12 / 40
第二章 双子の聖女
10話 思わぬ出会い
しおりを挟む
この旅が始まってから、ローランは「勇者ローラン」を演じているため、朗らかな笑顔を作り、丁寧な口調を心掛けている。
その甲斐あってか、余計ないざこざに巻き込まれることもなく、荒々しい冒険者たちの集まる冒険者ギルド内に入っても、特に絡まれたりすることは無かった。
ローランは、ラフマと接触する方法を考えながら、依頼の張られた掲示板を見る。
恐らく、真の勇者であれば接触する方法を考えたりはしない。運命が導いてくれるからだ。
しかし、ローランは替え玉。自分から動いて、切っ掛けを作らねばならない。それだけならばまだ良いのだが、目的があって接触して来たと思わせてはならないことが、彼の悩みを深くしていた。
勇者としての活動を行いつつ、自然にラフマと出会う方法。
簡単に良い案が浮かぶはずもなく、ローランは顔こそ微笑んでいたが、心中では顔を顰めていた。
このまま無為に時間を消費するのならば、パラネスたちに段取りを組んでもらい、計画的に接触したほうが良いのかもしれない。
ローランがそんなことを考えながら依頼の1つに手を伸ばそうとしたところで、トントンと肩が叩かれた。
すぐ後ろには、フードで顔を隠し、顔の下半分しか見えていない、小さなリュックを背負った人物。髪も見えないところから、後ろでまとめているのか、魔法で隠蔽されているのだろう。
小柄で細身なことからして少年か少女。年齢もローランとそこまで離れていなさそうだ。
謎の人物は喉に触れながら、少女らしき高い声で明るく話し始めた。
「やっほー。おにいさん、依頼受けるところ? いい依頼あるんだよねー!」
ローランは困惑しながらも、苦笑いを作って答える。
「え、っと。どの依頼かな?」
掲示板を指さされると、少女は「あっ」と小さく声を上げ、カウンターへと走って行った。
しばし待つと、ギルド員を引き連れて少女が戻って来る。
「あの、指名依頼をお願いしたいということですが、どういたしますか?」
少女の口元がニッカリと笑う。
ローランは断りたかったが、勇者ならばこの明らかに怪しい依頼をどうするのかと考えれば、引き受けないわけにはいかなかった。
少女の依頼内容は、街の中と、街の近辺の案内。
簡単すぎる内容に対して、報酬は通常の倍とまではいかないが高額だった。
ウキウキと軽い足取りで、ローランの手を少女は引く。
「神殿は知ってるから、他の場所を周ってから外に出る予定ねっ」
「……まず、自己紹介をしないかい? 俺の名前はローラン。君は?」
「あー……。マーシー!」
妙なためがあったことからして偽名だろう。
そのことにはローランも気づいていたが、呼ぶのに困らなければ良いと目を瞑った。
自称マーシーと共に街の中を歩いて回る。
ローランもまだ詳しくないため、立地を理解できるので都合は良い。
「君は、最近カムプラに来たのかい?」
「うん、そうそう。結構最近かなー」
嘘臭いが、答えるつもりがないということは察せる。
聞き出さなければいけない理由もないため、ローランは引かれるままに散策を続けた。
いくつかの店屋で物色し、昼食を食べ、観光スポットを見て、少し治安の悪そうな場所は避ける。
そんなどうということもない散歩を数時間した後に、2人は街の外へと出た。
街からの移動は1時間弱。
森の中を少し進んだ先に、まるで隠されているかのような、すでに使われていない朽ちた教会らしき建物があった。
「ここは?」
ローランの問いに、少女は喉に触れながら答える。癖なのだろうか。
「神殿都市ができる前は、この教会が使われてたんだってさ。でもまぁ、今では使われていないし、忘れられちゃった場所かなー。人けもないし、悪人とかが使ってそうだよね」
マーシーは最近、街を訪れたと言っていたが、なぜこの朽ちた教会について知っているのか。僅かな興味はあったが、そのことを口にせず、ローランは沈黙を貫いた。
喉を撫でながら、先ほどまでとは違う空気を醸し出しつつ、ポツリとマーシーは言う。
「ちゃんと忘れてもらうためにはどうすればいいのかな」
「形が残っているうちは誰も忘れないさ。それが失われ、長い年月が経てば忘れられていくだろう」
「……へぇー。口調がちょっと変わったけど、おにいさんってそれが素? そっちのがいいじゃん」
ニッカリと笑うマーシーとは違い、ハッとした表情でローランは口元に手を当てる。
