった。
これはアリーヌに宛てたものだが、送るつもりはないからだ。
ローランは金を借りておきながら、自分で返しにいくこともできず、その理由も語れなかった。1年後の長期演習で再会するという約束も守れそうにはない。
アリーヌに不義理なことをしてしまったという悔いが僅かにだけある。
だからせめて、手紙を送るという約束を、全てが終わった後に果たせればと、書き残しておくつもりだった。
しかし、そんな感傷に浸るのも空いた時間だけだ。
書き終えた手紙は、鞄の中へ丁寧にしまわれる。それと同時に、余計な感情は捨て去られた。
用意された水の聖剣メルクーアに瓜二つの剣を手に取る。これは、正騎士となった際に騎士団から渡される剣の見た目を改良した物だ。
鍛造するのには時間が足りず、他から用意すれば情報が漏れる可能性がある。その中で、うまく都合がつけられる最も良い性能の剣がこれだった。
勇者として旅立つ以上、聖剣と似た力は必須となる。自身を強化できる魔道具や、水を操る指輪も用意されたが、ローランはそれを受け取らなかった。
魔道具を使用すれば、自身が身に付けていない魔法を使用することもできる。すでに使用できるものでも、魔力の効率を上げることができ、威力も高くなり、消費も軽減される。
つまり、魔道具とは強力であり、高価なのだ。簡単に誰もが手に入れられる物ではない。そこから足がつくことを避けることを考えれば、受け取るわけにはいかなかった。
もう1本の、アリーヌが予備として使用していた、強力な魔剣を取り出す。本来ならばこれも手放すつもりだったのだが、パラネスとドゥークに強く反対され、仕方なく持って来ている。
理由は、替え玉を引き受ける前から所持していた物であるからということと、少しでもローランを死なせたくないと考えている2人の善意からである。
いざとなれば、これが戦況を変えてくれるかもしれない。だがそれは、聖剣を持っていないということを明らかにすることであり、勇者ではないと知られてしまうときでもある。
ローランは、抜くつもりのない剣を前に置く。もし死ぬことになったとしても、替え玉であるということを知られないことを優先すると決めていた。
ならば、なぜこの魔剣を持っているのか。
それが感傷だということに、ローランが気づくことはなかった。
勇者であるエリオット・ローランと誤認させるためであり、都合よく同じだった部分を使い、後に混乱を招かないことも狙ってのことだ。
「勇者ローラン」
口に出してみるも、ローランの胸にはなんの感慨も浮かばない。
いずれなにか感じるようになるのだろうかと、僅かな興味だけがあった。
これからローランは、作成された一覧に載っている優秀な若手の元を回りつつ、各国を訪れながら、困っている人々に手を差し伸べねばならない。
勇者の替え玉である以上、例え勇者だと相手が思わずとも、そういった振る舞いをする必要があった。
元々、作り笑いで歩んできた人生だ。勇者を演じるだけならば難しくない。
問題は、どこまでそれを通せるかにあった。
ローランは勇者のことを詳細に調べたことがあり、どういった人物かという造形も深い。
困っている人がいれば、例え自分の実力では達成できぬ困難であったとしても、必ず手を差し伸べて助ける。
それが、勇者に求められることだとローランは考えていた。
ローランは自分の命を軽んじているし、1年生き延びることも難しいとも考えている。だが、1年は石に齧りついてでも生き延びねばならない。そうしなければ、魔王に真の勇者であるエリオットは殺され、世界は滅び、人類は終わりを迎えるだろう。重責だった。
もちろん、ローランを生き延びさせるための備えはある。
周囲の見えない場所には、いざというときは彼を守るために動く人材が用意されていた。
彼自身の力では解決できない問題も、彼らの補佐があればある程度は達成できる予定となっていた。
ローランは現在、東にある融和教会の管理している街へ向かっている。
その街には聖女と呼ばれる人物がいるのだが、その人物は目的の人物ではない。
彼女の影に埋もれている双子の妹と会うことが、ローランの目的だった。
聖女と呼ばれている姉には劣るが、それなりに優秀だと噂されている妹。
聖女が真の勇者の仲間に相応しいとすれば、双子の妹は替え玉の勇者に相応しい仲間かもしれないと考えてのことだった。
夜。途中で偶然出会った商人やその護衛と一夜を共にする。
もちろん、偶然などではない。数日に1度はこうした時間を取り、ローランの負担を減らすことと、彼自身を鍛える時間を設けようと、パラネスが提案したことだ。
1人旅ではどこかの街へ到着するまで、浅い眠りで一晩を越さなければならない。しかし、こうすることで負担は多少だが軽減されるという算段だった。
ローランは、騎士学院では1年にして準騎士に選ばれただけの実力を持っていたが、まだ正騎士には及ばない。現在の実力は、中の下から下の上といったところか。
よく理解しているからこそ、彼らの手を借りてしっかりと鍛え、汗を流した後は食事を取る。
そして、少しだけだが自分の時間が訪れた。
ローランは街で買った紙を取り出し、手紙をしたためる。
それに気づいた商人に扮した女性が近づいて来た。
「恋人にですか?」
「いえ、借金取りにです」
予想外の答えが返り、女性は目を丸くする。
ローランはクスリと笑う仕草を作った。
「冗談です。金を貸してくれたお人好しに宛てたものです」
からかわれたことを理解し、少し笑いながら女性が聞く。
「お届けしましょうか?」
「いえ、その必要はありません」
女性は不思議に思っていたが、その理由をローランは口にしなかった。
これはアリーヌに宛てたものだが、送るつもりはないからだ。
ローランは金を借りておきながら、自分で返しにいくこともできず、その理由も語れなかった。1年後の長期演習で再会するという約束も守れそうにはない。
アリーヌに不義理なことをしてしまったという悔いが僅かにだけある。
だからせめて、手紙を送るという約束を、全てが終わった後に果たせればと、書き残しておくつもりだった。
しかし、そんな感傷に浸るのも空いた時間だけだ。
書き終えた手紙は、鞄の中へ丁寧にしまわれる。それと同時に、余計な感情は捨て去られた。
用意された水の聖剣メルクーアに瓜二つの剣を手に取る。これは、正騎士となった際に騎士団から渡される剣の見た目を改良した物だ。
鍛造するのには時間が足りず、他から用意すれば情報が漏れる可能性がある。その中で、うまく都合がつけられる最も良い性能の剣がこれだった。
勇者として旅立つ以上、聖剣と似た力は必須となる。自身を強化できる魔道具や、水を操る指輪も用意されたが、ローランはそれを受け取らなかった。
魔道具を使用すれば、自身が身に付けていない魔法を使用することもできる。すでに使用できるものでも、魔力の効率を上げることができ、威力も高くなり、消費も軽減される。
つまり、魔道具とは強力であり、高価なのだ。簡単に誰もが手に入れられる物ではない。そこから足がつくことを避けることを考えれば、受け取るわけにはいかなかった。
もう1本の、アリーヌが予備として使用していた、強力な魔剣を取り出す。本来ならばこれも手放すつもりだったのだが、パラネスとドゥークに強く反対され、仕方なく持って来ている。
理由は、替え玉を引き受ける前から所持していた物であるからということと、少しでもローランを死なせたくないと考えている2人の善意からである。
いざとなれば、これが戦況を変えてくれるかもしれない。だがそれは、聖剣を持っていないということを明らかにすることであり、勇者ではないと知られてしまうときでもある。
ローランは、抜くつもりのない剣を前に置く。もし死ぬことになったとしても、替え玉であるということを知られないことを優先すると決めていた。
ならば、なぜこの魔剣を持っているのか。
それが感傷だということに、ローランが気づくことはなかった。
12
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !
恋せよ恋
ファンタジー
富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。
もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、
本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。
――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。
その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、
不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。
十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。
美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、
いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。
これは、
見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、
無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 エール📣いいね❤️励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる