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第二章
5-7 戦うべき相手、手を組むべき相手
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――会議は難航していた。
「……あいつが魔族と手を組むと思うか?」
「説明すれば分かってもらえるわ」
「無理だな」
「さっきからそればっかりで平行線じゃない!」
「それはこちらも同じように思っている。少し落ち着け、ミサキ」
ずっとこの繰り返しである。
エル、アグラはミューステルム王国と手を組める思えないと主張をし、勇者様は説得すれば大丈夫だと力説していた。
俺はもちろん勇者様側なので、多数決では二対二。
勝敗を決する票を持っているのは、残る一人であった。
「……」
ベーヴェである。
だが彼は沈黙を守っており、何一つ口を出していない。普段のなりを潜め、目を閉じ、深く思案しているように見えた。
全員が、自然と視線を集める。するとベーヴェは目を開き、大きな溜息を吐いた。
「分が悪すぎますね。最悪の場合、全勢力を投じて戦うことになる。そうなったとき、我々が敗北する可能性は非常に高い」
「負けるだと? 私が出れば――」
「アグラが出ても負けます。これはベーヴェ個人としてではなく、魔王派の最高司令として言っています」
室内に爆発したような音が響き渡る。目を向ければ、アグラの前にある机が砕けていた。
立ち上がったアグラの目が光る。その目は、体は、怒りで震えていた。
「座ってください」
「私がヘクトルを討てば良いだろう!」
「――座れ、アグラ」
ピリッと張りつめた空気。重苦しい室内に、呼吸がしづらく感じる。
このまま二人が戦い始めてもおかしくないと思っていたのだが、先に折れたのはまさかのアグラだった。
驚き目を瞬かせていると、エルが言う。
「まぁあの愚弟は吾の料理人兼右腕だったからな。こういった判断には定評がある」
「へぇー、ダメなだけのやつじゃなかったんだな」
「うむ」
「あなた、私のことをバカにしすぎじゃありませんか?」
誉めたつもりだったのだが、ベーヴェは不満そうだ。確かにひどかったかなと反省をしたので、これからは評価を上げておこうと思った。もちろん口には出さない。
だが、これでまた話が戻ることになる。都合よく相手どれる標的を――。
「ヘクトル様を仲間に引き入れることが最短ルートよ」
すでに終わった話であるはずだったのだが、勇者様は諦めていなかった。
「ミサキ、その話はもう終わった」
「いいえ、終わっていないわ。まだわたしたちは、ヘクトル様と話し合ったわけでもない。なにもせず、勝手に答えを予測しているだけよ」
「……しかし、予測を立てて動くのは当然のことです。それとも、犠牲が出た場合にあなたが責任をとってくれるのですか? 一体どうやって?」
ベーヴェの言い方は意地が悪かったが、間違っているわけではない。
勇者様は胸元を強く握り、呟くような声で「それでも」と言った。
ならば、俺がどうするかは決まっている。立ち上がり、自分の胸を指でトントンと突いた。
「――俺の体からエルの魂を引きはがしてくれ。その後、勇者様と二人でヘクトル様を説得しに行く。それなら失敗しても、犠牲は二人だ」
もちろん、勇者様は助けてみせる。というか、勇者様を殺すようなことはしないだろう。
よって、犠牲は最大で一人。最高の条件だ。
「うむ、ではそういうことで、吾ら三人でヘクトルの元へ赴く。良いな、ベーヴェ」
「なにがそういうことなのですか!? 勘弁してください!」
慌てて止めに入ったベーヴェへ対し、エルはにやりと笑う。
「……この程度の賭けに勝てずして、状況を覆せるものか」
「~~~~~~!?」
ベーヴェは頭をガシガシと書きながら、紙へペンを走らせる。おかしくなったのかもしれない。
後でアグラに医者を紹介してもらうことにして、共に行くと意見を翻したエルを見た。
「いいのか?」
「良いもなにも、まだ引き剥がすことはできん。吾らは二人で一人。共にゆくしかあるまい。……それに――」
「それに?」
エルと、なぜか勇者様も同時に、呆れた声で言った。
「「どうせ説得しても無駄だ」からね」
なにか、俺が話を聞かないやつみたいな言い方をされているが……。うん、いいだろう。二人とも行くというのであれば、俺に憂いは一切無い。
では、準備を始めよう。気合を入れたところで叫んだ男がいた。
「あがががががっががががががががああああああああああああ! よし、これでどうにかいけますかね!」
ベーヴェは紙をバンッと壁に貼り付け、頭ヤバそうなまま話し始めた。
「作戦を立てました! ヘクトルに会うのではなく、ヘクトルを魔貴族にぶつけることならできるはずです!」
「大丈夫か? 疲れてるんじゃないか? ほら、今日はもう休むことにしよう」
「急に優しくなるのやめてくれます?」
どうやらまともだったらしいベーヴェの話を聞くと、「ほう」とエルは声を出した。どうやらかなりいい感じなようだ。
勇者様も「なるほどね……」と感心している。失敗しても、その隙を突いてヘクトル様に会えるかもしれないらしい。
「で、ラックスはどう思っているんだ?」
小声でアグラに聞かれ、笑顔で答えた。
「あの二人が納得しているのだから、きっとうまくいくさ」
「……お前はそれで」
「後は、なにかあったときに俺が備えれば盤石だろう」
あらゆる手段を用いて退路を確保することになる。……やれやれ、地図を記憶しておく必要もありそうだ。
◇
――三日後。
俺たちはアグラの屋敷を馬車で出た。荷台の中には物資が積まれており、今はその中に身を潜ませている。
「前線まではどれくらいかかるんだ?」
「……さて、状況が変わっているからな。真っ直ぐ向かえるのであれば、数日といったところだ」
「暗黒大陸内には攻め込まれていないんでしょ? なら、真っ直ぐ向かうんじゃない?」
勇者様の言葉に、エルは苦笑いを返した。
「この大陸は不毛の地だと言ったことがあるな。その大きな理由が、地形の変動だ。常に形が変わり続けている」
「ちけいのへんどう」
「えっ、それに対応して生きていかないといけないの? めちゃくちゃ大変じゃない」
「作物などを安定して育てられる場所は、本当に限られているな。鉱物などは色々出て来るのだが――」
なにか難しい話が始まったので、俺は静かに目を閉じた。
先は長い。そして辿り着けば休息をとれる保障もない。今のうちに、少しでも休んでおくことが最善だろう。
良い兵士とはいつどこでも眠れる。
そんなことを考えているうちに、眠りに落ちていた。
「……あいつが魔族と手を組むと思うか?」
「説明すれば分かってもらえるわ」
「無理だな」
「さっきからそればっかりで平行線じゃない!」
「それはこちらも同じように思っている。少し落ち着け、ミサキ」
ずっとこの繰り返しである。
エル、アグラはミューステルム王国と手を組める思えないと主張をし、勇者様は説得すれば大丈夫だと力説していた。
俺はもちろん勇者様側なので、多数決では二対二。
勝敗を決する票を持っているのは、残る一人であった。
「……」
ベーヴェである。
だが彼は沈黙を守っており、何一つ口を出していない。普段のなりを潜め、目を閉じ、深く思案しているように見えた。
全員が、自然と視線を集める。するとベーヴェは目を開き、大きな溜息を吐いた。
「分が悪すぎますね。最悪の場合、全勢力を投じて戦うことになる。そうなったとき、我々が敗北する可能性は非常に高い」
「負けるだと? 私が出れば――」
「アグラが出ても負けます。これはベーヴェ個人としてではなく、魔王派の最高司令として言っています」
室内に爆発したような音が響き渡る。目を向ければ、アグラの前にある机が砕けていた。
立ち上がったアグラの目が光る。その目は、体は、怒りで震えていた。
「座ってください」
「私がヘクトルを討てば良いだろう!」
「――座れ、アグラ」
ピリッと張りつめた空気。重苦しい室内に、呼吸がしづらく感じる。
このまま二人が戦い始めてもおかしくないと思っていたのだが、先に折れたのはまさかのアグラだった。
驚き目を瞬かせていると、エルが言う。
「まぁあの愚弟は吾の料理人兼右腕だったからな。こういった判断には定評がある」
「へぇー、ダメなだけのやつじゃなかったんだな」
「うむ」
「あなた、私のことをバカにしすぎじゃありませんか?」
誉めたつもりだったのだが、ベーヴェは不満そうだ。確かにひどかったかなと反省をしたので、これからは評価を上げておこうと思った。もちろん口には出さない。
だが、これでまた話が戻ることになる。都合よく相手どれる標的を――。
「ヘクトル様を仲間に引き入れることが最短ルートよ」
すでに終わった話であるはずだったのだが、勇者様は諦めていなかった。
「ミサキ、その話はもう終わった」
「いいえ、終わっていないわ。まだわたしたちは、ヘクトル様と話し合ったわけでもない。なにもせず、勝手に答えを予測しているだけよ」
「……しかし、予測を立てて動くのは当然のことです。それとも、犠牲が出た場合にあなたが責任をとってくれるのですか? 一体どうやって?」
ベーヴェの言い方は意地が悪かったが、間違っているわけではない。
勇者様は胸元を強く握り、呟くような声で「それでも」と言った。
ならば、俺がどうするかは決まっている。立ち上がり、自分の胸を指でトントンと突いた。
「――俺の体からエルの魂を引きはがしてくれ。その後、勇者様と二人でヘクトル様を説得しに行く。それなら失敗しても、犠牲は二人だ」
もちろん、勇者様は助けてみせる。というか、勇者様を殺すようなことはしないだろう。
よって、犠牲は最大で一人。最高の条件だ。
「うむ、ではそういうことで、吾ら三人でヘクトルの元へ赴く。良いな、ベーヴェ」
「なにがそういうことなのですか!? 勘弁してください!」
慌てて止めに入ったベーヴェへ対し、エルはにやりと笑う。
「……この程度の賭けに勝てずして、状況を覆せるものか」
「~~~~~~!?」
ベーヴェは頭をガシガシと書きながら、紙へペンを走らせる。おかしくなったのかもしれない。
後でアグラに医者を紹介してもらうことにして、共に行くと意見を翻したエルを見た。
「いいのか?」
「良いもなにも、まだ引き剥がすことはできん。吾らは二人で一人。共にゆくしかあるまい。……それに――」
「それに?」
エルと、なぜか勇者様も同時に、呆れた声で言った。
「「どうせ説得しても無駄だ」からね」
なにか、俺が話を聞かないやつみたいな言い方をされているが……。うん、いいだろう。二人とも行くというのであれば、俺に憂いは一切無い。
では、準備を始めよう。気合を入れたところで叫んだ男がいた。
「あがががががっががががががががああああああああああああ! よし、これでどうにかいけますかね!」
ベーヴェは紙をバンッと壁に貼り付け、頭ヤバそうなまま話し始めた。
「作戦を立てました! ヘクトルに会うのではなく、ヘクトルを魔貴族にぶつけることならできるはずです!」
「大丈夫か? 疲れてるんじゃないか? ほら、今日はもう休むことにしよう」
「急に優しくなるのやめてくれます?」
どうやらまともだったらしいベーヴェの話を聞くと、「ほう」とエルは声を出した。どうやらかなりいい感じなようだ。
勇者様も「なるほどね……」と感心している。失敗しても、その隙を突いてヘクトル様に会えるかもしれないらしい。
「で、ラックスはどう思っているんだ?」
小声でアグラに聞かれ、笑顔で答えた。
「あの二人が納得しているのだから、きっとうまくいくさ」
「……お前はそれで」
「後は、なにかあったときに俺が備えれば盤石だろう」
あらゆる手段を用いて退路を確保することになる。……やれやれ、地図を記憶しておく必要もありそうだ。
◇
――三日後。
俺たちはアグラの屋敷を馬車で出た。荷台の中には物資が積まれており、今はその中に身を潜ませている。
「前線まではどれくらいかかるんだ?」
「……さて、状況が変わっているからな。真っ直ぐ向かえるのであれば、数日といったところだ」
「暗黒大陸内には攻め込まれていないんでしょ? なら、真っ直ぐ向かうんじゃない?」
勇者様の言葉に、エルは苦笑いを返した。
「この大陸は不毛の地だと言ったことがあるな。その大きな理由が、地形の変動だ。常に形が変わり続けている」
「ちけいのへんどう」
「えっ、それに対応して生きていかないといけないの? めちゃくちゃ大変じゃない」
「作物などを安定して育てられる場所は、本当に限られているな。鉱物などは色々出て来るのだが――」
なにか難しい話が始まったので、俺は静かに目を閉じた。
先は長い。そして辿り着けば休息をとれる保障もない。今のうちに、少しでも休んでおくことが最善だろう。
良い兵士とはいつどこでも眠れる。
そんなことを考えているうちに、眠りに落ちていた。
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