9 / 42
ひっつき虫と先生
しおりを挟む
後ろから視線を感じ振り返れば、何も言わず困ったような寂しそうな表情のあの子がたたずんでいる。ん?と首を傾げて『どうしたの?』と伺う表情をすれば『なんでもない』と首を振った。
一緒に生活して1年1ヶ月背はあっという間に抜かされ、性急な成長にやり場のない憤りを感じる。いや喜ばしい事なのに憤りを感じるなんて、私は何を考えているのだ・・・・
長い艶のある金髪は一纏めに三つ編み、真紅の瞳はずっと見つめて居たくなるほど美しい、眉目秀麗の美青年 細かった身体もこの1ヶ月の鍛練で筋肉がつき細マッチョになった。
高校か大学生ぐらいの年齢の見た目になった我が子、ほんの少し前まではどんどん成長するのが喜ばしく誇らしかった、最近は憤りを感じる いや寂しさを感じているんだ・・・・
りっちゃんが親離れする日、私から離れていく日がどんどん近付いてきてる事を痛感するから・・
「ユイカたん・・・・」
「ん?どうしたの・・・・?」
喉に何かつっかえたように、りっちゃんは次の言葉を発さずに首を横に振る。
『ずっと此処に居て』と言ったらりっちゃんは私の側に居てくれるのかしら?そんな馬鹿げた想像をして慌てて打ち消す、いけないそんな事を望んではいけないと自分を叱りつける・・
悲観に暮れるな笑え私!聖母マリアのように人類全てを愛する微笑みを
「お腹が減ったの?そんなひもじそうな顔をして」
「違うぷっぎゃ~!ユイカたんは情緒を読めない鈍感娘ぷっぎゃねぇ~!」
「まぁ~私を鈍い鈍感女みたいに言うなんて、なんて生意気なお口なんでしょ~そんなお口はこうしてやるんだから!!」
すっかり大きくなった息子のお口をムニュッとつまんでみる。りっちゃんは嬉しそうに目を細める、優しくつまんだ指はパカリと開いた口によりあっという間にパクりと口に咥えられていた。
ムニュリと私の指を咥えこみ長い舌で指をペロペロ舐められくすぐったい・・・・
「こらぁー!指を舐めないの!やっぱりお腹減ってるじゃない~ママを食べないで下さい」
「うふふふ~ユイカたんのお指は美味しいぷっぎゃ~ね」
「あとちょっとでご飯出来るからいい子にしててくださいな♪」
急いでりっちゃんに背を向けて仕上がり間近の鍋の蓋をあける、りっちゃんは手持ちぶさたなのか私の背後から腰を抱く。この甘ったれさんはよくこうやって抱きついてくる、大きくなったりっちゃんにすっぽり抱き込まれ肩に顎を乗せられる。こらこら首筋をクンクン嗅ぐのを止めなさい鼻息が首筋にかかってくすぐったいですよ!
「ハァ~ユイカたんの臭いは落ち着くぷっぎゃ~」
「もぉ~りっちゃん離れてくださいな、それに今日はまだお風呂に入ってないから汗臭いから、あんまり嗅がないでよ~一応私も女なんだから羞恥心はあるのよ~」
「お風呂入るとユイカたんの臭いが薄れるからダメぷっぎゃよ~そのままでもっと嗅がせるぷっぎゃ~」
腰を抱く腕に力が込められギューギュー抱きつかれる。
「この甘えん坊さん、そんなんじゃいつまでたっても親離れできませんよぉ~」
「そんな・・もの・・・・したくない・・」
「ん?」
「なんでもないぷっぎゃ~ユイカたん今日のご飯もあ~んてして欲しいぷっぎゃ~」
「元気な子には、そんな甘やかしませんよ~」
「なら僕がユイカたんにするぷっぎゃよ~」
呆れながらりっちゃんを見れば、ニコニコしながらまだ私にくっつき虫になっている。お前は何歳児だとツッコミたくなる。1ヶ月前から背後から抱き込まれる事が多くなり必死に抵抗すれば『なんで怒るの?ユイカたんは僕のこと男としてみてるから恥ずかしいの?』なんて聞かれ『べ・・別に息子だし・・抱き込まれても全然恥ずかしくないもの!!』なんて意地をはってしまった。本音は凄く恥ずかしいし照れくさいのだが、毎度の事で慣れてきたのも真実、今日も今日とて結局そのまま料理を再開する事になった。
「本当に仲が良ろしいのですね、親子というより新婚夫婦のようだ・・・・」
「キャーーーーーー!!居るならいるって言ってください、見苦しいものをお見せしましたエクリサー先生ーーー!」
慌ててひっつき虫を剥がそうとするが、なかなか強情の虫は剥がれようとしない。一瞬隙間が開けば、その隙間をあっという間に埋められ力では敵うわけもなく抱き込まれる。
「エクリサーを住み込み家庭教師になんかにするからこんな姿を見られるんだぷっぎゃ~ユイカたんの自業自得ぷっぎゃ~そもそも僕は見せつけてるんぷっぎゃよ~♪」
エクリサー先生は我が家に住み込みで、りっちゃんを教育して頂いている。
りっちゃんは一つ屋根の下で男が住み込むなんてダメだと反対したが、こんな辺鄙な場所に通って貰うのは申し訳ないし半年間の契約で期間も決まっている、住み込み賄い付きなら家庭教師代金が半額という料金設定に私が飛び付かないわけがない。
先生には狭い我が家の客室を使って頂いている。その影響でいまだにりっちゃんと私は同じベッドで寝ている。さすがにりっちゃんが大きくなった為シングルベッドでは狭く、セミダブルベッドを購入する事になった。なかなかに家計の痛手だったがこれもりっちゃんの為だと諦めた・・・・
「ここでの貴方様は、私の知り得ぬ顔ばかりを目撃する・・・・どの顔が貴方様なんでしょうね・・?」
「我が不快で不幸そうに見えるか・・・・?」
「いえ・・逆かと・・.」
私が回想にふけってる間に二人はボソボソと話していてよく聞こえない
「先生~!このひっつき虫を剥がすのにご協力お願いいたします」
「ふふふふ~この虫さんは強敵そうなので、私は本日のお夕飯の方をお運びするご協力だけでお許し下さい。」
「え~先生!諦めないで先生ならきっと出来ます!」
「ユイカたんは虫に好まれてしまった以上、諦めるしかないぷっぎゃ~」
「りっちゃん虫が離れればいい事でしょ~」
「そもそも・・・・この熱血教師のせいで、今日も身体がボロボロで身体中が痛いぷっぎゃ~こんな癒しがなかったら僕は教わる事を拒むぷっぎゃ~!!」
私には口調は柔らかく紳士的なエクリサー先生だが、熱血鬼教師らしく魔法と剣術の鍛練はスパルタで、日々りっちゃんは血を吐く思いでこの鍛練を受けているらしい。初日は余りのハードな鍛練でりっちゃんは疲労で倒れ先生に担がれて帰って来た、驚き慌てる私に優しく微笑みを浮かべ
『大分鈍っていた身体を動かせるように鍛練させて頂いただけです。ご安心を・・』
と、全然安心出来ない説明をされた。安心出来るわけ無いだろーーーとツッコミたかったが先生の優しい微笑みは拒否を良しとせず、不自然なまでに柔らかい微笑みは背筋が凍りつき寒気を覚え それ以上追及出来なかった。
例えるなら
蛇に睨まれたカエルの様な気持ち、そんな寒気を感じた・・
なぜだか二人は私にはその鍛練を見せてくれない、全てりっちゃんから聞いた情報なのだが、エクリサー先生は優しく笑いながら人を殺せるタイプなんだと教えて貰った。
「仲が良くて羨ましいですね。私も妻に会いたくなって来ました。なぜ私に着いて来てくれなかったのか、密月は過ぎても番と離れるなど身を切る痛み・・・・」
「ケッ!毎日転移魔法で、帰ってくるなって言う奥方の元へ帰ってるのは知ってるぷっぎゃよ~」
「ほえ?転移魔法使えるなら住み込みじゃなくても良かったのでは??」
「いえ・・・・転移魔法は上級魔法なので魔力も体力も半分程を消費してしまうのです。仮転移とでも言いましょうか一時帰還で時間になれば強制的にここに戻る仮転移を行っております、それですと消費魔力も体力も少なく済みます」
「わざわざそこまでして毎日奥方に会いに行く化け物、僕との鍛練後に行ってるわけだから体力お化けだな・・・・制限された少ない時間で奥方組敷いてるわけだ、正に獣だよ・・・・精獣ぷっぎゃ~!」
「愛ゆえに帰ってしまうんです・・・・」
遠い目をし、奥様を思い浮かべてるのかうっとりとした瞳で先生は語っている。りっちゃんの発言に否定しないって事はつまり奥様を短い時間で組敷いてるって事ですね!?この人にも変態の臭いがプンプンするバーン一族てのは変態の集まりかなにかなのか!?
「だからぁぁ~奥方は帰って来るなって言ってるぷっぎゃよぉ~」
「ハァ~愛する妻と甘い一時、敬愛する我主君とのハードな鍛練なかなかに苦しい身なのです私も・・・・」
「先生の意外な一面を知ってしまった気がします・・・・」
「そんなわけでエクリサーはほっといて僕達はもっともっとイチャイチャすればいいぷっぎゃよ~♪」
「どんなわけかわからないけど・・・・ご飯にしましょう・・・・」
すっかり住み込みの先生にも慣れてきたこの1ヶ月、りっちゃんはひっつき虫という称号を手に入れた。
お別れまであと5ヶ月・・・・
一緒に生活して1年1ヶ月背はあっという間に抜かされ、性急な成長にやり場のない憤りを感じる。いや喜ばしい事なのに憤りを感じるなんて、私は何を考えているのだ・・・・
長い艶のある金髪は一纏めに三つ編み、真紅の瞳はずっと見つめて居たくなるほど美しい、眉目秀麗の美青年 細かった身体もこの1ヶ月の鍛練で筋肉がつき細マッチョになった。
高校か大学生ぐらいの年齢の見た目になった我が子、ほんの少し前まではどんどん成長するのが喜ばしく誇らしかった、最近は憤りを感じる いや寂しさを感じているんだ・・・・
りっちゃんが親離れする日、私から離れていく日がどんどん近付いてきてる事を痛感するから・・
「ユイカたん・・・・」
「ん?どうしたの・・・・?」
喉に何かつっかえたように、りっちゃんは次の言葉を発さずに首を横に振る。
『ずっと此処に居て』と言ったらりっちゃんは私の側に居てくれるのかしら?そんな馬鹿げた想像をして慌てて打ち消す、いけないそんな事を望んではいけないと自分を叱りつける・・
悲観に暮れるな笑え私!聖母マリアのように人類全てを愛する微笑みを
「お腹が減ったの?そんなひもじそうな顔をして」
「違うぷっぎゃ~!ユイカたんは情緒を読めない鈍感娘ぷっぎゃねぇ~!」
「まぁ~私を鈍い鈍感女みたいに言うなんて、なんて生意気なお口なんでしょ~そんなお口はこうしてやるんだから!!」
すっかり大きくなった息子のお口をムニュッとつまんでみる。りっちゃんは嬉しそうに目を細める、優しくつまんだ指はパカリと開いた口によりあっという間にパクりと口に咥えられていた。
ムニュリと私の指を咥えこみ長い舌で指をペロペロ舐められくすぐったい・・・・
「こらぁー!指を舐めないの!やっぱりお腹減ってるじゃない~ママを食べないで下さい」
「うふふふ~ユイカたんのお指は美味しいぷっぎゃ~ね」
「あとちょっとでご飯出来るからいい子にしててくださいな♪」
急いでりっちゃんに背を向けて仕上がり間近の鍋の蓋をあける、りっちゃんは手持ちぶさたなのか私の背後から腰を抱く。この甘ったれさんはよくこうやって抱きついてくる、大きくなったりっちゃんにすっぽり抱き込まれ肩に顎を乗せられる。こらこら首筋をクンクン嗅ぐのを止めなさい鼻息が首筋にかかってくすぐったいですよ!
