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第一章
4-1 尾行への正しい対処方法
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――サニスの町に辿り着いた俺と勇者様は、意見を違えていた。
どちらにも退く意思がなく、睨み合いながら自分の意見を通そうとする。
「だから! 新しい鎧を一式買うべきよ! これは先行投資だからね? ラックスさんの怪我を減らすために、絶対必要よ!」
勇者様の意見へ首を横に振る。
「サニスの町にも詰所はあります。そこへ行けば、新しい鎧を優遇してもらえます。最低でも、安く売ってもらえるはずです」
彼女は俺の意見へ首を横に振る。
「もっといい装備をつけるべきだと言っているの!」
「兵士の装備が悪いと言っているんですか!?」
「悪いとは言っていないけれど悪いわよ!」
ギャーギャー言い争っているが埒が明かない。俺たちは店に入り、乾いた喉を潤しながら、落ち着いて話を続けることにした。
「まず、怒鳴るのは無しにしましょう」
「分かりました」
「相手の意見を途中で否定せず、ちゃんと最後まで聞くこと」
「同感です」
「よし、では話し合いましょう。さっきとは違い、お互い冷静に、ね?」
「はい、もちろんです」
笑顔で再開された話し合いは、数分で怒鳴り合いになっていた。
そもそも、勇者様は兵士の装備へ文句を言い過ぎだ。質が悪い? 悪くない! 量産体制も整っており、質も悪くない。中古品だとしても、必ず鍛冶屋に一度は見せている。一体何が悪いと言うのか!
しかし、勇者様は反論する。
一般的な兵士の装備の質については分かった。だが、この旅はより困難になり続ける。自分は良い装備を最初から支給されたが、ラックスさんの装備は更新し続けなければならない、とのこと。
「RPGの基本でしょ!?」
「RPGってなんですか!」
「ロールプレイングゲームよ!」
「ロールプレイングゲームってなんですか!」
「こういった世界を旅するゲームよ!」
「な、なんと……」
さすがにこの言葉には驚いた。聞くところによると、勇者様はいくつものRPGを熟しているらしい。
つまり、実戦経験はあらずとも、こういった事態を想定した訓練を行って来たということだ。
「う、うぐぐ……」
今の勇者様の印象は、実戦経験の足らない軍師見習い。だが十分な学習は行っており、自分よりも詳しい。
となれば、悔しいが、言い返せる材料が無い。
俺はガクリと項垂れ、勇者様とまずは武器屋へ向かうことにした。
店の中へ入る。カウンターにいた店主はこちらをジロリと見て、冷やかしだとでも思ったのだろう。その後は見向きもしなかった。
これはダメな店だな。勇者様の装備は一級品どころか超一級品。そこに気付かず、少年少女というだけで判断をした。店の程度が知れる。
俺はそう思っていたのだが、勇者様は店の中を一通り見て回り……頷いた。
「この一番高い槍でいいわよね?」
「はい?」
「お客様! そちらをお買い上げですか! いやぁお目が高い! その槍は彼の名工――」
やる気の無かった店主が、目を輝かせて説明を始める。そりゃそうだろう。一番高いのを買おうとしてくれているのだから。
しかし、邪魔なので押しのけ、勇者様の耳元へ口を近づける。今はこいつに用は無い。
「いやいや、なにを考えているんですか!?」
「え? だって、一番高い装備は一番良い装備でしょ?」
「仰る通りです! こちらの逸品は」
「ちょっと黙っててくれるか!?」
「黙りません! 商売ですから!」
これでは説明もできないと分かり、勇者様の手を引いて店を出る。
