16 / 112
幸乃さんの魔力適性
しおりを挟む
夜、3人は繁華街に出てベルのなじみの店、speroに3人は入った。
料理を頼むと3人は会話を始める。
この世界の属性は無属性と水、火、雷、地、光、風の7つらしい。
幸乃が光はあるのに闇はないのかと聞いてみる、するとこの世界には闇属性は確認されていないとのこと。
「では幸乃さんの魔力適性を見てみましょう」
ベルはそう真顔で宣言するとポーチから七つの玉を出し始める。
それはすべて手に握れるくらいのサイズでそれぞれ透明、青、赤、黄色、黒、緑、白の色をしていた。
「魔硝石っていいますそれを握ると、持ち主の魔力に反応して光るんです、魔力の強さに比例して硝石が強く光るんです」
またベル自身は風属性であり、リルカは光属性のみ適性があるらしく、他の適性はない。
ベルの説明が終わると、まず幸乃は水を意味する青い硝石を握ってみる、すると──
「すごい強く光ってる、こんなの初めて……」
「私もです幸乃さん、やはり水属性に対する適性が強いんですね」
2人は驚き、思わず声を漏らす、幸乃が握った青色の石は、2人が見たことないくらい、眩しすぎてまともに直視できないくらいだった。
そして他の石を握ってみた、しかし──
「何にも反応しないや……」
.
しかし他の硝石を握ってもその石が反応することはなかった。
「完璧な水属性使い、それ以外は全く適性はないですね」
ベルのその宣言に幸乃はつまらなそうな表情をする。
「ちぇっ、もっと面白そうな力が欲しいよ~~」
「まあ、でもあの適性の強さ、物にすれば絶対活躍できますよ」
そして3人にラム肉やサンドイッチなどの料理が出され、食事を始める。
食事を終え、教会に戻り、いつものトレーニング、幸乃はベルに負け越してトレーニングを終え、人目につかないところで体を洗って汗を流しいつものように就寝した。
朝
そしてクエストの場所である官庁街へやってきた3人。
繁華街とは打って変わりへいさんとした街並み。
服装も他の場所とは違い執事のような整った格好もしている者や勲章が胸のあたりにたくさん飾られている軍服を着た軍人、整った西洋風の甲冑を来た騎士、重要そうな書類を持ち歩いている秘書らしき人物など今までより高い階級であろう人たちがこの場所を歩いていた。
そこから5分程すると幸乃達が以前働いた喫茶店が現れる、官庁で働いている人たちが食事をする店がそのあたりに集まっている、そしてその中の一つがそこにあった。
「喫茶店「somniumソミウム」、ここみたいですね」
地図を持っていたリルカが看板と地図を確認して目的地の喫茶店に指をさす。
4日の契約で店で働く事となった。
今回の目的のクエストはここである。
「おじゃましま~す」
するとすぐに幸乃が店の中に入っていく、後を追ってベルとリルカも店に入り頭を下げてあいさつをした。
「ああ、幸乃さん達ですね、よろしくお願いします、それとベルさん、いつも父のお店をご利用ありがとうございます」
そう、ここはベルが常連にしていた店、speroの店長の息子アルノルトだった。
早速話が始める、すると聞いたところによると客足がよくないらしい。
このままではここの家賃自体が払えず店をたたむことになるかもしれないという。
ベルとリルカは繁盛している店との違いを知るため偵察に行った。
幸乃は接客をする事となった。
昼の時間が終わり休憩時間になり、ベルとリルカが戻ってくる。
そして休憩時間に賄い料理として、このお店で出している料理のナポリタンとサンドイッチをごちそうになる。
食べてみるとシンプルだが普通においしかった。 それに対して幸乃はどうしてこれが売れないのかベルとリルカに質問してみる。
店主は常連さんは多いのだが、新規の客がなかなか入ってこなくて売り上げが伸び悩んでいるらとのこと。
「まず店に入ってくる人を増やさなきゃいけないってことね」
「うーん、他の店と比べてみたんですが、差別化というか、分かりやすい持ち味やそれをアピールするものがあるといいといいと思いました」
ベルの話によると他の店に行ってみた結果他の店は名物やここならほかの店にも負けないというのが分かりやすく張り紙にしていたりしていたらしい。
「つまり名物が欲しいってことね──」
幸乃がそう話す、間もなく店の営業が再開するというので話しあいはここで終わる。
そして店が閉まった後名物メニューの開発をする事となった。
そして店が閉まると2時間ほど店のメニューの開発が始まった。 しかし1日では出来るはずもなく明日以降も続ける事となった。
夜、教会に帰った後も幸乃は料理の研究を続けていた。 時間も既に0時を回るような時間になっても幸乃は料理の研究を続けていた。
「あの……幸乃さん?」
厨房で料理の研究を続けている幸乃に誰かが心配そうに話しかけてくる。 幸乃はその方向を振り向く
「ああ、リルカちゃん、もうすぐ寝るよ、ふぁ~~あ」
幸乃は疲れてあくびをしながら答える
それに心配そうな、疑問をもったような表情でリルカは質問する
「いいよ、なに?」
「どうして、幸乃さんはそんなに一生懸命になれるんですか?こんな毎日遅くまで起きて、大丈夫なんですか?」
その質問に幸乃は考え始め腕を組みしばし悩み始める、そして幸乃はほほ笑み始めて答えを出す、シェルリもカメラを回しながら心配そうな表情をし鳴き始める。
「みぃぃ……」
「私が私であるためにって感じかな?」
「まあ、いつもそうなんだよね、私」
そう言いながら幸乃はにこっと笑った。
翌朝の朝食は幸乃が試作した料理をベル、リルカ、ゲントナーと彼の妻が食べる形となった。
幸乃が出す料理に4人は見たことが無いらしく驚きの表情を見せる。
この世界ではどんな味が好まれる傾向があるのか分からないので彼らにどうすればいいか味を聞いてみる。
料理を頼むと3人は会話を始める。
この世界の属性は無属性と水、火、雷、地、光、風の7つらしい。
幸乃が光はあるのに闇はないのかと聞いてみる、するとこの世界には闇属性は確認されていないとのこと。
「では幸乃さんの魔力適性を見てみましょう」
ベルはそう真顔で宣言するとポーチから七つの玉を出し始める。
それはすべて手に握れるくらいのサイズでそれぞれ透明、青、赤、黄色、黒、緑、白の色をしていた。
「魔硝石っていいますそれを握ると、持ち主の魔力に反応して光るんです、魔力の強さに比例して硝石が強く光るんです」
またベル自身は風属性であり、リルカは光属性のみ適性があるらしく、他の適性はない。
ベルの説明が終わると、まず幸乃は水を意味する青い硝石を握ってみる、すると──
「すごい強く光ってる、こんなの初めて……」
「私もです幸乃さん、やはり水属性に対する適性が強いんですね」
2人は驚き、思わず声を漏らす、幸乃が握った青色の石は、2人が見たことないくらい、眩しすぎてまともに直視できないくらいだった。
そして他の石を握ってみた、しかし──
「何にも反応しないや……」
.
しかし他の硝石を握ってもその石が反応することはなかった。
「完璧な水属性使い、それ以外は全く適性はないですね」
ベルのその宣言に幸乃はつまらなそうな表情をする。
「ちぇっ、もっと面白そうな力が欲しいよ~~」
「まあ、でもあの適性の強さ、物にすれば絶対活躍できますよ」
そして3人にラム肉やサンドイッチなどの料理が出され、食事を始める。
食事を終え、教会に戻り、いつものトレーニング、幸乃はベルに負け越してトレーニングを終え、人目につかないところで体を洗って汗を流しいつものように就寝した。
朝
そしてクエストの場所である官庁街へやってきた3人。
繁華街とは打って変わりへいさんとした街並み。
服装も他の場所とは違い執事のような整った格好もしている者や勲章が胸のあたりにたくさん飾られている軍服を着た軍人、整った西洋風の甲冑を来た騎士、重要そうな書類を持ち歩いている秘書らしき人物など今までより高い階級であろう人たちがこの場所を歩いていた。
そこから5分程すると幸乃達が以前働いた喫茶店が現れる、官庁で働いている人たちが食事をする店がそのあたりに集まっている、そしてその中の一つがそこにあった。
「喫茶店「somniumソミウム」、ここみたいですね」
地図を持っていたリルカが看板と地図を確認して目的地の喫茶店に指をさす。
4日の契約で店で働く事となった。
今回の目的のクエストはここである。
「おじゃましま~す」
するとすぐに幸乃が店の中に入っていく、後を追ってベルとリルカも店に入り頭を下げてあいさつをした。
「ああ、幸乃さん達ですね、よろしくお願いします、それとベルさん、いつも父のお店をご利用ありがとうございます」
そう、ここはベルが常連にしていた店、speroの店長の息子アルノルトだった。
早速話が始める、すると聞いたところによると客足がよくないらしい。
このままではここの家賃自体が払えず店をたたむことになるかもしれないという。
ベルとリルカは繁盛している店との違いを知るため偵察に行った。
幸乃は接客をする事となった。
昼の時間が終わり休憩時間になり、ベルとリルカが戻ってくる。
そして休憩時間に賄い料理として、このお店で出している料理のナポリタンとサンドイッチをごちそうになる。
食べてみるとシンプルだが普通においしかった。 それに対して幸乃はどうしてこれが売れないのかベルとリルカに質問してみる。
店主は常連さんは多いのだが、新規の客がなかなか入ってこなくて売り上げが伸び悩んでいるらとのこと。
「まず店に入ってくる人を増やさなきゃいけないってことね」
「うーん、他の店と比べてみたんですが、差別化というか、分かりやすい持ち味やそれをアピールするものがあるといいといいと思いました」
ベルの話によると他の店に行ってみた結果他の店は名物やここならほかの店にも負けないというのが分かりやすく張り紙にしていたりしていたらしい。
「つまり名物が欲しいってことね──」
幸乃がそう話す、間もなく店の営業が再開するというので話しあいはここで終わる。
そして店が閉まった後名物メニューの開発をする事となった。
そして店が閉まると2時間ほど店のメニューの開発が始まった。 しかし1日では出来るはずもなく明日以降も続ける事となった。
夜、教会に帰った後も幸乃は料理の研究を続けていた。 時間も既に0時を回るような時間になっても幸乃は料理の研究を続けていた。
「あの……幸乃さん?」
厨房で料理の研究を続けている幸乃に誰かが心配そうに話しかけてくる。 幸乃はその方向を振り向く
「ああ、リルカちゃん、もうすぐ寝るよ、ふぁ~~あ」
幸乃は疲れてあくびをしながら答える
それに心配そうな、疑問をもったような表情でリルカは質問する
「いいよ、なに?」
「どうして、幸乃さんはそんなに一生懸命になれるんですか?こんな毎日遅くまで起きて、大丈夫なんですか?」
その質問に幸乃は考え始め腕を組みしばし悩み始める、そして幸乃はほほ笑み始めて答えを出す、シェルリもカメラを回しながら心配そうな表情をし鳴き始める。
「みぃぃ……」
「私が私であるためにって感じかな?」
「まあ、いつもそうなんだよね、私」
そう言いながら幸乃はにこっと笑った。
翌朝の朝食は幸乃が試作した料理をベル、リルカ、ゲントナーと彼の妻が食べる形となった。
幸乃が出す料理に4人は見たことが無いらしく驚きの表情を見せる。
この世界ではどんな味が好まれる傾向があるのか分からないので彼らにどうすればいいか味を聞いてみる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる