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第二十五夜 紫鏡─ムラサキカガミ─
皆は紫鏡、って知ってる?
ペンでも絵の具でも、なんでもいいの。
お気に入りの鏡を紫に塗るの。
そうするとその鏡の持ち主は20歳で死んじゃうんだって。
「ムラサキカガミ」っていう言葉を覚えてるだけでもだめなんだって。
クラスにあまり話さない女の子がいるの。
別にいじめられてるわけではないけど、一人で過ごすことが多い子。
でもね、ある日その子が大事にしている手鏡を、クラスの一番人気の女子に壊されちゃったの。
半分遊び、半分本気。
遊びでも本気でも許される訳では無いけどね。
その子はすごく落ち込んじゃって、しばらく学校にこなくなっちゃたの。
1週間くらいかな?
そのあと登校してきたときにはすごい痩せちゃって、見てるのもつらかったわ。
さすがに一番人気の子も反省しててすぐに謝りにいってた。
彼女は恨みがましい目で人気者の子を睨んで、一言もしゃべらずに席に座ったわ。
私たちも、なんて声をかければいいか分からなくて、誰も話かけられなかった。
その日の放課後。
一番人気のこの手鏡が、クレヨンで紫色に塗られてた。
紫鏡の呪いがどういうものかを教える手紙も一緒に。
皆犯人は分かってた。鏡を割られた仕返しだって。
誰もその子に何も言わなかったし、その子も黙ってた。
ただ鏡が紫色に塗られてただけだし、実際洗えばすぐ落ちたから。
でも、一番人気の子は鏡が紫色に塗られたことよりも、紫鏡の呪いのほうが気になっちゃったんだ。
20歳になるまで、怯え続けなければいけないからね。
一番人気の子は、彼女に詰め寄ったわ。
「呪いの解き方を教えて」
ってね。
お兄ちゃん曰く。
呪いを解く方法はある。
でも、その意味を知らずに口にした言葉が本当に呪いを解く言霊なのか。
よく考えて言葉にしないと、もっと大変なことになるかもね。
女の子は教えてあげたわ。紫鏡の呪いの解き方を。
御札を渡して、それを燃やした灰を飲んでこういうの。
※『我カミに捧台依飲み下す示より口なり』
これ三回。
そのあと、一番人気の子は家が火事で焼けて逃げ遅れて死んでしまったの。
確かに、20歳では死ななかったけど……。
言葉って怖いね。
※作者の造語です。
ペンでも絵の具でも、なんでもいいの。
お気に入りの鏡を紫に塗るの。
そうするとその鏡の持ち主は20歳で死んじゃうんだって。
「ムラサキカガミ」っていう言葉を覚えてるだけでもだめなんだって。
クラスにあまり話さない女の子がいるの。
別にいじめられてるわけではないけど、一人で過ごすことが多い子。
でもね、ある日その子が大事にしている手鏡を、クラスの一番人気の女子に壊されちゃったの。
半分遊び、半分本気。
遊びでも本気でも許される訳では無いけどね。
その子はすごく落ち込んじゃって、しばらく学校にこなくなっちゃたの。
1週間くらいかな?
そのあと登校してきたときにはすごい痩せちゃって、見てるのもつらかったわ。
さすがに一番人気の子も反省しててすぐに謝りにいってた。
彼女は恨みがましい目で人気者の子を睨んで、一言もしゃべらずに席に座ったわ。
私たちも、なんて声をかければいいか分からなくて、誰も話かけられなかった。
その日の放課後。
一番人気のこの手鏡が、クレヨンで紫色に塗られてた。
紫鏡の呪いがどういうものかを教える手紙も一緒に。
皆犯人は分かってた。鏡を割られた仕返しだって。
誰もその子に何も言わなかったし、その子も黙ってた。
ただ鏡が紫色に塗られてただけだし、実際洗えばすぐ落ちたから。
でも、一番人気の子は鏡が紫色に塗られたことよりも、紫鏡の呪いのほうが気になっちゃったんだ。
20歳になるまで、怯え続けなければいけないからね。
一番人気の子は、彼女に詰め寄ったわ。
「呪いの解き方を教えて」
ってね。
お兄ちゃん曰く。
呪いを解く方法はある。
でも、その意味を知らずに口にした言葉が本当に呪いを解く言霊なのか。
よく考えて言葉にしないと、もっと大変なことになるかもね。
女の子は教えてあげたわ。紫鏡の呪いの解き方を。
御札を渡して、それを燃やした灰を飲んでこういうの。
※『我カミに捧台依飲み下す示より口なり』
これ三回。
そのあと、一番人気の子は家が火事で焼けて逃げ遅れて死んでしまったの。
確かに、20歳では死ななかったけど……。
言葉って怖いね。
※作者の造語です。
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