女子校教師俺、S級美少女の教え子に弱みを握られダメ教師にされる

紅ワイン

文字の大きさ
11 / 14
第2章 教え子は小悪魔ちゃん?

第11話 女子校生「私のパンツ見て」

しおりを挟む
 五十嵐にバツイチなことを知られてしまった。
 それだけでなく、口止めの代わりに連絡先を教えるハメになった。

 一晩経って俺はようやくことの重大さを評価できるようになった。

 バツイチを広められたくないがため、禁止されている連絡先交換をしてしまう。
 弱みを握られたため取引に応じたわけだが、そのために新しい弱点を作っては本末転倒だ。

 そもそも五十嵐相手なら連絡先交換なんかしなくても誠心誠意お願いすれば黙ってくれたのではないか。
 俺の知っている五十嵐凪音という少女は人の嫌がることをするような性格ではない。
 冷静に考えれば適切に対処できたはず。しかし取引に乗ってしまった。

 なぜか? それはあの瞬間、五十嵐を信じられなかったためだ。対価を渡さなければ五十嵐は秘密を暴露する、とあの子を疑った。

「俺は教師失格だ……」

 ヒゲを剃った顎を撫でながら鏡の中の自分を罵る。

 とはいえやってしまったことは仕方がない。
 連絡先を教えてしまったが、使い方を間違わなければセーフだ。

 要は悪いことをしなければいいのだ。こちらから猥褻な画像を送ったり、逆に向こうに送るようそそのかしたりしなければ犯罪にはならない。
 内容が健全なら生徒とのコミュニケーションのつもりだったとの言い訳も立つ。

「相手は生徒だ。妙な気を起こすなよ、俺」

 妻と別れて三ヶ月余り経つ。
 年度末の激務と新学期の準備に忙殺され悲しむ余裕もなかったが、嵐が過ぎ去ってようやく一息入れられるようになった。

 だが、それは良いことばかりではない。

 胸にぽっかり空いた穴。
 急激に砂漠化した心。

 気づかないふりをしていたが、春の半ばになり急に寂しさに襲われるようになった。

 俺は今、胸の穴を埋めてくれる存在を、心の潤いを求めている。

 その潤いを五十嵐に――可愛い教え子達に求めてはならない。
 自分の生活のためでもあるが、第一に教え子の未来のためだ。
 男の慰みものにしては教え子達の未来に暗い影が差す。

 教師として、それだけはしてはならない……。
 それが教職の矜持きょうじである。

 *

 リビングに戻るとテーブルに置いてあるスマホの画面が点灯した。
 LINEのメッセージを受信している。
 発信者が誰なのかろくに確かめもせず、通知をタップするとまっさらなトークルームが開いた。
 そのトークルームに一行のメッセージが。

『(五十嵐)今日、制服こんな感じで行こうかな?』

 続けて写真がスポンと送られてくる。

「ぶーーー!?」

 コーヒー吹いた。
 それは制服姿の五十嵐の画像。姿見越しの自撮りだ。
 問題なのはその制服がかなり際どく着崩されていることだ。
 スカート丈は股下に迫るくらい短く、ブラウスは第二ボタンまで外され、はだけたみたいになっていた。鎖骨と胸の谷間の線がしどけなく露出され、まるで攻めたグラビアかイメージビデオのモデルみたいだ。

 突然のことに俺は絶句してしまうが、そこに容赦なく第二波が押し寄せてくる。

『(五十嵐)下着はこんな感じ。可愛いでしょ?』

 メッセージに続いて送られてきたのはスカートをたくし上げる五十嵐の自撮りだった。

「な――な――!?」

 黒に近い真紅の下着。アクセントで走るボタニカル模様の刺繍がエレガントさの中に優しさを演出するパンツ。
 男の劣情を掻き立てるのには十分過ぎるその下着は高校生が履くにはいささか派手ではなかろうか。しかし清楚な女の子が履いているというのはそれはそれでギャップが……。

 ……いやいや、そんな下着の品評をしている場合じゃない。

 五十嵐め、なんてハレンチでけしからん画像を送るのだ!
 ネットやSNSに自撮り画像をアップロードするのは危険だと学校でも周知しただろ!?
 一対一のコミュニケーションツールだから流出しないと安心しているのか?
 だとしても男に……先生にこんな画像を送るなんて許せません!

「五十嵐め……オシオキが欲しいらしいな……はぁはぁ……」

 顔の熱と荒い鼻息を鎮めるのももどかしく、俺は急いでメッセージを入力した。だがそれよりも先に次のメッセージが。

『(五十嵐)ブラも可愛いよ? 見たい?』

「……」

 見たいかって……何を?
 いや、それは分かりきってる。
 五十嵐のブラジャー姿。
 五十嵐の、胸だ。

 身体が――取り分け下腹部の一箇所がカァっと熱を帯びていく。朝一番で起き上がって、二度寝していたがムクムクと……。

 あの五十嵐のあられもない姿を。
 お子様だと思っていた五十嵐の、大人に近づいたカラダを。

 見せてくれるというのか……俺に。

 俺は送られてきた写真から目が離せなくなっていた。

 ――白くてしなやかな太もも。
 ――小ぶりながらも張りのあるヒップ。
 ――カーブしたウエスト。
 ――ブラウスを押し上げる二つの膨らみ。
 ――襟元から覗く滑らかな鎖骨。

 呼吸が荒くなり、乱れに乱れて視界がぐらついた。

 俺が頼めばあの子はしどけない姿をあらわにしてくれる。絶対に許されないことだが、あの子なら……。

 邪でご都合主義的な予想が頭の中いっぱいに広がっていた。
 その先にあるのは五十嵐の官能的な肢体を享受した快楽か、あるいは……

『(能登)制服はきちんと着こなしなさい。それからこういう画像を先生に送るんじゃありません』

 結局、悪魔との戦いは天使が制した。
 勝因は教職を追われる恐怖と生徒を思う矜持。
 俺のことを信頼してこんなイタズラをしたのだろうが、少々度が過ぎる。ダメなものはダメだと言ってやらないと。

 俺の送ったお説教メッセージに既読がついた。それから二分、三分と時間が過ぎるが返信が来ない。

 どうしたんだろう?
 ちょっとしたイタズラのつもりだったのに本気で怒られたと勘違いしてへこんでるのか?

 だとすればちょっとかわいそうなことをした。
 うーん、ここはノって『うひょひょ! 凪音たんのおパンツとブラジャーだ!(はすはす)』みたいなメッセージを送ればよかっただろうか?

 ああでもない、こうでもないと思案しているとスポンと効果音がなってメッセージを受信した。

『(五十嵐)ごめんなさい。ひまわりに送るつもりが間違えちゃった』

 あぶねぇ!!
 イタズラじゃなくてナチュラルミスだった!

 誘惑に負けてたら即事案だった。

 というかあの子達、こんなやりとりしてるのか?
 いや、そもそも女友達相手でもこれはダメだろ!?

 生徒のSNS利用も考えものだ。
 教師らしいことを考えつつ、邪な興奮を鎮めるのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2025.11.25)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...