「ハァ~ユイカたんの臭いは落ち着くぷっぎゃ~」
「もぉ~りっちゃん離れてくださいな、それに今日はまだお風呂に入ってないから汗臭いから、あんまり嗅がないでよ~一応私も女なんだから羞恥心はあるのよ~」
「お風呂入るとユイカたんの臭いが薄れるからダメぷっぎゃよ~そのままでもっと嗅がせるぷっぎゃ~」
腰を抱く腕に力が込められギューギュー抱きつかれる。
「この甘えん坊さん、そんなんじゃいつまでたっても親離れできませんよぉ~」
「そんな・・もの・・・・したくない・・」
「ん?」
「なんでもないぷっぎゃ~ユイカたん今日のご飯もあ~んてして欲しいぷっぎゃ~」
「元気な子には、そんな甘やかしませんよ~」
「なら僕がユイカたんにするぷっぎゃよ~」
呆れながらりっちゃんを見れば、ニコニコしながらまだ私にくっつき虫になっている。お前は何歳児だとツッコミたくなる。1ヶ月前から背後から抱き込まれる事が多くなり必死に抵抗すれば『なんで怒るの?ユイカたんは僕のこと男としてみてるから恥ずかしいの?』なんて聞かれ『べ・・別に息子だし・・抱き込まれても全然恥ずかしくないもの!!』なんて意地をはってしまった。本音は凄く恥ずかしいし照れくさいのだが、毎度の事で慣れてきたのも真実、今日も今日とて結局そのまま料理を再開する事になった。
「本当に仲が良ろしいのですね、親子というより新婚夫婦のようだ・・・・」
「キャーーーーーー!!居るならいるって言ってください、見苦しいものをお見せしましたエクリサー先生ーーー!」
慌ててひっつき虫を剥がそうとするが、なかなか強情の虫は剥がれようとしない。一瞬隙間が開けば、その隙間をあっという間に埋められ力では敵うわけもなく抱き込まれる。
「エクリサーを住み込み家庭教師になんかにするからこんな姿を見られるんだぷっぎゃ~ユイカたんの自業自得ぷっぎゃ~そもそも僕は見せつけてるんぷっぎゃよ~♪」
エクリサー先生は我が家に住み込みで、りっちゃんを教育して頂いている。
りっちゃんは一つ屋根の下で男が住み込むなんてダメだと反対したが、こんな辺鄙な場所に通って貰うのは申し訳ないし半年間の契約で期間も決まっている、住み込み賄い付きなら家庭教師代金が半額という料金設定に私が飛び付かないわけがない。
先生には狭い我が家の客室を使って頂いている。その影響でいまだにりっちゃんと私は同じベッドで寝ている。さすがにりっちゃんが大きくなった為シングルベッドでは狭く、セミダブルベッドを購入する事になった。なかなかに家計の痛手だったがこれもりっちゃんの為だと諦めた・・・・
「ここでの貴方様は、私の知り得ぬ顔ばかりを目撃する・・・・どの顔が貴方様なんでしょうね・・?」
「我が不快で不幸そうに見えるか・・・・?」
「いえ・・逆かと・・.」
私が回想にふけってる間に二人はボソボソと話していてよく聞こえない
「先生~!このひっつき虫を剥がすのにご協力お願いいたします」
「ふふふふ~この虫さんは強敵そうなので、私は本日のお夕飯の方をお運びするご協力だけでお許し下さい。」
「え~先生!諦めないで先生ならきっと出来ます!」
「ユイカたんは虫に好まれてしまった以上、諦めるしかないぷっぎゃ~」
「りっちゃん虫が離れればいい事でしょ~」
「そもそも・・・・この熱血教師のせいで、今日も身体がボロボロで身体中が痛いぷっぎゃ~こんな癒しがなかったら僕は教わる事を拒むぷっぎゃ~!!」
私には口調は柔らかく紳士的なエクリサー先生だが、熱血鬼教師らしく魔法と剣術の鍛練はスパルタで、日々りっちゃんは血を吐く思いでこの鍛練を受けているらしい。初日は余りのハードな鍛練でりっちゃんは疲労で倒れ先生に担がれて帰って来た、驚き慌てる私に優しく微笑みを浮かべ
『大分鈍っていた身体を動かせるように鍛練させて頂いただけです。ご安心を・・』
と、全然安心出来ない説明をされた。安心出来るわけ無いだろーーーとツッコミたかったが先生の優しい微笑みは拒否を良しとせず、不自然なまでに柔らかい微笑みは背筋が凍りつき寒気を覚え それ以上追及出来なかった。
例えるなら
蛇に睨まれたカエルの様な気持ち、そんな寒気を感じた・・
なぜだか二人は私にはその鍛練を見せてくれない、全てりっちゃんから聞いた情報なのだが、エクリサー先生は優しく笑いながら人を殺せるタイプなんだと教えて貰った。
「仲が良くて羨ましいですね。私も妻に会いたくなって来ました。なぜ私に着いて来てくれなかったのか、密月は過ぎても番と離れるなど身を切る痛み・・・・」
「ケッ!毎日転移魔法で、帰ってくるなって言う奥方の元へ帰ってるのは知ってるぷっぎゃよ~」
「ほえ?転移魔法使えるなら住み込みじゃなくても良かったのでは??」
「いえ・・・・転移魔法は上級魔法なので魔力も体力も半分程を消費してしまうのです。仮転移とでも言いましょうか一時帰還で時間になれば強制的にここに戻る仮転移を行っております、それですと消費魔力も体力も少なく済みます」
「わざわざそこまでして毎日奥方に会いに行く化け物、僕との鍛練後に行ってるわけだから体力お化けだな・・・・制限された少ない時間で奥方組敷いてるわけだ、正に獣だよ・・・・精獣ぷっぎゃ~!」
「愛ゆえに帰ってしまうんです・・・・」
遠い目をし、奥様を思い浮かべてるのかうっとりとした瞳で先生は語っている。りっちゃんの発言に否定しないって事はつまり奥様を短い時間で組敷いてるって事ですね!?この人にも変態の臭いがプンプンするバーン一族てのは変態の集まりかなにかなのか!?
「だからぁぁ~奥方は帰って来るなって言ってるぷっぎゃよぉ~」
「ハァ~愛する妻と甘い一時、敬愛する我主君とのハードな鍛練なかなかに苦しい身なのです私も・・・・」
「先生の意外な一面を知ってしまった気がします・・・・」
「そんなわけでエクリサーはほっといて僕達はもっともっとイチャイチャすればいいぷっぎゃよ~♪」
「どんなわけかわからないけど・・・・ご飯にしましょう・・・・」
すっかり住み込みの先生にも慣れてきたこの1ヶ月、りっちゃんはひっつき虫という称号を手に入れた。
お別れまであと5ヶ月・・・・
0
あなたにおすすめの小説
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
異世界に行った、そのあとで。
神宮寺あおい@1/23先視の王女の謀発売
恋愛
新海なつめ三十五歳。
ある日見ず知らずの女子高校生の異世界転移に巻き込まれ、気づけばトルス国へ。
当然彼らが求めているのは聖女である女子高校生だけ。
おまけのような状態で現れたなつめに対しての扱いは散々な中、宰相の協力によって職と居場所を手に入れる。
いたって普通に過ごしていたら、いつのまにか聖女である女子高校生だけでなく王太子や高位貴族の子息たちがこぞって悩み相談をしにくるように。
『私はカウンセラーでも保健室の先生でもありません!』
そう思いつつも生来のお人好しの性格からみんなの悩みごとの相談にのっているうちに、いつの間にか年下の美丈夫に好かれるようになる。
そして、気づけば異世界で求婚されるという本人大混乱の事態に!
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる