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悪夢の序章 その2
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そこは見たこともない場所。周りを見渡せば田畑しかない。車も無ければ、信号も無い。電信柱さえ立っていない。
住人らしき人々もまるで江戸時代の農民のような格好をしている。
修はすぐに理解する
「これは夢だな・・・」
なんとなくその農村を歩いてまわってみる。見たこともない景色の筈なのに何故なのか・・・修にはまるで、何年も住み着いているかのように自然とどこに何があるのかがわかっていた
「この先には村の長の家、ここを右に曲がれば村一番の金持ちの家、この家の人は・・・」
明らかに自分でもおかしいということはわかっていた。
真夏の気温をはっきり感じる。川の水の冷たさも鮮明に伝わってくる。
これは夢なのか?夢にしてはリアルすぎないか?
修は次第に恐怖と不安を感じるようになっていたが歩き続ける。
「ここは・・・」
歩き続け、たどり着いたのは大きな上り坂だった。
見覚えがある。というよりもいつも見ている、歩いている
「まさか・・・ここって」
「キャアアアーー!!」
確信に迫る前に響く女性と思われる悲鳴
「鬼だー!鬼が出たぞー!」
「皆早く逃げろーー!!」
一目散に逃げる農村
「早く!・・・早く大谷家に!」
はっきり確信した。ここは修が産まれ育った土地。
修の産まる遥か昔の土地。
「おい!アンタも突っ立ってないで早く大谷家に行け!鬼に食われたいのか!」
農民に腕を掴まれ促される修。しかし、修は農民の手を払いのけ逃げ込んでくる農民の方向に向かって走り出した。
「とち狂った奴じゃ!勝手にせい!」
『鬼』・・・その言葉だけでも穏やかではないにも関わらず、修は何かに導かれるように鬼の方へ向かった。
それは、修自身理解できていなかった。
会わなければ、会わなければいけない。何故かそう感じ、鬼の下へ向かう
ザッと流れ込んでくる逃げまどう農民達をかき分け、見つけた。『鬼』を。
その姿は2メートルは越えているであろう長身、肌は岩のようにゴツゴツとしていてその色は真っ黒。髪もぼさぼさで、そのぼさぼさ髪からは鬼の特徴とも言える長い角が見えていた
「ひぃぃぃ~~!た、助けてくれ!」
しかし、鬼はその大きな腕を振り上げる
「やめろ!」
修は叫ぶ。しかし、叫ぶと同時に腕を振り下ろした鬼。
そこには、農民の無惨な姿があった。そして振り返り、修を見つめる鬼。しばらく修を見つめ、鬼は口を開く
「お前は・・・ほほぅ?これは面白い」
ニヤつきながら修の体を見回す鬼
「何だよ!?・・・何なんだよテメーは!」
恐怖に狩られ何とか出た言葉だった。
「安心しろお前は殺さん。というよりも殺せん。今はな」
「どういう意味だ!?」
鬼は鼻でフフっと笑い
「お前は・・・俺だからな!」
と大声で言う
「はぁ!?マジ意味がわかんねーよ!」
「お前が俺の前に現れたということは、いずれまた会うだろう」
そして鬼は修に向けて手を翳す
「だが、今はまだお前に用は無い。小僧、お前も、お前のいるべき場所へ帰るがよい。」
鬼の手から発せられる光。教本から出た光と同じものだった。
そしてまた、修は気を失った
住人らしき人々もまるで江戸時代の農民のような格好をしている。
修はすぐに理解する
「これは夢だな・・・」
なんとなくその農村を歩いてまわってみる。見たこともない景色の筈なのに何故なのか・・・修にはまるで、何年も住み着いているかのように自然とどこに何があるのかがわかっていた
「この先には村の長の家、ここを右に曲がれば村一番の金持ちの家、この家の人は・・・」
明らかに自分でもおかしいということはわかっていた。
真夏の気温をはっきり感じる。川の水の冷たさも鮮明に伝わってくる。
これは夢なのか?夢にしてはリアルすぎないか?
修は次第に恐怖と不安を感じるようになっていたが歩き続ける。
「ここは・・・」
歩き続け、たどり着いたのは大きな上り坂だった。
見覚えがある。というよりもいつも見ている、歩いている
「まさか・・・ここって」
「キャアアアーー!!」
確信に迫る前に響く女性と思われる悲鳴
「鬼だー!鬼が出たぞー!」
「皆早く逃げろーー!!」
一目散に逃げる農村
「早く!・・・早く大谷家に!」
はっきり確信した。ここは修が産まれ育った土地。
修の産まる遥か昔の土地。
「おい!アンタも突っ立ってないで早く大谷家に行け!鬼に食われたいのか!」
農民に腕を掴まれ促される修。しかし、修は農民の手を払いのけ逃げ込んでくる農民の方向に向かって走り出した。
「とち狂った奴じゃ!勝手にせい!」
『鬼』・・・その言葉だけでも穏やかではないにも関わらず、修は何かに導かれるように鬼の方へ向かった。
それは、修自身理解できていなかった。
会わなければ、会わなければいけない。何故かそう感じ、鬼の下へ向かう
ザッと流れ込んでくる逃げまどう農民達をかき分け、見つけた。『鬼』を。
その姿は2メートルは越えているであろう長身、肌は岩のようにゴツゴツとしていてその色は真っ黒。髪もぼさぼさで、そのぼさぼさ髪からは鬼の特徴とも言える長い角が見えていた
「ひぃぃぃ~~!た、助けてくれ!」
しかし、鬼はその大きな腕を振り上げる
「やめろ!」
修は叫ぶ。しかし、叫ぶと同時に腕を振り下ろした鬼。
そこには、農民の無惨な姿があった。そして振り返り、修を見つめる鬼。しばらく修を見つめ、鬼は口を開く
「お前は・・・ほほぅ?これは面白い」
ニヤつきながら修の体を見回す鬼
「何だよ!?・・・何なんだよテメーは!」
恐怖に狩られ何とか出た言葉だった。
「安心しろお前は殺さん。というよりも殺せん。今はな」
「どういう意味だ!?」
鬼は鼻でフフっと笑い
「お前は・・・俺だからな!」
と大声で言う
「はぁ!?マジ意味がわかんねーよ!」
「お前が俺の前に現れたということは、いずれまた会うだろう」
そして鬼は修に向けて手を翳す
「だが、今はまだお前に用は無い。小僧、お前も、お前のいるべき場所へ帰るがよい。」
鬼の手から発せられる光。教本から出た光と同じものだった。
そしてまた、修は気を失った
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