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ちょんまげ♪

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あと少し・・・・あと少しでやっと・・!!!!

「ベンチプレス100キロ 通算100000レップじゃーーーーー!!!!」

長かった、凄く長かった鍛錬の時間・・・

最初はベンチプレスの20kgバーさえ上がらなかった俺なのだが、15歳で筋トレを始め22歳の時にチャレンジを始め32歳のおっさんになってやっと偉大な記録に手が届きそうなのだ!!

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

1セット20回を5セット!!
この最後カウントアップが、ガリガリからゴリゴリな体になった俺の栄光のロードなんや!!

「15,16,17,18,19、、、、、20!!!!!!!!!!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????」

そして俺は光に包まれていった・・・・・・・・・・・。。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん?」
気がつくと俺は薄暗い洞窟の中、古びた祭壇の上に大の字で寝そべっていた・・。

・・・・・
・・・・・・・・・。
っ!!!!!!!

「いったい何があったんやーーーーー!!」

さっきまで俺はベンチプレスをしていたはずなのに、一体どういうことなんやーー!!

いきなりのことに俺は混乱していると、どこからか叫び声が聞こえてくる。

「シャロン、逃げろこいつらは俺たちの叶う相手じゃない!!」
「ううう!!!うわあああぁ!!!!」
「ダッジ、ダッジがやられたー!!!!!!」
「ああぁぁ!!!!! 神よ・・・。。」

えっ??ええーーーーーー???って、何かヤバそうな雰囲気やし・・。うん!とりあえず声の方から逃げよう!!w

っと思っていると、すごいスピードで人影が走っ来るのが見えてその後ろから身長4mはありそうな巨人が追ってきているのであった!

「そこの人!!!!逃げて!!!」
「A級モンスターのブラッディオーガだ!!」

ってか、デカ!! こんなでかい人型の生物見たこと無いし、生物的に勝てへんやろ!!
ああ、俺の人生詰んだやんけー。こんな訳のわからへん状況で・・・・・。

「まずい、行き止まりだ!!」
「どうする・・どうするんだよーーーーーー ブチャ・・・。」

俺に目の前まで来た、コスプレの戦士みたいな格好したおっさんが無残にも、ブラッディオーガさんの棍棒の餌食になりました。。

「もうだめだ・・・」
「うわぁあ!!!!」

残った2人が恐怖のあまり俺を前に突き出し後ろに隠れるような格好になっている!!

え??えっ????って、こんなん無理やーーーー!!!!

「ウォーーーーーーーー!!」ブラッディオーガさんの絶叫とともに、その巨大な棍棒が振り落とされる。

あかん、、、死んでまう・・・・

ッドン!!!

・・・・
・・・・・・・・・・・・・・??

頭を防ぐ様な形で、両手をクロスさせていた状態の俺だったのだが、ちょっと腕は痛いけどしっかりと棍棒を受け止めていた・・・。

「心臓バクバクやわ!!!! ああビックリしたわ。
でもなんやこれ?もしかしてとわ思ったが、今アニメとかで流行りの異世界転生っちゅうやつかね?
それにしても何で俺が・・・・って、もしかしてお決まりのチート持ってたりするんかなワタシ。」

そう思い、徐ろに棍棒を握りしめてみる。

ミシッ、ミシミシミシッ!!!!

指が棍棒に深くめり込んでいる!!
うん、なんかそのままな感じで怪力系のチートなんかな?

そのまま俺はブラッディオーガさんの俺より背丈のある棍棒を勢いよく取り上げてやったわw
「………………」
「……………………」

唖然とするブラッディオーガさんと一同

「なんやワレ、いきなり人ん事ドツいといて、なめ腐りよって許さんぞ!!!」

そう言って、掴んだ棍棒をそのまま全力でブラッディオーガに叩きつける!!!!!!

バキッ!!!  ドサッ

あまりの勢いに棍棒が折れてしまったが、どうやらダメージは入ったみたいやな。

そして俺は、膝を着いたブラッディオーガに飛びかかり、背中から後頭部を殴打する。

何度も何度も…………
「ざまあみろや」

遂にはうつ伏せになり両手で頭を守っているので、パンチより体重の乗るストンピングに切り替える。

「ドリャ!!われ、思い知れこのハゲが!!!!」

遂には動かなくなったブラッディオーガさん。
まあ、人の命奪おうとしたんやから奪われてもとうぜんやわなぁーーーーー!!

平然とした静けさの中、俺は唖然とその状況を見ていた二人に怒った口調で話しかける

「っで、お二人さん!!!」(^^)

ビクッとする冒険者の2人

「お前ら行きなりこっち来て、巻き込まれて俺が死んだら責任とれんのかコラ!?しかも人を自分で倒せんモンスターの前に放り出しよってからに!アホンダラが!!!」

すると、一拍おいて身長が190センチくらいの大柄な金髪ロン毛の細身で赤いマントを羽織った兄ちゃんが、
「ま・・・まさかブラッディオーガを素手で倒すとは・・・・・・・。確かにこちらに否はあるが、少しは言葉の使い方を正したまえ。それにその身なり何と不吉な黒髪か!!」
そしてシャロンと呼ばれていた165センチ程Cカップくらいの赤色ロングの若い女が
「黒髪.......、逃走した奴隷でしょうか?首輪がないようですが・・・・。教養もないようですし....。」

なんとした言われようや....こいつら人に命救っといてもらって、まずは感謝の言葉とスイマセンでしたやろ!!
しかもワシの事けなしよってからに!!

「お前ら、不吉やら奴隷やら言うが先に何か言うことあるんちゃうんか?アッ?!」

「先に言うこと・・・。何かね? もしかして犯罪奴隷かお前は? よし!このダンジョンから無事に期間した時にはどうぞ俺の奴隷にしてやろう!!これだけ強い奴隷であれば、この貴族アルスタリア家のウィーラン・アルスタリアに大いに役立つことであろう!!」

「ウィーラン様、是非そうしましょう!!これほど強い奴隷階級の黒髪はめったに出会えませんよ!
黒髪のお前、奴隷階級である黒髪のお前は今日から私達に仕えよ!!」

・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!

さっきから全然話が通じなくて、イライラがMAXになってきた俺だが状況は何となく掴めてきたわ
そうか、黒髪はこの世界では迫害されてるか忌み嫌われてて奴隷にされるんやなー。
まぁ、俺は異世界の住人やからそんな文化関係ないけどな!

「お前ら、奴隷奴隷って先に助けてもらった感謝の言葉を言えやボケ!」

「はっ?黒髪の物に感謝されても感謝する事などありえないだろうw それよりも、今より帰還する!お前は引き続き先頭で私達を守れ!」
「黒髪はコレだから・・・・。。お前はタダの物なんだよ!!」



・・
・・・・・

    プッチーーーーーーーーン!!!!!!!!

堪忍袋が切れた次の瞬間、俺は全力でウィーランの顎に右フックをお見舞いした!!

ベキョっ・・・・・ そんな生々しい音がして・・・。。

「ふがふががあがqぁq」 

ウィーランくんの下顎が吹っ飛んだ!!\(^o^)/
チートがあるから大ダメージは与えられると思ったけど、逆に下顎が飛んだことで即死を免れたか!ウム

「きゃぁぁぁああぁーーーー!!?」

焦ってる焦ってるwこのクソ女がw

大粒の涙を流しながら、「ふがふが」いうウィーランと発狂するシャロン。
二人共状況がよく理解できていないようだ。

「俺はお前らみたいな屑が嫌いや!人の命奪いかけたんやから、奪われる覚悟はあるんやろ??
散々人の悪口言いおってからに、タダでは返さんぞ!? 大体お前らが負けた敵に勝った俺に、お前らが勝てるわけ無いやろ?そんなんもわからへんくらい教養のないクソ貴族様とクソ肉便器が!地獄見せたるさかい精々後悔しながら今からの時間をすごせやw」 

俺はそう言って糞貴族のウィーランを蹴飛ばして、シャロンに近づいていく……

「ウィーラン様…ウィーラン様…ウィーラン様…ウィーラン様…………」

ゆっくりとした歩みで、膝を着き呆然と泣きながらウィーランの名を唱えるシャロンの前で一歩進み出し俺はこう言った。


「僕の名前は金剛 武蔵って言うの、だから「たけちゃん」って呼んでねお姉ちゃん☆」
そう言いながら徐ろに着用していたジャージの上下の脱ぎ捨て一歩進み出す。

「僕は異世界転生したばかりだからこの世界ではまだ0歳!!生まれたての赤ちゃんなんでちゅ☆」
そう言いながら次はコンプレッションのTシャツを脱ぎ捨て一歩進み出す。

「だから、シャロンお姉ちゃんにはこの世界の事教えてほしいな☆」
そう言いながらシャロンの目の前まで来ると、コンプレッションのタイツとパンツを脱ぎ捨て生まれたままの姿になった俺・・・

そして!!!!
呆然と座り込むシャロンの後ろから、俺の息子をおもむろに頭に乗せてやった!!

「ちょんまげ最高ーーー☆」


・・・・・・・・・・そう私事。金剛武蔵は屑以上のキチガイなのであるw!!!!!!!!!!!!!!!
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