妻を追いかけ異世界に!

新城 伸

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ー幕間ー 子爵家 令嬢

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 子爵家 ~令嬢side~


 「…ここは、どこかしら?
  あら黒い子猫が…どこかで見たことが、あったかしら?」

 私見たことが、あったのなら忘れることなどないと思うのだけれど…
 そう考えていたら、黒い子猫のすがたが綺麗な女性へと変化を遂げた。

 「私の名前は、クロミエル!
  本日は、貴方に伝えたいことがあり夢の中に入らせていただきました。」

 「そ、創造神であられるクロミエル様なのですか!し、失礼いたしました。」

 「貴方の夢に勝手に入らせていただいたのです、そんなに畏まらなくても結構ですよ
  それよりも話を、聞いて下さいね。」

 驚いたことに、創造神クロミエル様が説明して下さったことは、
 クロミエル様の前世である黒い子猫を、前世の私が助けたことで
 前世での私の願を叶えるために、健康な体を与えこの世界に転生させて加護を与えたと!
 そして、もうひとつの願いことを叶えるために夢の中に現れたのだと。

 私の願いとは、前世で夫だった人との来世での結婚らしい!
 来世って、今の私のことなんでけど…もちろん覚えていません。

 なんでも、クロミエル様は、その願いも叶える為に前世の夫を転移させたと仰った!

  正直、そんなこと言われても困ります。

 その人は、平民からA級冒険になって貴族階級に上がり
 私に会いに行けるように加護を与えたとおっしゃった
 
  う、本当に困ってしまいます。

 クロミエル様が仰るには、その人に会って気に入らなければ結婚しなくても良いらしい
 ただ会う前に、誰かと結婚はしないようにと。

  まあ、会うだけな大丈夫かな?それに暫くは、結婚なんかするつもりもないし
 クロミエル様のお告げだと言えば、お父様だって許して下さるだろうし。

 私は、本当にその人と結婚したいと思うのでしょうか?

 少し会うのが、楽しみになってきました。

 クロミエル様が、最後に加護を与えたのは私と前世の夫の二人だけだと言われ消えてしまわれました。


 私は、目が覚め夢の中での出来事をお父様に報告し
 現在ある、結婚の申し込みを全てお断りしていただきました。


 早く、私に会いにきて下さいね!前世の旦那様。
  
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