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ふたなりへの道
27体目 緑、ふたなりになる3
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「うああああああああああっっっ!」
絶頂と共に大きく持ち上げられた尻から愛液が吹き出し、シーツだけでなく床も汚していく。
グズグズにふやけた内蔵の中で這い回る指が圧迫と虚無を生み出し、それが混在する。腸壁は指がどこにあってもそれを欲しがり、まるで膣のように柔らかく締め付ける。
グ二グ二と刺激される度、緑は部屋に大きく響き渡る嬌声を上げてよがる。隣の部屋には聞こえているのではないだろうか。
だが、そんな事はお構い無しに指で責め立てる菜々。始まってすぐだが、彼女は今神経を逆なでされ、気が立っている。
どうすれば気持ちよくイケるかなど考えておらず、ただひたすらに気持ちよくさせようと、背徳の快感を腸壁に送り込む。くねって逃げようとする尻を片手で強く抑え、指突を叩き込んだ。
「ああああ゛あ゛あ゛っ! ふおおおお゛お゛お゛!」
「また……イク?」
「うんっ! うんん゛! イグっ! イグうううぅぅぅっっ!」
緑は数分と持たずに、身体を揺らし髪を振って再度愛液を噴出する。だがその声に前回の戸惑いや焦りは少なく、気持ちよさが多分に含まれていた。
(やっぱり、慣れるの早い……)
尻を責める事において、菜々の右に出るものはいない。菜々自身は「不潔」と言ってあまり使わないのだが、どうしても困った時のみに、必殺技のような塩梅で繰り出す。
そうやって前立腺を責める事で、どんな強敵も倒し、タイマン最強と呼ばれるようになった。
その技に対し、たった二回目だというのにいなし方を覚え始めている。流石に菜々とは別の意味で最強の称号を手にした女だ。
(……癪ね)
自ら最大の技に、ただ気持ちよくなるだけの緑を見てプライドを刺激される菜々。これでは、自分はベッドの下に転がっている玩具と何ら変わらない。
ハンターの血が沸き立ち、指の動きをより一層速めた。気持ちよさそうな声に困惑が広がる。
腸壁が快苦に歪む。粘膜が指にまとわりつき、緑は目をぎゅうっと固く閉じて涙を零した。指の動きに耐えられず噴出した愛液が、太ももと腹を伝い落ちた。
尻肉ががビクンと引き締まる。
「ひぁああああああああっっ!」
(そう……私はモノじゃない。コイツより強い、狩猟者よ!)
腸内を突き、叩きかき回す淫猥な動きに、三度目の痙攣を起こす。激しい快感が臀部をマヒさせる。桃尻が大きく震える。
身体全体を突き上げられるような感覚が緑を襲い、腰を振って逃げようとする。だがそれは徒労に終わった。
制御不能の身体が大きく跳ね、大量の愛液を周りにぶちまけられる。
「うあああああああああーーーーーっっっ!」
痙攣に合わせ、消火ホースから出る水のように激しい音を立ててシーツに噴射される。よく脱水症状にならないものだと感心する程だ。
ビンと四肢を突っ張った後、糸が切れたように倒れ伏す緑。水気を多分に含んだベッドの上なので、水たまりだったかと錯覚するほどの大きな水音が立った。
「はあっ! はあぁっ……はー、はー……はひ……すごい」
上半身をベッドに押し付け腰を震わせ、とろけた顔で菜々を見上げる。
その姿に変な高揚感を感じながらも、菜々は無い胸を張りドヤ顔で「やってやったぞ」と言わんばかりの顔で腰に手を当てた。
「ふー、どお? 満足した?」
三回もイったのだから、体力の有無はとにかく満足はしただろうと高を括る菜々。しかし帰ってきた答えは……。
「ま、まだ……足りない……」
「えぇ……」
性欲魔人かと問いたくなるような催促の言葉。一瞬、どこかイカレてしまったのかと疑ったが、唐突に八雲の言葉を思い出す。
(「陰茎発現までに要する期間は、人の場合一週間と見積もられてる。その間は出撃禁止。更に発情状態が続く」……この状況、注射の副作用で発情してるってこと?)
緑と同じ答えに辿り着く。でなければ、あの緑が自分に尻を責めてほしいなどと頼むわけがないのだ。
(仕方ないわね……もうコイツ何も考えられて無さそうだし、トコトン付き合うしか……)
体力の続く限り、犯し尽くすと決めた菜々。緑のアヌスに再度指を突っ込む。最初のように解したり、焦らしたりは一切せず、乱暴に。
「いぎぃいいいいいっ!?」
粗雑に扱われたにも関わらず解れていたアヌスは指を、ひいては快楽を欲望のままに呑み込み秘部からは愛液が噴出した。
中指が腸内に突き立てられる度、小さな音を立ててベッドと床が汚れていく。
指も次第に一本から二本、二本から三本へと増え、しかしそれだけの責めを緑のアヌスは貪欲に飲み込んだ。
緑のアナルは調教され、立派な性感帯と化した。背筋を伝い脳へと流し込まれる快感と背徳感に思わず声を上げてしまう。
膣が締まり、沸騰寸前の発情状態が緑を覆っていく。身体はギクシャクと跳ねまわり、下手な踊りを舞っているよう。
絶頂、絶頂、絶頂……。クリトリスや膣への責めは一切無い。腸内に押し入っては出ていく異物感と排泄感が、敏感になった身体を蹂躙した。
「あああぁあああぁあぁあっっっ!」
何度目、いや何十回目の絶頂か。緑が大きく仰け反り、一際大きな声を上げながら大量の愛液を放出する。雨でも降っているのかと思うような水音が、部屋に充満した。
気づけばあまりにも濃厚な匂いが立ち込めており、改めてその濃度に気づき菜々はクラリとして頭を抱えそうになった。
「はひーっ、はひーっ……はぐっ……あぁう……」
今度は顔を上げる気配すらない緑。これがバトルであれば菜々の勝ちが決まったところだろう。無様に打ちのめされた……その姿にやはり高揚感を覚える。
もっといじめたいという欲望がわいてくるが、身体のほうは限界だ。腕の筋肉が張りつめ、痛みを訴えている。
「はー、はー……流石に疲れたでしょ……」
「はーっ、はーっ。うん……気持ちよかった……ありがとう菜々」
緑が満足してくれた事に内心ホッとしつつ、菜々は強がる。
「イイってことよ。今辛いんだろうし、頼まれればするわ」
「本当か? 助かる……じゃあ次は、ディルドで突いてくれないか?」
「……は?」
「ん? 持っていただろう?」
驚愕の「は?」に対する見当違いの答えと、未だ飽きない性欲に一瞬だけ意識が遠くなるのであった。
二つ目の「おねだり」から三十分が経とうとしていた。水音と、柔らかな皮膚同士が打ち付けられる音がリズミカルに響いている。
腰が動く度に、二つの甘い嬌声が何度も重なって部屋を満たした。
指が尻肉に食い込み、膣内を削るセラミックの感覚が体の芯まで貫く。支配を感じる交合が緑の思考を埋めて止まない。
「んぐっ……んっふっ……んんんっ!」
「うああああっ! おおおおっ! んぐううううぅぅぅぅっっ!」
二人の身体がブルブルと震え、絶頂の感覚を享受する。玉のような汗をきめ細かい肌の上に乗せて、余韻に浸る。
緑は絶頂途中で熱い息を耳に吹きかけられ、重ねて小さくイク。熱が伝わるところ全てが溶けてしまったような錯覚に陥る。
それでもなお、いやこんな状態だからこそぐつぐつと煮えたぎった腸壁がディルドーを咥え込んで離そうとしない。ギチリと音がしたのはディルドーを膣口で挟んだ緑が快熱にうなされて脚を広げ身体を揺らしたからか。
「ぜー、ぜー……も、もう良いでしょ」
口には出さないが、これ以上は勘弁してくれといった様子の菜々。だが、緑の飽くなき欲求はまだ解消されていない。
「はひーっ、はひー……あ、後……後一回だけ……」
「な……アンタおかしい……わよっ!」
「ひぃあああああんっ! 入ってきたぁっ!」
後一回という約束を元に、最後の力を振り絞り腰を振る菜々。余裕は完全に消え去り、今や緑より荒く息を吐いて、それでも頑張り続ける。
上手く腰を振れない。痛くしないようにと気を使えば自分が辛くなってしまう。それでも自尊心が止めさせようとしない。
もはや意地の一つで身体を動かしていた。歯を食いしばり、先よりも一際多く汗を流しながら。
艶やかに光る身体は光を反射し、終わらぬ拷問に身もだえしている。
暫くは先と同じ光景が繰り広げられたが、何千回目かの打ち付けで完全に菜々の動きが止まってしまった。
菜々の腰にビキリと鋭い痛みが走る。
「……っ!」
「な、菜々? どうした……?」
「はぐっ……あぁもう! これ以上は動かないわ!」
力を入れれば身体は小刻みに震えるも、それ以上に動こうとしない。
攻めているのにも関わらず、相手より先に限界がきてしまう……ハンターとして屈辱的な最後。プライドと精神で屈辱を打ち破ろうとするが、残念ながらどうしても動けなかった。
「うそ……こんな、動いて……動いてよ私の身体ぁっ! いやあっ!」
腸の締まりに負け、ディルドが押し出される。同時に、菜々はベッドの上で崩れた。
情けない。まさか腰が抜けるとは。あまりの屈辱に菜々の目から涙が零れる。
「はっ、はっ……ごめん、もー無理……」
「そんな……」
悲しそうに菜々を見つめる緑。満ち足りぬ欲求を少しでも満たしたいという思いは、道半ばで途絶しかけていた。
「……菜々」
だが、すぐに良からぬ事を思いついた緑。倒れている菜々の上に乗り、マウントを取る。
「ちょっと、何やって……」
「私が動く」
「待って……んんん~っ!」
「ふ……うううううぅぅぅ!」
ズブズブと音を立て、細身のディルドをアナルが咥え込んでいく。勿論、緑の腸壁に押されたディルドは菜々の膣壁をえぐり、快感を生む。
ディルドが全て入ると、そこからは腰を大きく上下に振りまくる。緑が腰を煽情的にくねらせながら、たわわに実った果実を揺らし、恥ずかしげもなく脚を開きながら、激しく、振る。
最大まで勃起したクリトリスが卑猥に赤い線を描く。可愛らしい唇が開き舌を突き出して圧迫感から逃げる。涙と涎と汗と愛液。それらが混じりあって二人を汚していく。
肌を打ち付ける高い音が部屋に充満した。
「ああああぁぁっ! 嫌っ! もう止めてよぉ!」
「んふううううぅぅぅっ! くぅ……菜々っ! ごめん! すぐイクからっ!」
「早くしてぇっ! じゃないと……気持ちよすぎて辛い……からぁっ!」
菜々が絶頂に押し上げられ、甘く鳴く。そそられる音色に自然と力が入る。急に彼女が愛おしくなってくる。
たった一声で緑の身体は溶鉱炉のように熱く燃え上がり、加速する心拍数が焼け焦げていく。
「菜々っ! 菜々!」
「緑……んんんんーーーっ!」
腰を振り、振られながら自然とキスを交わす。息の続く限り舌を絡め合わせ、一瞬だけ唇を離して息を吸い、また相手の口に舌を突き入れる。水音が頭の中でガンガン鳴り響き、官能が高まっていく。
軟体が口内を舐めとり、脳髄がゼリーのように蕩けていく。セラミックの固さと熱が蕩けた意識を穿ちバラバラに、真っ白に染め上げていく。
激しいキスと秘部の打ち合わせを何度も繰り返す二人。絶頂のタイミングは全くの同時に来た。
「ううううんんんっ! 菜々っ! イクっ! イっ……くううううぅぅぅぅぅぅぅ!」
「ふあぁあぁぁぁんっ! ダメっ! また……! あああああああぁぁぁぁぁっっ!」
膣と尻穴がディルドーを壊さんばかりにキツく締め上げられ、振動と圧力を伝え合う。
細身のディルドなど無視するかのように愛液が噴水のように飛び出し、二人の身体を濡らす。
白くなまめかしい肌を震わせる二人は、まるで高級芸術品。その表面は液体の水晶を塗りたくったよう。
美しく乱れた赤と黒が無数に絡み合い二人だけを包む繭となる。
緑は絶頂後も暫く膝立ちになり肩で荒い息をしていたが、ふと、コトリと落ちるようにして菜々に覆い被さった。
「ぜーひーぜーひー……ぐぇっ……重いわよ……」
「ふー……菜々……」
「あに?」
「ふふ……ありがとう」
「イイって……事よ……」
「悪いな……ん」
「っ」
げっそりした様子で強がる菜々に、感謝の気持ちを込めて頬にキスをする緑。菜々は驚いて顔を赤くしたが、すぐに冷静になった。
「どういう風の吹き回しよ」
「二週間ばかり世話になるのだから、そのくらいは仲良くしようと思ってな」
ようやく性的欲求はある程度収まったのか、緑は穏やかな顔で笑う。
「勝手に期間変えんなし。本当は一週間のはずなんだけど」
「すまんな」
「いーわよ……それより、もう夕方なんだけど、ご飯どうする?」
激しい絶頂の余韻が抜けてくると、急に胃がくーくーとなり始めた。気づけば夕食の時間だ。
「……食べたい」
「食べたいなら退きなさい。私だって食べたいのよ」
「でも眠い……それに、菜々が暖かい」
緑が菜々に覆いかぶさる。菜々にはそれを退ける力は残されていなかった。
「それも分かるけど、起きなきゃ……」
「菜々の体温が高いのが悪いんだぞ……このまま眠ってしまおう……おやすみ……」
「ちょっとぉ……あれ……私も……」
せめて夕食はと、起き上がろうとはしたのだ。したのだが、強烈な睡眠欲には勝てなかった。
二人は一糸まとわぬ姿で抱き合いながら、深い夢の世界へと落ちていった。
絶頂と共に大きく持ち上げられた尻から愛液が吹き出し、シーツだけでなく床も汚していく。
グズグズにふやけた内蔵の中で這い回る指が圧迫と虚無を生み出し、それが混在する。腸壁は指がどこにあってもそれを欲しがり、まるで膣のように柔らかく締め付ける。
グ二グ二と刺激される度、緑は部屋に大きく響き渡る嬌声を上げてよがる。隣の部屋には聞こえているのではないだろうか。
だが、そんな事はお構い無しに指で責め立てる菜々。始まってすぐだが、彼女は今神経を逆なでされ、気が立っている。
どうすれば気持ちよくイケるかなど考えておらず、ただひたすらに気持ちよくさせようと、背徳の快感を腸壁に送り込む。くねって逃げようとする尻を片手で強く抑え、指突を叩き込んだ。
「ああああ゛あ゛あ゛っ! ふおおおお゛お゛お゛!」
「また……イク?」
「うんっ! うんん゛! イグっ! イグうううぅぅぅっっ!」
緑は数分と持たずに、身体を揺らし髪を振って再度愛液を噴出する。だがその声に前回の戸惑いや焦りは少なく、気持ちよさが多分に含まれていた。
(やっぱり、慣れるの早い……)
尻を責める事において、菜々の右に出るものはいない。菜々自身は「不潔」と言ってあまり使わないのだが、どうしても困った時のみに、必殺技のような塩梅で繰り出す。
そうやって前立腺を責める事で、どんな強敵も倒し、タイマン最強と呼ばれるようになった。
その技に対し、たった二回目だというのにいなし方を覚え始めている。流石に菜々とは別の意味で最強の称号を手にした女だ。
(……癪ね)
自ら最大の技に、ただ気持ちよくなるだけの緑を見てプライドを刺激される菜々。これでは、自分はベッドの下に転がっている玩具と何ら変わらない。
ハンターの血が沸き立ち、指の動きをより一層速めた。気持ちよさそうな声に困惑が広がる。
腸壁が快苦に歪む。粘膜が指にまとわりつき、緑は目をぎゅうっと固く閉じて涙を零した。指の動きに耐えられず噴出した愛液が、太ももと腹を伝い落ちた。
尻肉ががビクンと引き締まる。
「ひぁああああああああっっ!」
(そう……私はモノじゃない。コイツより強い、狩猟者よ!)
腸内を突き、叩きかき回す淫猥な動きに、三度目の痙攣を起こす。激しい快感が臀部をマヒさせる。桃尻が大きく震える。
身体全体を突き上げられるような感覚が緑を襲い、腰を振って逃げようとする。だがそれは徒労に終わった。
制御不能の身体が大きく跳ね、大量の愛液を周りにぶちまけられる。
「うあああああああああーーーーーっっっ!」
痙攣に合わせ、消火ホースから出る水のように激しい音を立ててシーツに噴射される。よく脱水症状にならないものだと感心する程だ。
ビンと四肢を突っ張った後、糸が切れたように倒れ伏す緑。水気を多分に含んだベッドの上なので、水たまりだったかと錯覚するほどの大きな水音が立った。
「はあっ! はあぁっ……はー、はー……はひ……すごい」
上半身をベッドに押し付け腰を震わせ、とろけた顔で菜々を見上げる。
その姿に変な高揚感を感じながらも、菜々は無い胸を張りドヤ顔で「やってやったぞ」と言わんばかりの顔で腰に手を当てた。
「ふー、どお? 満足した?」
三回もイったのだから、体力の有無はとにかく満足はしただろうと高を括る菜々。しかし帰ってきた答えは……。
「ま、まだ……足りない……」
「えぇ……」
性欲魔人かと問いたくなるような催促の言葉。一瞬、どこかイカレてしまったのかと疑ったが、唐突に八雲の言葉を思い出す。
(「陰茎発現までに要する期間は、人の場合一週間と見積もられてる。その間は出撃禁止。更に発情状態が続く」……この状況、注射の副作用で発情してるってこと?)
緑と同じ答えに辿り着く。でなければ、あの緑が自分に尻を責めてほしいなどと頼むわけがないのだ。
(仕方ないわね……もうコイツ何も考えられて無さそうだし、トコトン付き合うしか……)
体力の続く限り、犯し尽くすと決めた菜々。緑のアヌスに再度指を突っ込む。最初のように解したり、焦らしたりは一切せず、乱暴に。
「いぎぃいいいいいっ!?」
粗雑に扱われたにも関わらず解れていたアヌスは指を、ひいては快楽を欲望のままに呑み込み秘部からは愛液が噴出した。
中指が腸内に突き立てられる度、小さな音を立ててベッドと床が汚れていく。
指も次第に一本から二本、二本から三本へと増え、しかしそれだけの責めを緑のアヌスは貪欲に飲み込んだ。
緑のアナルは調教され、立派な性感帯と化した。背筋を伝い脳へと流し込まれる快感と背徳感に思わず声を上げてしまう。
膣が締まり、沸騰寸前の発情状態が緑を覆っていく。身体はギクシャクと跳ねまわり、下手な踊りを舞っているよう。
絶頂、絶頂、絶頂……。クリトリスや膣への責めは一切無い。腸内に押し入っては出ていく異物感と排泄感が、敏感になった身体を蹂躙した。
「あああぁあああぁあぁあっっっ!」
何度目、いや何十回目の絶頂か。緑が大きく仰け反り、一際大きな声を上げながら大量の愛液を放出する。雨でも降っているのかと思うような水音が、部屋に充満した。
気づけばあまりにも濃厚な匂いが立ち込めており、改めてその濃度に気づき菜々はクラリとして頭を抱えそうになった。
「はひーっ、はひーっ……はぐっ……あぁう……」
今度は顔を上げる気配すらない緑。これがバトルであれば菜々の勝ちが決まったところだろう。無様に打ちのめされた……その姿にやはり高揚感を覚える。
もっといじめたいという欲望がわいてくるが、身体のほうは限界だ。腕の筋肉が張りつめ、痛みを訴えている。
「はー、はー……流石に疲れたでしょ……」
「はーっ、はーっ。うん……気持ちよかった……ありがとう菜々」
緑が満足してくれた事に内心ホッとしつつ、菜々は強がる。
「イイってことよ。今辛いんだろうし、頼まれればするわ」
「本当か? 助かる……じゃあ次は、ディルドで突いてくれないか?」
「……は?」
「ん? 持っていただろう?」
驚愕の「は?」に対する見当違いの答えと、未だ飽きない性欲に一瞬だけ意識が遠くなるのであった。
二つ目の「おねだり」から三十分が経とうとしていた。水音と、柔らかな皮膚同士が打ち付けられる音がリズミカルに響いている。
腰が動く度に、二つの甘い嬌声が何度も重なって部屋を満たした。
指が尻肉に食い込み、膣内を削るセラミックの感覚が体の芯まで貫く。支配を感じる交合が緑の思考を埋めて止まない。
「んぐっ……んっふっ……んんんっ!」
「うああああっ! おおおおっ! んぐううううぅぅぅぅっっ!」
二人の身体がブルブルと震え、絶頂の感覚を享受する。玉のような汗をきめ細かい肌の上に乗せて、余韻に浸る。
緑は絶頂途中で熱い息を耳に吹きかけられ、重ねて小さくイク。熱が伝わるところ全てが溶けてしまったような錯覚に陥る。
それでもなお、いやこんな状態だからこそぐつぐつと煮えたぎった腸壁がディルドーを咥え込んで離そうとしない。ギチリと音がしたのはディルドーを膣口で挟んだ緑が快熱にうなされて脚を広げ身体を揺らしたからか。
「ぜー、ぜー……も、もう良いでしょ」
口には出さないが、これ以上は勘弁してくれといった様子の菜々。だが、緑の飽くなき欲求はまだ解消されていない。
「はひーっ、はひー……あ、後……後一回だけ……」
「な……アンタおかしい……わよっ!」
「ひぃあああああんっ! 入ってきたぁっ!」
後一回という約束を元に、最後の力を振り絞り腰を振る菜々。余裕は完全に消え去り、今や緑より荒く息を吐いて、それでも頑張り続ける。
上手く腰を振れない。痛くしないようにと気を使えば自分が辛くなってしまう。それでも自尊心が止めさせようとしない。
もはや意地の一つで身体を動かしていた。歯を食いしばり、先よりも一際多く汗を流しながら。
艶やかに光る身体は光を反射し、終わらぬ拷問に身もだえしている。
暫くは先と同じ光景が繰り広げられたが、何千回目かの打ち付けで完全に菜々の動きが止まってしまった。
菜々の腰にビキリと鋭い痛みが走る。
「……っ!」
「な、菜々? どうした……?」
「はぐっ……あぁもう! これ以上は動かないわ!」
力を入れれば身体は小刻みに震えるも、それ以上に動こうとしない。
攻めているのにも関わらず、相手より先に限界がきてしまう……ハンターとして屈辱的な最後。プライドと精神で屈辱を打ち破ろうとするが、残念ながらどうしても動けなかった。
「うそ……こんな、動いて……動いてよ私の身体ぁっ! いやあっ!」
腸の締まりに負け、ディルドが押し出される。同時に、菜々はベッドの上で崩れた。
情けない。まさか腰が抜けるとは。あまりの屈辱に菜々の目から涙が零れる。
「はっ、はっ……ごめん、もー無理……」
「そんな……」
悲しそうに菜々を見つめる緑。満ち足りぬ欲求を少しでも満たしたいという思いは、道半ばで途絶しかけていた。
「……菜々」
だが、すぐに良からぬ事を思いついた緑。倒れている菜々の上に乗り、マウントを取る。
「ちょっと、何やって……」
「私が動く」
「待って……んんん~っ!」
「ふ……うううううぅぅぅ!」
ズブズブと音を立て、細身のディルドをアナルが咥え込んでいく。勿論、緑の腸壁に押されたディルドは菜々の膣壁をえぐり、快感を生む。
ディルドが全て入ると、そこからは腰を大きく上下に振りまくる。緑が腰を煽情的にくねらせながら、たわわに実った果実を揺らし、恥ずかしげもなく脚を開きながら、激しく、振る。
最大まで勃起したクリトリスが卑猥に赤い線を描く。可愛らしい唇が開き舌を突き出して圧迫感から逃げる。涙と涎と汗と愛液。それらが混じりあって二人を汚していく。
肌を打ち付ける高い音が部屋に充満した。
「ああああぁぁっ! 嫌っ! もう止めてよぉ!」
「んふううううぅぅぅっ! くぅ……菜々っ! ごめん! すぐイクからっ!」
「早くしてぇっ! じゃないと……気持ちよすぎて辛い……からぁっ!」
菜々が絶頂に押し上げられ、甘く鳴く。そそられる音色に自然と力が入る。急に彼女が愛おしくなってくる。
たった一声で緑の身体は溶鉱炉のように熱く燃え上がり、加速する心拍数が焼け焦げていく。
「菜々っ! 菜々!」
「緑……んんんんーーーっ!」
腰を振り、振られながら自然とキスを交わす。息の続く限り舌を絡め合わせ、一瞬だけ唇を離して息を吸い、また相手の口に舌を突き入れる。水音が頭の中でガンガン鳴り響き、官能が高まっていく。
軟体が口内を舐めとり、脳髄がゼリーのように蕩けていく。セラミックの固さと熱が蕩けた意識を穿ちバラバラに、真っ白に染め上げていく。
激しいキスと秘部の打ち合わせを何度も繰り返す二人。絶頂のタイミングは全くの同時に来た。
「ううううんんんっ! 菜々っ! イクっ! イっ……くううううぅぅぅぅぅぅぅ!」
「ふあぁあぁぁぁんっ! ダメっ! また……! あああああああぁぁぁぁぁっっ!」
膣と尻穴がディルドーを壊さんばかりにキツく締め上げられ、振動と圧力を伝え合う。
細身のディルドなど無視するかのように愛液が噴水のように飛び出し、二人の身体を濡らす。
白くなまめかしい肌を震わせる二人は、まるで高級芸術品。その表面は液体の水晶を塗りたくったよう。
美しく乱れた赤と黒が無数に絡み合い二人だけを包む繭となる。
緑は絶頂後も暫く膝立ちになり肩で荒い息をしていたが、ふと、コトリと落ちるようにして菜々に覆い被さった。
「ぜーひーぜーひー……ぐぇっ……重いわよ……」
「ふー……菜々……」
「あに?」
「ふふ……ありがとう」
「イイって……事よ……」
「悪いな……ん」
「っ」
げっそりした様子で強がる菜々に、感謝の気持ちを込めて頬にキスをする緑。菜々は驚いて顔を赤くしたが、すぐに冷静になった。
「どういう風の吹き回しよ」
「二週間ばかり世話になるのだから、そのくらいは仲良くしようと思ってな」
ようやく性的欲求はある程度収まったのか、緑は穏やかな顔で笑う。
「勝手に期間変えんなし。本当は一週間のはずなんだけど」
「すまんな」
「いーわよ……それより、もう夕方なんだけど、ご飯どうする?」
激しい絶頂の余韻が抜けてくると、急に胃がくーくーとなり始めた。気づけば夕食の時間だ。
「……食べたい」
「食べたいなら退きなさい。私だって食べたいのよ」
「でも眠い……それに、菜々が暖かい」
緑が菜々に覆いかぶさる。菜々にはそれを退ける力は残されていなかった。
「それも分かるけど、起きなきゃ……」
「菜々の体温が高いのが悪いんだぞ……このまま眠ってしまおう……おやすみ……」
「ちょっとぉ……あれ……私も……」
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