エンジニア転生 ~転生先もブラックだったので現代知識を駆使して最強賢者に上り詰めて奴隷制度をぶっ潰します~

えいちだ

文字の大きさ
7 / 105
第一章

07:雇用主と交渉しよう!

しおりを挟む
 選別所の小屋前は、うずたかく積み上げられた魔石の山が無数にある。

 その前に奴隷達が集まり大声で談笑していた。

「いやぁ、サクガンキってぇのはすげぇなぁ!」

「今日も三倍ノルマが昼前に終わっちまったぞ!」

「さすがレンだぜ!」

 犬顔や熊顔の奴隷達に背中をバシバシ叩かれ、錬は苦笑いしていた。

 スロウ爺さんも珍しく上機嫌で、錬に笑顔を向けている。

「まったく大したもんじゃ。よもや失われし魔法具の技術を持っておったとはな!」

「いえ、だから魔法ではなくて……」

「まぁ何でも良いわい。それより今日は嬢ちゃんを労ってやらんのか?」

 ほれ、と指差す先には、もじもじと顔を赤らめるジエットがいる。

「もう! スロウ爺さんってば何バカな事言ってるの!」

「しかしお前さんも満更でもなさそうじゃったろうが」

「そ、そんな事ないから! レンが困ってるでしょ!?」

 必死に取り繕おうとしているが、熊耳まで真っ赤にしては説得力のかけらもない。

 いずれにせよ彼女も功労者に違いないのだから、感謝の意は示しておくべきだろう。

「君には助けられてばっかりだよ。ありがとうジエット」

「あ……うん……」

 満更でも無さそうに赤面してうつむくジエットである。

「奴隷ども! 何をしとるかぁ!」

 奴隷使い達がやってきたのはそんな時だ。

 小型獣脚類のような竜に乗り、砂煙を上げて駆け寄ってくる。そんな彼らの後ろから、ことさら偉そうなチョビヒゲ男が騎乗したまま前に出た。

「レン、頭を下げて!」

「んがっ!?」

 ジエットに力尽くで押さえ込まれる。

 何事かと思ったが、周りの奴隷達も皆同じように額を地面に付けていたため、錬も大人しく従う事にした。

「……誰だ?」

「ルード=バエナルド伯爵だ。この魔石鉱山の所有者で、奴隷の命なんざ銅貨一枚程度にしか思ってないクソ野郎さ。逆らったら殺されるぞ……!」

 スロウ爺さんがひそひそ声で教えてくれる。

 その間、獣人奴隷の一人が頭を低くして笑みを浮かべながら奴隷使いのリーダーと話していた。

「へへ、今日のノルマをこなしたんで、休憩してたんでさぁ」

「鉱山は常に掘り進めているのだから、運ぶ魔石には事欠かんだろう。今日の分が済んだなら明日の分をやれ!」

「へぇ……そうすると、明日は丸一日休んでも構わねぇので?」

「明日は明後日のノルマをこなせ! 明後日はそのまた次のノルマだ!」

「えぇ……」

 さしもの奴隷達もこれには顔を引きつらせる。

 だが誰も反論しない。この世界において奴隷の命は羽根よりも軽く、逆らったら殺されるという恐怖が皆を縛り付けているのだ。

(……でも、本当に殺されるんだろうか?)

 奴隷の代わりはいくらでもいるかもしれない。

 しかし魔石エンジンを生み出し、数々の仕事を効率化してきた錬はどうか?

 少なくともここ数日、何倍にも膨れ上がったノルマを午前中に終わらせてきた実績がある。それは錬自身の命の価値を高めるはずだ。何かを主張するのであれば、伯爵と対面している今この時しかない。

