卵を拾ってみたが食べられないので捨ててみようと思います

おんちゃん

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しばし休息を・・

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林檎を一生懸命すりおろす冷たい牛乳だと胃が驚いてしまうかもしれないので、人肌ぐらいに温めた牛乳ですりおろした林檎を浸す。高級だけどこんな時は惜しみ無く蜂蜜を投入し、よくかき混ぜれば出来上がり♪



ペロリと味見をすれば、ふむふむなかなかの出来に満足する。器に移してトレーに乗せこれを食べさせる者の元へと歩きだす。



起こさないようにそっと扉を開けば、彼はまだ苦しそうに呼吸をしている。額に乗せた濡れタオルはすでにぬるくなっており、慌てて冷たい水にタオルを浸らせ額に置いてあげる、心地好いのか一瞬顔がクニャリと笑顔になった。

彼の手は鱗に覆われ長い爪がどんな物でも引き裂いてしまいそう、今は力無く易々と私に手を握らせてくれる、掌は熱く燃えるような熱を放っている




「ユイカたん・・ハァハァ・・ごめんね・・」



うっすら瞼を開けて、申し訳なさそうに謝るりっちゃん



「起きてたのね・・何にも謝る事ないよ、りっちゃんはこの家に帰ってくるために膨大な魔力を使ってくれたんでしょ?」


「ふにゃ~それでこんなに弱ってたら、ハァハァ~カッコ悪いふにゃ~」




身体に力が入らないのか、いつもの語尾のぷっぎゃ~がふにゃ~なっている、それはそれで可愛いと思うが弱っているりっちゃんが可哀想で胸が痛い。

りっちゃんは膨大な魔力を使った為、家に戻った瞬間にベッドに崩れるように倒れ軽く意識をとばした。ハァハァ~と息苦しそうに呼吸をし高熱を出す。

魔力枯渇を起こした様だ、魔法に詳しくない私でも伝え聞きで知っている身の丈にあってない魔法を使うと魔力枯渇を起こし高熱を出し数日寝込むことになると・・・・




「りっちゃん身体がキツイとは思うけど、少しだけでもこれを食べて・・・・」



出来立てのすり林檎をスプーンに乗せりっちゃんに食べさせる。力無くゆるゆる口をあけてくれて、ゴクリと飲み込んだ



「美味しいふにゃ~」




嘘つきね・・高熱で味覚も曖昧だろうに無理して誉めなくていいのに二口食べると、もぉ~要らないとフルフル首を振るう、好物の林檎すら弱っているりっちゃんは受付ないみたいだ。

優しく頭と頬を撫でてあげれば、嬉しそうに目を瞑りフニャリと口元を緩ませた。




「りっちゃん少し寝ようね・・・・」




りっちゃんはコクリと頷き、自分の横をペチペチと叩き一緒に寝ようと催促した。病人と一緒のベッドに寝るなどいけない事だとは思うが、りっちゃんのすがるような目線と熱い手を振りほどく事など出来ず、おずおずと横に寝転ぶ。蜥蜴は躊躇なく私の身体を高熱の身体で包み込む。


甘えるように頬を私の頭にすりつけスリスリと頬擦りをする、クンクンと臭いを嗅がれハァ~と満足したため息を吐く蜥蜴さん




「もぉ~余計な事しなくていいから、ちゃんと寝なさい!貴方のリクエストに応えてちゃんと横に居るから、早く元気になってりっちゃん。」



優しく何度も背中を撫でてあげれば気持ち良さそうに目をつぶるりっちゃん、こんな高熱を出して弱ってるのに私を離そうとせず抱き込んだまま寝込んでしまった。
















2日たってもりっちゃんの熱は下がらない、高熱のせいで激しく体力を消耗し起き上がる事も話す事も出来ず寝込みっぱなしの状態だ。

村のお医者さんにも往診して貰ったがまったく良くなる兆しがみえない・・・・




「りっちゃんいい子で寝て居てね・・・・」




ハァハァと息苦しそうだが寝息をたてている。

りっちゃんを一人にするのは心苦しいが、軽装備を整え私は意を決して家を出る。とても希少で煎じれば万能薬効果のある薬草を探しに旅立つ、希少な薬草の為森深くの崖に生えているというやっかいな代物



森の中に居る獣や魔物に遭遇しない様、魔除けの鈴を鳴らしながら必死に崖へと歩き、やっと崖まで到着すれば、崖の中心に目的の薬草が生えていた。手を伸ばしても届くわけもなく、リュックからロープを出し腰に結びあとは近くの大木にロープをしっかり結び命綱の出来上がり♪

今から崖の上から薬草のある場所までロッククライミングをするわけだ、もし足を滑らして崖底に落ちたら命は無いだろうな・・・・ゴクリと唾を飲み込み

ゆっくり崖から足場を探し降り始める・・・・





「おい!!貴様何をしてるんだ?」




私の背後から声がする、でも私の背後は空中なわけで恐る恐る振り返れば眉間に皺をよせ怪訝な顔の男性がいた?えっ?そこ空中だよね、おかしいな私は崖を掴んでいるが彼は何処も掴んでいない、コテリと首を傾けて再度前をみれば崖ですね




「危ないだろ下等生物のお前が崖底に落ちれば即死だぞ・・・・」



「ええ・・・・わかっております・・ですがあの薬草を・・・・」



「なるほどあの薬草なら、リザスティックバーン様にも効果があると考えたわけだな。だが残念だな我々種族にはあの薬草では余り効果が得られない」



「リザスティックバーン様・・?」



「ん?そうか・・リザードマンことりっちゃんだったかな?」



「りっちゃんをご存知なんですかぁぁぁ」




余りの驚きに崖から不意に手を離してしまったその瞬間一気に落下する私




「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」



「この馬鹿者ぉぉぉぉぉ!!」





あれ?いつまでたっても衝撃がこない命綱ロープのお陰で底には落ちなくても、落下した反動で崖に叩きつけられるはずだった。

ギューとつぶった目を開けば、先程話しかけてきた人にお姫様抱っこされて飛んでいた




「お前死にたいのかぁぁぁ!!」


「ひぃぃぃぃぃ!」


「りっちゃん様が無理してまで帰られた家の家主がこんな愚かな下等生物だと思うと嘆かわしい!」


「手が滑りまして・・・・てか貴方がいきなり声をかけてくるからぁぁ」


「いいから上に行くぞ・・・・」




軽々と崖上まで運ばれて地面に降ろされる、この人浮いてたよね?飛んでたよね?



「あの・・ありがとう・・・・ございます」


「ふっん!!我が主を放ってどこに悪事を働きにいくかと後を追えば自殺とはな・・・・」


「自殺ではなく薬草を・・・・」


「先程も言ったが我々種族には効果が薄い、これをやるからりっちゃん様に飲ませろ。」


「ふぇ~すごく傲慢で嫌味な人と思ってたのに、じつはいい人?」


「お前心の声が漏れているぞ・・・・」


「あのどこのどなた方かは知りませんが、ご親切にどうも・・・・蜥蜴さんに効く薬など無知なもので知りませんでした」


「と・・とか・・・・蜥蜴だと・・!ふぅ~お前は何にも知らないのだな、その薬が効いた時にはお前に頼みがある・・・・」



コテンと頭を傾けて困惑するユイカ



「いいから!早く家に戻れ!!りっちゃん様をお一人にするなんてどこの不届き者だ!ハァ~しかし下等生物のお前だと家路にも時間がかかるのか・・・・なんて不便な、我が家まで送る、いいかすぐにりっちゃん様に飲ませるんだぞ!!」




なんだかプンスカ一人で怒っている彼は私の肩に手を置いた瞬間に周りの景色が一気に変換し我家まで転移した。

わけもわからず周囲を見渡せば、家の前にしゃがみこむ私、先程まで会話してた彼はおらず白昼夢でもみたのか狐につままれたのか・・・・

でも右手には先程渡された小瓶を握っていた。





「ユイカたん・・・・ハァハァ・・何処行っていたふにゃ~」


「りっちゃん無理して話さないで、お薬を探しに行ってたの兎に角これを飲んでみて!」



知らない人に渡された物なので警戒するが、兎に角試してみよう!これでりっちゃんが元気になるならそれで良い、毒じゃないかと先程自ら毒味はした、痛みも苦痛もなくただただ酸っぱかった。

うっすら口を開けたりっちゃんに強引に小瓶の液体を飲ませてみた





「ピギァァァァァァァァ!これは竜族秘伝の万能薬、しゅっぱい~しゅっぱい~ぴぎぁぁ~!」




ものすごい勢いで起き上がり叫びだす、やはり毒だったのかしら?慌ててりっちゃんに駆け寄り、喉を押さえて舌をピャーピャー伸ばしのたうち廻るりっちゃんの背を擦れば、身体の熱が治まっている気がする、高熱で茶色くなってた頬がどんどん緑色に戻っていき呼吸も楽そうだ。




「良薬は口に苦し・・・・て事だね・・」


「ユイカたんこれで少し寝れば元気になりそうふにゃ~」




パタンとベッドに寝転びりっちゃんは落ち着いた呼吸で眠りに落ちていった。

















りっちゃんが眠りについて3時間、その間にお風呂に入って夕飯の支度をする。

寝室の扉をゆっくり開けると熟睡するりっちゃんの寝息が聞こえる、額に手をかざせば熱はすっかり下がったようだ。

ふぅ~と安堵がこぼれた





おや・・・・?

おや・・・・?

これは何ですかね・・?




りっちゃんの目の上には、アイマスクが装着されてますね?でもこれアイマスクじゃないよね、白い布と白のレースが付いたこれは私の胸当てそうこのエロ蜥蜴は私のブラジャーをアイマスクのように目を覆っているわけですね。

それもこれ先程洗い物の籠に移した、脱ぎたてホカホカの本日使用済み下着ってわけだ・・

私が夕飯を作ってる隙に、このエロ蜥蜴は脱衣場でこの下着を盗んでアイマスクにしたという事か!!




「りっちゃん!!」


「ぷぎゃゃゃゃゃあーーー!!」


「なんで私の下着で貴方のお目めを覆ってるのかな?」


「ユイカたんの香りに包まれて心地好い眠りにつこうと・・・・お陰で良く寝れたぷっぎゃ~♪」


「これはバッチイから洗濯籠に入れてあったよね?」


「ユイカたんの汗の臭いはお花の香りぷっぎゃ~それもこの大きな膨らみの部分に僕の愛するおっぱいが包まれていたと思うと・・・・ハァハァ~天国にいる気分だったぷっぎゃ~」




この変態蜥蜴にドン引きです、あんなに天使のように可愛いかった我が子を返してください。今もアイマスク?いやブラジャーに頬ずりしてうっとりしてる・・・・




「りっちゃん!そんな変態に育てた覚えはありません、熱が引いて嬉しかったのに私の感動を返して!!」



「ユイカたん心配かけてごめんぷっぎゃ~」



「そしてそのブラジャーも今すぐ返しなさい!」



「いやぁぁぁぁぁぁぁ!これは僕の宝物ぷっぎゃ~!」



「りっちゃん・・・・」



「ぷっぎゃ~しようがないから返すぷっぎゃ~どうせ夜には本物を・・・・ボソボソ・・」



渋々りっちゃんは私の下着を返した



「なにボソボソ言ってるの?今度やったら追い出すからね、下着盗むなんて変態さんだよ!」



「ユイカたんのだから欲しいんだぷっぎゃ~」



「もぉぉぉ~反省しなさい!病人だから今日はここまでにするけど、ぶり返さないよう体力をつける為ご飯を食べてください・・・・」



あ~んと!お粥を食べさせ、デザートにすり林檎を食べさせる



「給餌してくれるなんて~ユイカたん積極的ぷっぎゃねぇ~今度僕が一杯してあげるぷっぎゃ~よ~♪」




りっちゃんはすっかり元気になったようで、ご飯を盛り盛り食べて嬉しそうにピロローンと舌だしてる。私もこれで一安心だ、変態蜥蜴だけど可愛い我が子 でもこんな変態で将来のお嫁さんドン引きしないか心配になる今日この頃でした・・

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