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第3章 怒りの十字架 1-
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しおりを挟む産業革命期、土地に縋る地方貴族と農民は対立し、その農民を支援したのが
この組織、シオン組織であった。いわゆる共産主義である。その支援を受け
誕生したのが、コーサノストラであり、マフィアだ。
これに対し、新興産業に基づき労働者から搾取する資本家、
これに反旗を翻す目的で設立されたのが、左派キリスト教社会主義である。
救世軍、赤十字社、赤軍として戦争を創造し、戦場を駆る高貴なる鷲であった。
教会は巨大な諜報網であり、お互いに民衆を監視させた、連座させた。
教会による告白とは、報酬を伴っており、密告であり、
しかして、貧しきものの日々の糧 唯一の行き場所、救済者であった。
日本にも日本人を奴隷として売りさばき、ドアに十字架の印で知られる
イエズス会。上杉謙信、伊達政宗、高山右近、明智光秀などがいる。
彼らの目的は生産効率が悪い小麦と言う、キリストが与え給う
粗末な一切れのパンを求める、貧しいヨーロッパに全世界の
富と食料を集約することにあった。
珍しいものを持って行き、支配者と取引した。
高価な奢侈品が、多くのアジア・アフリカ・アメリカの一般民衆の
日々の糧を奪っていった。戦国が到来し、イエズス会の略奪と支配
それにより、暗黒の時代が到来した。過酷な飢饉に人々は口減らしの
名の下に第三市民階級として、奴隷として売られていった。
「被告、ジェニファー・ペインを5シリング7ペンスの窃盗の罪により
極刑に処す。」裁判官は、彼女ケルト人特有のにおいを忌み嫌うかのように
ハーブの香りを大きくその胸に吸い込むと、ゆっくりとこう告げた。
この当時、英国国教徒以外は公職につけず、当然この判事もWASPだ。
また、再審請求権もなく、聖職者を名乗れない。
運悪く、アメリカ大陸への奴隷切符を手に入れることできなかった
彼女を待つのは、過酷な死だ。
彼女の不幸を嘲笑うかのような、面白半分で見物に来る観衆の注目の中
18歳の少女は、2児の前で焼き殺され、刑場の露と消えた。
今日、
この日は、
1761年10月17日。
ジェニファー・ペインの亡骸は、身寄りの無いものの集う、
パプテスマ
と言う新興の再洗礼派の教会へと埋葬された。
幸い2人の子供は、その教会の孤児院が引き取った。
下町の一角で死刑執行を目撃した、知り合いの老女は涙を流しながら
「ジェニー、子供を食べさせることすらできずに、パンを盗んだだけで
殺されてしまうなんて。」そう言って、嗚咽をあげていた。
この町だけでも、一週間に50人以上の万引き法での死刑が行われていた。
そう、法が法であるがために。
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