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悪夢の序章 その1
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朝来た下り坂、帰りは上り坂
その上り坂のスタート地点でいつも瑠衣と別れる
「じゃあ7時には行くから!」
「はいよ。もしかしたら食い終ってるかもだけど」
へらへらしなが修が言う
「誘っといてそれ?」
「冗談だよ。まず婆ちゃんが許さないから」
「もう・・・じゃあまた後でね!」
「おぅ!またな!」
瑠衣と別れる
家に着いた。誰もいなかった。
兄は仕事で居ないし、祖母も用事でいない
この2年間はそんな毎日だった。
修は夜までの暇な時間をゲームだったり、スマホをいじるだったり、勉強したりと日によって色々変えていた。
「今日は何をしようかな・・・」
現在時刻は昼1時。とりあえず昼食を取るため台所に向かう
自分の部屋から階段を降りて、まっすぐ行くと台所という間取りだった
台所の廊下を歩いていると隅に何か落ちているのを見つけた。
「これは婆ちゃんの・・・」
いつも祖母がまじないをかける時に読んでいる教の書かれた本。それはいつも祖母が肌身離さず持っている物で孫である修や、仁にさえ触らすことを許さなかった。
「婆ちゃん忘れてったのかな?」
ここで修は手に取った教本を見つめる。教になどまるで興味は無かったが、ダメと言われると無性に見たくなるのが人間の心理。
「まぁちょっとくらいなら・・・」
そう言って教本を開いた。すると次の瞬間、まばゆい光が修の目を覆った。あまりのことに修はそのまま気を失ってしまった。
同日同時刻
修の祖母は学校からそう遠くない寺に来ていた
「そうですか。修君ももうそんな年ですか」
「えぇ、あの日からもう18年経ちました。この18年何も起こらず、安全に平和に暮らせてきたのも住職さんのおかげです」
祖母は寺の住職と話をしていた
「いえ、私はただお祓いをしているだけですよ。根本的なことは何も改善されてません」
「それでも修はあのまじないの甲斐あって何の異変も起きてません。このまま何事も無くいってくれればいいんですが・・・」
「気を抜いては駄目ですよ・・・私にもいつ『あれ』が再発するかわかりませんので」
「肝に命じております。しかし、私自身あとどれくらい生きられるかわかりません」
祖母はうつむく
「そうなった時、修がどうなってしまうか心配で・・・」
「安心してください。私ら坊主もまた『あれ』にやられるのはごめんですからな。全身全霊で彼を支えますよ」
「ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」
そう言って祖母は住職に会釈して寺を後にした
その上り坂のスタート地点でいつも瑠衣と別れる
「じゃあ7時には行くから!」
「はいよ。もしかしたら食い終ってるかもだけど」
へらへらしなが修が言う
「誘っといてそれ?」
「冗談だよ。まず婆ちゃんが許さないから」
「もう・・・じゃあまた後でね!」
「おぅ!またな!」
瑠衣と別れる
家に着いた。誰もいなかった。
兄は仕事で居ないし、祖母も用事でいない
この2年間はそんな毎日だった。
修は夜までの暇な時間をゲームだったり、スマホをいじるだったり、勉強したりと日によって色々変えていた。
「今日は何をしようかな・・・」
現在時刻は昼1時。とりあえず昼食を取るため台所に向かう
自分の部屋から階段を降りて、まっすぐ行くと台所という間取りだった
台所の廊下を歩いていると隅に何か落ちているのを見つけた。
「これは婆ちゃんの・・・」
いつも祖母がまじないをかける時に読んでいる教の書かれた本。それはいつも祖母が肌身離さず持っている物で孫である修や、仁にさえ触らすことを許さなかった。
「婆ちゃん忘れてったのかな?」
ここで修は手に取った教本を見つめる。教になどまるで興味は無かったが、ダメと言われると無性に見たくなるのが人間の心理。
「まぁちょっとくらいなら・・・」
そう言って教本を開いた。すると次の瞬間、まばゆい光が修の目を覆った。あまりのことに修はそのまま気を失ってしまった。
同日同時刻
修の祖母は学校からそう遠くない寺に来ていた
「そうですか。修君ももうそんな年ですか」
「えぇ、あの日からもう18年経ちました。この18年何も起こらず、安全に平和に暮らせてきたのも住職さんのおかげです」
祖母は寺の住職と話をしていた
「いえ、私はただお祓いをしているだけですよ。根本的なことは何も改善されてません」
「それでも修はあのまじないの甲斐あって何の異変も起きてません。このまま何事も無くいってくれればいいんですが・・・」
「気を抜いては駄目ですよ・・・私にもいつ『あれ』が再発するかわかりませんので」
「肝に命じております。しかし、私自身あとどれくらい生きられるかわかりません」
祖母はうつむく
「そうなった時、修がどうなってしまうか心配で・・・」
「安心してください。私ら坊主もまた『あれ』にやられるのはごめんですからな。全身全霊で彼を支えますよ」
「ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」
そう言って祖母は住職に会釈して寺を後にした
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