街を回っていたときとはどこか違うマーシーの雰囲気に流され、自然な口調で答えてしまっていたことに気づいたからだ。
自分を偽ることに慣れているローランにしては珍しい失敗。疲れや環境の変化がもたらしたものかもしれないと、僅かに気を引き締め直した。
森を出た2人は、小高い丘の上から神殿都市カムプラを見る。白い街並みは、茜色の空に染められていた。
「うわー、きれー!」
嬉しそうにクルクルと回っていたマーシーは、ピタリと足を止める。そしてどこか憂いのある表情で、街並みを真っ直ぐに見ていた。
顔の下半分しか見えていないのに感情が伝わるのは、口の動きだけで分かるほどに感情表現が豊かなのだろう。
どこか悲し気な空気を感じ取ったローランは、勇者ならば笑わせてやるべきだろうと考え、鞄から小さな瓶を取り出した。
「それなに?」
「見ていれば分かるよ」
瓶の蓋を開け、中身をひっくり返す。液体は地面に落ちず、ローランの魔力に従い、球体となって浮かび上がった。
それを手の一部にまとわりつかせ、指で輪を作る。ローランが顔を近づけて息を吹きかけると、シャボン玉が宙に舞い始めた。
「わぁ……」
感嘆の声を上げるマーシーに、ローランはクスリと笑いを作る。
「もっと綺麗になっただろ? 思い出はどれだけ綺麗でもいいと思うんだ」
ローランはさらに息を吹く。茜色の空に、無数のシャボン玉が舞う。
マーシーは笑顔のまま、それが遠くへ流れていくのを見続けていた。
ヒュゥッと少し強い風が吹く。シャボン玉のいくつかが割れ、マーシーはフードを押さえていたが、一瞬だけ左目と、髪先が露になった。
すぐにそれは隠されたが、ローランはハッキリと目にした。
――緑色の瞳、癖のある青い髪。
ローランは思わぬ収穫を得たことに喜びながら、マーシーを連れ街へと戻った。
冒険者ギルドの前で、2人は足を止める。
マーシーはクルリと背を向けた後、顔だけをこちらに覗かせ、喉に触れながら言う。
「楽しかったから、次もおにいさんに頼もうかな。ただし、口調は素のやつでお願いね。それができないなら依頼しませーん!」
「……分かった。次もよろしく頼む」
ローランは少し迷ったが、その要求を飲んだ。
マーシーこと、ラフマ・ヴェールとの繋がりを得られるのであれば、それは安い要求だった。
その甲斐あってか、余計ないざこざに巻き込まれることもなく、荒々しい冒険者たちの集まる冒険者ギルド内に入っても、特に絡まれたりすることは無かった。
ローランは、ラフマと接触する方法を考えながら、依頼の張られた掲示板を見る。
恐らく、真の勇者であれば接触する方法を考えたりはしない。運命が導いてくれるからだ。
しかし、ローランは替え玉。自分から動いて、切っ掛けを作らねばならない。それだけならばまだ良いのだが、目的があって接触して来たと思わせてはならないことが、彼の悩みを深くしていた。
勇者としての活動を行いつつ、自然にラフマと出会う方法。
簡単に良い案が浮かぶはずもなく、ローランは顔こそ微笑んでいたが、心中では顔を顰めていた。
このまま無為に時間を消費するのならば、パラネスたちに段取りを組んでもらい、計画的に接触したほうが良いのかもしれない。
ローランがそんなことを考えながら依頼の1つに手を伸ばそうとしたところで、トントンと肩が叩かれた。
すぐ後ろには、フードで顔を隠し、顔の下半分しか見えていない、小さなリュックを背負った人物。髪も見えないところから、後ろでまとめているのか、魔法で隠蔽されているのだろう。
小柄で細身なことからして少年か少女。年齢もローランとそこまで離れていなさそうだ。
謎の人物は喉に触れながら、少女らしき高い声で明るく話し始めた。
「やっほー。おにいさん、依頼受けるところ? いい依頼あるんだよねー!」
ローランは困惑しながらも、苦笑いを作って答える。
「え、っと。どの依頼かな?」
掲示板を指さされると、少女は「あっ」と小さく声を上げ、カウンターへと走って行った。
しばし待つと、ギルド員を引き連れて少女が戻って来る。
「あの、指名依頼をお願いしたいということですが、どういたしますか?」
少女の口元がニッカリと笑う。
ローランは断りたかったが、勇者ならばこの明らかに怪しい依頼をどうするのかと考えれば、引き受けないわけにはいかなかった。
少女の依頼内容は、街の中と、街の近辺の案内。
簡単すぎる内容に対して、報酬は通常の倍とまではいかないが高額だった。
ウキウキと軽い足取りで、ローランの手を少女は引く。