最後まで店主は名残惜しそうにしており、「またのご来店をすぐにでもお待ちしております!」などと宣っていた。
店から少し離れた路地で、勇者様を壁の前に立たせ、少し強めに壁を叩いた。
「なにを考えているんですか!? さすがにあれはダメですよ!」
「こ、これがリアル壁ドン……!」
「聞いてますか!?」
よく分からないことを言っている勇者様へ、説明をする。
「まず、あの店は勇者様の装備を見ても驚きませんでした。つまり、見る目が無いと言うことです」
「……そういえばこれ、すごい品々なのよね」
「とんでもなくすごい品々です。続いて、一番高い装備は一番良い装備? 初心者にありがちな勘違いです」
「なぜ? 店のことは分かったけれど、そっちは全然分からないわ」
うぅむ、勇者様は詳しいようで詳しくない。装備は任せてよと言っていたのに、どうやらあまり分かっていないようだ。
ならば、と自分は気合を入れて説明を始めた。道具屋の息子を舐めないでもらいたい。
「まず、あの槍です。素晴らしい逸品かもしれませんが、自分に合っているかは分かりません」
「自分に合っているか? でもラックスさんは槍や剣を使っていたでしょ?」
確かに剣、槍、斧、弓。なんでもござれな自分だが、どの槍でも良いわけではない。
「長さ、重さ、握った感触。それから突いて振ってと、扱いやすさを試さなければなりません」
「……確かにその通りね。服を選ぶとき、サイズが合ってなければ意味がない。だぼだぼになってしまうわ」
武器と服は違うが、なんとなく言っていることは分かってもらえたらしい。
勇者様はぺこりと頭を下げた。
「ごめんなさい、ラックスさん。わたしが甘かったわ」
「そ、そんな頭を下げないでください。分かって下さっただけで大丈夫です。……では、詰所に」
「なにごとも経験ね! 次はうまくやってみせるわ! さぁ、違うお店に行きましょう!」
「あ、あれぇ?」
俺は釈然としないまま、勇者様に引っ張られて違う店へ移動するのだった。
一軒、二軒、三軒と見て回る。サニスの町は大きく、武器屋や防具屋は多くあった。
毎度勇者様はなにかしら失敗をしているが、その度に成長が見受けられる。もしかしたら商才があるのかもしれない。
本当にいい店を見つけ出し、名工の逸品を掘り出してしまうのか?
そんなワクワクした気持ちで歩いていたのだが、面倒なことに気付いた。
三人、いや四人か? 尾行している輩がいる。
恐らく、先ほどの店で、勇者様の装備の素晴らしさに店主が気付き、騒いだせいだろう。もしくは、その店主自身がバカなことを考えたのかもしれない。
俺は手に持っていた兜を被り、槍を握る。
「ラックスさん、町中で鎧無しに兜だけは変だと思うわ」
「とてもひどい言い草に自分の心はへし折れそうですが、今はそれどころではありません。誰かが我々を尾行しています」
勇者様がハッとした顔をして、口元に手を当てる。
だが、騒ぐのもマズい。落ち着かせようとしたのだが、勇者様が先に口を開いた。
「よくあるやつね!」
「よくあるんですか!?」
「えぇ、必ずと言っていいほどあるわ」
どうやら勇者様の世界では、強盗の類は死ぬほどいるらしい。日常茶飯事とは驚いてしまった。
「やっぱり新しい町と言えばイベントよね……!」
なにかブツブツと勇者様は言っているが、今はバカたちへの対処が先だろう。手を握り、ある場所へ向けて足を進ませた。
「どこへ行くの?」
「任せてください。サニスの町には来たことがありますので、こういった場合に行くべきところは分かっています」
「……開けた場所ね! 返り討ちにするんでしょ!」
「全然違います」
本当に勇者様の世界が分からなくなってきた。平和で戦わず、命を奪ったこともないと言っていたが、強盗はいるし、開けた場所で返り討ちにするのか?
それに山賊がとてつもなく恐ろしい存在だということも分かっている。とても平和だとは思えなかった。
明らかに粗暴な輩による尾行は続いている。だが、そいつらが追いつくよりも早く、こちらの目的地へ辿り着いた。
扉を開き、中へ入る。尾行していた者たちは顔を顰め、路地裏へ消えて行った。
「もう大丈夫ですよ、勇者様」
「ここに入っただけで大丈夫なの? すごいわね、一体ここはどこ?」
勇者様の問いに対し、俺はニッコリと笑って答えた。
「サニスの町にいくつかある兵士の詰所。その一つです。では、変なやつらに追いかけられていたことと、どの店へ行った後だったかを伝えて来ますね。すぐに対処してくれるはずです。なんと言ったって、勇者様と、同じ兵士ですからね! 信頼性抜群です」
俺は親指を立てたのだが、勇者様は眉根を寄せて言った。
「あ、うん。普通の対処ね。なにか大事なイベントを一つ潰した気がするわ……」
後半はよく分からなかったが、普通の対処が一番ですよ? と俺は首を傾げるのだった。
どちらにも退く意思がなく、睨み合いながら自分の意見を通そうとする。
「だから! 新しい鎧を一式買うべきよ! これは先行投資だからね? ラックスさんの怪我を減らすために、絶対必要よ!」
勇者様の意見へ首を横に振る。
「サニスの町にも詰所はあります。そこへ行けば、新しい鎧を優遇してもらえます。最低でも、安く売ってもらえるはずです」
彼女は俺の意見へ首を横に振る。
「もっといい装備をつけるべきだと言っているの!」
「兵士の装備が悪いと言っているんですか!?」
「悪いとは言っていないけれど悪いわよ!」
ギャーギャー言い争っているが埒が明かない。俺たちは店に入り、乾いた喉を潤しながら、落ち着いて話を続けることにした。
「まず、怒鳴るのは無しにしましょう」
「分かりました」
「相手の意見を途中で否定せず、ちゃんと最後まで聞くこと」
「同感です」
「よし、では話し合いましょう。さっきとは違い、お互い冷静に、ね?」
「はい、もちろんです」
笑顔で再開された話し合いは、数分で怒鳴り合いになっていた。
そもそも、勇者様は兵士の装備へ文句を言い過ぎだ。質が悪い? 悪くない! 量産体制も整っており、質も悪くない。中古品だとしても、必ず鍛冶屋に一度は見せている。一体何が悪いと言うのか!
しかし、勇者様は反論する。
一般的な兵士の装備の質については分かった。だが、この旅はより困難になり続ける。自分は良い装備を最初から支給されたが、ラックスさんの装備は更新し続けなければならない、とのこと。
「RPGの基本でしょ!?」
「RPGってなんですか!」
「ロールプレイングゲームよ!」
「ロールプレイングゲームってなんですか!」
「こういった世界を旅するゲームよ!」
「な、なんと……」
さすがにこの言葉には驚いた。聞くところによると、勇者様はいくつものRPGを熟しているらしい。
つまり、実戦経験はあらずとも、こういった事態を想定した訓練を行って来たということだ。
「う、うぐぐ……」
今の勇者様の印象は、実戦経験の足らない軍師見習い。だが十分な学習は行っており、自分よりも詳しい。
となれば、悔しいが、言い返せる材料が無い。
俺はガクリと項垂れ、勇者様とまずは武器屋へ向かうことにした。
店の中へ入る。カウンターにいた店主はこちらをジロリと見て、冷やかしだとでも思ったのだろう。その後は見向きもしなかった。
これはダメな店だな。勇者様の装備は一級品どころか超一級品。そこに気付かず、少年少女というだけで判断をした。店の程度が知れる。
俺はそう思っていたのだが、勇者様は店の中を一通り見て回り……頷いた。
「この一番高い槍でいいわよね?」
「はい?」
「お客様! そちらをお買い上げですか! いやぁお目が高い! その槍は彼の名工――」
やる気の無かった店主が、目を輝かせて説明を始める。そりゃそうだろう。一番高いのを買おうとしてくれているのだから。
しかし、邪魔なので押しのけ、勇者様の耳元へ口を近づける。今はこいつに用は無い。
「いやいや、なにを考えているんですか!?」
「え? だって、一番高い装備は一番良い装備でしょ?」
「仰る通りです! こちらの逸品は」
「ちょっと黙っててくれるか!?」
「黙りません! 商売ですから!」
これでは説明もできないと分かり、勇者様の手を引いて店を出る。
最後まで店主は名残惜しそうにしており、「またのご来店をすぐにでもお待ちしております!」などと宣っていた。
店から少し離れた路地で、勇者様を壁の前に立たせ、少し強めに壁を叩いた。
「なにを考えているんですか!? さすがにあれはダメですよ!」
「こ、これがリアル壁ドン……!」
「聞いてますか!?」
よく分からないことを言っている勇者様へ、説明をする。
「まず、あの店は勇者様の装備を見ても驚きませんでした。つまり、見る目が無いと言うことです」
「……そういえばこれ、すごい品々なのよね」
「とんでもなくすごい品々です。続いて、一番高い装備は一番良い装備? 初心者にありがちな勘違いです」
「なぜ? 店のことは分かったけれど、そっちは全然分からないわ」
うぅむ、勇者様は詳しいようで詳しくない。装備は任せてよと言っていたのに、どうやらあまり分かっていないようだ。
ならば、と自分は気合を入れて説明を始めた。道具屋の息子を舐めないでもらいたい。
「まず、あの槍です。素晴らしい逸品かもしれませんが、自分に合っているかは分かりません」
「自分に合っているか? でもラックスさんは槍や剣を使っていたでしょ?」
確かに剣、槍、斧、弓。なんでもござれな自分だが、どの槍でも良いわけではない。
「長さ、重さ、握った感触。それから突いて振ってと、扱いやすさを試さなければなりません」
「……確かにその通りね。服を選ぶとき、サイズが合ってなければ意味がない。だぼだぼになってしまうわ」
武器と服は違うが、なんとなく言っていることは分かってもらえたらしい。
勇者様はぺこりと頭を下げた。
「ごめんなさい、ラックスさん。わたしが甘かったわ」
「そ、そんな頭を下げないでください。分かって下さっただけで大丈夫です。……では、詰所に」
「なにごとも経験ね! 次はうまくやってみせるわ! さぁ、違うお店に行きましょう!」
「あ、あれぇ?」
俺は釈然としないまま、勇者様に引っ張られて違う店へ移動するのだった。
一軒、二軒、三軒と見て回る。サニスの町は大きく、武器屋や防具屋は多くあった。
毎度勇者様はなにかしら失敗をしているが、その度に成長が見受けられる。もしかしたら商才があるのかもしれない。
本当にいい店を見つけ出し、名工の逸品を掘り出してしまうのか?
そんなワクワクした気持ちで歩いていたのだが、面倒なことに気付いた。
三人、いや四人か? 尾行している輩がいる。
恐らく、先ほどの店で、勇者様の装備の素晴らしさに店主が気付き、騒いだせいだろう。もしくは、その店主自身がバカなことを考えたのかもしれない。
俺は手に持っていた兜を被り、槍を握る。
「ラックスさん、町中で鎧無しに兜だけは変だと思うわ」
「とてもひどい言い草に自分の心はへし折れそうですが、今はそれどころではありません。誰かが我々を尾行しています」
勇者様がハッとした顔をして、口元に手を当てる。
だが、騒ぐのもマズい。落ち着かせようとしたのだが、勇者様が先に口を開いた。
「よくあるやつね!」
「よくあるんですか!?」
「えぇ、必ずと言っていいほどあるわ」
どうやら勇者様の世界では、強盗の類は死ぬほどいるらしい。日常茶飯事とは驚いてしまった。
「やっぱり新しい町と言えばイベントよね……!」
なにかブツブツと勇者様は言っているが、今はバカたちへの対処が先だろう。手を握り、ある場所へ向けて足を進ませた。
「どこへ行くの?」
「任せてください。サニスの町には来たことがありますので、こういった場合に行くべきところは分かっています」
「……開けた場所ね! 返り討ちにするんでしょ!」
「全然違います」
本当に勇者様の世界が分からなくなってきた。平和で戦わず、命を奪ったこともないと言っていたが、強盗はいるし、開けた場所で返り討ちにするのか?
それに山賊がとてつもなく恐ろしい存在だということも分かっている。とても平和だとは思えなかった。
明らかに粗暴な輩による尾行は続いている。だが、そいつらが追いつくよりも早く、こちらの目的地へ辿り着いた。
扉を開き、中へ入る。尾行していた者たちは顔を顰め、路地裏へ消えて行った。
「もう大丈夫ですよ、勇者様」
「ここに入っただけで大丈夫なの? すごいわね、一体ここはどこ?」
勇者様の問いに対し、俺はニッコリと笑って答えた。
「サニスの町にいくつかある兵士の詰所。その一つです。では、変なやつらに追いかけられていたことと、どの店へ行った後だったかを伝えて来ますね。すぐに対処してくれるはずです。なんと言ったって、勇者様と、同じ兵士ですからね! 信頼性抜群です」
俺は親指を立てたのだが、勇者様は眉根を寄せて言った。
「あ、うん。普通の対処ね。なにか大事なイベントを一つ潰した気がするわ……」
後半はよく分からなかったが、普通の対処が一番ですよ? と俺は首を傾げるのだった。
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