ランブルビースト ~獣が強くて人類滅亡の危機なのでビッチがセックスで戦います~【東京編】

扶桑のイーグル

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冷たくてねばねばするもの

64体目 緑の受難2

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 楽、レモン、奈津美と別れた鈴谷が次に訪れたのは菜々の部屋だったが、インターホンを押しても返事がない。仕方なく緑の部屋に行く。

 こちらもまた、ノックしても返事がない。しかしふと気になってドアノブに手をかけると、扉はあっさりと開いた。

「あら、鍵が空いてますわよ……って、ええ!?」

 部屋に上がった瞬間に目に映りこんだのは、ぬいぐるみが並ぶ部屋で一人快楽地獄に喘ぐ緑の姿。
 一瞬パニックになり、この光景と音を漏らすまいとした結果ドアを閉めてしまう。

 必然、鈴谷は緑の痴態を見続ける事になる。

「お゛お゛お゛っ! お゛お゛ーーーーーっ!」

 助けを求める様に叫ぶ少女を前に目を何度も瞬かせ暫くは思案さえできなかったが、状況が飲み込めてくるにつれ欲望がムクムクと湧いてきた。

 元々興味はあったのだ。一週間前の挑発でも、狙っていたのは緑か菜々であった。できれば両方と戦ってみたく思っていたのだ。あの時は菜々に敗北してしまい願いは叶わなかったが……。
 その人物が、多数の機械に責められ狂っている。これを好機と言わずして何と言おうか。
 据え膳食わぬは「女」の恥と、ベッドの端に立つ。

(緑さんは菜々さんと恋仲という噂が流れていましたわね。これはきっとプレイの一環……つまり虐めてもよいということでは? )

 何も良くないのだが、欲望に正当性を無理やりくっつけて罪悪感を振り払う。そうして片方の口端を釣り上げゆっくりと、暴れる緑に魔の手を伸ばす。

 柔らかな腹部に触れると、皮膚が雪のように沈んだ。同時に緑が驚いて跳ね、強張った腹筋で指が押し返される。

「んんっ!? あ……ああ(菜々)……?」

「こんにちは、緑さん」

 鈴谷はギャグボールを外しながら耳元で囁く。それすらも気持ちいいのか、緑は小さく息を吐いて肩を震わせた。

「は……だ、誰?」

「この声、忘れたとは言わせませんわよ」

 非常に弱り困惑した様子で、見えない存在に名前を問いかける。
 鈴谷はイヤイヤと揺れる頭を押さえつけて耳元に口を当てたまま、いつもの口調で喋りヒントを与えた。

「……おっ、お前、まさか……何しにぃ……あっ!? ああああああぁぁぁっっっ!?」

 そばに居るのは鈴谷だと知った緑は、この恥ずかしい姿を見せまいと気丈に声を張る。
 だがその瞬間ローターの動きがいきなり激しくなり、乳首とクリの三点責めに抵抗することなくイってしまった。

「なっ何でもいい! これを外してくれぇ! お願いだっ……くそっ見るな! みるな……見ないでぇっ! いやあああぁぁぁぁあぁぁぁっっっっっ!」

 敵だと思っている者の目の前で連続して絶頂した事に悔しさを……それと、えも言えぬ快感を覚えてしまう。
 綿のようなこそばゆさが身体を侵食し、目から流れる涙の量を多くした。

「はー、はー……」

「収まりました?」

 身体の中を埋めて行くような快感に蕩ける緑だったが、鈴谷の待ちくたびれたような声に意識を引き戻された。
 しかし、またもや鈴谷の声に反応するかのようにローターが動きを速めオナホの動作パターンが変わる。
 変化した責めに付いて行けず、腰を卑猥にくねらせ声を抑えながら言い返す羽目になった。

「貴様っ……やるなら早くしろ……んうっ! 敵に……ぃ……い、いつまでもこんな姿を……見せている趣味は……あっ!」

「あら、敵だなんて酷いですわ。むしろ味方ですのに」

「味方だと……? ひっ!? ああああああぁぁぁぁっっっ!」

 またオナホの動作パターンが変化し、緑にとって一番気持ちの良い……高速振動と先端の回転が組み合わさった動きで亀頭を責められ射精を繰り返してしまう。
 カクカクと情けなく腰を震わせての絶頂。それが収まり腰がシーツに降りると、そこから腰をくねらせて尻をベッドに押し付ける。
 この責めからは逃げられないと分かってはいても、身体が勝手に浅ましい動きを繰り返してしまう。

「あらら……大丈夫ですか?」

「はっ、味方なら早く……早く取ってくれ……」

 心配そうな声に甘え、涎まで流して助けを求める。だが鈴谷の返答は淡い希望をひねり潰すものだった。

「残念ながら、それはできませんわ」

「なぜ……」

「だってこんな楽しそうなもの、捨てる真似は出来ませんでしょう?」

「なっ! ふざけ……んひいいいいぃぃぃぃんっ!?」

 指先でクリトリスをローターごと弾く。バリバリと桃色の雷が全身に走り、膣肉が固く締め上げられる。脚が突っ張り、身体が震えながら大きく浮き上がる。
 刺激が強すぎたのか、その一発だけで昇天してしまった。液体が秘孔からシャワーのように飛び散り、鈴谷を濡らした。

 直接香るすえた匂いに子宮が疼く。一流のハンターは愛液まで香しいのかと、一種の感動を覚えながらそれを犯せる事実に高ぶる感情を隠し切れない。

「ひぃっ! ひぎっ……」

「随分と反応のいいオモチャですわねえ。楽しめそうですわ。んふふ……」

 鈴谷は首筋にキスを繰り返し、乳首を指先でローターごとつまむように責める。脇から腹までを撫でさすり、オーバーヒート寸前の身体を柔らかにになだめながら感度を上げていく。
 全身どこもかしこも快感でいっぱいになり、何がなんだかわけがわからなくなってくる。目は見えないのに自分の声だけは頭の中でガンガンと反響している。
 緑はアイマスクの下で涙を流しながら大声で喚いた。暗闇が快感で埋め尽くされている。不安さえ感じるほどに濃く、広く。

 一面に広がった快楽の蕾が芽吹き鮮烈な色を花咲かせる。

「ああっ! うああ……止めて……助けて菜々あああぁぁぁぁぁーーーー!」

 絶頂と懇願を乗せた甲高い悲鳴が部屋中に突き刺さった、その瞬間である。

 ドアが開き、何事も無いかのように閉まる。
 だがその前には鬼の形相で菜々が立っていた。
 菜々は大股で鈴谷に歩み寄り、額と額をぶつけた。
 鈍い音がバイブ音を押しのけ部屋に響き渡る。

「あんた、何やって、くれてんの?」

「ご挨拶に参りましたところ、緑さんが放置されていましたので手伝っていたのですわ」

「……ふざけんなよ。大体何のご挨拶だてめえ」

 青筋を立ててブチギレモードの菜々。いつもの口調はそこにない。
 しかしそんな菜々を前にしても鈴谷は飄々としていた。

「そんなに怒らないでくださいまし。敵ではなく味方なのですから」

「味方ぁ?」

「ええ、次の作戦から行動を共にしますのよ」

 そこまで鈴谷が言うと、菜々は無意識に胸ぐらを掴んでいた手を離し、馬鹿にしたように笑う。

「この前、私にあっさり降伏した、あんたが? 到底、戦力になるとは、思えないんだけど」

 一言ずつ区切る毎に鈴谷の胸へ指を突き立てる。

「もう中位相手にも優勢を保てるとは思っていませんわよ。ただ、下位殲滅能力なら誰にも負けませんわ」

「ほーお? 言ってくれるじゃない」

 怒りを通り越して段々バカにしたような口調になってきた菜々だが、隣から苦しそうな声が流れてくると矛を収めた。

「……まあいいわ。実戦で、確かめてあげる。それで、いいわね」

「ええ、文句はありませんわよ。ところで菜々さん?」

「なに」

「3Pにご興味は」

 まさか大人しくするだろうと思っていた菜々は目を大きく開き、怒りを再燃させる。
 だが、それよりも後に湧いてきた興味と楽しみが勝った。本人がやる気なら利用してやればいいのだ。その方が自分一人でやるより楽だ。
 そろそろ緑をただイジメるだけのプレイにも飽きてきたし、丁度いい……。

 よく考えればメリットのほうが大きいではないかと踏んだ菜々は、ニヤリと笑った。

「ええ、あるわ」

「ではご一緒させていただきますわ」

「菜々っ!? 鈴谷っ!? 止めてくれもう無理だ!」

 話を聞いていた緑が歯をガチガチ鳴らしながら恐怖に引きつったような声を出す。しかし菜々がアイマスクを取ってみると、顔は快楽に溶け目は潤んでいた。
 口では嫌と言いながらも期待に口を開けて涎を垂らしている。

「駄目よ緑。これはあなたの訓練でもあるんだから」

「くん……れ……? んああぁぁぁっっっ!」

 菜々がリモコンを操作するとバイブの動きが変化した。振動が断続的になり、焦らしと責めが交互に与えられる。否応なしに感度を高められる。
 振動に合わせてガタガタと揺れる身体が少しずつシーツから離れていく。

「そう、訓練。今日が最後の日だから頑張るのよ」

「やだあ……やああ……また強くなっ……て……ああああぁぁぁぁっっ! うああああああぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁぁっっっっっ!」

 不意にオナホールが締まり、上下運動を始める。菜々が掴んでしごき始めたのだ。
 その手は圧力をかける箇所を微妙に調整し、乳しぼりのように付け根から亀頭へと圧力を流す。ベルトコンベアーのように、簡単に精液が登ってくる。
 ローションが泡になって弾け、バチュバチュと激しい音を立てた。

 責めは激しいだけに留まらない。
 耳を舐められる。ぞわぞわした快感が頭に直接入ってくる。太ももに舌と指が這う。下半身がカアッと熱さを増す。
 それでいながら局部への刺激は変わらない。最新型機械の複雑な動きに菜々と鈴谷のテクニックが加わり、逃げ場のない快楽が緑を犯す。

「だめええええええっっ! 止めてっ! いやああああぁぁぁぁぁあぁあああぁああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっっっっ!」

 オナホールから白濁液がボタボタと零れ落ち、黄色い液体が宙高く吹き上げられる。全身は空中に固定されブリッジしたまま細かく震える。それ以上は動かない。
 終わらない射精、止まらない潮吹き。男と女の快楽を一辺に受けたその身体はオーバーヒート寸前だった。意識は朦朧とし、喚くものの自分が何を言っているかも理解出来ていない。

 直接的な刺激に加え、高ぶらせるような愛撫を受けて涙を流しながら絶頂に絶頂を重ね、波紋のように身体中を駆け巡る快感は互いに干渉し合い、高く、高く高く高くなっていく。
 頭の中が快感の花びらで埋め尽くされ、それは幾重にも折り重なり緑を圧し潰していく。

