31 / 42
第三十一夜 虚空会年代記─アカシックレコード─
しおりを挟む
ネットとか動画投稿サイトで検索すると出てくる、アカシックレコード。
なんとなく気になったサイトには、アカシックレコードを読むための方法を教えます、って書いてあった。
本当にそんな凄いことが、簡単にできるのかしら。
先生に教えてもらいながら、みんなでアカシックレコードを読み解こう、っていう教室だったの。
しかも、私の最寄駅の目の前。
縁を感じた私は、その教室に行ってみたわ。
そうしたら、同じクラスの女の子がいたの。
彼女は私を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきて「あなたも『虚空会年代記』に興味あるの?」って聞いてきた。
虚空会年代記(こくうえねんだいき)なんて単語は初めて聞いたから、なにかと思ったら造語みたい。
私は興味「だけ」はあったから、そう答えたわ。
彼女の紹介で先生?とお話しできたの。
先生は、ある日突然夢に神さまが出てきて、この力を授けて下さった、とか言ってたよ。
私はそのあたりは話し半分に聞いてた。
私が知りたいのは、本当にアカシックレコードを読み解く事ができるようになるのか。
読み解けたとして、未来を変えることができるのか。
それが知りたかったの。
お兄ちゃん曰く。
人智を超えた能力を持つ人は稀にいる。
でもその人たちは覗き見ることしか出来ないし、未来を変える力なんて持てるはずがない。
未来を変えたくて行動しても結果としてはまた別のことが起きて、結局同じ未来になるようにできてるんだ。
彼女は先生に、2週間後に家族が強盗にみんな殺される。それを阻止したいなら、アカシックレコードを読んで、その未来を回避することだ、と先生に言われたんだって。
そして、先生の教え通りに瞑想してたら、家族みんなが殺される詳細な場面が見えたんだって。
だから彼女は、2週間後のその日に家族にわがままを言って、泊まりの旅行に行くことにしたの。
たしかにそれなら家に強盗が入っても殺されないわ。
でも。
彼女とその家族は交通事故で死んでしまった。
彼女なりに未来を変えようとしたけど、シチュエーションが違うだけで、結局家族みんなが亡くなってしまった。
運命や未来は変えることができないのかしら。
ただ、彼女の見たアカシックレコードは本物だったのかな?
逆に旅行しないで家にいれば、死なずに済んだのかも知れないね。
あの先生は本物だったのか。
それを知る前に、教室も先生も消えていたわ。
なんとなく気になったサイトには、アカシックレコードを読むための方法を教えます、って書いてあった。
本当にそんな凄いことが、簡単にできるのかしら。
先生に教えてもらいながら、みんなでアカシックレコードを読み解こう、っていう教室だったの。
しかも、私の最寄駅の目の前。
縁を感じた私は、その教室に行ってみたわ。
そうしたら、同じクラスの女の子がいたの。
彼女は私を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきて「あなたも『虚空会年代記』に興味あるの?」って聞いてきた。
虚空会年代記(こくうえねんだいき)なんて単語は初めて聞いたから、なにかと思ったら造語みたい。
私は興味「だけ」はあったから、そう答えたわ。
彼女の紹介で先生?とお話しできたの。
先生は、ある日突然夢に神さまが出てきて、この力を授けて下さった、とか言ってたよ。
私はそのあたりは話し半分に聞いてた。
私が知りたいのは、本当にアカシックレコードを読み解く事ができるようになるのか。
読み解けたとして、未来を変えることができるのか。
それが知りたかったの。
お兄ちゃん曰く。
人智を超えた能力を持つ人は稀にいる。
でもその人たちは覗き見ることしか出来ないし、未来を変える力なんて持てるはずがない。
未来を変えたくて行動しても結果としてはまた別のことが起きて、結局同じ未来になるようにできてるんだ。
彼女は先生に、2週間後に家族が強盗にみんな殺される。それを阻止したいなら、アカシックレコードを読んで、その未来を回避することだ、と先生に言われたんだって。
そして、先生の教え通りに瞑想してたら、家族みんなが殺される詳細な場面が見えたんだって。
だから彼女は、2週間後のその日に家族にわがままを言って、泊まりの旅行に行くことにしたの。
たしかにそれなら家に強盗が入っても殺されないわ。
でも。
彼女とその家族は交通事故で死んでしまった。
彼女なりに未来を変えようとしたけど、シチュエーションが違うだけで、結局家族みんなが亡くなってしまった。
運命や未来は変えることができないのかしら。
ただ、彼女の見たアカシックレコードは本物だったのかな?
逆に旅行しないで家にいれば、死なずに済んだのかも知れないね。
あの先生は本物だったのか。
それを知る前に、教室も先生も消えていたわ。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
洒落にならない怖い話【短編集】
鍵谷端哉
ホラー
その「ゾワッ」は、あなたのすぐ隣にある。
意味が分かると凍りつく話から、理不尽に追い詰められる怪異まで。
隙間時間に読める短編ながら、読後の静寂が怖くなる。 洒落にならない実話風・創作ホラー短編集。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる