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第二章
22:勉強会を結成しよう
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買い物を終えた頃には夕暮れになっていた。
ノーラと分かれた後、一旦寮へ荷物を置き、勉強会の設立申請をするため学園舎へ向かう。
この時間になると生徒達の姿もまばらで学園内は閑散としていたが、先生達はまだ仕事が残っているようで教員室から人の声が漏れ聞こえていた。
「いくぞ」
「うん!」
錬とジエットはうなずき合い、せーので一緒にノックする。
現れたのは別のクラスの若い男性教師だった。服にはクラブの紋章が縫い付けられている。
「何だい?」
「忙しいところすみません。私達、勉強会を結成したくて来たんです」
「勉強会を……?」
男性教師は怪訝な目つきでジエットの熊耳と錬の首輪を見る。
「だめだめ。君達は魔力なしだろう。魔法の研究などできないじゃないか」
「いいえ、できますよ。テーマもちゃんと考えてきています」
「どんなテーマだい?」
「魔法具の研究です」
男性教師は鼻で笑った。
「魔法具なんか作れるわけないだろう。あれは何百年も前に失われたものだよ」
「作れると言ったら?」
「あのねぇ、大口を叩くのも大概にしなさい。大体――」
「何の騒ぎだね?」
男性教師の後ろからノルマン先生が姿を現す。
試験で気絶させてしまったせいか、錬の顔を見るなり「げっ」と口元を引きつらせた。
「聞いてくださいよノルマン先生。この生徒達が魔力もないのに勉強会を設立したいと言うんです」
「な……なるほど……」
「しかもテーマは魔法具の研究ですよ。そんなもの作れるわけないと言ったんですがねぇ」
「そう……だな……」
男性教師に迫られ、ノルマン先生は口元をひくつかせながら曖昧に答える。
このまま説き伏せられても面白くないので、錬も対抗してずいっと一歩前に出た。
「ノルマン先生、俺達の魔法は試験で見ましたよね?」
「う……うむ……」
「あれは俺が作った魔法具によるものです。作れるんだから問題ありませんよね?」
「そう……かもしれんな……」
「魔法具を作ったなんて嘘に決まっているでしょう。ねぇノルマン先生?」
「本当ですよね、ノルマン先生?」
「ぐ……む……」
男性教師と錬に挟まれ、冷や汗をかきながらうろたえるノルマン先生。この場に出てきた事を後悔するように、ジリジリと後ずさっていく。
(まずい、逃げられたら絶対面倒な事になる。ここは一気に押し切るしかない!)
錬が魔石銃を取り出すのを見て、ノルマン先生はビクンと跳ねた。
「何ならもう一度お見せしましょうか!」
「ひゅっ……」
「そういえば試験では魔力の少ないクズ魔石を使ったんですけど、さっき街で高価な魔石を仕入れたんですよ。これを使えばきっともっとすごい事になるでしょうね~」
「な……何もそこまでせずとも……」
「いえいえ、せっかくだからこれを使いましょう! もちろん全魔力を使って! 試験の時よりも数段上の大魔法をご覧に入れますよ、もちろんノルマン先生の目の前で!」
「ひぃぃっ!? き、君! 彼らに勉強会の申請用紙を渡したまえ!」
「えぇっ!? いいんですか!?」
「いいも悪いもない、こんなもの単なる事務処理ではないか! さっさとしたまえっ!!」
ノルマン先生は若い男性教師の襟首をひっつかみ、半ば強引に話をまとめてしまった。よほどトラウマになっていたのだろう。
「……なぁジエット。自分でやっておいてなんだけど、ちょっと悪い事をした気がしてきた」
「う~ん……でも他に方法はなかったし、しょうがないよ」
互いに苦笑いしつつも、錬は受け取った申請用紙を手に教員室を後にした。
勉強会室としてあてがわれたのは、東館三階の空き部屋だった。
古ぼけた廊下に木製の扉が等間隔で並び、札に番号であろう文字が刻まれている。
「まぁまぁ広いな。寮の部屋の倍くらいか」
長年使われていなかったのだろう。床や窓辺には埃が白く積もり、天井にはクモの巣が張っていた。
「まずは掃除からかな?」
「掃除もいいけど、先に申請用紙を書いてしまわないと」
錬は椅子の埃を払い、腰を下ろす。そしてガウンのポケットから単語帳を取り出し、申請用紙の項目を埋めていく。
「勉強会の名前を書く欄があるけど、どうする?」
「名前かぁ……。何がいいかなぁ」
「シンプルに『魔法具研究会』とかにするか?」
「うーん……」
ジエットは腕を組んで首を捻る。どうやらあまりしっくりこないようだ。
「私達はさ、奴隷制度を廃止させるために魔法学園へ入学したんだよね?」
「そうだな」
「つまりこの勉強会は、奴隷を自由にするための方法を考える会って事だよね?」
「まぁ、そうなるな」
「だったら初心を忘れないような名前がいいんじゃないかな?」
一理ある、と錬はうなずいた。
奴隷を解放し、仲間達を救うため。すべてはそこから始まったのだから。
「でも奴隷制度廃止研究会みたいなあからさまな名前はやめた方がいいぞ。絶対妨害が入るだろうし」
「わかってる。だからさ、奴隷を自由にするための方法を研究する会で、『自由研究会』はどうかな?」
ジエットのその提案を聞いて、驚くほどストンと腑に落ちた。
「それは……いいな。よくある無難な言葉だけど、俺達にとっては違う意味になるわけか」
「名案でしょ?」
「ああ。だったら会長はジエットに任せたい。なんたって君は反奴隷勢力の旗印だからな」
「わかってるよ。これは私の戦いだもんね」
こほん、と咳払いを一つ。
ジエットは椅子の上にぴょんと乗り、大きく息を吸った。
「本日をもって、奴隷を自由にするための方法を研究する会――略して自由研究会をここに結成する! 戦士達よ、今こそ立ち上がれ! 我らを縛る鎖を断ち切り、あまねく自由を謳歌するため、新たな魔法具を生み出すのだ!」
腕を広げて、強い意志の込められた眼差しを向けてくる。
そんな凜々しい表情が一転、年相応の愛らしい笑みに変わった。
「なんてね。昔見たお父様の演説を真似してみただけだよ」
「そりゃまた……道理で堂に入ってると思ったよ」
普段は明るくてやんちゃで食いしん坊な女の子だが、なんだかんだで彼女は王女様なのだ。
「でもこれでノーラちゃんのおばさまにも恩返しできそうだね」
「魚の串焼き一本の礼が、魔力なしの社会的地位向上か? 豪儀な話だな」
「期待してるよ、レン?」
彼女に拳を突き出され、錬もそれに応えた。
「全力で支える約束だからな」
***
錬達を学園へ送り届けた後、ノーラは貴族舎へ立ち寄った。
部屋に入ると、カードで遊んでいたワンドの面々が振り向く。その中で高級そうなソファに座っていたカインツが口を開いた。
「よく来たな。では報告を聞こう」
「その……報告と言われても、今日はお買い物をしただけで……」
「何を買った? 魔法具の材料か?」
「材料かどうかはわかりませんけど、小銀貨一枚相当の魔石と、銅の針金や鉄釘、工具や食器などです……」
「それらを買う金はどうした? まさか貴様が支払ったわけではあるまい?」
「お金は学園長からもらったそうです」
「学園長からか……忌々しい事だ」
カインツは舌打ちし、取り巻きのワンド達も不愉快そうに顔を歪める。
「それで? 今後もずっと学園長から金を支給されるのか?」
「い、いえ……お金の工面で悩んでいるみたいだったので、それはないと思います。たしか残り銀貨数枚だとか……」
ワンド達は安堵したように息をついた。
「残金がその程度なら大丈夫そうですな」
「他者所有の亜人奴隷に働き口などありませんしね」
「小遣い程度で魔法具が作れるなら誰も苦労はしないでしょう」
「いやはやまったく」
だがカインツだけは切れ長の目を鋭く細めた。
「……ノーラ、貴様何かを隠しているな?」
言われてノーラはドキリとする。
「な、何の事でしょう……?」
「奴らの金策についてまだ聞いていない。悩みを打ち明けられたのであれば、貴様から何か解決策を提示したのではないか?」
すべてを見透かすような彼の瞳に、ノーラは震え上がった。
言わなければバレないなどという考えを持っていては、今後何をされるかわかったものではない。
ノーラはガウンの胸元にシワを作り、心の内で錬とジエットに謝罪した。
「べ……勉強会を設立してはどうかと……言いました……」
「勉強会だと!?」
「なるほど、それなら毎月活動資金が支給されるな……」
「あなたわざと黙っていたわね!?」
取り巻き達に睨まれ、ノーラは恐怖から後ずさる。
しかしカインツは右手を軽く挙げて彼らを制した。
「皆落ち着け。奴らが勉強会を作るとわかったなら対処のしようもあるというものだ」
「……と、仰いますと?」
ワンドの男子生徒の問いに、カインツは口角を上げて笑った。
「奴らの資金源を断つ。勉強会がなくなれば、新たな魔法具も生み出せまいよ」
ノーラと分かれた後、一旦寮へ荷物を置き、勉強会の設立申請をするため学園舎へ向かう。
この時間になると生徒達の姿もまばらで学園内は閑散としていたが、先生達はまだ仕事が残っているようで教員室から人の声が漏れ聞こえていた。
「いくぞ」
「うん!」
錬とジエットはうなずき合い、せーので一緒にノックする。
現れたのは別のクラスの若い男性教師だった。服にはクラブの紋章が縫い付けられている。
「何だい?」
「忙しいところすみません。私達、勉強会を結成したくて来たんです」
「勉強会を……?」
男性教師は怪訝な目つきでジエットの熊耳と錬の首輪を見る。
「だめだめ。君達は魔力なしだろう。魔法の研究などできないじゃないか」
「いいえ、できますよ。テーマもちゃんと考えてきています」
「どんなテーマだい?」
「魔法具の研究です」
男性教師は鼻で笑った。
「魔法具なんか作れるわけないだろう。あれは何百年も前に失われたものだよ」
「作れると言ったら?」
「あのねぇ、大口を叩くのも大概にしなさい。大体――」
「何の騒ぎだね?」
男性教師の後ろからノルマン先生が姿を現す。
試験で気絶させてしまったせいか、錬の顔を見るなり「げっ」と口元を引きつらせた。
「聞いてくださいよノルマン先生。この生徒達が魔力もないのに勉強会を設立したいと言うんです」
「な……なるほど……」
「しかもテーマは魔法具の研究ですよ。そんなもの作れるわけないと言ったんですがねぇ」
「そう……だな……」
男性教師に迫られ、ノルマン先生は口元をひくつかせながら曖昧に答える。
このまま説き伏せられても面白くないので、錬も対抗してずいっと一歩前に出た。
「ノルマン先生、俺達の魔法は試験で見ましたよね?」
「う……うむ……」
「あれは俺が作った魔法具によるものです。作れるんだから問題ありませんよね?」
「そう……かもしれんな……」
「魔法具を作ったなんて嘘に決まっているでしょう。ねぇノルマン先生?」
「本当ですよね、ノルマン先生?」
「ぐ……む……」
男性教師と錬に挟まれ、冷や汗をかきながらうろたえるノルマン先生。この場に出てきた事を後悔するように、ジリジリと後ずさっていく。
(まずい、逃げられたら絶対面倒な事になる。ここは一気に押し切るしかない!)
錬が魔石銃を取り出すのを見て、ノルマン先生はビクンと跳ねた。
「何ならもう一度お見せしましょうか!」
「ひゅっ……」
「そういえば試験では魔力の少ないクズ魔石を使ったんですけど、さっき街で高価な魔石を仕入れたんですよ。これを使えばきっともっとすごい事になるでしょうね~」
「な……何もそこまでせずとも……」
「いえいえ、せっかくだからこれを使いましょう! もちろん全魔力を使って! 試験の時よりも数段上の大魔法をご覧に入れますよ、もちろんノルマン先生の目の前で!」
「ひぃぃっ!? き、君! 彼らに勉強会の申請用紙を渡したまえ!」
「えぇっ!? いいんですか!?」
「いいも悪いもない、こんなもの単なる事務処理ではないか! さっさとしたまえっ!!」
ノルマン先生は若い男性教師の襟首をひっつかみ、半ば強引に話をまとめてしまった。よほどトラウマになっていたのだろう。
「……なぁジエット。自分でやっておいてなんだけど、ちょっと悪い事をした気がしてきた」
「う~ん……でも他に方法はなかったし、しょうがないよ」
互いに苦笑いしつつも、錬は受け取った申請用紙を手に教員室を後にした。
勉強会室としてあてがわれたのは、東館三階の空き部屋だった。
古ぼけた廊下に木製の扉が等間隔で並び、札に番号であろう文字が刻まれている。
「まぁまぁ広いな。寮の部屋の倍くらいか」
長年使われていなかったのだろう。床や窓辺には埃が白く積もり、天井にはクモの巣が張っていた。
「まずは掃除からかな?」
「掃除もいいけど、先に申請用紙を書いてしまわないと」
錬は椅子の埃を払い、腰を下ろす。そしてガウンのポケットから単語帳を取り出し、申請用紙の項目を埋めていく。
「勉強会の名前を書く欄があるけど、どうする?」
「名前かぁ……。何がいいかなぁ」
「シンプルに『魔法具研究会』とかにするか?」
「うーん……」
ジエットは腕を組んで首を捻る。どうやらあまりしっくりこないようだ。
「私達はさ、奴隷制度を廃止させるために魔法学園へ入学したんだよね?」