「ぎいぁぁああああぁぁあああぁぁぁぁぁぁあーーーーーーーーーーーーーー!」

 まさに獣と形容するのが相応しい叫び声を上げて大絶頂に至りつつあった。

「っ! 菜々さん! これ以上は緑さんが持ちませんわ!」

 気絶の前兆を感じ取った鈴谷が声を張り上げるが、菜々は従わない。むしろ緑を限界へ向けて追い込んでいく。

「いいから手を動かしなさい」

「でも!」

「こいつに遠慮は要らないのよ」

 菜々はキスマークを付けるように、食べるように緑の首筋に強く吸い付いた。
 その瞬間、緑の脳処理能力は限界に達する。視界は押し寄せる快感に真っ白に塗りつぶされる。

「がっ……あっ……ーーーーーーーーーっっっ!」

 限界を迎えた緑は声も発せずのたうち回り、潮を盛大にぶちまけた。全身の筋肉が強張った後に弛緩し、残った尿をシーツの上に垂れ流す。

「……」

 その姿が少々ショッキングだったのか、鈴谷は言葉を失った。

「うわ、今回は派手ね」

「ちょっと可哀想だったのでは……」

「何の問題も無いわよ。こいつの二つ名知らないの?」

「覚醒者……ですがその意味は分かりませんわ」

「陸佐の娘でも知らされてないのね。こいつは……」



(……ここは……そうか私は……)

 緑は自らの意志の深淵に到達していた。常人が決して触れることの無い意識の最深部。

(始めよう)

 ドクリと心臓が鳴る。

(……改変開始)

 緑はDNAを書き換える。水素による結合が外され塩基が置き換えられ、一部は崩壊しそれを埋めるように新しいDNAが挿入される。
 複製も転写も行わない生物の枠を超えたDNAの再結合。一瞬にして得られる進化が緑の能力を大きく引き上げる。

 DNAの改変状況に応じて身体の方も変化する。

(ニューロン感度変更……経路再計算……ニューロン再構築……これ以上は不可能。さてどこまで通じるかな)

 今までの戦闘を通じて感じた改善点を一通り直すと、深淵しんえんを去っていく。だが彼女は自分が自分の中で何をしているのか知らない。目が覚めた時には全てを覚えていない……。



「経験を……溜め込む?」

「みたいね。詳しい事はあのクソ眼鏡にでも聞いて。私のは全部受け売りなんだから、何か質問されても困っちゃうわ」

 菜々は楽がレモンに教えたときと同じく、自分なりにかみ砕いた解釈を鈴谷に話した。

「……人間ができる事だとは思えませんけども」

「さあ。人間じゃあ無いんじゃない? 坂場は『これは君たちのために分かりやすくした解説であって、実際は全く違うものだ』って言ってたけど」

「……随分難解な話になりそうですわね。緑さんは自覚しているのでしょうか?」

「生憎……」

 疲労からかいつもより若干掠れて低い声が二人の注意を引いた。

「私は自分の中で何が起きているのかさっぱり分からなくてな」

 緑はまだ動いている玩具を全て取り外すとベッドから起き上がり、端に座る。少しふらついてはいるが、今気絶していた状態から回復した人間とは思えないほどスムーズに動いている。

「なぜ……回復が異様に早い」

「緑は気絶してからが本番。覚醒者の意味分かったでしょ」

「……必ず眠りから覚め、しかも強くなっている……だからですのね」

 驚愕と畏怖の念を込めて緑を見つめる。菜々には負けたが、もしこの人と戦っていても負けただろう、と。油断した隙を突かれていたのは間違いない。

「もし緑と勝負するなら、その辺考えてないとやられるわよ」

「止めておいた方がいいと思うがな。なんせ私は最強……」

「尻弱いから、狙うならそこね」

 緑がクールに自分語りを始めようとした瞬間、菜々がそれに呆れて待ったをかけた。

「人の弱点を勝手にバラすな!」

「どうせその内バレるわよ」

 嫌なら鍛えなさい、と肩をすくめた。それがよほど気に入らなかったのか、緑は最終奥義を繰り出す。それを聞いた菜々の顔は一変して青ざめた。

「うぐぐぐぬ……ふん、いいもん! 酷い事した菜々にはもう口を効かないからな!」

「ひぇっ……みみ、緑、悪かったわよ……」

 慌てて謝るが、時すでに遅し。緑はそっぽを向いたまま菜々を無視している。

「……」

「緑~! あーん許してよおー!」

「短時間でまじめな話しから痴話喧嘩に……この方々噂通りの自由人ですわあ……」

 菜々は緑のご機嫌取りに走り、鈴谷は急展開に付いて行けず見ていることしかできない。
 この後、緑が機嫌を直すのに二人がかりで1時間かかったという。
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