卵を拾ってみたが食べられないので捨ててみようと思います

おんちゃん

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理解なんて出来ない!

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「うっ!!すごい臭い付け・・・・」




朝から私を見たエクリサー先生の一言だった、早朝からお風呂で身を清めたはずだから悪臭をはなっては無いはず、挨拶もなく人を見るなりその一言は失礼なのでは?とは思いつつ、頭を抱えて困惑する、バレてるのでは?絶対バレてるんだ・・・・

りっちゃんに私が抱かれた事実をエクリサー先生は完全に解られておられる、いや抱かれるなんてそんな甘い素敵な一時では無い!そんな生易しい話じゃないのだ、一晩中貪られ生気を吸い付くされ奴は悪魔か死神か、フラフラと幽霊の様な足取りで正に生きる屍となっている私は必死に朝食の準備をしている・・・


幽霊の私の後ろには悪魔いや死神が引っ付き虫となり張り付いてるわけで




「ユイカさん無理なさらないで下さい、顔が真っ青ですよ・・・・」




まぁ~なんてお優しいお言葉を、包丁を握る手もプルプルしてますもんね。このまま自らの指を切って朝のスープに混入してしまいそう、それはそれで良いダシがでるのかしら・・・・?思考能力さえおかしな方向に向かい始めてる。




「無理しなくて良いって僕も言ってるんだが、ユイカたんが聞き入れないぷっぎゃ~」



「無理させたのわぁぁぁぁぁ!お前だろうがぁぁぁぁぁぁ!!寝かせてくださいと何度も懇願したよねぇぇぇ?」




ポッ!!




この死神なに頬を赤く染めて恥じらってるんだ腰をモジモジさせてぶりっ子してるじゃねぇぇよ!『いやぁぁ~ん恥ずかしいぷっぎゃ~』じゃねぇよぉぉぉ!おかしいおかしいだろ私は生きる屍のごどくボロボロでヘロヘロなのに、この死神は肌は艶々と健康的に頬に赤みが指し健康そのもの。年齢差かいや種族の違いなのか、雄と雌の違いなのか・・・・





「ユイカさん・・・・絆されましたか・・・・」




ハッ!と気付けばこれまでの会話で昨夜の事を、先生に自らバラしている事を自覚する。




「なっ・・・・なん・・なんの事かしら?先生変な事おっしゃらないで・・・・」



「ユイカたん今さら無理ぷっぎゃよ~」




なにそのジト目なんで私が貴様にそんな不満そうなジト目をされなければならないだ、こっちがジト目をする場面だろ!?おもわずギリギリと頬っぺたをつねっても奴は嬉しいそうに微笑んで『ぷっぎゃ~♪ぷっぎゃ~♪』舌をピロローンと出して喜んでる何に喜びご機嫌なのか、私には理解出来ませんし理解する気もありません。私の魂は口から抜け出しそうです誰か助けてください





「ある程度こうなる予想はしてましたが、朝から我が主の強烈な臭い付けを嗅がされるとは・・・・ユイカさん私一週間程お暇を貰っても宜しいでしょうか?」



「ダメェェェ!!先生が此処に居て頂かないと、この死神の暴走が益々勢いづきます、私まだ死にたくありません・・・・」



「ぷっぎゃ~?ユイカたんそんなに嬉しいからって嬉し涙を浮かべないで、エクリサーなんてずっと戻らなくて良いぷっぎゃ♪」



「嬉しい涙じゃないわぁぁぁ!絶望に打ちひしがれ恐怖の涙だとなぜわからない?この蜥蜴の頭の中身は脳ミソなど微塵も入ってないのかぁぁ?ピンク一色なのか、どこで教育を間違えたぁぁぁ、私の育て方が間違ってたんだわ・・・・うぅぅぅ」



「ユイカたんそんなに嬉し涙を流してほら涙を拭って・・・・」



りっちゃんがポケットからハンカチを取り出し、私の頬を拭っている、その動作自体は紳士的だとは思うんだけどね、でもね何でこんなに私が泣き恐怖に震えてるかなぜ理解出来ないの?理解する気もないって事なの?





ん?


んんん?


んんんんん?





「ねぇ?ねぇ?りっちゃん」



「なぁ~にユイカたん♪」



「それハンカチじゃないよねぇ???」



「ぷっぎゃぁぁぁぁ!!」



変態蜥蜴は慌ててそのハンカチらしき物をポケットに戻そうとする、その手首を掴んで再度そのハンカチらしき物をよく観察する。

あれぇぇぇ?薄緑のヒラヒラしたその布は見たことあるねぇ?もっと言えば履いたことがあるって言えばいいかしら・・・・





「ぷっぎゃぁぁぁぁぁ!ユイカたん包丁を握り締めて僕に狙いを定めないで、落ち着くぷっぎゃぁぁぁぁ~冷静になって話合おう、僕達はまだお互いを良くわかってないだけ誤解ぷっぎゃぁぁぁぁぁ!」



「へぇぇぇ~何が誤解なのかな?このハンカチはハンカチじゃないよね?」



「はい・・・・ハンカチでは無いぷっぎゃ・・」



「りっちゃん♪これは何かな?」



「僕の宝物ぷっぎゃ・・・・」




さすがにマズイと思っているのか、変態蜥蜴の声はどんどん小さくなっていく。プルプル脅えて私より大きな身体がドンドン小さく萎縮している



「宝物のわけないでしょぉぉぉぉ!いつ盗んだのぉぉぉぉ、これ昨日私がぁぁぁ・・・・」



「竜人とは愛する者の下着を肌身離さず持つ習性があるのですよ・・・・ユイカさん落ち着いて包丁を振り回さないで・・・・」



「エクリサー先生まで何おかしな事を、そんなの変態さんがする事でしょうがぁぁぁぁぁ!なに冷静に私を説得しようとしてるんですかぁぁ!」




「ユイカさんこれが竜人の習性なのですご理解下さい・・・・」




「理解などできるかぁぁぁ!それも使用済みの下着で私の頬を拭ったよね?不衛生だし非常識だしもぉぉぉぉ何からツッコめばいいかわからないよぉ~もぉぉぉ~ヤダやだやだぁぁぁ~」




「なんとぉぉ!!りっちゃん様まさか使用済み下着をお手に入れたとは、それはそれはなんたる貴重な物を生涯の宝ですなぁ。私は愛する嫁下着コレクションNO10を我が家に置いてきてしまい1~9では心許なく・・やはり1ヶ月程お暇を頂きたいです・・・・」





変態が二人・・・・





たかが人間の凡人の私には許容範囲を越えてしまい、完全に魂が口から抜け出し何も言えなくなった。まさか紳士で常識人だと思っていたエクリサー先生までもが変態だっとは私の身体は硬直し灰になって流れ飛んでしまいたい・・・・




「ユイカたん・・・・ユイカたん・・ごめんなさい。でもこれは返せないけど新しい下着を大量に用意するから、ユイカたんがそんなにショックを受けるなら絶対わからない様に完全犯罪で貰う様にするから・・・・」



「・・・・新品下着を大量に買って所持すれば良いじゃない・・・・」



「下着が欲しいわけじゃないぷっぎゃ~ユイカたんのだから欲しいぷっぎゃ・・・・」




優しく両手を握られて一生懸命説得されても、理解出来ません・・・・

どんどん身体に力が抜けてきてその場にしゃがみこみ魂を抜け出したまま意識朦朧になりながら泣き叫ぶ




「もぉぉぉ~やだやだやだ~パンツ返してぇぇ~そんな子に育てた覚えはありませぇぇぇん~もぉぉぉ~やだやだやだぁぁ~変態蜥蜴に育てなぁぁいいぃぃ~」




「ぷっぎゃぁぁ!ユイカたんが壊れてしまった・・・ユイカたんごめんぷっぎゃ~ちゃんと返す手洗いして綺麗にしてお返しします。疲労の上に困惑させてごめんね・・・・いい子だから今日1日だけ安静にベッドで寝んねしようね・・大丈夫だから、ユイカが嫌がるならもぉ~しないからそんなに泣かないで」





優しく頭を撫でられて許しをこうように額に口づけを落とされる。混乱してイヤイヤする私を優しく宥めて、背中を何度も優しく擦られると呼吸が落ち着いてくる。

涙目でみつめればりっちゃんの瞳はすごく優しく暖かく安心する、悔しいが甘えるように抱き付けば、キュッと抱き返してくれて軽々持ち上げられ抱っこされて寝室に連れて行かれる。





「僕のお姫様・・・・混乱させて泣かせてごめんね・・」




きっと昨晩の情事で身体も精神的にも疲労困憊で余裕が無い私




竜人の習性なんてわからない・・・・




竜人の習性なんて理解出来ない・・・・





りっちゃんに抱きつき甘やかされる、暖かかくて優しくて安心して、りっちゃんを抱き枕にして一気に眠りに堕ちていく・・・・






「貴方の子供ぽい姿はなんて愛しいんだろう、どんなユイカでも僕は魅了されて心が奪われ目が離せない。ユイカが理解出来なくても、僕が貴方を生涯かけて理解する様努めます。だから捨てないで・・・・愛してますユイカ・・・・」


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