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2章
第92話 ウィンの、覚悟
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その後、俺たちも協力して街を上げて再戦の準備を始めた。
冒険者たち一人一人に声をかけ、戦ってほしいと頼む。
当然、拒否する者もいた。強い敵だったということもあり、頼んだ瞬間に身体を震わせる冒険者もいた。
「アイツと戦うのかよ、勝てんのかよ」
「勝てる! 策はある。みんなで協力すれば必ず勝てる。だから、協力してくれ」
ポジティブな言葉と、行けるという自信を前面に出した態度。
シャフィーの何でもない一般人の士気を上げる力は、さすがだとおもう。
彼が直接交渉したおかげで、ほとんどの冒険者がグラーキと戦うことを約束してくれた。
「おう、協力ありがとな」
予想は的中。冒険者たちは次々に参戦が決定。十分な戦力が整い数日後、グラーキと再戦するめどが立った。
「再戦は明日の朝、お前達もよろしくな」
「分かった。一緒にグラーキを倒そう」
「よく再編成出来たじゃない。流石シャフィーね」
エリアがにこっと笑みを浮かべてウィンクをする。
確かに、昨日までのようにグラーキに対して恐怖を抱いていたさっきまでの様子はもうない。
俺達も、彼らの足を引っ張らないように戦いたい。
そして、後ろを向く。
俺達の行動を、後ろから見ていた1人の人物がいた。
「ウィン──ということで明日、再戦することになった。心の準備は大丈夫?」
ウィンだ。ウィンの表情を見て理解した。
以前までとは、どこか違う。
「大丈夫?」
「私は──大丈夫です。心配ありませんから」
コクリと頷いて言葉を返す。
どこか、行けるというかのような、自信を持った表情。杖を持っている手も、この前とは違って全く震えていない。
「信じるよ。その時は、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
ウィンが軽く会釈をすると、ニナたちが来ていた。エリアがからかうように、言葉を返してくる。
「おお~~ウィンちゃんやる気満々だねぇ。さては、ガルド君と二人っきりでお愉しみの時間でもしていたのかな~~」
「お愉しみ??」
言葉の意味が分からず、首をかしげるウィン。わからなくてもいいからな……。
すると、ニナがまた、顔を膨らませてウィンの前に立つ。
「変な事吹き込むのはやめてくださいエリアさん、まだ子供なんですから~~」
ぷんすかと、顔を膨らませて起こっている。
エリアは、にやりとからかうような笑みを浮かべてニナに迫った。
「いいじゃん。だって二人っきりの旅だったんでしょ? それくらい想像しちゃうじゃん。それとも、ニナちゃんがお愉しみの時間を過ごしたかったのかな??」
「そ、そ、そんなわけわけわけないじゃないですか!! 変な噂を言うのはやめてください!」
ニナは顔を真っ赤にしてムキになって反論。エリアはちょっと驚いた。
「わかったわ。ごめんごめん……」
「もうっ、変な噂立てられるじゃないですか」
けど、雰囲気がどこか明るくなった。やはり、いつも知っている人たちがいるというのか心強い。
「じゃあ、これから作戦会議だな」
「ああ、ビッツの言うとおりだ。絶対、グラーキを倒そう」
そして俺たちは作戦会議へ。一時はどうやって戦おうかと悩んでいたが、これなら何とかなりそうだ。
そして、話し合いをするために奥にある部屋へ移動したときのこと。
全員がソファーに座り、ギルドの事務員の人が紅茶を出してくれた瞬間にウィンが立ち上がり始めた。
「どうした、ウィン」
「もしかしたら、いけるかも入れないです。倒せるかもしれないです、グラーキを」
その言葉に、この場の視線がウィンに集中する。
ウィンは、自分が以前のパーティーで習得した術式がある。それを使えば、グラーキに勝てるかもしれないということ──。
しかし、強力な力ということはそれだけリスクがある。
話しているウィンの表情が、暗いものになる。
以前、パーティーにいるときにほかの高ランク冒険者から教わった。
周囲の冒険者の力をウィンに集めるという強力な術式なのだが、強力だけあって当然欠点もある。
具体的に言うと、消費魔力が激しい。
一度、高ランク冒険者数人の魔力をウィンに集中させたことがあるのだが、その時ウィンは、あまりの身体への負荷に気絶してしまった。
また、そのころには魔王軍との戦いもすでに終わっていて、強大な敵と戦うことはもう無いタイミングだった。なので、体力の消耗と実用性から、結局使わなくなってしまったというのだ。
ウィンにとって相当な体の負担になる。場合によっては日常生活に支障が出てしまうことだってあり得るほどだ。
「体への負担だってあるんだろ? 大丈夫?」
いくら勝ちたいからといっても、ウィンが傷ついてしまうのならやるべきではないと思う。
しかし、ウィンは覚悟していた。
「──やってみます。私だって、力になりたいです」
覚悟を決めたような、強気な表情でコクリと頷いた。
すると、ビッツが話に割り込んでくる。
「じゃあ、やればいいじゃん。サポートならするよ」
彼の言葉に、ウィンがはっとなる。こいつ、軽く言うなよ……。
「待ってくれ、ウィンは──」
「ガルド、ウィンを信じなさい」
俺がビッツに突っ込もうとすると、エリアが言った。
口をとがらせて、むっとしたな表情をしている。
「ウィンちゃんだって、それを理解したうえでお願いしてるの。みんなの力になりたいという思いで──。だったら、それをかなえてあげるのがウィンのためってことにならない?」
その言葉に、返す言葉が見つからなかった。
真剣な表情のウィンを見て感じる。考えてみれば、そうかもしれない。ここで、ウィンの意思を尊重しないと、ウィンはいつまでたっても前に進めない。
最後に、ニナが恐る恐る手を上げて言い放つ。
「先輩、前から思っていたこと。いっていいですか?」
「な、なに?」
「先輩──他人のことを思いやっているつもりで、結局自分の考えを押し付けているだけじゃないですか!」
「え──」
冒険者たち一人一人に声をかけ、戦ってほしいと頼む。
当然、拒否する者もいた。強い敵だったということもあり、頼んだ瞬間に身体を震わせる冒険者もいた。
「アイツと戦うのかよ、勝てんのかよ」
「勝てる! 策はある。みんなで協力すれば必ず勝てる。だから、協力してくれ」
ポジティブな言葉と、行けるという自信を前面に出した態度。
シャフィーの何でもない一般人の士気を上げる力は、さすがだとおもう。
彼が直接交渉したおかげで、ほとんどの冒険者がグラーキと戦うことを約束してくれた。
「おう、協力ありがとな」
予想は的中。冒険者たちは次々に参戦が決定。十分な戦力が整い数日後、グラーキと再戦するめどが立った。
「再戦は明日の朝、お前達もよろしくな」
「分かった。一緒にグラーキを倒そう」
「よく再編成出来たじゃない。流石シャフィーね」
エリアがにこっと笑みを浮かべてウィンクをする。
確かに、昨日までのようにグラーキに対して恐怖を抱いていたさっきまでの様子はもうない。
俺達も、彼らの足を引っ張らないように戦いたい。
そして、後ろを向く。
俺達の行動を、後ろから見ていた1人の人物がいた。
「ウィン──ということで明日、再戦することになった。心の準備は大丈夫?」
ウィンだ。ウィンの表情を見て理解した。
以前までとは、どこか違う。
「大丈夫?」
「私は──大丈夫です。心配ありませんから」
コクリと頷いて言葉を返す。
どこか、行けるというかのような、自信を持った表情。杖を持っている手も、この前とは違って全く震えていない。
「信じるよ。その時は、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
ウィンが軽く会釈をすると、ニナたちが来ていた。エリアがからかうように、言葉を返してくる。
「おお~~ウィンちゃんやる気満々だねぇ。さては、ガルド君と二人っきりでお愉しみの時間でもしていたのかな~~」
「お愉しみ??」
言葉の意味が分からず、首をかしげるウィン。わからなくてもいいからな……。
すると、ニナがまた、顔を膨らませてウィンの前に立つ。
「変な事吹き込むのはやめてくださいエリアさん、まだ子供なんですから~~」
ぷんすかと、顔を膨らませて起こっている。
エリアは、にやりとからかうような笑みを浮かべてニナに迫った。
「いいじゃん。だって二人っきりの旅だったんでしょ? それくらい想像しちゃうじゃん。それとも、ニナちゃんがお愉しみの時間を過ごしたかったのかな??」
「そ、そ、そんなわけわけわけないじゃないですか!! 変な噂を言うのはやめてください!」
ニナは顔を真っ赤にしてムキになって反論。エリアはちょっと驚いた。
「わかったわ。ごめんごめん……」
「もうっ、変な噂立てられるじゃないですか」
けど、雰囲気がどこか明るくなった。やはり、いつも知っている人たちがいるというのか心強い。
「じゃあ、これから作戦会議だな」
「ああ、ビッツの言うとおりだ。絶対、グラーキを倒そう」
そして俺たちは作戦会議へ。一時はどうやって戦おうかと悩んでいたが、これなら何とかなりそうだ。
そして、話し合いをするために奥にある部屋へ移動したときのこと。
全員がソファーに座り、ギルドの事務員の人が紅茶を出してくれた瞬間にウィンが立ち上がり始めた。
「どうした、ウィン」
「もしかしたら、いけるかも入れないです。倒せるかもしれないです、グラーキを」
その言葉に、この場の視線がウィンに集中する。
ウィンは、自分が以前のパーティーで習得した術式がある。それを使えば、グラーキに勝てるかもしれないということ──。
しかし、強力な力ということはそれだけリスクがある。
話しているウィンの表情が、暗いものになる。
以前、パーティーにいるときにほかの高ランク冒険者から教わった。
周囲の冒険者の力をウィンに集めるという強力な術式なのだが、強力だけあって当然欠点もある。
具体的に言うと、消費魔力が激しい。
一度、高ランク冒険者数人の魔力をウィンに集中させたことがあるのだが、その時ウィンは、あまりの身体への負荷に気絶してしまった。
また、そのころには魔王軍との戦いもすでに終わっていて、強大な敵と戦うことはもう無いタイミングだった。なので、体力の消耗と実用性から、結局使わなくなってしまったというのだ。
ウィンにとって相当な体の負担になる。場合によっては日常生活に支障が出てしまうことだってあり得るほどだ。
「体への負担だってあるんだろ? 大丈夫?」
いくら勝ちたいからといっても、ウィンが傷ついてしまうのならやるべきではないと思う。
しかし、ウィンは覚悟していた。
「──やってみます。私だって、力になりたいです」
覚悟を決めたような、強気な表情でコクリと頷いた。
すると、ビッツが話に割り込んでくる。
「じゃあ、やればいいじゃん。サポートならするよ」
彼の言葉に、ウィンがはっとなる。こいつ、軽く言うなよ……。
「待ってくれ、ウィンは──」
「ガルド、ウィンを信じなさい」
俺がビッツに突っ込もうとすると、エリアが言った。
口をとがらせて、むっとしたな表情をしている。
「ウィンちゃんだって、それを理解したうえでお願いしてるの。みんなの力になりたいという思いで──。だったら、それをかなえてあげるのがウィンのためってことにならない?」
その言葉に、返す言葉が見つからなかった。
真剣な表情のウィンを見て感じる。考えてみれば、そうかもしれない。ここで、ウィンの意思を尊重しないと、ウィンはいつまでたっても前に進めない。
最後に、ニナが恐る恐る手を上げて言い放つ。
「先輩、前から思っていたこと。いっていいですか?」
「な、なに?」
「先輩──他人のことを思いやっているつもりで、結局自分の考えを押し付けているだけじゃないですか!」
「え──」
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