「神殿は知ってるから、他の場所を周ってから外に出る予定ねっ」
「……まず、自己紹介をしないかい? 俺の名前はローラン。君は?」
「あー……。マーシー!」
妙なためがあったことからして偽名だろう。
そのことにはローランも気づいていたが、呼ぶのに困らなければ良いと目を瞑った。
自称マーシーと共に街の中を歩いて回る。
ローランもまだ詳しくないため、立地を理解できるので都合は良い。
「君は、最近カムプラに来たのかい?」
「うん、そうそう。結構最近かなー」
嘘臭いが、答えるつもりがないということは察せる。
聞き出さなければいけない理由もないため、ローランは引かれるままに散策を続けた。
いくつかの店屋で物色し、昼食を食べ、観光スポットを見て、少し治安の悪そうな場所は避ける。
そんなどうということもない散歩を数時間した後に、2人は街の外へと出た。
街からの移動は1時間弱。
森の中を少し進んだ先に、まるで隠されているかのような、すでに使われていない朽ちた教会らしき建物があった。
「ここは?」
ローランの問いに、少女は喉に触れながら答える。癖なのだろうか。
「神殿都市ができる前は、この教会が使われてたんだってさ。でもまぁ、今では使われていないし、忘れられちゃった場所かなー。人けもないし、悪人とかが使ってそうだよね」
マーシーは最近、街を訪れたと言っていたが、なぜこの朽ちた教会について知っているのか。僅かな興味はあったが、そのことを口にせず、ローランは沈黙を貫いた。
喉を撫でながら、先ほどまでとは違う空気を醸し出しつつ、ポツリとマーシーは言う。
「ちゃんと忘れてもらうためにはどうすればいいのかな」
「形が残っているうちは誰も忘れないさ。それが失われ、長い年月が経てば忘れられていくだろう」
「……へぇー。口調がちょっと変わったけど、おにいさんってそれが素? そっちのがいいじゃん」
ニッカリと笑うマーシーとは違い、ハッとした表情でローランは口元に手を当てる。
街を回っていたときとはどこか違うマーシーの雰囲気に流され、自然な口調で答えてしまっていたことに気づいたからだ。
自分を偽ることに慣れているローランにしては珍しい失敗。疲れや環境の変化がもたらしたものかもしれないと、僅かに気を引き締め直した。
森を出た2人は、小高い丘の上から神殿都市カムプラを見る。白い街並みは、茜色の空に染められていた。
「うわー、きれー!」
嬉しそうにクルクルと回っていたマーシーは、ピタリと足を止める。そしてどこか憂いのある表情で、街並みを真っ直ぐに見ていた。
顔の下半分しか見えていないのに感情が伝わるのは、口の動きだけで分かるほどに感情表現が豊かなのだろう。
どこか悲し気な空気を感じ取ったローランは、勇者ならば笑わせてやるべきだろうと考え、鞄から小さな瓶を取り出した。
「それなに?」
「見ていれば分かるよ」
瓶の蓋を開け、中身をひっくり返す。液体は地面に落ちず、ローランの魔力に従い、球体となって浮かび上がった。
それを手の一部にまとわりつかせ、指で輪を作る。ローランが顔を近づけて息を吹きかけると、シャボン玉が宙に舞い始めた。
「わぁ……」
感嘆の声を上げるマーシーに、ローランはクスリと笑いを作る。
「もっと綺麗になっただろ? 思い出はどれだけ綺麗でもいいと思うんだ」
ローランはさらに息を吹く。茜色の空に、無数のシャボン玉が舞う。
マーシーは笑顔のまま、それが遠くへ流れていくのを見続けていた。
ヒュゥッと少し強い風が吹く。シャボン玉のいくつかが割れ、マーシーはフードを押さえていたが、一瞬だけ左目と、髪先が露になった。
すぐにそれは隠されたが、ローランはハッキリと目にした。
――緑色の瞳、癖のある青い髪。
ローランは思わぬ収穫を得たことに喜びながら、マーシーを連れ街へと戻った。
冒険者ギルドの前で、2人は足を止める。
マーシーはクルリと背を向けた後、顔だけをこちらに覗かせ、喉に触れながら言う。
「楽しかったから、次もおにいさんに頼もうかな。ただし、口調は素のやつでお願いね。それができないなら依頼しませーん!」
「……分かった。次もよろしく頼む」
ローランは少し迷ったが、その要求を飲んだ。
マーシーこと、ラフマ・ヴェールとの繋がりを得られるのであれば、それは安い要求だった。
12
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる