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6章
colorについて
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*時間軸としてはレオが倒れて復帰してからのお話です。一応,colorはつけておこうとなったというという話を想像してください。
「どうしたのですか?」
坊ちゃんが決まり悪そうな目をしていた。
何か気の障るようなことをしたのか不安になる。
Subだからなのか、それとも執事としてなのかどちらかわからない不安。
「えっと、その,嫌じゃないのかなって」
坊ちゃんの目が僕の首元に向かって注がれている。
「あ,これですか?」
colorを指さして聞いてみる。
「…うん…。なんか,その…えっと…」
「飼われている動物みたい?」
いい例が思いつかなくてきつい言い方になってしまう。
「そ,そうじゃないけど,なんか,誰かのものみたいに見えるから。人間なのに。僕と同じなのに」
確かにそうも見えると思う。
color自体好きじゃないSubも少なくない。
むしろ,付けたくないって思っている人の方が多いかもしれない。
「坊ちゃん、私はですね。これが嫌じゃないですよ。最初こそは抵抗がありましたけど,あった方が精神的には安定する場合が多いですからね。あくまで私の場合ですが…」
「そうなの?」
「まぁ,ですから、あくまでもこれは私のことですから,坊ちゃんがちゃんとパートナーになる人には聞いた方がよろしいですよ」
僕と坊ちゃんはあくまでも仮のパートナーであって本当のパートナーではない。
これは期間限定のもの。
「ちゃんと聞く…ことにする」
「えらいですね」
そう言って,坊ちゃんの頭を撫でる。
「うん。ありがとう」
それから,坊ちゃんはcolorについて調べ始めた。
「どうしたのですか?」
坊ちゃんが決まり悪そうな目をしていた。
何か気の障るようなことをしたのか不安になる。
Subだからなのか、それとも執事としてなのかどちらかわからない不安。
「えっと、その,嫌じゃないのかなって」
坊ちゃんの目が僕の首元に向かって注がれている。
「あ,これですか?」
colorを指さして聞いてみる。
「…うん…。なんか,その…えっと…」
「飼われている動物みたい?」
いい例が思いつかなくてきつい言い方になってしまう。
「そ,そうじゃないけど,なんか,誰かのものみたいに見えるから。人間なのに。僕と同じなのに」
確かにそうも見えると思う。
color自体好きじゃないSubも少なくない。
むしろ,付けたくないって思っている人の方が多いかもしれない。
「坊ちゃん、私はですね。これが嫌じゃないですよ。最初こそは抵抗がありましたけど,あった方が精神的には安定する場合が多いですからね。あくまで私の場合ですが…」
「そうなの?」
「まぁ,ですから、あくまでもこれは私のことですから,坊ちゃんがちゃんとパートナーになる人には聞いた方がよろしいですよ」
僕と坊ちゃんはあくまでも仮のパートナーであって本当のパートナーではない。
これは期間限定のもの。
「ちゃんと聞く…ことにする」
「えらいですね」
そう言って,坊ちゃんの頭を撫でる。
「うん。ありがとう」
それから,坊ちゃんはcolorについて調べ始めた。
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