ランブルビースト ~獣が強くて人類滅亡の危機なのでビッチがセックスで戦います~【東京編】

扶桑のイーグル

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地獄の黒狼

38体目漆黒の烈狼2

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『所属不明の部隊により、北側の集団壊滅。残り頭数50余り。ですが、白狼とヘルハウンドは健在。……残り40頭程。ええ……なにあれ』

 スカウト1の思わず漏れでる困惑に、事情を知る者は苦笑する。

 本当に人かと疑う程の力と速度を保ちながら荒獣をバッサバッサと切り倒していく三人の男は、何を隠そう空挺団の一員だ。

 化物に化物と呼ばれるような部隊の人間を、状況の分かりやすい上空から観察していればそんな感想も出てくるだろう。

 あっという間にハイウルフの大軍団は消え去り、通常の攻撃では歯が立たない白狼とヘルハウンドだけが残った。

 仲間の残されていない空間を白狼の攻撃が飛ぶが、難無く避けて装甲車の後ろに退避する空挺三人衆。時間を確認すると、何も言わずに大慌てで走り去ってしまった。

「何だったんだ……あの人たち」

「あ、あれは……うん、やっぱりそうだよ……」

「奈津美くん、知ってるのかい?」

 奈津美は身体を震わせ、だがその口端は僅かに上がっていた。どうやら彼女、彼らを一目見てみたいと思っていたらしい。

「第一空挺団……空から現れる鬼神ってやつだよ。パラシュートで降りてきて、戦線を撹乱する最強の部隊」

「最強……どれほど凄いんだい」

「……昔300m上空から隊員が落ちる事故があったんだけどね……軽傷で済んだって話だよ。そういうのがゴロゴロしてるとこ」

「……スカイツリーの半分!?」

「あれは人間辞めてる。……まあそれでも、荒獣には敵わない、かあ」

 奈津美は信じられないものから目を逸らし、今そこにある現実を直視する。仲間を葬り去られ、怒る白狼とヘルハウンド。冷静さを失い、今にも飛びかかってきそうだ。

「とりあえずこの話は、ある意味私達はあの人たちよりも強いって事で締めとこーぜってね」

「……悪くないね」

 楽も、三体の巨大な狼に向き直った。

「じゃあ、皆は白狼を! 僕と奈津美くんでヘルハウンドを相手にする! いいね!」

「はい!」

「ようやくまともな戦力比になりましたわね! 承知ですわ!」

 12人のハンターが一斉に暑苦しい戦闘服を脱ぎ捨て、柔肌を日の元に晒す。巨大な狼達はそれを確認すると、例に漏れず女体化を始めた。

 胸はあるが、どちらかと言えばスレンダー。引き締まった四肢は黄金比的な美しさを醸し出している。

 白狼は髪まで白く、アルビノ体。ヘルハウンドは逆に、褐色の肌と漆黒の艶髪。

 強き獣がゆっくりと近寄ってくる。流れ出すオーラに萎縮しつつ、それでも逃げる者はいない。

 左右の白狼は五人ずつ配置されたハンターに止められ、胸を突き合わせながら目から火花を散らす。

「……ここから先は通さないよ、ヘルハウンド」

「ならば無理やり通るだけだ、人間」

 白狼よりも大きな胸で楽の胸を押し潰しながら、威圧してくる。楽も長身だが、それよりも更に長身なヘルハウンドの圧迫感は凄まじい。

「……っ」

 楽が思わず目をそらすと同時に顔を引き上げられ、唇を貪られる。力強い手が、雄々しくも愛撫するように後頭部を掴む。

 周りでは白狼とハンターがぶつかり合い、キスと身体への愛撫から性闘へ突入していく。

 彼女たちの戦闘が始まった。
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