LETTER*GIFT

友樹 みこと

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傑からの手紙『幼き日の思い出』

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 ゆうちゃん。お疲れさま。傑です。
 手紙を読んでいるということは、全て始まってしまった後なのでしょう。
 僕から言えることはただ一つです。無理をしないでください。
 ゆうちゃんの体になにかないかが一番の心配です。
 いえ、今僕が言うべきはこんなことではありませんでした。
 ここからは伝えるべきことを伝えます。
 でも、辛いことは、きっと自分の口で言うと思うので今は感謝だけを綴ります。
 
ゆうちゃん、いままでありがとう。
 僕が、どんな辛いことがあっても屈しなかったのはゆうちゃんのおかげです。
 あの夜の日も、鈴音ちゃんと二人で駆けつけてくれた。
 あの日も、僕が叫べばゆうちゃんはちゃんと助けに来てくれた。
 本当に嬉しかった。でも、こうも思いましたた。
 僕は守られたままじゃいけない。
 僕は、自分の足で立たなくちゃいけない。
 ゆうちゃんに負けないくらい、強い男になりたい。
 …強いっていうのはちょっと難しくても、少なくともちゃんとみんなに認められる一人の人に僕はなりたい。そして、みんなを受け入れられるほどの器を持った人になりたい。
 だから、見てて。勇気を出して、勇気を振り絞って、僕は一歩踏み出します。
 見守っていてください。そして、送り出してください。
 今までありがとう。…さようなら。
                                 傑 より  
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