料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~

斬原和菓子

文字の大きさ
54 / 56
第3章 咲き誇る竜花と大龍の意志 料理屋「○」拡大成長編1

リナとジークの初デート〜心配症の仲間達〜2

しおりを挟む
『聖竜の花』
今やアナスタシアで活動する冒険者たちのアイドル的な存在と言っても過言では無い
しかしながら、ただのお飾りパーティとは言えない確かな実績と戦闘経験値
もはやその強さと美しさであまりにも高嶺の花となり過ぎ、屈強な男達でも気遅れする女性のみで構成するパーティ

そんな彼女たちには大きな問題があるのだが・・・


ひとまずバッツと歩き出した彼女達は自己紹介しながらリナとジークを追う

「自己紹介するわね、私はフレイ!パーティでは剣士というか刀使いだね・・・一応パーティのリーダーもやってる、よろしく!」
「私は魔法剣士のダリア、よろしくねー」
「私は魔法使いのアメリ!攻撃魔法しか使えないけど、よろしくねぇ!」

「俺はバッツ、魔法騎士団の団長をやってる・・・爆破魔法と全体補助魔法が得意だ、ジークとは長い付き合いになる友人だな」

「めちゃくちゃ有名人じゃん!魔法騎士団の団長と副団長と言ったらイケメンで凄い魔法騎士だって冒険者達の間でも良く聞くよ!」

「それは光栄だけど、聖竜の花に比べれば大した事ないよ・・・それに俺よりも凄い冒険者や魔法使いは沢山いるからなぁ」
・・・最近、周りの凄すぎるチート性能を目の当たりにし、自信を失いかけてるバッツだった

「それでも団長って事は皆んなに認められてなきゃ出来ない仕事さ!今日は色々とよろしくな」

「ありがとう!そうだな・・・とにかく今日はあいつらのドラゴン狩りなんてバカなデートプランを無事に終わらせる様にサポートするか」

・・・四人で顔を見合わせて溜め息をつく

「はぁー・・・じゃあそろそろ先回りして適当に敵を間引きながらドラゴンを探すかー」

「なんて言うか・・・うちのリナは割と良い所のお嬢様だったから少しぶっ飛んでる所あるんだよなー」

「うちのジークもだよ・・・あいつは良い奴だけど、時々とんでもない事をしでかすからな」

「お互いを持つと周りで気苦労が耐えないね・・・ふふっ」

「お互いな・・・終わったら飲みにでも行くか!気苦労を分かち合うには丁度良い料理屋があるんだよ!」

「それってリナのおすすめの?」
「そう!あそこの飯は美味いぜ!まだ行ってないのか?」

「リナがなかなか忙しいから遠慮していたんだが、今日はバッツのお誘いだし、皆んなで行こうか?」
「賛成ー!楽しみにしておくー」
「やった!ついに噂のお店に行けるー」

「それは楽しみだな!何なら後でうちの団員二人呼んで3対3の宴会にするか?」

「やったあー!嬉しいー!クエストクリアー!」
「クエスト?」

「大丈夫!こっちの話!さあ二人を追い越すよー」

三人はお目当ての合コンの確約にテンションが上がった

そう・・・『聖竜の花』は皆が勝手に高嶺の花扱いする為に、男達が全く近づいて来ないと言う大問題に直面していたのだ

リナは見合いの話があったり出会うチャンスはあったが、その気が無いため恋愛に発展せず、今までは皆一緒に独り身生活だったのだが、そのリナがまさかの抜け駆けで良い男を捕まえたというのはフレイ、ダリア、アメリにとっては大事件だったのだ

「今回こそは・・・彼氏ゲットしてやる」
「リナの幸せは嬉しいけど、私も幸せになりたい・・・」
「イケメンの彼氏とあんな事やこんな事・・・フフフ」

「なんか皆んな邪気っぽいオーラ出てるけど大丈夫?」
バッツは苦笑いする

「大丈夫よ?行きましょう!フフフ」
・・・爽やかな笑顔でかえす三人の背中に少し寒気を感じるバッツであった



一方、リナとジークはデートと言う名の狩りを楽しみながら進んでいた
「さすがリナはSランクだね、前衛のリナがほとんど一撃で倒して行くから僕の出番があんまり無くて申し訳なく思うよ」
「大丈夫よ!ドラゴン狩りは一人じゃ厳しいから必ずジークの魔法が必要になるから頼りにしてます!」

「その時は任せてくれよ!」
「ジーク頼もしい・・・好きよ」
「リナ・・・僕もだよ」

二人の世界に入ったままで魔物達がどんどん狩られていく
二人の強さと雰囲気に魔物達も唖然とする

それは遠目に様子を見ていた四人も同じだった

「これ・・・手助けいる?」

「ちょっと難しいな・・・二人は花畑で魔物達と遊んでいるようなイメージなんだろうけど、後ろから見ていると嵐に突撃して死んでいく地獄の竜巻みたいなもんだ・・・魔物に同情するよ」

「このまま進んだら・・・もうすぐドラゴンの巣よ?」

「仕方ない・・・とりあえずついていってピンチになる前くらいに手助けする方に切り替えて行こう」

「同感・・・今の二人の強さ異常だもん」
「これが愛の成せる技なのかしら?」
「私も彼氏・・・欲しい」

リナとジークの強さに呆れながらも四人は見守りながらドラゴンの巣に歩みを進めるのであった


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-

ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!! 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。 しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。 え、鑑定サーチてなに? ストレージで収納防御て? お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。 スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。 ※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。 またカクヨム様にも掲載しております。

辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました

腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。 しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

処理中です...