「そうだな」
「つまりこの勉強会は、奴隷を自由にするための方法を考える会って事だよね?」
「まぁ、そうなるな」
「だったら初心を忘れないような名前がいいんじゃないかな?」
一理ある、と錬はうなずいた。
奴隷を解放し、仲間達を救うため。すべてはそこから始まったのだから。
「でも奴隷制度廃止研究会みたいなあからさまな名前はやめた方がいいぞ。絶対妨害が入るだろうし」
「わかってる。だからさ、奴隷を自由にするための方法を研究する会で、『自由研究会』はどうかな?」
ジエットのその提案を聞いて、驚くほどストンと腑に落ちた。
「それは……いいな。よくある無難な言葉だけど、俺達にとっては違う意味になるわけか」
「名案でしょ?」
「ああ。だったら会長はジエットに任せたい。なんたって君は反奴隷勢力の旗印だからな」
「わかってるよ。これは私の戦いだもんね」
こほん、と咳払いを一つ。
ジエットは椅子の上にぴょんと乗り、大きく息を吸った。
「本日をもって、奴隷を自由にするための方法を研究する会――略して自由研究会をここに結成する! 戦士達よ、今こそ立ち上がれ! 我らを縛る鎖を断ち切り、あまねく自由を謳歌するため、新たな魔法具を生み出すのだ!」
腕を広げて、強い意志の込められた眼差しを向けてくる。
そんな凜々しい表情が一転、年相応の愛らしい笑みに変わった。
「なんてね。昔見たお父様の演説を真似してみただけだよ」
「そりゃまた……道理で堂に入ってると思ったよ」
普段は明るくてやんちゃで食いしん坊な女の子だが、なんだかんだで彼女は王女様なのだ。
「でもこれでノーラちゃんのおばさまにも恩返しできそうだね」
「魚の串焼き一本の礼が、魔力なしの社会的地位向上か? 豪儀な話だな」
「期待してるよ、レン?」
彼女に拳を突き出され、錬もそれに応えた。
「全力で支える約束だからな」
***
錬達を学園へ送り届けた後、ノーラは貴族舎へ立ち寄った。
部屋に入ると、カードで遊んでいたワンドの面々が振り向く。その中で高級そうなソファに座っていたカインツが口を開いた。
「よく来たな。では報告を聞こう」
「その……報告と言われても、今日はお買い物をしただけで……」
「何を買った? 魔法具の材料か?」
「材料かどうかはわかりませんけど、小銀貨一枚相当の魔石と、銅の針金や鉄釘、工具や食器などです……」
「それらを買う金はどうした? まさか貴様が支払ったわけではあるまい?」
「お金は学園長からもらったそうです」
「学園長からか……忌々しい事だ」
カインツは舌打ちし、取り巻きのワンド達も不愉快そうに顔を歪める。
「それで? 今後もずっと学園長から金を支給されるのか?」
「い、いえ……お金の工面で悩んでいるみたいだったので、それはないと思います。たしか残り銀貨数枚だとか……」
ワンド達は安堵したように息をついた。
「残金がその程度なら大丈夫そうですな」
「他者所有の亜人奴隷に働き口などありませんしね」
「小遣い程度で魔法具が作れるなら誰も苦労はしないでしょう」
「いやはやまったく」
だがカインツだけは切れ長の目を鋭く細めた。
「……ノーラ、貴様何かを隠しているな?」
言われてノーラはドキリとする。
「な、何の事でしょう……?」
「奴らの金策についてまだ聞いていない。悩みを打ち明けられたのであれば、貴様から何か解決策を提示したのではないか?」
すべてを見透かすような彼の瞳に、ノーラは震え上がった。
言わなければバレないなどという考えを持っていては、今後何をされるかわかったものではない。
ノーラはガウンの胸元にシワを作り、心の内で錬とジエットに謝罪した。
「べ……勉強会を設立してはどうかと……言いました……」
「勉強会だと!?」
「なるほど、それなら毎月活動資金が支給されるな……」
「あなたわざと黙っていたわね!?」
取り巻き達に睨まれ、ノーラは恐怖から後ずさる。
しかしカインツは右手を軽く挙げて彼らを制した。
「皆落ち着け。奴らが勉強会を作るとわかったなら対処のしようもあるというものだ」
「……と、仰いますと?」
ワンドの男子生徒の問いに、カインツは口角を上げて笑った。
「奴らの資金源を断つ。勉強会がなくなれば、新たな魔法具も生み出せまいよ」
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