ランブルビースト ~獣が強くて人類滅亡の危機なのでビッチがセックスで戦います~【東京編】

扶桑のイーグル

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スピードガールズ

87体目 好きの確認4

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(……負けたのか)

 気絶し、絶たれた意識の中で。

 緑は液体の中で全ての音を遮断されたかのような感覚の中を漂う。
 割とあっさりした感想しか出てこなかった。

(もっと私を見て、か……どういう意味だ、菜々)

 暗い虚無の空間から宇宙が広がったように、自分の体に関するありとあらゆる情報が湧き上がってくる様を感じながら菜々の言った言葉にも意識を向ける。

(もっと見る……それが、お前の強さか。全てを覚悟して真正面から見る事ができる、その包容力と気丈さが、強さなのか。なら、私が付加すべき事は決まっている)

 菜々の助言を糧に効率よく脳を、身体を作り替えていく。
 いつもより多くを作り替えた緑は深層意識から離れ、目を覚ましに深淵を離れる。

(ありがとう、菜々……)

 自らの奥深くに感謝の気持ちを残して。



 水から上がる感覚。若干ダルくて、安心感がある。どちらもすぐに消え去るが、僅かに安心感の方が長く残る。
 余韻を覚えながら、周囲の確認に努めた。

「おはよう、緑」

「……拳は抜いたのか」

 菜々が隣に寝ている事と、フィストファックが終わっていること以外は何も変わっていない。
 相変わらず布団は汗と愛液と精液でベチョベチョに濡れているし、身体は濡れていて少々不快だ。

 しかし体奥の熱はそれらを気にさせないほどで、芯は未だに火照ったまま。
 甘く湿気った空気に辛い期待がピリリと走る。

「待ちくたびれたのよ」

「……二度、勝ったからといっていい気になるなよ」

「あら、二度あることは三度あるって言うじゃない?」

 文字通り、相手を挑発しながらゆっくりと近づく二人。火照りを収めるため、ライバルと決着をつけるため。

 愛し合うため。

「んっ……!」

「んくっ……!」

 キスを交わす。赤い舌が激しく叩き合い、突いて互いの口の中へ侵入する。唾液たっぷりに押し入った後は自分を塗り付けるように届く範囲の全てを舐めまわしていく。
 ブルンと硬いゼリーがザラメの表皮を帯びて上あごに、内頬に、歯茎に甘美な快感を擦り込む。芯でくすぶっていた小さな欲情の火は再燃した。

「んっ……ふ……っ!」

「あっ……んふ……っ!」

 左手は胸に、右手は秘部に。甘く痺れる電気が性感帯から脊椎を溶かしていき、脳へ到達する。
 三点を責められ、身体全体を見えない手に弄くられているかのよう。主導権を握るため、快楽の手の押し合いとなる。
 息が熱く荒くなっていく。濃い性感がどうどうと体内に流れ込み、急流となって子宮を疼かせる。

 緑が熱を吐いて唇を離し、眉を歪ませて脚を半歩引く。菜々が一歩前に出て離れた唇をふさぐ。
 菜々が乳蕾に食い込んだ指に顔をしかめ、次いでGスポットを叩いた指に一瞬大きく喘いで腰をひねる。

 一進一退の攻防。蕩けるようなキスをしながらも、目は見開き相手の反応を探る。

(お前の最も感じる場所は、どこだ。菜々)

(気を抜いたらホントに探り当てられる。その前に一撃入れるわ!)

 吐息が肺まで犯す。唾液が絡む。硬い蕾を指で転がす。愛液が糸を引く。
 筋肉が溶けていくよう。力が抜け、二人耐えきれず片膝をついた。

 熱の波状攻撃が身体の芯まで到達するとそれは反射し、急激に高まっていく。

(くああっ……! まだ身体敏感でっ……耐えるのキツ……)

(ひいぃ……覚醒後の緑マジでヤバい……)

 許容の限界に達した肉体の中で、熱せられたポップコーンのように膨らむ快感。抑えが効かない。我慢できない。
 非常ベルのように、痙攣が止まない。

「んんっ! んんんーっ! はぁぁぁあああああああんっっっ!」

「ふーっ! ふぐうーーーっ! ひああああああああああ!」

 赤らんで揺れる皮膚の中ではち切れんばかりに詰まった熱が唯一の開放口である秘部へと殺到する。
 膣壁から愛液が染み出し、緑の肉胴は膨らんだ。
 ぼこぼこと頭の中が白く染まる。快楽が振り切れて雲の上へ弾け飛ぶような浮遊感が意識を覆う。
 同時に唇を離して大きく身体を反り、絶頂した。

「はーっ! はーっ……ふ、強がってた割りにはすぐイッたな」

「はあっ! はあぁ……強がってたのはあなたじゃなくて?」

 目に涙を浮かべながら、一度離れた身体を寄せ合う。合わせた皮膚は焼けた鉄板のように熱く、熱は血流に乗って二人を犯した。
 目の前には、好き合った女。そしてここへ来た時からのライバル。負けられない。

「次もソッコーでイカせるわ」

「来い、菜々」

 紅い髪が覆いかぶさってくる。熱烈なキスを唇で受け止めると、左手を今度は小さな背中に回した。
 肩甲骨を揉むようになぞりつつ、貧乳は自分の巨乳で押し潰す。圧倒的な大きさで圧迫する。

 それでも、緑は今度も接戦になるだろうと予想した。ここで有利に持っていかなければ、体力差で押し負けると。

 だが、菜々は予想以上に追い詰められていたようだった。

(っ!? な、何……いやっ! こんなので……こんなので私……イっ……)

「っく……うううーーーーーーっ!」

「!?」

 ポップコーン、などという生易しいものではない。快楽という名の爆発物を思い切り叩いて点火したような爆風が吹き荒れ、それでいながらアスファルトを割って目を出す草木のように抗いようのない着実な絶頂。

 あまりの衝撃に腰ではなく身体が飛ぶ。瞬間脚へ力が入り、僅かながら宙を舞ったのだ。
 小さな肢体が雲のように柔らかなベッドの上へ落ちる。それから一寸遅れ、M字に大きく開いたままの股から恥水はじみずがLEDの光を反射して無数の流星のように飛び出す。
 緑は自分の太ももに冷えてかかるそれを、口を小さく開けて手をやり場無く浮かせ見ていた。

 菜々が、暴発した。
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