 錬は意を決して立ち上がった。

「……少し話を聞いていただけないでしょうか?」

「なんだ貴様! 誰が立っていいと言った!」

「レン、頭を下げて!」

 奴隷使いのリーダーとジエットに言われるが、錬は真正面から伯爵を見つめる。

「よい」

 鞭を振りかぶる奴隷使いに、しかし伯爵は手を挙げてそれを制した。

「よ、よろしいので?」

「うむ。貴族たるもの、時には下々の話くらい聞いてやるべきであろう」

 伯爵は涼しい顔で騎乗しながら錬に近寄ってくる。竜の鼻息が間近でかかり、反射的に体がこわばる。

「お前がレンとやらか。魔法具を作れると聞いたが?」

「……魔法具が何なのかはわかりませんが、魔石エンジンなら作りました」

「ほう、魔石エンジンとな」

 大いに興味を引かれたのか、伯爵はヒゲをいじりながら錬の顔を覗き込んだ。

「それで、話とは何かね?」

「伯爵様が労働をせよと仰るなら従います。ノルマを多少増やしても構いません。でもその代わりに、労働環境を改善していただきたいのです」

「具体的には?」

「食事です」

 奴隷の食事は朝晩二回だけで、メニューもゆでただけの古い芋か、もしくはカビの生えたレンガのように固いパンが一つ。それからほとんど塩味しかしない具なしスープだけだ。王の誕生日などの祝祭日には干し肉や野菜が出る事もあるらしいが、錬はまだ一度もお目にかかっていない。

 鉱山奴隷には錬以外に人間の子どもはおらず、屈強な男ばかりそろっている。

 それは裏を返せば、貧弱な者は淘汰されているという事だ。そして今の錬はどちらかと問うまでもなく淘汰される側に分類されるだろう。

 食生活の改善は喫緊の状況なのだ。

「朝晩二食で芋やパンが一つでは到底足りませんから、量を増やして欲しいです。一日の食事は朝昼晩の三食で、少なくとも芋やパンは今の大きさのものが三つ。あとスープにも野菜や肉類などの具を入れていただきたいです。カビが生えてたり傷んでいない鮮度の良いもので」

「よかろう。お前一人の食事くらいどうとでもしてやる」

「いえ……俺を含めた奴隷全員分を、です」

 伯爵の眉がピクリと動いた。

「全員分だと? 毎日か?」

「当然、毎日です」

 伯爵の顔が不快に歪む。取り巻きの奴隷使い達も腰の剣に手をかけた。

 だがここまで来て退くわけにはいかない。錬は拳に力を入れ、恐怖を握り潰す。

「ずいぶんと大きく出たものだな。今なら子どもの戯れ言として、聞かなかった事にしてやってもよいのだぞ?」

「……要望を変える気はありません。ノルマを増やすなら、食費が増えても採算は合うはずです」

「――エルト・ル・ヴェア・ソディオ・フロギス」

 伯爵が詠唱と同時に抜剣し、炎を纏わせた刃を向けてきた。鼻先三寸に燃える切っ先が閃き、全身があわ立つ。

「卑しい亜人奴隷の分際で生意気な口を……灰になりたいか」

 伯爵は冷淡な目つきで見下してくる。

 今まで何人もの奴隷をこの手にかけてきたと言わんばかりの迫力。ともすればそれは事実かもしれない。

(大丈夫だ……本気で殺すつもりならとっくにやってる。恫喝どうかつしているうちは交渉のテーブルに付いてくれているって事だ)

