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第1章
15 魔法が封印されたため生活ができません。
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「おかえりなさい、米原さん。」そう言った大仏は
後ろに付いて来ている2人に目をやった。
「そのお二人はどなたですか?」
おれは大仏に全員集めるように言った。
「今日もウルティメットドラゴンを狩っていたんだが、なぜか
因縁をつけられて戦闘になった。こっちの天使っぽいのが
『リエル』、一般人っぽいのが『ティア』だ。苗字はないらしい。」
「初めまして、『露原 樹』と申します。一応、竜騎士です。
よろしくです」
槍戦士の露原はそういって挨拶をした。
「2人目ですが初めまして。『英島 豊』と申します。ユタカではなくトヨです。
黒魔導士をしています。よろしく」
「最後になりますが、『大仏 実』と申します。駆け出しの白魔導士です。
よろしくお願いします。」
「あぁ、英島、こいつらも戸籍とか身分照会ないんで、前みたいに背乗りっぽいの
よろしくおねがいする。」
「オッケー、明日にはできるよ。」
英島は気軽に返す。
中世ファンタジーとはいえ出自や人物を簡単に作れるのだろうか?
俺はアンダーグラウンド感が否めない英島が別の意味で怖かった。
「この、ティアっていうのがマナを無制限に発生させる能力らしくて
神罰で殺されたらしい。」
「私は ウリエル 訳あって神が不在なため、このティアの監視を行っている。
皆さんを見ていると私の戦闘値がまだまだだとわかった。
いずれ並んで見せます。」
「ん・無理だと思うよ。リエルさんは実体化している霊体でしょ。
パワーやヒットポイントという概念がない以上戦闘値は上がらないよ。」
「ティアさんは ウルドラ狩りしてたら、すぐに強くなると思うよ。」
一晩寝て朝飯を食っていると、英島が書類を2セットもってやってきた。
「今日からあなたは『井伊 リエル』さん。」
「あなたは『印旛 ティア』さんね。」
「「ありがとうございます。」」2人は声をそろえて礼を言った。
本来なら、ギルドクエを受けるところだが、ティアさんが弱すぎるので
30日修行です。戦闘力が80とかだとスラリンが大変です。
「ウルドラ狩りか!」
「姫の時は3億だったけど、ティアはいくらでしょう?」
「まあどうせカンストさせるけどね。」
俺たちは6人で山に登り、ウルドラを狩り続けた。
『印旛ティア』の戦闘値は30日で 5億になった。
おさらぎは12億になった。ほかのメンバーはカンストしているので
それ以上上がらないようだ。
俺たちは冒険者ギルドに寄ると、「魔法が封印されたため生活ができません。」
を受けることにした。すべての魔法を封印する術式は、自らを封印してしまうため
効果が全くない。この件はもっと別なところにありそうだ。
幸い、剣士として自信がついてきたし、露原もいる、大丈夫だろう。
霊体のリエルがどう反応するかも見たい。
その村は ビギニングブルグから馬車で6日ほど行ったところだ。
村に入ると村長らしき人物が出てきた。
「遠くからお越しいただき、ありがとうございます。」
話を聞くと塩や砂糖を作る生産魔法、
黒や白などの戦闘魔法も使えないようだ。
話をしているとリエルが言った。
「マナの気配がない。」
「マナはあるだろ、英島?」
「ティアさんのマナは感じ取れるけどここいら一体マナがゼロだ。」
リエルにはマナの流れが見えるらしくティアのマナは
村の中央の井戸に吸い込まれるように流れ込んでいた。
「村長、村の井戸に何か異常はありませんでしたか?」
俺は朴訥な村長に質問した。
「そういえば、このあたり一帯の水が汚染されて、地下水脈を探して
井戸を掘っていたのですが、それ以来、植物は枯れ作物は収穫できず、
野生の生物やモンスターも姿を消しました。」
「井戸の中に魔法陣がありますね。『なぜ吸い込める』のかは謎ですが。」
リエルは大体予測できるらしく言った。
「おそらく魔界につながっている。吸い込んでいるのではなく
向こうが陰圧だから。自然に流れていく。」
リエルは魔界も必死なのだなと思った。マナを陰圧にするなど不可能だ。
そもそもメリットがなさすぎる。単に魔界が異常なほどのマナ不足なのだろう。
ここにいるティアが魔界の野菜の5割以上を生産していたことは
天界の秘密だ。
「この魔法陣を消してしまえばいいですね。」
「大量に魔法陣を作り出しているのか、粗雑なのが俺のような
魔法素人にもわかる。」
「ディスペルするマナすら残さないようにしているらしいけど
ティアさんが居れば余裕だよ。ティアさん手を握らせてね。」
そう言うと英島は『魔法解除』を唱えた。
このような村はいくつもあるらしく、ある意味魔界も哀れなものだと
思ってしまう。
後ろに付いて来ている2人に目をやった。
「そのお二人はどなたですか?」
おれは大仏に全員集めるように言った。
「今日もウルティメットドラゴンを狩っていたんだが、なぜか
因縁をつけられて戦闘になった。こっちの天使っぽいのが
『リエル』、一般人っぽいのが『ティア』だ。苗字はないらしい。」
「初めまして、『露原 樹』と申します。一応、竜騎士です。
よろしくです」
槍戦士の露原はそういって挨拶をした。
「2人目ですが初めまして。『英島 豊』と申します。ユタカではなくトヨです。
黒魔導士をしています。よろしく」
「最後になりますが、『大仏 実』と申します。駆け出しの白魔導士です。
よろしくお願いします。」
「あぁ、英島、こいつらも戸籍とか身分照会ないんで、前みたいに背乗りっぽいの
よろしくおねがいする。」
「オッケー、明日にはできるよ。」
英島は気軽に返す。
中世ファンタジーとはいえ出自や人物を簡単に作れるのだろうか?
俺はアンダーグラウンド感が否めない英島が別の意味で怖かった。
「この、ティアっていうのがマナを無制限に発生させる能力らしくて
神罰で殺されたらしい。」
「私は ウリエル 訳あって神が不在なため、このティアの監視を行っている。
皆さんを見ていると私の戦闘値がまだまだだとわかった。
いずれ並んで見せます。」
「ん・無理だと思うよ。リエルさんは実体化している霊体でしょ。
パワーやヒットポイントという概念がない以上戦闘値は上がらないよ。」
「ティアさんは ウルドラ狩りしてたら、すぐに強くなると思うよ。」
一晩寝て朝飯を食っていると、英島が書類を2セットもってやってきた。
「今日からあなたは『井伊 リエル』さん。」
「あなたは『印旛 ティア』さんね。」
「「ありがとうございます。」」2人は声をそろえて礼を言った。
本来なら、ギルドクエを受けるところだが、ティアさんが弱すぎるので
30日修行です。戦闘力が80とかだとスラリンが大変です。
「ウルドラ狩りか!」
「姫の時は3億だったけど、ティアはいくらでしょう?」
「まあどうせカンストさせるけどね。」
俺たちは6人で山に登り、ウルドラを狩り続けた。
『印旛ティア』の戦闘値は30日で 5億になった。
おさらぎは12億になった。ほかのメンバーはカンストしているので
それ以上上がらないようだ。
俺たちは冒険者ギルドに寄ると、「魔法が封印されたため生活ができません。」
を受けることにした。すべての魔法を封印する術式は、自らを封印してしまうため
効果が全くない。この件はもっと別なところにありそうだ。
幸い、剣士として自信がついてきたし、露原もいる、大丈夫だろう。
霊体のリエルがどう反応するかも見たい。
その村は ビギニングブルグから馬車で6日ほど行ったところだ。
村に入ると村長らしき人物が出てきた。
「遠くからお越しいただき、ありがとうございます。」
話を聞くと塩や砂糖を作る生産魔法、
黒や白などの戦闘魔法も使えないようだ。
話をしているとリエルが言った。
「マナの気配がない。」
「マナはあるだろ、英島?」
「ティアさんのマナは感じ取れるけどここいら一体マナがゼロだ。」
リエルにはマナの流れが見えるらしくティアのマナは
村の中央の井戸に吸い込まれるように流れ込んでいた。
「村長、村の井戸に何か異常はありませんでしたか?」
俺は朴訥な村長に質問した。
「そういえば、このあたり一帯の水が汚染されて、地下水脈を探して
井戸を掘っていたのですが、それ以来、植物は枯れ作物は収穫できず、
野生の生物やモンスターも姿を消しました。」
「井戸の中に魔法陣がありますね。『なぜ吸い込める』のかは謎ですが。」
リエルは大体予測できるらしく言った。
「おそらく魔界につながっている。吸い込んでいるのではなく
向こうが陰圧だから。自然に流れていく。」
リエルは魔界も必死なのだなと思った。マナを陰圧にするなど不可能だ。
そもそもメリットがなさすぎる。単に魔界が異常なほどのマナ不足なのだろう。
ここにいるティアが魔界の野菜の5割以上を生産していたことは
天界の秘密だ。
「この魔法陣を消してしまえばいいですね。」
「大量に魔法陣を作り出しているのか、粗雑なのが俺のような
魔法素人にもわかる。」
「ディスペルするマナすら残さないようにしているらしいけど
ティアさんが居れば余裕だよ。ティアさん手を握らせてね。」
そう言うと英島は『魔法解除』を唱えた。
このような村はいくつもあるらしく、ある意味魔界も哀れなものだと
思ってしまう。
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