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新たなる力
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全ては……みんなのために!!
「あんたを、みんなの上に立つ人間なんて絶対に認めない!!」
「んで、許さない、それでどうするんだ?俺には貴様らを抹殺する覚悟、身分、力、権力、何でもある!!対して貴様はどうだ?無力で何の権力も、力もない、あるのはその負け犬のような吠えずらだけ、ここの一般人だってそうだ、お前らに俺達貴族様に何ができる、権力も力もない奴が俺に意見できる権利なんてねえんだよ!!」
エドゥアルドが傲慢な態度で高笑いをしながら叫び始める。 それが彼の考え方だった、幼いころから彼はエリートとして育てられてきた彼は術式に関する教育と貴族社会を牛耳るための教育以外何も受けていなかった、当然この街の民の事も眼中になく結果彼の脳裏に民を考える心など育っていなかったのである。 そして幸乃はその言葉を聞いて決意する。
「私は、負けるわけにはいかない!!」
幸乃が心の底から強く願ったその時──
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「──え?」
幸乃の右手が光り出す、そして彼女の脳裏にとある呪文が浮かび上がる。
「これは、新しい術式?」
「じゃあ、最後の攻撃だ、行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
エドゥアルドがそう叫ぶとまた姿を消す、そして自身の銃で幸乃を一方的に狙い始める、すると──
(右!!)
幸乃はそう察知し体を左にかわす、するともとに幸乃がいたところに彼の攻撃が素通りする。
(──!!)
違和感を感じたエドゥアルドは今までのように単発で攻撃するのではなく何十発も連射するように攻撃を始める。
「だったらこれはどうだぁァァァァァァァァ」
ババババババババババババババババン
しかし結果は一緒だった、幸乃はその乱射した攻撃の弾道をまるであらかじめ予知しているかのようにその攻撃をすべてかわしていった。
「何っ、何故俺の場所が分かる???」
「ウォーターフィールドシンクロ」
幸乃がさっき新しい力を感じた時、脳裏に浮かんだその術式をすぐに発動差出た。
そして何かを感じ幸乃は目をつぶり始める、 そう、幸乃には彼の姿が分かるようになっていた……
そして……
姿を消していたはずのエドゥアルドがいる方向へ幸乃は突撃してきた
そしてエドゥアルドに向かって剣を薙ぎ払う、動揺を隠せない彼は何とか攻撃をガードする、それでも幸乃はそこから体を1回転させさらに薙ぎ払い、そこから突き、さらに振り下ろし、あらゆる攻撃に出る。
エドゥアルドはなんとかその連続攻撃をかわし一端後方に下がる、そして叫び始める。
「何故姿が見えないはずの俺の攻撃が分かる、俺の姿が見える?」
「秘密!!別にあなたに教える必要なないでしょ!!」
(手の内はばらすわけにはいかないもの、まさか空中の水を通じてこの場の感覚が分かる何て言えないもん)
そう、幸乃が感じているのは空中に存在している水だった。
幸乃が新たに習得した術式、それは空中の水分から物体の所在や目に見えない物の動きを把握するというものだった。 そしてその力で敵の位置や撃ってくる銃弾の弾道を把握し幸乃はすべてそれをかわしていた?
「幸乃さん、敵は動揺しています、勝負を決めるなら今です!!」
「み~~!!」
観客席からベルが幸乃に向かって叫び始める、勝負を決めるなら今だと。 シェルリもいつもより強い口調でまるで応援するように叫ぶ。
「幸乃さん、絶対勝ってください!!!!」
その叫びに答えるようにさらに幸乃は攻勢を続ける。
「あれだけ攻撃を受けながら、何故立ち上がれる??」
「確かに攻撃をくらった時はきつかった、でも一発一発はそこまできつくなかったからね」
そう、それが彼の弱点だった、身を隠しながらの攻撃や遠距離からの攻撃を得意とする一方で威力のある攻撃を彼は打てなかった、だから身を隠した彼が攻撃する時は威力の弱い攻撃を何十発にもわたって打たなければならなかったのである。
また、彼はシールドに関する術式が使えなかった、身を隠せるうちはそれでも問題なかったのだが身を隠しても意味がなくなった以上それは致命的な弱点になっていた。 そして幸乃は一端距離をとると……
「ガトリング・ウォーター!!」
幸乃は術式を繰り出し攻勢に出る、エドゥアルドはそれをかわしきれずに攻撃が7,8発ほど直撃する。 そして体が宙を舞い無防備な体制になる……
(今がチャンス、ここで決める!!)
