79 / 105
第四章
79:一宿一飯の恩義(1)
しおりを挟む
「やっと人里に出たな……」
冷えた空気の漂う早朝、錬は独りごちる。
夜通し川沿いを歩いた末にようやく見つけたのは小規模な村だった。
周囲は柵で囲まれており、麦畑や家畜などの牧歌的な風景が広がる。柵の近くには見張り台があり、初老の男が藁で何かを編んでいるのが見えた。
「すみませーん! 村に入ってもいいでしょうか?」
「これはこれは。お若いのに巡礼ですかな?」
「巡礼?」
「おや、違いましたか? 聖堂教会の御方々が着られている衣服ですんで、てっきりそうかと思うたんですが」
どう答えるべきか一瞬迷ったが、下手に嘘をついてボロが出ても困る。ここは目的をボカしておくだけに留めるべきだと錬は判断した。
「巡礼ではないです。ローズベル公爵領へ向かう途中でして」
「ローズベル公爵領とはまた、ずいぶん遠くに」
「遠いんですか?」
「歩きなら十日以上は掛かるかのう。竜車が使えりゃ三日ほどで行けますが」
「この村に竜車は?」
「村にはねぇです。でも月に一度行商が竜車に乗って来るんで、それに同乗させてもらえば早く着きますで」
「行商ですか。次はいつ頃来るんです?」
「前に来たのは一ヶ月くれぇ前なんで、まぁ二、三日もすれば来るんじゃねぇかと」
「なるほど」
今の錬は無一文である。
さすがに無賃乗車はできないだろうから、テラミス戦で拾って充填しておいた魔石二つのうち一つは売るしかないかもしれない。
「しかし旅にしては軽装ですなぁ。荷物さぁないのですか?」
「えぇっと、色々と持ってはいたんですが、奪われてしまいまして」
「なんと……。テラミス様が盗賊退治をしてくださったばかりだっちゅうのに、まだ性懲りもなく出てきとるんですか」
「はは……」
(奪ったのがそのテラミスで、逃げるためにガチンコバトルしたなんて言ったら村を追い出されかねないな……黙っとこう)
そんな錬の思惑など知る由もなく、初老の男はくしゃりとシワを寄せて笑った。
「ワシはこの村の村長をしとります。何もねぇ村ですが、どうぞゆっくりしてってくだせぇ」
「ありがとうございます。できればどこかで休みたいんですが、あいにくお金の持ち合わせがなくて……」
「んなもん気にせんでええです。聖堂教会の御方を無下に扱うわけにはいきませんで。うちの納屋で良けりゃどうぞ使ってくだせぇ」
「いいんですか?」
「聖堂教会とテラミス様には普段から世話になっとりますんでなぁ」
「そういう事ならお言葉に甘えて……」
柵を開けて通されたのは、人口が百人いるかどうかといった小さな農村である。
道中に数人の村人とすれ違ったが、皆感じの良い笑顔で会釈してくれた。
「こちらです」
案内されたのは木製の粗末な小屋だった。紐で縛った薪が高く積まれている。
「藁束があるんで適当に敷いてくだせぇ。ワシらは本宅におりますんで、何かあったらどうぞ」
「ご丁寧にどうもありがとうございます」
にっこり笑みを浮かべて村長は歩いて行く。
言われた通りに藁を敷き、疲れから錬は泥のように眠ったのだった。
錬が目覚めたのは翌日の早朝だった。
どうやら丸一日眠りこけてしまったらしい。
「ゆっくり眠れましたかな?」
「ええ……おかげさまで」
「ワシらはさっき食事が済んだとこです。よかったら信徒様もお一つどうです?」
そう言って両手に収まらないほど大きな芋を一つ渡してくれる。
王都でもよく見かける芋を蒸しただけのものだが、ほんのり温かく香ばしい匂いに空っぽの胃が悲鳴を上げた。
「何から何までありがとうございます」
「困った時はお互い様ですからなぁ」
そうして適当な切り株に腰掛けて食べていると、庭先では櫛状の道具で麦穂を擦り付けている少女がいた。
「あちらの方は?」
「ワシの孫娘です。村に良い男がいねぇってんで、いつも嘆いとるんですわ。信徒様より少し年は上ですが、良かったら嫁にどうです?」
「何勝手な事言ってんのさ、このジジイ!」
「カッカッカ!」
快活に笑う村長を少女は睨み付ける。それから錬の方を見て苦笑いを浮かべた。
「うちの爺ちゃんが変な事言って悪いね。まぁ聖堂教会の人なら歓迎するよ。ゆっくりしてって」
「聖堂教会はずいぶんと好感が持たれているんですね」
「そりゃそうよ。盗賊が出たらやっつけてくれるし、飢饉の時は食べ物をくれるし。去年は麦が不作で税収が重いって嘆いたら王宮に掛け合ってくれたんだ」
「孫の言う通りです。王女のテラミス様が来られてから、聖堂教会もずいぶん変わられました。今じゃ困った時は聖堂教会に相談すれば大抵何とかしてくれると皆信頼を寄せておりますで」
「なるほど……」
そこまで手厚い対応をしてくれる組織ならこの好待遇も理解できる。
国ができない周囲へのフォローを聖堂教会が一手に担っているわけだ。
「ところでさっきからそれ、何やってるんです?」
「脱穀よ。今は麦の収穫の時期だから」
少女は木の台に固定された櫛に麦穂を通し、引っ張ると籾がこぼれ落ちる。どうやら手動の脱穀機のようだ。
「良ければ手伝ってもいいですか?」
「いやそんな、信徒の方にさせるわけには……」
「少しでいいので」
錬は麦穂の束を受け取り、櫛で扱く。
引っ掛けるだけで籾が面白いようにポロポロと落ちるように見えたが、実際にやってみるとなかなかの重労働である。
「結構大変な作業ですね……」
「そりゃ大変よ。でもやらなきゃおまんまが食えないからねぇ」
「それはそうですね。どうもありがとうございました」
「もういいの?」
「ええ、参考になりました」
麦穂を返し、錬は頭の中で構造を考える。
(これなら自動化できそうだな)
そして近くに納屋に置いてある薪を一束手に取った。
「この薪、少しいただいてもいいですか?」
「構わねぇですが、火を焚くので?」
「いえ、ちょっとした工作に使います」
錬は魔光石銃を使い、薪を切り分ける。そして穴を開け、装置を組み上げた。
火炎石回路の爆発力ではなく、固体を射出する核石回路の運動エネルギーを回転エネルギーに変える単気筒魔石エンジンである。
出力軸には回転ドラムがあり、ハリネズミのように木の枝を全面に差し込んでいる。
加工の途中で魔力が切れ、魔光石を魔石に交換する事にはなったが、道具の存在は加工時間を飛躍的に縮めてくれる。おかげでわずか三十分ほどで完成した。
「こんなもんかな」
「さっきから何を作ってたの?」
「動力付きの脱穀機です。見てください」
錬はもう一度麦穂を一束借り、レバーを倒して魔石エンジンを動かす。
すると木を叩くような音を鳴らしながら棘々のドラムが回り、麦穂が数秒で丸裸になった。
「な、なんじゃこりゃあ……!?」
「便利でしょう?」
唖然とする彼らへ、錬は満面の笑みを浮かべる。
魔石エンジンには魔光石の欠片を組み込んであるため、魔力が尽きても月の光を浴びればまた充填が可能だ。魔石の補充が難しい農村であってもこれなら毎日使えるだろう。
「すごい! すごいよ爺ちゃんっ!? 脱穀が秒でできちゃう!」
「ひょお~~!?」
驚愕する村長と孫娘。
「まさか、こりゃあ魔法具ってやつでは……!?」
「世間ではそう呼ばれているみたいですね」
「こ、こんなすげぇもの、ワシらどうしたらいいので……?」
「一宿一飯のお礼です。どうぞ日々の生活に役立ててください」
「へぇぇぇ……!?」
恐縮しっぱなしの彼らへ笑いかける。
そんな時、騎竜のいななきが聞こえてきた。
「行商が来ましたかな? 信徒様、行きましょう」
村長に連れられ、騎竜の声が聞こえた村の入り口へ向かう。
だがそこにいたのは行商ではなかった。
薄汚れた侍女服を着て騎竜のそばに立つ少女。
メリナだ。
とっさに魔石銃へ手をかける。いきなり攻撃はしてこないだろうが、警戒はしておくべきだろう。
けれどメリナは目に大粒の涙を浮かべて表情を歪ませ――何を思ったかいきなり地面に額を擦り付けた。
「大賢者様っ!」
「は……? 大賢者?」
周囲の村人達が困惑する。
「こちらにいらしたのですね。お探ししました……!」
「俺を連れ戻しにきたのか?」
問い詰めるような錬の言葉に、しかし彼女は平伏したまま首を横に振る。
「助けを、求めに来ました……」
「助けだと? 俺に?」
「……あれだけの仕打ちをしておいて、今更こんな事を口にするのはおこがましいとは思います。気が収まらないなら私の命と引き換えでも構いません。だからどうか……どうかお願い致します!」
メリナは顔を上げ、泣き腫らした目で懇願するように叫んだ。
「テラミス様をお救いください……っ」
冷えた空気の漂う早朝、錬は独りごちる。
夜通し川沿いを歩いた末にようやく見つけたのは小規模な村だった。
周囲は柵で囲まれており、麦畑や家畜などの牧歌的な風景が広がる。柵の近くには見張り台があり、初老の男が藁で何かを編んでいるのが見えた。
「すみませーん! 村に入ってもいいでしょうか?」
「これはこれは。お若いのに巡礼ですかな?」
「巡礼?」
「おや、違いましたか? 聖堂教会の御方々が着られている衣服ですんで、てっきりそうかと思うたんですが」
どう答えるべきか一瞬迷ったが、下手に嘘をついてボロが出ても困る。ここは目的をボカしておくだけに留めるべきだと錬は判断した。
「巡礼ではないです。ローズベル公爵領へ向かう途中でして」
「ローズベル公爵領とはまた、ずいぶん遠くに」
「遠いんですか?」
「歩きなら十日以上は掛かるかのう。竜車が使えりゃ三日ほどで行けますが」
「この村に竜車は?」
「村にはねぇです。でも月に一度行商が竜車に乗って来るんで、それに同乗させてもらえば早く着きますで」
「行商ですか。次はいつ頃来るんです?」
「前に来たのは一ヶ月くれぇ前なんで、まぁ二、三日もすれば来るんじゃねぇかと」
「なるほど」
今の錬は無一文である。
さすがに無賃乗車はできないだろうから、テラミス戦で拾って充填しておいた魔石二つのうち一つは売るしかないかもしれない。
「しかし旅にしては軽装ですなぁ。荷物さぁないのですか?」
「えぇっと、色々と持ってはいたんですが、奪われてしまいまして」
「なんと……。テラミス様が盗賊退治をしてくださったばかりだっちゅうのに、まだ性懲りもなく出てきとるんですか」
「はは……」
(奪ったのがそのテラミスで、逃げるためにガチンコバトルしたなんて言ったら村を追い出されかねないな……黙っとこう)
そんな錬の思惑など知る由もなく、初老の男はくしゃりとシワを寄せて笑った。
「ワシはこの村の村長をしとります。何もねぇ村ですが、どうぞゆっくりしてってくだせぇ」
「ありがとうございます。できればどこかで休みたいんですが、あいにくお金の持ち合わせがなくて……」
「んなもん気にせんでええです。聖堂教会の御方を無下に扱うわけにはいきませんで。うちの納屋で良けりゃどうぞ使ってくだせぇ」
「いいんですか?」
「聖堂教会とテラミス様には普段から世話になっとりますんでなぁ」
「そういう事ならお言葉に甘えて……」
柵を開けて通されたのは、人口が百人いるかどうかといった小さな農村である。
道中に数人の村人とすれ違ったが、皆感じの良い笑顔で会釈してくれた。
「こちらです」
案内されたのは木製の粗末な小屋だった。紐で縛った薪が高く積まれている。
「藁束があるんで適当に敷いてくだせぇ。ワシらは本宅におりますんで、何かあったらどうぞ」
「ご丁寧にどうもありがとうございます」
にっこり笑みを浮かべて村長は歩いて行く。
言われた通りに藁を敷き、疲れから錬は泥のように眠ったのだった。
錬が目覚めたのは翌日の早朝だった。
どうやら丸一日眠りこけてしまったらしい。
「ゆっくり眠れましたかな?」
「ええ……おかげさまで」
「ワシらはさっき食事が済んだとこです。よかったら信徒様もお一つどうです?」
そう言って両手に収まらないほど大きな芋を一つ渡してくれる。
王都でもよく見かける芋を蒸しただけのものだが、ほんのり温かく香ばしい匂いに空っぽの胃が悲鳴を上げた。
「何から何までありがとうございます」
「困った時はお互い様ですからなぁ」
そうして適当な切り株に腰掛けて食べていると、庭先では櫛状の道具で麦穂を擦り付けている少女がいた。
「あちらの方は?」
「ワシの孫娘です。村に良い男がいねぇってんで、いつも嘆いとるんですわ。信徒様より少し年は上ですが、良かったら嫁にどうです?」
「何勝手な事言ってんのさ、このジジイ!」
「カッカッカ!」
快活に笑う村長を少女は睨み付ける。それから錬の方を見て苦笑いを浮かべた。
「うちの爺ちゃんが変な事言って悪いね。まぁ聖堂教会の人なら歓迎するよ。ゆっくりしてって」
「聖堂教会はずいぶんと好感が持たれているんですね」
「そりゃそうよ。盗賊が出たらやっつけてくれるし、飢饉の時は食べ物をくれるし。去年は麦が不作で税収が重いって嘆いたら王宮に掛け合ってくれたんだ」
「孫の言う通りです。王女のテラミス様が来られてから、聖堂教会もずいぶん変わられました。今じゃ困った時は聖堂教会に相談すれば大抵何とかしてくれると皆信頼を寄せておりますで」
「なるほど……」
そこまで手厚い対応をしてくれる組織ならこの好待遇も理解できる。
国ができない周囲へのフォローを聖堂教会が一手に担っているわけだ。
「ところでさっきからそれ、何やってるんです?」
「脱穀よ。今は麦の収穫の時期だから」
少女は木の台に固定された櫛に麦穂を通し、引っ張ると籾がこぼれ落ちる。どうやら手動の脱穀機のようだ。
「良ければ手伝ってもいいですか?」
「いやそんな、信徒の方にさせるわけには……」
「少しでいいので」
錬は麦穂の束を受け取り、櫛で扱く。
引っ掛けるだけで籾が面白いようにポロポロと落ちるように見えたが、実際にやってみるとなかなかの重労働である。
「結構大変な作業ですね……」
「そりゃ大変よ。でもやらなきゃおまんまが食えないからねぇ」
「それはそうですね。どうもありがとうございました」
「もういいの?」
「ええ、参考になりました」
麦穂を返し、錬は頭の中で構造を考える。
(これなら自動化できそうだな)
そして近くに納屋に置いてある薪を一束手に取った。
「この薪、少しいただいてもいいですか?」
「構わねぇですが、火を焚くので?」
「いえ、ちょっとした工作に使います」
錬は魔光石銃を使い、薪を切り分ける。そして穴を開け、装置を組み上げた。
火炎石回路の爆発力ではなく、固体を射出する核石回路の運動エネルギーを回転エネルギーに変える単気筒魔石エンジンである。
出力軸には回転ドラムがあり、ハリネズミのように木の枝を全面に差し込んでいる。
加工の途中で魔力が切れ、魔光石を魔石に交換する事にはなったが、道具の存在は加工時間を飛躍的に縮めてくれる。おかげでわずか三十分ほどで完成した。
「こんなもんかな」
「さっきから何を作ってたの?」
「動力付きの脱穀機です。見てください」
錬はもう一度麦穂を一束借り、レバーを倒して魔石エンジンを動かす。
すると木を叩くような音を鳴らしながら棘々のドラムが回り、麦穂が数秒で丸裸になった。
「な、なんじゃこりゃあ……!?」
「便利でしょう?」
唖然とする彼らへ、錬は満面の笑みを浮かべる。
魔石エンジンには魔光石の欠片を組み込んであるため、魔力が尽きても月の光を浴びればまた充填が可能だ。魔石の補充が難しい農村であってもこれなら毎日使えるだろう。
「すごい! すごいよ爺ちゃんっ!? 脱穀が秒でできちゃう!」
「ひょお~~!?」
驚愕する村長と孫娘。
「まさか、こりゃあ魔法具ってやつでは……!?」
「世間ではそう呼ばれているみたいですね」
「こ、こんなすげぇもの、ワシらどうしたらいいので……?」
「一宿一飯のお礼です。どうぞ日々の生活に役立ててください」
「へぇぇぇ……!?」
恐縮しっぱなしの彼らへ笑いかける。
そんな時、騎竜のいななきが聞こえてきた。
「行商が来ましたかな? 信徒様、行きましょう」
村長に連れられ、騎竜の声が聞こえた村の入り口へ向かう。
だがそこにいたのは行商ではなかった。
薄汚れた侍女服を着て騎竜のそばに立つ少女。
メリナだ。
とっさに魔石銃へ手をかける。いきなり攻撃はしてこないだろうが、警戒はしておくべきだろう。
けれどメリナは目に大粒の涙を浮かべて表情を歪ませ――何を思ったかいきなり地面に額を擦り付けた。
「大賢者様っ!」
「は……? 大賢者?」
周囲の村人達が困惑する。
「こちらにいらしたのですね。お探ししました……!」
「俺を連れ戻しにきたのか?」
問い詰めるような錬の言葉に、しかし彼女は平伏したまま首を横に振る。
「助けを、求めに来ました……」
「助けだと? 俺に?」
「……あれだけの仕打ちをしておいて、今更こんな事を口にするのはおこがましいとは思います。気が収まらないなら私の命と引き換えでも構いません。だからどうか……どうかお願い致します!」
メリナは顔を上げ、泣き腫らした目で懇願するように叫んだ。
「テラミス様をお救いください……っ」
0
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる