ありきたりのチート転生!

新城 伸

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三章

スレイン第二王子

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 決勝戦が始まる!

 俺とスレイン第二王子との攻撃魔法のレベル差はない

 だが、レベル自体とステータスの差から言えば負ける訳にはいかない
 それどころか苦戦しただけでも師匠からお叱りを受けそうだ。

  開始の合図と同時に重力魔法で仕掛けてみるが
 第二王子には、片手を上げる仕草をしただけで魔法を相殺されてしまった

 俺は、試合で初めて重力魔法以外を使うことになった
 やはり得意の火魔法をと思ったが、第二王子の攻撃の方が早かった
 第二王子の頭上に四つの水球が現れ、それが俺に向かってくる
 なかなかのスピードだが、俺は瞬時にウォーターボールを八つ作り
 四つで相殺させ、残りの四つで第二王子を攻撃する
 第二王子は、土壁を作りそれを防いだ。
 
 無詠唱だし、魔法の発動が早い
 何よりウォーターボールの相殺で感じたが威力も殆ど同じだ
 レベル差や、魔力差があるがそれを感じない

 たぶん、天才って奴だな

 なんとなくだが、ムカつく

 俺は、お得意のファーヤーアロー×5を放つ
 五本の指から放たれた火の矢が渦を巻きながら
 第二王子に向かっていく
 さすがにヤバイと思ったの先ほどの土壁を四枚並ぶように作り出した
 俺のファイヤーアローは、土壁をドカン!ドカン!ドカン!と
 3回大きな音をたてながら破壊し、四枚目の壁にドコッとぶつかり消滅した

 ぎりぎりだが防がれてしまったようだ!

 よし、こうなったら必殺技を御見舞いしてあげましょう フッフッフ
 大会を前に俺が編み出した、トリプルアローを!

 俺は、ファイヤーアロー、ウォーターアロー、エアーアローの
 三種類のアローを同時に放つ!
 三つの属性矢が渦を巻きなが、第二王子に向かっていく
 今度も土壁を四枚作りだしたが、彼の多重魔法は4つ同時が限界なのか?

 まあ、そんなことはどうでも良い!

 第二王子よ、残念ながらトリプルアローの威力は先ほどの比じゃないのだよ

 今度は、最初の土壁にトリプルアローがぶつかると同時に大爆音
 大爆発で凄い土煙だ!

 試合場が土煙でまったく見えない状態からしばらく続いたが
 だんだんと視界が開けてくる

 そこには、気を失ったスレイン第二王子が倒れていた!

 審判の「勝者ルディウス・フォン・マティウス!」の声に

 会場から大歓声が起こる


 それから、成人の部に出場した俺は全てを圧倒し成人の部でも優勝を果たした!
 
 成人の部の出場者のレベル自体は、スレイン第二王子より高い者ばかりだったが
 攻撃魔法のレベルで言えば、彼を越える者はいなかった。
 

 俺は今大会、4部門全てを史上最年少優勝で飾り
 大会の表彰式では、国王陛下からお褒めの言葉を頂戴した。

 本来なら剣術大会優勝者には、騎士隊への登用
 魔術師の大会優勝者には、宮廷魔術師の登用資格が与えられる 
 
 まだ5才ということで、陛下が直々に後日別の褒美を与えると宣言し
 大会が終了した。

  俺は、師匠のお叱りを受けずに済んで良かったと安心した
 
 この後、陛下の褒美で大変なことになるとも知らずに…。
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