そう考えながらシャレーやここで貧しい中暮らしている人たちみんなへの願いを込めて、そして今の自分の精いっぱいの力を込めて勝負を決める術式を繰り出す。
「マリン・バスター」
ドォォォォォォォォォォォォォォン!!
その術式は宙を舞っていたエドゥアルドに直撃、彼の体はそのまま吹き飛び、闘技場の壁に叩きつけられるように直撃した後、力なく地面に落下、意識を失った。 そして鎧を着たレフェリーが叫ぶ。
「ゲームセット、勝者戸波幸乃」
周りがどよめく、リルカとシャレーは大喜びして3人で抱き合う
ベルはすぐに幸乃の所へ向かう。
幸乃は3人に向かってニッてほほ笑む、そして……
──バタッ
その場に倒れ込んだ、もともとエドゥアルドの攻撃を大量に受け満身創痍だった、彼を倒すまでは気力を振り絞って戦っていたが体は限界だった、そして勝負が終わり気が抜けた瞬間体力を使い果たしたのであった。
ベルは幸乃の所にたどり着き心配そうな表情で幸乃を抱きかかえる、
そしてリルカとシャレーも倒れた幸乃にびっくりして幸乃の場所に向かった。
「勝ったよ……」
幸乃はベルに支えられながら擦れた声で囁く。
すると今度は観客席の壁にぐったりと倒れていたエドゥアルドが意識を取り戻しゆっくりと口を開き始める。
「流石だよ、その帽子を持っているだけはあるな?」
「ああ、俺はあったことがある、その帽子をかぶった伝説的な勇者にな……」
そしてエドゥアルドはゆっくりとその勇者の事を語り始める。
「数年前だったな、その女は突然やってきた……この国の統治体制に問題があるんじゃないかって俺の所に来るなり突っかかってきた、加藤凪って言ったな」
彼女はそう言ってエドゥアルドに助言を出し始めた、どうやら街の惨状を見てすぐにそこまで答えを導き出せたらしい、凪のただならぬ力を感じた彼は自らの家コンラート家を取りつぶされることを恐れ彼女の指示に完全に従っていた、そのころは今とは違い街の状況は少しずつ良くなっていった。しかし彼女の死を知った瞬間彼はその政策をやめてしまったらしい。
そして幸乃がつけている帽子を見て凪を思い出し、自分に突っかかってきた凪の代わりに闘いたくなったと説明した。
そして彼は倒れこみながら何かを悟ったように天を向きながら囁く。
「天命だったかもしれないな、ここで私が倒れるというのは──」
※
あの後、ベルがエドゥアルドを拘束してシャレーの兄であるヴェラッティのもとに引き取られた。
彼はこの闇市や様々な汚職など様々な犯罪に加担していたことが分かったため王都で皇帝のもと取り調べや裁判が行わるらしい、またシャレーの身を案じて婚約の話しも取り消しとなり、王都へ帰還する事となった。
シャレーとの別れ際、二人は握手をして再び会うことを約束し別れた。
そして3人はバードランドへの出発の当日を迎えた。
いつものように朝食に準備を手伝い、朝食を終え自分たちが生活していた場所や孤児院全体を掃除する。 出発の時間になり、別れのあいさつを迎えた。
「じゃあ行ってくるね、バードランド」
リルカがさびしそうに孤児院の子供たちに別れを告げる言葉を贈る
レッキーをさびしそうに言葉も返す。
「じゃあ行って来ておくれ、信じてるよ」
「頼むよ、幸乃さん、先日の戦いみたいにリルカの兄さんにひと泡吹かせてやってくれよ」
そんなレッキーの言葉に幸乃は明るく言葉を返す、先日の闇市でのエドゥアルドでの一戦以降、幸乃の名はこの街に知れ渡り、一躍有名人になっていった。
子供たちからも称賛の嵐だった、そしてレッキーからもリルカの兄であるミリートに打ち勝てるかもしれないと期待されていた。
「わかった、みんなの想い、絶対答えるからね」
幸乃は強気な笑顔でその言葉に答える。
そして出発の時間になる。
3人は孤児院から歩き始め、手を振る……
それに返すようにレッキーと子供たちが手を振る。
そして3人は出発した、リルカの兄、強大な敵が待ち構えているバードランドへ──
「あんたを、みんなの上に立つ人間なんて絶対に認めない!!」
「んで、許さない、それでどうするんだ?俺には貴様らを抹殺する覚悟、身分、力、権力、何でもある!!対して貴様はどうだ?無力で何の権力も、力もない、あるのはその負け犬のような吠えずらだけ、ここの一般人だってそうだ、お前らに俺達貴族様に何ができる、権力も力もない奴が俺に意見できる権利なんてねえんだよ!!」
エドゥアルドが傲慢な態度で高笑いをしながら叫び始める。 それが彼の考え方だった、幼いころから彼はエリートとして育てられてきた彼は術式に関する教育と貴族社会を牛耳るための教育以外何も受けていなかった、当然この街の民の事も眼中になく結果彼の脳裏に民を考える心など育っていなかったのである。 そして幸乃はその言葉を聞いて決意する。
「私は、負けるわけにはいかない!!」
幸乃が心の底から強く願ったその時──
シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「──え?」
幸乃の右手が光り出す、そして彼女の脳裏にとある呪文が浮かび上がる。
「これは、新しい術式?」
「じゃあ、最後の攻撃だ、行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
エドゥアルドがそう叫ぶとまた姿を消す、そして自身の銃で幸乃を一方的に狙い始める、すると──
(右!!)
幸乃はそう察知し体を左にかわす、するともとに幸乃がいたところに彼の攻撃が素通りする。
(──!!)
違和感を感じたエドゥアルドは今までのように単発で攻撃するのではなく何十発も連射するように攻撃を始める。
「だったらこれはどうだぁァァァァァァァァ」
ババババババババババババババババン
しかし結果は一緒だった、幸乃はその乱射した攻撃の弾道をまるであらかじめ予知しているかのようにその攻撃をすべてかわしていった。
「何っ、何故俺の場所が分かる???」
「ウォーターフィールドシンクロ」
幸乃がさっき新しい力を感じた時、脳裏に浮かんだその術式をすぐに発動差出た。
そして何かを感じ幸乃は目をつぶり始める、 そう、幸乃には彼の姿が分かるようになっていた……
そして……
姿を消していたはずのエドゥアルドがいる方向へ幸乃は突撃してきた
そしてエドゥアルドに向かって剣を薙ぎ払う、動揺を隠せない彼は何とか攻撃をガードする、それでも幸乃はそこから体を1回転させさらに薙ぎ払い、そこから突き、さらに振り下ろし、あらゆる攻撃に出る。
エドゥアルドはなんとかその連続攻撃をかわし一端後方に下がる、そして叫び始める。
「何故姿が見えないはずの俺の攻撃が分かる、俺の姿が見える?」
「秘密!!別にあなたに教える必要なないでしょ!!」
(手の内はばらすわけにはいかないもの、まさか空中の水を通じてこの場の感覚が分かる何て言えないもん)
そう、幸乃が感じているのは空中に存在している水だった。
幸乃が新たに習得した術式、それは空中の水分から物体の所在や目に見えない物の動きを把握するというものだった。 そしてその力で敵の位置や撃ってくる銃弾の弾道を把握し幸乃はすべてそれをかわしていた?
「幸乃さん、敵は動揺しています、勝負を決めるなら今です!!」
「み~~!!」
観客席からベルが幸乃に向かって叫び始める、勝負を決めるなら今だと。 シェルリもいつもより強い口調でまるで応援するように叫ぶ。
「幸乃さん、絶対勝ってください!!!!」
その叫びに答えるようにさらに幸乃は攻勢を続ける。
「あれだけ攻撃を受けながら、何故立ち上がれる??」
「確かに攻撃をくらった時はきつかった、でも一発一発はそこまできつくなかったからね」
そう、それが彼の弱点だった、身を隠しながらの攻撃や遠距離からの攻撃を得意とする一方で威力のある攻撃を彼は打てなかった、だから身を隠した彼が攻撃する時は威力の弱い攻撃を何十発にもわたって打たなければならなかったのである。
また、彼はシールドに関する術式が使えなかった、身を隠せるうちはそれでも問題なかったのだが身を隠しても意味がなくなった以上それは致命的な弱点になっていた。 そして幸乃は一端距離をとると……
「ガトリング・ウォーター!!」
幸乃は術式を繰り出し攻勢に出る、エドゥアルドはそれをかわしきれずに攻撃が7,8発ほど直撃する。 そして体が宙を舞い無防備な体制になる……
(今がチャンス、ここで決める!!)
そう考えながらシャレーやここで貧しい中暮らしている人たちみんなへの願いを込めて、そして今の自分の精いっぱいの力を込めて勝負を決める術式を繰り出す。
「マリン・バスター」
ドォォォォォォォォォォォォォォン!!
その術式は宙を舞っていたエドゥアルドに直撃、彼の体はそのまま吹き飛び、闘技場の壁に叩きつけられるように直撃した後、力なく地面に落下、意識を失った。 そして鎧を着たレフェリーが叫ぶ。
「ゲームセット、勝者戸波幸乃」
周りがどよめく、リルカとシャレーは大喜びして3人で抱き合う
ベルはすぐに幸乃の所へ向かう。
幸乃は3人に向かってニッてほほ笑む、そして……
──バタッ
その場に倒れ込んだ、もともとエドゥアルドの攻撃を大量に受け満身創痍だった、彼を倒すまでは気力を振り絞って戦っていたが体は限界だった、そして勝負が終わり気が抜けた瞬間体力を使い果たしたのであった。
ベルは幸乃の所にたどり着き心配そうな表情で幸乃を抱きかかえる、
そしてリルカとシャレーも倒れた幸乃にびっくりして幸乃の場所に向かった。
「勝ったよ……」
幸乃はベルに支えられながら擦れた声で囁く。
すると今度は観客席の壁にぐったりと倒れていたエドゥアルドが意識を取り戻しゆっくりと口を開き始める。
「流石だよ、その帽子を持っているだけはあるな?」
「ああ、俺はあったことがある、その帽子をかぶった伝説的な勇者にな……」
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「数年前だったな、その女は突然やってきた……この国の統治体制に問題があるんじゃないかって俺の所に来るなり突っかかってきた、加藤凪って言ったな」
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そして幸乃がつけている帽子を見て凪を思い出し、自分に突っかかってきた凪の代わりに闘いたくなったと説明した。
そして彼は倒れこみながら何かを悟ったように天を向きながら囁く。
「天命だったかもしれないな、ここで私が倒れるというのは──」
※
あの後、ベルがエドゥアルドを拘束してシャレーの兄であるヴェラッティのもとに引き取られた。
彼はこの闇市や様々な汚職など様々な犯罪に加担していたことが分かったため王都で皇帝のもと取り調べや裁判が行わるらしい、またシャレーの身を案じて婚約の話しも取り消しとなり、王都へ帰還する事となった。
シャレーとの別れ際、二人は握手をして再び会うことを約束し別れた。
そして3人はバードランドへの出発の当日を迎えた。
いつものように朝食に準備を手伝い、朝食を終え自分たちが生活していた場所や孤児院全体を掃除する。 出発の時間になり、別れのあいさつを迎えた。
「じゃあ行ってくるね、バードランド」
リルカがさびしそうに孤児院の子供たちに別れを告げる言葉を贈る
レッキーをさびしそうに言葉も返す。
「じゃあ行って来ておくれ、信じてるよ」
「頼むよ、幸乃さん、先日の戦いみたいにリルカの兄さんにひと泡吹かせてやってくれよ」
そんなレッキーの言葉に幸乃は明るく言葉を返す、先日の闇市でのエドゥアルドでの一戦以降、幸乃の名はこの街に知れ渡り、一躍有名人になっていった。
子供たちからも称賛の嵐だった、そしてレッキーからもリルカの兄であるミリートに打ち勝てるかもしれないと期待されていた。
「わかった、みんなの想い、絶対答えるからね」
幸乃は強気な笑顔でその言葉に答える。
そして出発の時間になる。
3人は孤児院から歩き始め、手を振る……
それに返すようにレッキーと子供たちが手を振る。
そして3人は出発した、リルカの兄、強大な敵が待ち構えているバードランドへ──
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