 恐怖に屈しそうになる心を必死に奮い立たせ、錬は慎重に言葉を紡いだ。

「俺は伯爵様の奴隷です。殺すならお好きに。ただし、魔石エンジンを開発した俺を殺せば、仕事の劇的な効率改善は今後望めないでしょうね」

「……」

 緊迫した空気が辺りを包む。

 誰も何も言わない。こめかみを伝う汗が不快で、奴隷仲間達の息を呑む音が耳につく。

 先に退いたのは伯爵だった。

 炎の剣を腰鞘へと戻し、取り巻きの奴隷使いへ目配せする。

「……明日からノルマを更に増やす。一日でもノルマに届かなければ元の食事に戻すからな」

 伯爵はつまらなさそうに鼻を鳴らし、竜を回れ右させた。

 取り巻き達も後に続き、奴隷だけがその場に残される。

「は……はは……」

 安心した途端、錬は腰が抜けたようにへたり込んだ。

 ノルマは更に増えたが、最大限の譲歩は得られた。だがそれ以上に命が繋がった安堵の方が大きい。

「レン! 大丈夫!?」

「……何とか」

「本当に無茶して……怖かったよ……っ」

 ジエットの柔らかな体に抱き締められ、少しだけ冷静さが戻ってくる。

 やがて我に返った奴隷達が諸手を挙げて喝采した。

「やるじゃねぇか、レン!」

「あのクサレ伯爵に噛み付くたぁ度胸のある野郎だ!」

「胸がスカッとしたぜ、がっはっは!」

 相好を崩してもみくちゃにしてくる強面の男や獣人達。

 彼らは皆、困っている錬を助けてくれた気の良い奴隷の先輩達だ。

 未だ震えは収まらないが、少しでも恩を返せたと思うと錬も自然と顔が綻ぶ。

「それで、いつまでくっついておるつもりじゃ?」

 スロウ爺さんが咳払いする。見れば他の奴隷達もいやらしい笑みを浮かべていた。

「あっ……これは違っ!?」

 慌てて離れようとするジエットだったが、しかし錬はしがみついた手を離さない。

「ちょ、ちょっとレン!?」

「もう少しだけ、このまま……」

「えっ!? でも……っ」

「命を懸けた直後なんだ。これくらい許してくれ」

「は……はぃ……」

 赤面しながらうつむき、石化したように固まるジエット。

 実際のところ腕の力が抜けないだけだったが、それでも彼女に包まれていると気持ちが安らぐのだった。





 その日の夕方、配給された食事を前にして錬は震えていた。

 固くはあるが歯で噛めるパンが三つに、豆やクズ野菜が入った塩スープ。さらには一切れの小さな干し肉まで付いている。

 味はお世辞にもおいしいとは言えないものの、久方ぶりに腹が満たせそうな食事の量に感動してしまう。

 奴隷仲間もそれは同じなようで、一心不乱にがっつく者や、神と錬に感謝する者、感涙にむせび泣く者までいた。

「こんなに食ったのどれくらいぶりだろうな……」

「オレ、生きててよかったよ……!」

「レン様々だな!」

 皆の喜ぶ顔を見ていると、錬も嬉しくなってくる。

 ジエットも満足そうにパンを頬張り、こちらを向いた。

「ありがとうね。レンのおかげで仕事が楽になってご飯までちゃんと食べれるようになったよ」

「皆ががんばったからだ。俺一人の成果じゃない」

「それでも皆感謝してるんだよ。レンがいなかったら絶対こうはならなかったしね。だからありがとう」

「そ、そうか」

 愛らしい笑みを向けられ、思わず錬は顔を逸らす。

 今朝は死の恐怖から、ついジエットに抱き付いて離さなかったが、冷静になると恥ずかしい事をした思いで悶絶しそうになる。

「でも……礼はまだ早いな」

 あくまでこれは序章にすぎない。

 この職場は今なお究極的にブラックであり、改善すべきものは山のようにあるのだ。

「俺はこれから更に労働環境を改善していくつもりだ。ありがとうの言葉は、人並みの生活を取り戻してからでいい」

「そっか。じゃあその時は改めてお礼を言うね」

 もう一度、ジエットは満面の笑みを浮かべるのだった。



 ***



 その頃、ルード=バエナルド伯爵はワイングラスを片手に、美しい木箱に収められた魔石を眺めていた。

「伯爵様……よろしかったので?」

 そう尋ねるのは奴隷使いのリーダーだ。

 伯爵はワインをあおり、振り向く事なく応える。

「何がだ?」

「奴隷どもの要求を呑んだ事です。このままいくと食費は数倍に膨れ上がりますが……」

「ふん、元より奴らの食費など大して掛かってはいない。それに、ノルマを増やせば利益もまた増える。忌々しい小僧だが、あやつの言っていた事は間違っておらぬよ」

「では今後の食事もこのままいくという事でよろしいでしょうか?」

「明日からノルマを増やす。奴らがそれをこなせるのであれば構わん」

「了解しました。して、ノルマは如何ほどに?」

 伯爵はワイングラスをテーブルへ置き、木箱の魔石を手に取った。

 バエナルド家では、魔石鉱山を有する領地を賜った見返りとして、年に一度王家へ魔石を献上する義務がある。これはそのための品だ。

 手のひらほどもある紫の結晶表面は闇に溶け込むほどに暗く、しかしその中心には溢れんばかりの魔力の輝きが込められている。

 これ一つで豪邸が建つほどの逸品だ。王族への献上品ともなれば、このくらい価値あるものでなくてはならない。

 だがレンという名の少年奴隷が作った魔法具は、使い方次第でこの魔石以上の価値を持つ。貴族間の力関係……いや、それこそ国をひっくり返すほどの可能性さえ秘めているかもしれない。

 伯爵は奴隷使いのリーダーへ向き直り、口元を歪めて笑った。

「百倍だ。明日からノルマを当初の百倍にせよ」
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

処理中です...