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第29話 心からモブでよかった。
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本来なら、同じ視線で目を合わせることは、王位継承権第一だったとしても、文句を言われただろう。
『魔王』である僕でなければ、アルメリアにも傅かないといけない。
「お呼びでしょうか? 陛下」
「あぁ、よく来てくれた、我が息子よ」
みながよく知るティーリング公爵令息ジャスティスが、五人の従者を引き連れ王の前で微笑んでいる……そんな状況に、夜会に来ていた貴族たちは驚き、声がでないようだ。
弟であるレオナルドなんて、目をめいっぱい見開き口をぽかんと開けているあほ面。視界に入ってきて笑いそうになったが、グッと我慢をした。
息子として、王に会ったのはこれで3回目。正直、父親だと言われても、ピンとこず、王様という役割にしか思えなかった。親し気に肩を抱き、壇上から今までの経緯を王が貴族たちへ説明し始めた。
ジャスティスが生まれてからのことを。そして、これからのことを。
ここに来ている貴族は、国内でも上位の貴族が多い。そんな彼彼女たちは、王が話す内容に耳を傾け、その後、確認するように僕を見る。
「よって、『魔王』であることをふまえ、王位継承権は第一王子のジャスティスを第一位とし、本日より王太子とする。聖女との婚約破棄を発表した今、第二王子のレオナルドは、第二位とする。これは、決定事項であり覆ることはない!」
「そ、そんな横暴な! 父上、私が王太子だと、決めてくださったではありませんか? 聖女の夫にならないといけないというのであれば、メアリーが……聖女メアリーがいます! アルメリアなど、本当に聖女だなんて、怪しいものだ。ほら、みてください。百合の紋様が!」
メアリーの手の甲を見せ、百合の紋様がみなに見えるようにした。より高くと引っ張られているため、メアリーの顔は痛みに引きつっている。
「……残念じゃが、メアリーは聖女ではないんだ。レオナルド」
「はぁ? そんなはずが……! 聖女には、花の紋様が、体のどこかに浮かび上がると。それが、ほら、ここに……」
乙女ゲームはどこまでも残酷だな。顔がよく、プライドもある王子や令息たちの人生をヒロインであるメアリーが振り回すのだから。ここからの起死回生なんて、親の権力だけが頼みの綱だろうが、養父上がそれを許すはずもないだろう。
心からモブでよかった。まぁ、実際はモブどころか、主役級の配役なんだけどなぁ……。
「メアリーさんと言いましたか?」
「……」
僕が話しかけても、一言も話さないメアリー。どこか焦っているような素振りもなく、落ち着いてはいるのだが考えていることが読めない。
「……お返事いただけませんか。まぁ、いいでしょう。僕は、あなたにこれっぽっちも興味はないので、これはお返しします。どこで、僕のことを聞きつけたのかは知りませんが……、あまり、僕を怒らせないでくださいね?」
ニコッと笑いかけると、泣き始めるメアリー。手渡そうとしたのは、昨日、届いたメアリーからのラブレターだ。
『聖女だと嘘をいうアルメリアをこの国から追放してしまいましょう! 私は、あなた様の味方です』
書かれた内容を見た瞬間、破り捨ててやろうかと思ったのだが、こんな素敵な夜会があるのなら、みなの前で暴露してやることを考えた。
「あぁ、泣いても無駄ですよ? 聖女はその名の通り、清くないといけない。そこのお兄さんとも、そっちの坊ちゃんとも、あぁ、推挙してくれた貴族とも楽しい夜を過ごされたと聞いています」
「……そ、そんなひどい嘘を! ジャスティス様、私をそんなふうに思っていらっしゃったなんて……! あんまりです! 私は、レオナルド様と夫婦になるため、清く正しく生きてきています!」
「うーん……ヒロイン補正っていうの? そういうのって。私がそういえば、みんな信じてくれる! 涙を流せば可哀想だと擁護してくれる! みたいな? でも、裏でやってることって、悪役令嬢もビックリなことだけど……」
「さすがにドンびくわ……」と耳元で囁く。顔を真っ赤にして、メアリーは驚いた顔をした。それは、演技だろう。次に繋がるようにと、言葉を用意しているのがわかる。
おもしろい! メアリーのその猿芝居に乗ってあげようじゃないか! 僕だって、漫画とラノベの知識でそういうテンプレはあまたあるからね。任せておいて!
僕は後先考えず、悪ノリすることに決めた。
「そ、そんな……わた、私と……今夜……?」
「元々誘ったのは、そっちでしょ? まぁ、メアリーに欠片も興味もないけどね? 僕のベッドは、いつでも空いているよ?」
「そ、そんな……破廉恥な!」
「メ、メアリーなんて言われたんだ? さっき……こいつに!」
「コイツって失礼だな。これでも、レオナルドの兄なんだけど?」
「そんなことは、どうでもいい! なんて……」
「……今夜、ジャスティス様の寝所にと……」
涙ながらレオナルドやその他のお相手に対して訴えるメアリー。虫も殺さぬような顔で泣けば、こちらが悪いと言われるだろう。僕だって男だし。
「貴様っ! メアリーになんてことを! 親衛隊、やってしまえ!」
「僕、痛いのは苦手だから、ジーク頼めるかなぁ? それとも、こんなところで、乱闘なんて、あとで叱られる?」
「……そのときは、守ってくださるのでしょ?」
「考えておくよ!」
「……考えないでください!」
ジークハルトが立ち上がり、僕を隠すように前へ行く。切りかかろうとレオナルドの親衛隊は剣を抜き、僕を襲い掛かろうとした。
「……ジャスは、本当にそんなにおもしろいことをメアリーに言ったのかしら?」
「……妬いてくれたのかな? 僕のお姫様は」
凍り付くような重い空気が大広間に一瞬で広がった。聖女と呼ばれる乙女は、少々特殊で、『魔王』を守るためにあらゆることができる。この世界で唯一無敵と呼べる存在で、ごく一部しか使えない魔法も近衛たちをも凌ぐ剣技も商人もビックリな話術だけでなく、全てにおいて一級品。
僕のおいたに怒ったようで、アルメリアの周りに吹かないはずの冷たい風がまとわりついている。
……僕も初めて見るな。こんなに怒ってくれているのか、嬉しい。
「妬いて、ですか? えぇ、そうですね……? 私は、幼いころからジャスのことをずっと慕っていましたし、先日、求婚されたことを本当に嬉しく思っていたのですよ?」
さらに冷えていく大広間。扉あたりは、薄く氷が張っているのではないかというほど、室温が下がっていく。
「そう。それほど、僕のことを考えてくれていたんだね? アリア。僕は、アリア以外の女性なんて、目に見えていると思うかい?」
「えぇ、そうですね? そのメアリーだけでなく、その後ろの方は誰ですか?」
「あぁ、マリアンヌ? 僕の数少ない友人だよ。男性のね?」
キッとマリアンヌの方を睨んでいたアルメリアは、きょとんとしてこちらを見つめてきた。どうやら、マリアンヌのことを女性だと思っていたらしい。容姿や仕草は完璧な女性だから、アルメリアだって見抜けなくて当然。
「聖女アルメリア」
「……なんですか?」
「あまり、私に嫉妬していると、ジャスティス様が人前に出せないほど、だらしない顔になってしまいます!」
「そんなことより!」
「お可愛らしい方だ。見た目はこうですけど……中身は、男ですよ?」
僕の隣に並び、甘えるように腕に絡んでくるマリアンヌ。その様子を見たアルメリアはさらに目尻を吊り上げる。視線だけで人殺しができるのではないかと言うほど、感情をあらわにすることは、アルメリアにしては珍しい。
「好きでこの格好をし、名をマリアンヌとしていますがね? ねぇ、ジャスティス殿下」
「そうだね……妬いてくれるアリアはゾクッとするほど嬉しいけどね、そろそろ、アリアの魔法をなんとかしないと、会場で凍えている方が今にも倒れそうだ」
「アリア」と優しく名を呼ぶと、肩に力が入っていたのが、ふっと消えた。春風のような温かい風が吹けば、先程とは違い、優しい風がそよぐ。
アルメリアは僕の隣に駆け寄り、マリアンヌとの間に割って入った。
そんな様子をレオナルドは腰が抜けたように尻餅をつき、アルメリアを見上げている。メアリーは苦虫を嚙み潰したように唇を噛みしめた。
「知ってるかな? レオナルドもメアリーも。聖女は今見たように、『魔王』のために何でもできるんだ。メアリーは、僕のために何ができるかな?」
優しく頬むと黒い靄のようなものが、メアリーから浮かんできた。
……どうやら、魔力持ちのようだね。希少な人材だけど、とても危なそうだ。
手の甲にあった聖女の証である百合の紋様は消え去った。灰色の瞳がこちらを捉えたとき、メアリーのうちにあった魔力が暴走したのである。
『魔王』である僕でなければ、アルメリアにも傅かないといけない。
「お呼びでしょうか? 陛下」
「あぁ、よく来てくれた、我が息子よ」
みながよく知るティーリング公爵令息ジャスティスが、五人の従者を引き連れ王の前で微笑んでいる……そんな状況に、夜会に来ていた貴族たちは驚き、声がでないようだ。
弟であるレオナルドなんて、目をめいっぱい見開き口をぽかんと開けているあほ面。視界に入ってきて笑いそうになったが、グッと我慢をした。
息子として、王に会ったのはこれで3回目。正直、父親だと言われても、ピンとこず、王様という役割にしか思えなかった。親し気に肩を抱き、壇上から今までの経緯を王が貴族たちへ説明し始めた。
ジャスティスが生まれてからのことを。そして、これからのことを。
ここに来ている貴族は、国内でも上位の貴族が多い。そんな彼彼女たちは、王が話す内容に耳を傾け、その後、確認するように僕を見る。
「よって、『魔王』であることをふまえ、王位継承権は第一王子のジャスティスを第一位とし、本日より王太子とする。聖女との婚約破棄を発表した今、第二王子のレオナルドは、第二位とする。これは、決定事項であり覆ることはない!」
「そ、そんな横暴な! 父上、私が王太子だと、決めてくださったではありませんか? 聖女の夫にならないといけないというのであれば、メアリーが……聖女メアリーがいます! アルメリアなど、本当に聖女だなんて、怪しいものだ。ほら、みてください。百合の紋様が!」
メアリーの手の甲を見せ、百合の紋様がみなに見えるようにした。より高くと引っ張られているため、メアリーの顔は痛みに引きつっている。
「……残念じゃが、メアリーは聖女ではないんだ。レオナルド」
「はぁ? そんなはずが……! 聖女には、花の紋様が、体のどこかに浮かび上がると。それが、ほら、ここに……」
乙女ゲームはどこまでも残酷だな。顔がよく、プライドもある王子や令息たちの人生をヒロインであるメアリーが振り回すのだから。ここからの起死回生なんて、親の権力だけが頼みの綱だろうが、養父上がそれを許すはずもないだろう。
心からモブでよかった。まぁ、実際はモブどころか、主役級の配役なんだけどなぁ……。
「メアリーさんと言いましたか?」
「……」
僕が話しかけても、一言も話さないメアリー。どこか焦っているような素振りもなく、落ち着いてはいるのだが考えていることが読めない。
「……お返事いただけませんか。まぁ、いいでしょう。僕は、あなたにこれっぽっちも興味はないので、これはお返しします。どこで、僕のことを聞きつけたのかは知りませんが……、あまり、僕を怒らせないでくださいね?」
ニコッと笑いかけると、泣き始めるメアリー。手渡そうとしたのは、昨日、届いたメアリーからのラブレターだ。
『聖女だと嘘をいうアルメリアをこの国から追放してしまいましょう! 私は、あなた様の味方です』
書かれた内容を見た瞬間、破り捨ててやろうかと思ったのだが、こんな素敵な夜会があるのなら、みなの前で暴露してやることを考えた。
「あぁ、泣いても無駄ですよ? 聖女はその名の通り、清くないといけない。そこのお兄さんとも、そっちの坊ちゃんとも、あぁ、推挙してくれた貴族とも楽しい夜を過ごされたと聞いています」
「……そ、そんなひどい嘘を! ジャスティス様、私をそんなふうに思っていらっしゃったなんて……! あんまりです! 私は、レオナルド様と夫婦になるため、清く正しく生きてきています!」
「うーん……ヒロイン補正っていうの? そういうのって。私がそういえば、みんな信じてくれる! 涙を流せば可哀想だと擁護してくれる! みたいな? でも、裏でやってることって、悪役令嬢もビックリなことだけど……」
「さすがにドンびくわ……」と耳元で囁く。顔を真っ赤にして、メアリーは驚いた顔をした。それは、演技だろう。次に繋がるようにと、言葉を用意しているのがわかる。
おもしろい! メアリーのその猿芝居に乗ってあげようじゃないか! 僕だって、漫画とラノベの知識でそういうテンプレはあまたあるからね。任せておいて!
僕は後先考えず、悪ノリすることに決めた。
「そ、そんな……わた、私と……今夜……?」
「元々誘ったのは、そっちでしょ? まぁ、メアリーに欠片も興味もないけどね? 僕のベッドは、いつでも空いているよ?」
「そ、そんな……破廉恥な!」
「メ、メアリーなんて言われたんだ? さっき……こいつに!」
「コイツって失礼だな。これでも、レオナルドの兄なんだけど?」
「そんなことは、どうでもいい! なんて……」
「……今夜、ジャスティス様の寝所にと……」
涙ながらレオナルドやその他のお相手に対して訴えるメアリー。虫も殺さぬような顔で泣けば、こちらが悪いと言われるだろう。僕だって男だし。
「貴様っ! メアリーになんてことを! 親衛隊、やってしまえ!」
「僕、痛いのは苦手だから、ジーク頼めるかなぁ? それとも、こんなところで、乱闘なんて、あとで叱られる?」
「……そのときは、守ってくださるのでしょ?」
「考えておくよ!」
「……考えないでください!」
ジークハルトが立ち上がり、僕を隠すように前へ行く。切りかかろうとレオナルドの親衛隊は剣を抜き、僕を襲い掛かろうとした。
「……ジャスは、本当にそんなにおもしろいことをメアリーに言ったのかしら?」
「……妬いてくれたのかな? 僕のお姫様は」
凍り付くような重い空気が大広間に一瞬で広がった。聖女と呼ばれる乙女は、少々特殊で、『魔王』を守るためにあらゆることができる。この世界で唯一無敵と呼べる存在で、ごく一部しか使えない魔法も近衛たちをも凌ぐ剣技も商人もビックリな話術だけでなく、全てにおいて一級品。
僕のおいたに怒ったようで、アルメリアの周りに吹かないはずの冷たい風がまとわりついている。
……僕も初めて見るな。こんなに怒ってくれているのか、嬉しい。
「妬いて、ですか? えぇ、そうですね……? 私は、幼いころからジャスのことをずっと慕っていましたし、先日、求婚されたことを本当に嬉しく思っていたのですよ?」
さらに冷えていく大広間。扉あたりは、薄く氷が張っているのではないかというほど、室温が下がっていく。
「そう。それほど、僕のことを考えてくれていたんだね? アリア。僕は、アリア以外の女性なんて、目に見えていると思うかい?」
「えぇ、そうですね? そのメアリーだけでなく、その後ろの方は誰ですか?」
「あぁ、マリアンヌ? 僕の数少ない友人だよ。男性のね?」
キッとマリアンヌの方を睨んでいたアルメリアは、きょとんとしてこちらを見つめてきた。どうやら、マリアンヌのことを女性だと思っていたらしい。容姿や仕草は完璧な女性だから、アルメリアだって見抜けなくて当然。
「聖女アルメリア」
「……なんですか?」
「あまり、私に嫉妬していると、ジャスティス様が人前に出せないほど、だらしない顔になってしまいます!」
「そんなことより!」
「お可愛らしい方だ。見た目はこうですけど……中身は、男ですよ?」
僕の隣に並び、甘えるように腕に絡んでくるマリアンヌ。その様子を見たアルメリアはさらに目尻を吊り上げる。視線だけで人殺しができるのではないかと言うほど、感情をあらわにすることは、アルメリアにしては珍しい。
「好きでこの格好をし、名をマリアンヌとしていますがね? ねぇ、ジャスティス殿下」
「そうだね……妬いてくれるアリアはゾクッとするほど嬉しいけどね、そろそろ、アリアの魔法をなんとかしないと、会場で凍えている方が今にも倒れそうだ」
「アリア」と優しく名を呼ぶと、肩に力が入っていたのが、ふっと消えた。春風のような温かい風が吹けば、先程とは違い、優しい風がそよぐ。
アルメリアは僕の隣に駆け寄り、マリアンヌとの間に割って入った。
そんな様子をレオナルドは腰が抜けたように尻餅をつき、アルメリアを見上げている。メアリーは苦虫を嚙み潰したように唇を噛みしめた。
「知ってるかな? レオナルドもメアリーも。聖女は今見たように、『魔王』のために何でもできるんだ。メアリーは、僕のために何ができるかな?」
優しく頬むと黒い靄のようなものが、メアリーから浮かんできた。
……どうやら、魔力持ちのようだね。希少な人材だけど、とても危なそうだ。
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