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第24話 多額の資金の上、出来上がった最高級の偽乳なのですよ!
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「どうでしたか? ランス家の方は」
「んー、そうだな? おもしろいことが分かったくらいかな」
「おもしろいことですか?」
「そう、信じるか信じないかはグレンに任せるけど、僕が思う側近が決まったら、話すよ」
馬車に揺られて屋敷に帰った。小汚い恰好をしていても、侍従のみなは気が付いたようで、「おかえりなさいませ」と挨拶してくれる。僕がフラフラと夜中に屋敷を抜け出したおかげで、番をしてくれていたらしい。
「明日は、街へ行かれるのですよね?」
「そうだね。その予定。その前に情報屋を屋敷に呼んでおいてくれる?」
「かしこまりました」
僕は部屋に戻り、着替えだけさっさと済ませてベッドに入る。今日は、アルメリアとの短い会話もあったことを胸に、幸せいっぱいで眠れそうだった。
翌朝、入浴も朝食も済ませたころ、客が訪ねてきた。高級なドレスに身を包み、寄せてあげて谷間をいかにも作っているその人物こそが、情報屋だった。
「おはようございます」
「よく来てくれたね? マリアンヌ」
「殿下のお呼びなら、何時如何なるときにでも。朝に呼びだしてくださる心遣いに感謝いたしますわ」
「夜中に呼びだすのは、美容にも良くないからね?」
一応言っておく。目の前のご婦人は、男だ。女装男子なのだ。ジャスティスの記憶がなければ、僕も騙されてしまうほど、精巧に作られている胸もウエストの細さも偽物なのだ。声なんて、のどぼとけもなく、女性そのものである。
……サティアの儚げな可愛さとは違い、ある意味ハツラツとしているな。あの胸はどうなっているのだろう。
頭の中で考えていたことが、行動に出ていたらしく、マリアンヌの片乳をギュっと掴んでしまった。
「何をなさるのですか! これには多額の資金の上、出来上がった最高級の偽乳なのですよ!」
「……悪い悪い。つい、どうなっているの気になって」
「それって……2回目ですけど?」
「そうだったかなぁ?」
しらを切ろうと口笛を吹いてみたが、怪しまれれているには変わりなかった。場の空気が恐ろしく悪いので、僕は「欲しい情報なら1つだけやる」と提案すると、素直に従ってくれた。
「悪かったな」
「いいえ、気にしてくださっているなら、かまいません。ところで、このお屋敷、素敵ですね? つい最近まで、ティーリング公爵家の私財だと思っていたのですが、殿下の持ち物でしたか」
「……さっきから、『殿下』って言っているけどさ?」
「この国の第一王子であり、王位継承権第一位のジャスティス殿下ではありませんか?」
何を言い出すのかと哀れみを込めた視線でこちらを見てくるので、苦笑いで対応しておく。
まだ、公表もしていない事実なのに、どこから仕入れてくるのか……僕にはわからないが、何度もマリアンヌの情報に助けられたことがある。
「マリアンヌ様は、どこから仕入れてくるのですか?」
「グレン……乙女の秘密を暴こうとするような不躾な質問はモテませんことよ?」
「モテなくとも構いません。ジャスティス殿下の護衛ができるのであれば、それだけで名誉なことですから」
「……根っからの忠犬ね?」
クスクス笑うマリアンヌにからかわれたのだと、気が付いたグレンも苦い表情をしていた。
「そういえば、殿下はレオナルド殿下とアルメリア様の婚約破棄パーティへは、どういうお立場で向かわれますの?」
「とりあえずは、アリアの義兄として参加するつもりだよ。そのあとのことは、父と養父が何か考えてくれているようだけど、流れに身を任せる……それが、僕の当日の仕事かな」
「なるほど、これは……おもしろくなりそうですね?」
「何か面白い情報でも聞きつけた?」
ニヤッと笑うマリアンヌ。無邪気な雰囲気に変わったので、これは買い取ってくれという情報なのだろう。グレンに目くばせしたら、「ありがとうございます」とその偽物の胸のあいだにそっと金貨をしまっている。
……落ちないのだろうか?
疑問に思ったが、何も言わないでおく。藪蛇は突かないほうがいいこともある。特にマリアンヌは、こちらからの情報も欲しがっているのだから。
この情報の買い取り先は今のところ僕だけなので、好奇心が故の情報収集というものだろう。ジャスティスもよくこんな怪しげなマリアンヌに目を付けたものだと、感心してしまう。
「その前に、情報をくださる約束ですわ」
「……そうだったかなぁ?」
「そうです! 例えば……王位継承権第一位の方の婚約者候補とかでもいいですよ?」
「知っているのではないか?」
胡乱な目で見てやると、ふふっと笑うマリアンヌ。だいたい想像は出来ているが、確信が欲しいというところだろう。大きくため息をついた。
……僕だと終始翻弄される感じだなぁ。ジャスティスの頭脳を持ちながら、まだまだ、駆け引きは下手くそだということか。
「わかった、それでいいなら。まだ、内々定もしていないが、アリアが僕の婚約者候補だ。それで、いいか?」
「えぇ、もちろん。しかと聞かせていただきました。アルメリア様は聖女様ですものね。殿下は『魔王様』ですし。あぁ、そうだ」
「……まだ、何か?」
「ランス家の次男坊の心を射止められたそうですね?」
「……ジークハルトか?」
「えぇ、そうです。レオナルド様からの再三の護衛入りを断っていたという話もあったのに、いつの間にか、殿下の護衛に選ばれたという話が耳に入ってきました」
「まだ、そっちも本決まりじゃなく、ジークの片想いだ」
「なるほど」と頷くマリアンヌは、とても楽しそうである。純粋に何かを求めているというマリアンヌの表情はとても好ましい。
……それにしても、どこまでの情報を掴んでいるのだろうか? 僕が『魔王』であることも世間には公表をしていないものなのに。
好奇心だけで、これほどの情報を手に入れることに、僕はその才能を素晴らしいとすら思った。ジャスティスが、どうしてマリアンヌを側に置くのか、わかった気がすた。
「んー、そうだな? おもしろいことが分かったくらいかな」
「おもしろいことですか?」
「そう、信じるか信じないかはグレンに任せるけど、僕が思う側近が決まったら、話すよ」
馬車に揺られて屋敷に帰った。小汚い恰好をしていても、侍従のみなは気が付いたようで、「おかえりなさいませ」と挨拶してくれる。僕がフラフラと夜中に屋敷を抜け出したおかげで、番をしてくれていたらしい。
「明日は、街へ行かれるのですよね?」
「そうだね。その予定。その前に情報屋を屋敷に呼んでおいてくれる?」
「かしこまりました」
僕は部屋に戻り、着替えだけさっさと済ませてベッドに入る。今日は、アルメリアとの短い会話もあったことを胸に、幸せいっぱいで眠れそうだった。
翌朝、入浴も朝食も済ませたころ、客が訪ねてきた。高級なドレスに身を包み、寄せてあげて谷間をいかにも作っているその人物こそが、情報屋だった。
「おはようございます」
「よく来てくれたね? マリアンヌ」
「殿下のお呼びなら、何時如何なるときにでも。朝に呼びだしてくださる心遣いに感謝いたしますわ」
「夜中に呼びだすのは、美容にも良くないからね?」
一応言っておく。目の前のご婦人は、男だ。女装男子なのだ。ジャスティスの記憶がなければ、僕も騙されてしまうほど、精巧に作られている胸もウエストの細さも偽物なのだ。声なんて、のどぼとけもなく、女性そのものである。
……サティアの儚げな可愛さとは違い、ある意味ハツラツとしているな。あの胸はどうなっているのだろう。
頭の中で考えていたことが、行動に出ていたらしく、マリアンヌの片乳をギュっと掴んでしまった。
「何をなさるのですか! これには多額の資金の上、出来上がった最高級の偽乳なのですよ!」
「……悪い悪い。つい、どうなっているの気になって」
「それって……2回目ですけど?」
「そうだったかなぁ?」
しらを切ろうと口笛を吹いてみたが、怪しまれれているには変わりなかった。場の空気が恐ろしく悪いので、僕は「欲しい情報なら1つだけやる」と提案すると、素直に従ってくれた。
「悪かったな」
「いいえ、気にしてくださっているなら、かまいません。ところで、このお屋敷、素敵ですね? つい最近まで、ティーリング公爵家の私財だと思っていたのですが、殿下の持ち物でしたか」
「……さっきから、『殿下』って言っているけどさ?」
「この国の第一王子であり、王位継承権第一位のジャスティス殿下ではありませんか?」
何を言い出すのかと哀れみを込めた視線でこちらを見てくるので、苦笑いで対応しておく。
まだ、公表もしていない事実なのに、どこから仕入れてくるのか……僕にはわからないが、何度もマリアンヌの情報に助けられたことがある。
「マリアンヌ様は、どこから仕入れてくるのですか?」
「グレン……乙女の秘密を暴こうとするような不躾な質問はモテませんことよ?」
「モテなくとも構いません。ジャスティス殿下の護衛ができるのであれば、それだけで名誉なことですから」
「……根っからの忠犬ね?」
クスクス笑うマリアンヌにからかわれたのだと、気が付いたグレンも苦い表情をしていた。
「そういえば、殿下はレオナルド殿下とアルメリア様の婚約破棄パーティへは、どういうお立場で向かわれますの?」
「とりあえずは、アリアの義兄として参加するつもりだよ。そのあとのことは、父と養父が何か考えてくれているようだけど、流れに身を任せる……それが、僕の当日の仕事かな」
「なるほど、これは……おもしろくなりそうですね?」
「何か面白い情報でも聞きつけた?」
ニヤッと笑うマリアンヌ。無邪気な雰囲気に変わったので、これは買い取ってくれという情報なのだろう。グレンに目くばせしたら、「ありがとうございます」とその偽物の胸のあいだにそっと金貨をしまっている。
……落ちないのだろうか?
疑問に思ったが、何も言わないでおく。藪蛇は突かないほうがいいこともある。特にマリアンヌは、こちらからの情報も欲しがっているのだから。
この情報の買い取り先は今のところ僕だけなので、好奇心が故の情報収集というものだろう。ジャスティスもよくこんな怪しげなマリアンヌに目を付けたものだと、感心してしまう。
「その前に、情報をくださる約束ですわ」
「……そうだったかなぁ?」
「そうです! 例えば……王位継承権第一位の方の婚約者候補とかでもいいですよ?」
「知っているのではないか?」
胡乱な目で見てやると、ふふっと笑うマリアンヌ。だいたい想像は出来ているが、確信が欲しいというところだろう。大きくため息をついた。
……僕だと終始翻弄される感じだなぁ。ジャスティスの頭脳を持ちながら、まだまだ、駆け引きは下手くそだということか。
「わかった、それでいいなら。まだ、内々定もしていないが、アリアが僕の婚約者候補だ。それで、いいか?」
「えぇ、もちろん。しかと聞かせていただきました。アルメリア様は聖女様ですものね。殿下は『魔王様』ですし。あぁ、そうだ」
「……まだ、何か?」
「ランス家の次男坊の心を射止められたそうですね?」
「……ジークハルトか?」
「えぇ、そうです。レオナルド様からの再三の護衛入りを断っていたという話もあったのに、いつの間にか、殿下の護衛に選ばれたという話が耳に入ってきました」
「まだ、そっちも本決まりじゃなく、ジークの片想いだ」
「なるほど」と頷くマリアンヌは、とても楽しそうである。純粋に何かを求めているというマリアンヌの表情はとても好ましい。
……それにしても、どこまでの情報を掴んでいるのだろうか? 僕が『魔王』であることも世間には公表をしていないものなのに。
好奇心だけで、これほどの情報を手に入れることに、僕はその才能を素晴らしいとすら思った。ジャスティスが、どうしてマリアンヌを側に置くのか、わかった気がすた。
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